幼女のゆるっと日常生活~異世界迷宮都市~

ふらんぼわーぬ

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ふぅ~。
昨日は、大変だったなぁ。思い出すと、クタリとしてしまう。

師匠が困っていたのは、シーンさんがわたしにくれた、『時間割』とか『計画表』とかその中の達成の御褒美の件が早すぎる?知らなくていい事?みたいなお話だった。便利だと思ったんだけど・・・

シーンさんは、「ルチアの発想は素晴らしいから、そのまま褒めて伸ばそう。失敗も沢山して良いんだ!」
って言ってたけど・・・変態の仲間になりたくないから、それはやだっ!!

「刃物だって火だって、使い方を正しく覚えるから、安全に使える用になる。駄目だと禁止ばかりしても仕方ないぞ」
そう言われても、師匠をみたけど大賛成って感じじゃなかったなぁ・・・うーん、わたしはどうしたらいい?

「子供はあっという間に大人になってしまうし、慎重にやってたら時間が足りなくなるぞ。意味わかるだろう」

シーンさんにそう言われた師匠が、泣きそうな顔をして顔をきゅって顰めたのがわかった。
師匠はどうして、そんなに辛そうなの?わたしの胸のあたりがぎゅって痛くなった気がしたよ。

それに子供は大人になるけど、そんなに早くないよね!一日って、とーーーっても長いんだよ。いつも、早く明日にならないかなって思いながら寝るくらいなんだよ!そう言ったら、二人とも笑顔になってくれたから良かったかな。

その後も、色々お話しして、「ご褒美の内容を見直す」という事で、師匠は納得する事にしたって!

その代わり、シーンさんから貰う物とか、教えられる事とかは秘密の内緒っていわれた。わかった!
言われて考えたんだけど、なんとなく『世界樹』さんみたいな、内緒だと思ったの。
悪い事の内緒じゃないから、きっと大丈夫!うん。何か特別な事があるんだね。

そして今は、『時間割り』の読書の時間。

昨日気になった、薬草の図鑑を見ているの。主に描かれてる薬草の絵を見てるけど、
こんなに細かく載っているのは他に無いんだって。師匠の持ってる本はいつも特別だなって思う。

絵の横に文字もたーっくさん書いてある。まだ所々しか読めないけど『薬効』って言葉を覚えたよ。
帳面に書き付けて、何度も練習したから間違えないで書けるようになった。

読書の時間が終わって、師匠の所にいくと、いっぱい何か書いてた。
色々な人に渡すお手紙で、わたしに届けてきて欲しいって!わーいお使いだ!
お使いも沢山して、『達成』したら、ご褒美が貰えるよーわーい!
ギルドを通して良いんだって!良かった、これでポイントも集められるよ!

昨日は居なかったムゥちゃんだけど、今日もお休みなんだって。だから一人でお出かけだよ。


冒険者ギルドに向かって歩き出すと、雑貨屋の女将のアンナさんが声をかけてくれた。アンナさんは肉屋の女将のエフィーさんと、井戸端会議っていうのをしていたみたい!時々、お祖母ちゃんも混じるから知ってるんだよー♪

「ルチアちゃん、お使いかしら? ちょっと待って、徽章ちゃんとつけてる?」って確認された。
「うんうん。大丈夫だね、それじゃあ気を付けて行っておいでね~」って良く分からないうちに送り出されてしまった。
はて?なんじゃろ~って思ったけど、そのままギルドの中に入って行った。

だけどね、戸を潜った時に何時もと違う様子で、おや?って思ったんだけど、そのまま受付に進んで「手紙の配達のお手伝いです」って言ってタグを出した。受付カウンターは、背伸びをしないと届かないから、手でタグを掲げてお姉さんに気が付いて貰う方式。

長いお話になる時は、台を持ってきてもらうけどね。ただ・・・お父さんに気が付かれるとね、飛んできて抱き上げるから恥ずかしいから、手だけだして手続きが終わるなら、わたしにとって台が無しはとても嬉しかったりする!!
よし、今日はすぐに終わりそうだ!良かったよー。

お使いは、見習いだけが受けられる仕事なんだけど、報酬はお金じゃなくって、ギルドに対する『貢献度』っていうポイントになっているの。お金が発生する迷宮内でのお仕事だけじゃなくて、このポイントも集めないとランクが上がらないから、他の見習いの子達も一所懸命街の中を走り回っているんだよ。

後、この『お手伝いちゅう』の状態で街中を移動する時は、乗合馬車の料金が、かからなーい!タダになるんだよね。とっても、お得♪だって、街の端から端まで、歩きで移動したらどれだけ時間がかかるか。とっても疲れちゃうしね!!

ポイントもギルド内のお店でなら、傷薬とか風邪薬と交換もできて、こっちもお得!!なんだって。
という事を、他の見習い先輩達が教えてくれたんだ。わたしが最初に迷宮にお仕事に行ったとき、何で師匠のお使いがセットだったのか、これで分かったのよね。色々な仕組みがあるんだなーって思ったの。

ランクがあがれば、早く『見習い』がとれて正式な『冒険者』になれるからお得だらけよね!あ、でも年齢制限もあったよね・・・んと、10歳超えてないと駄目だったかな?

迷宮で仲良くなった子達に、今度は一緒にお使いしようねって誘われて、とーっても嬉しかった!!だけど、最近はなかなか会えてなかったからな。みんな元気かなって考えてたら、パリッと音がして、えっ?と思ってるうちに、ギルドの中が大爆笑になってた。ええっ?何々??
周りを見回せば、徽章の結界が発動してた!!ええっ!大変!悪い人がギルドの中にいたの?!

ギルドの中は相変わらず、大笑いしてる人達が大勢だけど、顔色が悪い人もちらほら見える。

「いやぁ、誰がやるかと思ったら、あいつだったな。わははは」
「もはやこの街の風物詩だしなぁ~」

「外から来る連中ってのは、どうしてこうも入場する時に受けた講習を綺麗さっぱり忘れるんだろうなぁ」
「あー笑い過ぎて腹が・・・自分から絡みに行って捕まるとか、ダセェ」
もうね、みんな好き放題言うし、足元を見たら、ちょっと臭そうなオジサンがピクピクしてるし怖いよ!

まぁ、なんとなく何が起こったのか分かったけど・・・
あっという間に、引きずられて何処かに連れていかれちゃったけどね・・・

ただ、この発動した結界をどうしたら良いのか分からなくて困っていたら、受付のお姉さんが側にいて、何かの道具を徽章に翳すと元に戻ったみたい。自分でも解除する方法を説明してくれた後、目線を合わせて、ギルドの規約を読み上げだしたから、驚いた!なになに??

えっ?ちゃんと徽章をつけていたから、ご褒美でるの!!!なんで?あ、こうすると付け忘れる子が減るんだ!!
悪さをしようとした人を捕まえられたから褒賞がでるの?なっ!大銅貨が貰えるの?!どうするって・・そりゃあ

「えと・・・タグに入金しておいてください・・・」

「お手柄だったぞー」って、みんなに声をかけられてギルドを後にした。


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