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お日様の下で、ぽかぽかにほっとする。
足の裏がさっきより温かいね。肩や背中にもじんわりお日様を感じる。
つまり、まだ体は冷えたままだって事がわかった。この状態で泳いだらいけないんだね!
シーンさんに付いて行くと、波が被らないギリギリの場所だった。
言われるまま、湿った砂を入れてポンポンと固めてひっくり返して砂の塊を作っていく。
最初はよく分からなかったけど、サラサラの温かい砂を掘ってよけて行くと、なんと!ヒンヤリした砂が出てきたんだよ!少し黒っぽくなってるお水で湿ってる砂!しかもズシリと重くてびっくり~!
湿っているから固められるの?えっ??砂って水で硬くなるの!
それを知った時、畑の砂は固くなかったけどなぁって一階層の事を思い出しながらポンポンした。
わたしがバケツを一つポンするスピードで、シーンさんはバケツ10回くらいポンする勢いで凄いの!
ちょっと動きが、こ、こわ・・んんっ重いから、ひっくり返すの大変なんだよ!
砂の山が出来上がると、シーンさんはシャベルの背で更にその山を、ぺったぺったとたたき出した。
「これ、何してるの?」
「砂を固めてる」
見た、そのままだった・・・えーと聞きたいのは其処じゃなくて・・・
「ここから、城?になるの?城ってお姫様がいる城のこと?」
「そう、その城だぞ~。シャベルをな、こう使ったりするとカタチができるんだ。『デッサン』していた時のことを思い出してみようか?」
「ん?デッサン?」
「そう。あれは立体を紙という平面書き付けたろう?今度は逆で、頭の中にある城という絵をこの砂で立体にしていく作業だからな」
「・・・うん。難しい!わかんない!」久しぶりに眉間がきゅってなった。
わたしの返事に、シーンさんは笑って難しくないぞってシャベルで砂をサクサクと切り出した。
あっという間に、砂山の麓に入り口の門らしき形が出来上がった。何だろうこれ・・・凄い!
驚いて、門ばかりみていたわたしにシーンさんは、どんな形の城がいいか聞いてくれた。
うーーーん、城かぁ~。今まで読んだ物語に書いてあった挿絵を思い浮かべる・・・
はぁ~全部バラバラ・・・
「シーンさんあのね、今までみた物語の挿絵の城って全部形が違うの。おまけに、一部分しか書かれていなかったから、・・」
「お?ふむふむ。なるほど本の年代がバラバラすぎて、建築様式が変わっちゃってるのかぁ~。じゃあ仕方ないな。城っぽい何かって事にしておくかー」
シーンさんは、いつもわたしが言いたい事をちゃんと分かってくれるんだなぁ。
上手く説明できたとは思わないから、助かっちゃう!師匠みたいな能力を持っているのかも!
だけど、ぽいっなんだ?って思っていたら、またたく間に城壁っぽい!!!形にサクサクしていく。
なるほど、『ぽいっ』っていうのは『ぽい』なんだね!それなりに、とか風味というか、真似っ子?
だってね、ぐるりと囲む城壁が出来上がったら真中はまだ、ただの砂の山しかないのに、城っぽく!見えてくるんだもの不思議で楽しい!!
わたしも教えて貰ったから、サクサクしちゃうぞ!
おっかしいなぁ~。教えられた通りにシャベルを使ってるはず。短剣を持つみたいに、えいって砂にサクリと突き立ててそのまま角度を変えてシャベルに乗った砂を取り除く。
シーンさんの場合は、そうすると窓みたいな部分が出来てる。わたしも真似っこしてるはずなのに・・・
崩れた穴になってるよ!何で??むむむ・・・
なんだか、とってもモヤモヤするね。
モヤモヤがぐにゅって動くぐらいモヤモヤするね!!!!
ぐにゅ?シャベルで崩してしまった砂がぐにゅっと動いたね。
動いて崩れた穴だったところが、窓みたいになっていくんだよ。おおっ??何だろうこれ楽しい!!
これまたわたしは、調子に乗って砂をグニュグニュしていく。これ、細かく窓の格子とか作れちゃうんじゃないかなって、閃いた!!
だけど、それが罠なんだよね!閃きって凄く気持ちがビューンって一気にうきうきになるけど、今までもそれで碌な目に合ってない事をすてっと忘れてた、わたしのうっかりを侮っちゃいけない!
くらりとして、座り込んでしまったせいで城壁が少し崩れちゃったよ・・・
いけない!!はやく直さないとなって思って、その場所をぐにっとしたら・・・
「「ルチア!」」
あーー師匠がこっちに向かって走ってる?師匠が走る所なんて初めてみた・・・と思った瞬間
意識が暗転した。
足の裏がさっきより温かいね。肩や背中にもじんわりお日様を感じる。
つまり、まだ体は冷えたままだって事がわかった。この状態で泳いだらいけないんだね!
シーンさんに付いて行くと、波が被らないギリギリの場所だった。
言われるまま、湿った砂を入れてポンポンと固めてひっくり返して砂の塊を作っていく。
最初はよく分からなかったけど、サラサラの温かい砂を掘ってよけて行くと、なんと!ヒンヤリした砂が出てきたんだよ!少し黒っぽくなってるお水で湿ってる砂!しかもズシリと重くてびっくり~!
湿っているから固められるの?えっ??砂って水で硬くなるの!
それを知った時、畑の砂は固くなかったけどなぁって一階層の事を思い出しながらポンポンした。
わたしがバケツを一つポンするスピードで、シーンさんはバケツ10回くらいポンする勢いで凄いの!
ちょっと動きが、こ、こわ・・んんっ重いから、ひっくり返すの大変なんだよ!
砂の山が出来上がると、シーンさんはシャベルの背で更にその山を、ぺったぺったとたたき出した。
「これ、何してるの?」
「砂を固めてる」
見た、そのままだった・・・えーと聞きたいのは其処じゃなくて・・・
「ここから、城?になるの?城ってお姫様がいる城のこと?」
「そう、その城だぞ~。シャベルをな、こう使ったりするとカタチができるんだ。『デッサン』していた時のことを思い出してみようか?」
「ん?デッサン?」
「そう。あれは立体を紙という平面書き付けたろう?今度は逆で、頭の中にある城という絵をこの砂で立体にしていく作業だからな」
「・・・うん。難しい!わかんない!」久しぶりに眉間がきゅってなった。
わたしの返事に、シーンさんは笑って難しくないぞってシャベルで砂をサクサクと切り出した。
あっという間に、砂山の麓に入り口の門らしき形が出来上がった。何だろうこれ・・・凄い!
驚いて、門ばかりみていたわたしにシーンさんは、どんな形の城がいいか聞いてくれた。
うーーーん、城かぁ~。今まで読んだ物語に書いてあった挿絵を思い浮かべる・・・
はぁ~全部バラバラ・・・
「シーンさんあのね、今までみた物語の挿絵の城って全部形が違うの。おまけに、一部分しか書かれていなかったから、・・」
「お?ふむふむ。なるほど本の年代がバラバラすぎて、建築様式が変わっちゃってるのかぁ~。じゃあ仕方ないな。城っぽい何かって事にしておくかー」
シーンさんは、いつもわたしが言いたい事をちゃんと分かってくれるんだなぁ。
上手く説明できたとは思わないから、助かっちゃう!師匠みたいな能力を持っているのかも!
だけど、ぽいっなんだ?って思っていたら、またたく間に城壁っぽい!!!形にサクサクしていく。
なるほど、『ぽいっ』っていうのは『ぽい』なんだね!それなりに、とか風味というか、真似っ子?
だってね、ぐるりと囲む城壁が出来上がったら真中はまだ、ただの砂の山しかないのに、城っぽく!見えてくるんだもの不思議で楽しい!!
わたしも教えて貰ったから、サクサクしちゃうぞ!
おっかしいなぁ~。教えられた通りにシャベルを使ってるはず。短剣を持つみたいに、えいって砂にサクリと突き立ててそのまま角度を変えてシャベルに乗った砂を取り除く。
シーンさんの場合は、そうすると窓みたいな部分が出来てる。わたしも真似っこしてるはずなのに・・・
崩れた穴になってるよ!何で??むむむ・・・
なんだか、とってもモヤモヤするね。
モヤモヤがぐにゅって動くぐらいモヤモヤするね!!!!
ぐにゅ?シャベルで崩してしまった砂がぐにゅっと動いたね。
動いて崩れた穴だったところが、窓みたいになっていくんだよ。おおっ??何だろうこれ楽しい!!
これまたわたしは、調子に乗って砂をグニュグニュしていく。これ、細かく窓の格子とか作れちゃうんじゃないかなって、閃いた!!
だけど、それが罠なんだよね!閃きって凄く気持ちがビューンって一気にうきうきになるけど、今までもそれで碌な目に合ってない事をすてっと忘れてた、わたしのうっかりを侮っちゃいけない!
くらりとして、座り込んでしまったせいで城壁が少し崩れちゃったよ・・・
いけない!!はやく直さないとなって思って、その場所をぐにっとしたら・・・
「「ルチア!」」
あーー師匠がこっちに向かって走ってる?師匠が走る所なんて初めてみた・・・と思った瞬間
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