幼女のゆるっと日常生活~異世界迷宮都市~

ふらんぼわーぬ

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シーン (ゴミ掃除)

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「はいこちらダンジョンマスターです、只今、多忙につき・・・ご用件は精査のち折り返し」

「ダメです。例の案件ですから、こちらにいらしてください」

相変わらず、慇懃な奴だのぉ~。商業ギルドのギルド長である、スピアーダから連絡が入った。
奴と冒険者ギルドのギルマスは俺の正体を知っている。利害の一致で手を取り合うが、義理と人情も理解する大人の男たちだ。ちょっとカッコつけて言ってみた。ただの友達!友達!
ギルト長の部屋に他の奴がいないのを確認して転移する。

「それで?どこまで確実な話なんだ?」俺が聞くと
「私の補佐のイレーヌを派遣して確認しました」

俺はその報告に、がっくり力が抜けて溜息をついた。

こちらに害が無いなら放置という方針でいた、エセ宗教国家が、何をとち狂ったのか迷宮うちに殴り込みかけてくるんだってよ。創世神を頂くとかいってるけど、教義もめちゃくちゃで、創世の女神ほんにんは大迷惑しているって聞いてるよこっちは。エセ神官どもは知らんだろうけどな。
まあ近隣国の腐った貴族共と癒着した神職の職権乱用っていう、ありがち過ぎて、面白くもなんともない害しかないっていうね・・・

今の俺は、孫を愛でる爺の図という、大変とてつもないプロジェクトに取り組んでるっつーのに、邪魔した奴らはお仕置きね!
150年にいっぺんくらいこの手の事象が起きるんだが、寿命が短い人種って事抜きにしてもスパン短かすぎやしませんかって思うんだよなー。腐りすぎだろう?元日本人としてはさ、そう思うだよ・・・ふう

「とりあえず、今回は街に入れないで外で処理するわ」

もしも万が一、あのクソッタレどもにルチアが何かされたらと思うだけで、ぶち切れそうですよ。
ずーっと観察してたら、可愛くなってきちゃってなー(笑)ねこと戯れてる感じとか、毒気抜かれるんだわ。

それ以外にも、うち・・・世界樹さんがお引越しして来ちゃったから、バレたら大変!!戦争になるよね!多分!
おそらく負けはしないから、屁でもないけどよー荒らされるの、面白くないじゃんよー

「おや?それは珍しいですね。何時もでしたら、戦闘の実施訓練じゃぁって、鍛えた衛士などけしかけておられましたのに。何かございましたか?」

「イエイエ・・・街の人々に怪我人が出たらタイヘンよネー。」
「なるほど、何かご報告漏れがあるのですね。・・・言いなさい、速やかに白状なさるがいいですよ」

冷たい視線を向けられてるが、後ででいいかね。すっげ面倒なんだけど。

「後でね♪」

今はこれで勘弁してもらおうか。

「それで、何がしたいのあちらさん」
「・・・平たく言えば、この街の上がりを寄越せ。」

はぁ?

「そして、それらは突っぱねられる事が前提です。教会への献金を断る事で、神敵と認定。雪崩れ込んできて改心させる聖戦というお題目です。けっ」
「・・・国ごと滅してもらうかな。もう、面倒過ぎるね!何それ意味がわからない!!俺の知ってる教皇の爺さんは腐ってるけど身の程知らずってわけじゃなかったけど?!どうなってる」

「ああ、その事でしたら。更に下衆の新教皇が誕生しました。前教皇は、おそらく・・・」

はぁ、本当に宗教ってめんどくせーな。
そもそも、霊峰に聖域を持って本物の神託が下りる巫女がいる神殿は国なんか作らず本物の信者や神官がいて各地で色々な救済をを行ってる。
神に認められてない教会とか意味ないのに国家を名乗って喧嘩売りまくるとか、頭沸いてるよ。

「それに、今回は旗印が少々・・・イロモノ過ぎて腹が捩れましたよ。」
「えっ、まだなんかあるのかよ」

「なんと!『異世界から舞い降りた聖女』だそうですよ。ははははは」

あら?本気で嗤ってるな。え?何それ聖女???異世界??
奴らお得意の、金積んだ貴族のお嬢ちゃんに勝手に与えてる呼び名だけの聖女じゃねぇって事か?

場合によっては、逝ってもらいますが・・・平和の為に!主に可愛い孫の平和の為に!!

「それと、これはかの国絡みですよ。」チろりとこちらを伺う視線に、優秀過ぎて嫌だな。
自分で集めた情報で、そこに、辿り着かれちゃうと何も言えないわなぁ。

「噂では・・・噂ですが、エルフの国が滅して秘術が流出しました。その中に『召喚の秘術』があったそうで、手に入れた奴らが、放っておく訳もなく、金に飽かせて実行に移したようです」

「あれ?それって最近も最近、直近すぎて昨日って言ってもいいぐらい最近じゃねぇ?なのにもう旗印なの?」

「やはりご存じでしたか。まぁ、図らずともそうなってしまったといいますか。担ぐ神輿は軽い方が良いでしたか?貴方の国の言葉ですね。真実は何も知らされず、見目の良い男達にちやほやされて、贅沢三昧で墜ちたようですな。ご本人は、聖戦なぞではなく、物見遊山でダンジョンを見学するつもりとの事です」

はぁ~還す方法があるか聞かなくちゃなぁ。手遅れじゃないといいがなぁ。
ま、そういう事なら駄目な時は、手加減はいらんのが良いね!



ここの迷宮都市は、どこの国にも属さず独立を維持した街なんだが、外壁の周りに、うちと取引したい(支配したい)各国が保養地という名の飛び地を作りやがって、ぐるりと囲んでいやがる。その規模は元の国の勢力によって違うが、まあ隙あらばっていう下心は無くならんだろうがな。一応、数十年かけてジワジワとあれ?ってぐらいの規模で街を囲む外壁まわりに緩衝地帯を作りつつも、しっかりうちの敷地にしておいた。

面白いのは、囲む国が多すぎて、お互いがけん制し合ってる状況が生まれて、こちらは美味しく色々頂いちゃってる状態だな。
何しろ、王侯貴族が大使として常駐してるらしく、そこに仕える使用人の数も馬鹿にならんだろ、護衛の騎士団もそこそこの人数が来てるし、笑いが止まらない俺。つまり、ダンジョンポイントが常に大量に供給されます!ご馳走様です!!

しかも、自国から引き連れてきた商人どもと交易が盛んになっているし、特に友好的な国とは、うちの街人の往来も許してるので、旅に出ずとも他国の特産品や文化に触れるというレジャーも盛んになるぐらい、うちは豊だ。うむうむ

で、今回のゴミ達は、各国の包囲網を抜けなければ、うちに辿り着けない仕様になってる事知らないんか?って話
俺の考えがようやくそこ辿り着いたとみるや、

「あ、馬鹿なので」
そっすか!一刀両断だな(笑)

「それと規模ですがね、教皇の勅令を届ける先遣隊が二十人ほど、その後ろに3千の聖騎士(笑)という名の破落戸、その後ろに2万との事です。ま、兵站と奴隷ですかね」

「しょぼっ・・・えっ?殴り込みにくるとか嘘じゃね?何それ、俺の気合を返せよ!物理で百万の兵士連れて来たって落ちないぜうち!舐めてんの?伊達に千年以上生きてないよ!!」

「ええ。馬鹿なので」
良い笑顔で言い切ったな(笑)



ルチアが、作ってた絵の具を爆発させて大惨事になってビービー泣いてた記録映像みて和んだら寝よう・・・
もしもこれで絵を描くのが嫌になったら、楽器でも習わせるかな。ピアノ弾いてたら・・・可愛いな。
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