幼女のゆるっと日常生活~異世界迷宮都市~

ふらんぼわーぬ

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食事が終わる頃、なんとなーく怠かった体がすっきりしたみたい?

だけどその代わり、お腹が一杯でなんだかとっても眠くて頭がゆらゆらしちゃう~!
この後、まだまだお楽しみが待ってるのにぃ~!

うつらうつらしながら・・・・

わたしは、ふんぞり返って砂で出来たお城の上に立っていた。
でーーっかいハサミをもった乱暴な敵に向かって、黒いトゲトゲを投げつけてやっつけていた!
頑張ったけど、敵は城壁を突破して城に迫る勢いで・・・
あの穴の開いた壁を修理しなくちゃ!!ってそう強く思ったところで・・・

「「ア・・ルチア!!ルチア」」

んあっ?!何ですか師匠??強く呼ばれてびっくりして、あれ?砂のお城は?つい、周りをキョロキョロしちゃった。

「ふう、今度は間に合ったな。いやぁ寝ぼけて無意識に魔法使うとか、あぶねぇ・・・」
「ではちゃんと自覚ができて操作できるまで、制御の腕輪を付けておきましょうか」

あーわたしったら、寝ぼけて夢見てた?パチパチと瞬きして二人の会話をぼんやりと聞いていた。
魔法ってなんだろう・・・

「ルチア、起きてますか?こちらを向いて」
「はぁい・・起きました。ちょっと寝ぼけちゃった・・・」

「ふふっ、そうねちょっと寝ちゃったわね。でもルチアよく聞いて欲しいの。貴女は先ほど、新しいスキルの土魔法を覚えたのよ。気が付かずに、無意識に砂遊び中に使って倒れちゃったの。だからちゃんと制御できるまで、無意識で勝手に魔法が発動しない腕輪をつけましょうね。ご家族にも説明するし、それ以外の効果はないから生活に困ることは無いから大丈夫よ」

少しだけ寝たおかげか、妙にすっきりした頭に今の話は、ふんわりした気持ちを吹き飛ばして椅子から立ち上がった。

「ス、す、スキルを覚えたんですか!しかも魔法!」

「良かったな~ルチア!俺の予想は最初に水魔法を覚えるかと思ったんだが、これはもしかすると薬師のスキルより錬金術のほうが覚えやすいかもなぁ。絵具づくりが思ったより効果高かったかもしれんなぁ」

シーンさんも、楽しそうにわたしのスキルについ話してる。時々師匠と顔を合わせてニコニコと・・・


う、嬉しいよ・・スキル覚えちゃった!っていう気持ちもあるよ。
ええーーーっ見習いの初日にも感じたこの気持ち!? 何か!!思っていたのと全然ちがーーーーーうっ!

呆然と立ち尽くしているわたしに、シーンさんも師匠も良かった良かった!ってとっても嬉しそうで、しかもお昼ご飯が豪勢だったのもお祝いを兼ねているとか・・・そうか、ちゃんと特別って大人は思ってくれたんだ・・
わたしだけ、ちっとも気が付かなかったけど・・・今の今まで・・・気が付いてなかったけど・・

す、スキルって、覚える時にはもっとこう・・・ありがたみのある儀式的な何かがある訳じゃないんだ・・
こう、何か授けられます!とか厳かな気持ちになって天を仰ぎ見るとか、とかとか・・・

寝て起きてスキル朝ごはん。或いは、豆の鞘剥スキル芋剥く井戸で手を洗う。みたいな・・・

腑に落ちない間で覚えるものなんだ・・ちょっと特別って事に夢みちゃってたかな・・・ふふっ


食後に、良く冷えた果物を食べながら、シーンさんが作りかけだった砂のお城をあっという間に魔法で仕上げていくのを見せて貰った。うわぁ凄い!これが土魔法で出来る事なの?
こんなに簡単に出来ちゃうなら、あの重いバケツを運ぶ作業は一体・・・
そうか、最初はまだわたしも土魔法を覚えていなかったから?ん??出来上がる工程を知っていると、崩れにくいしっかりしたものが出来るのね!そっかぁ~わたしにも出来るかな・・・

うっかりそう思ったせいで、また無意識に魔法を使おうとしちゃったみたい。だけど、今度はつけて貰った腕輪があったので、カクンって首のあたりに軽い当たりがあって、魔法が止まった事が自分でもわかった。

うわぁ、人の魔法につられて無意識に発動しちゃうって、とっても怖いね・・・
これは早く訓練して使いこなせるようにしないと、絶対に駄目なやつだぁ・・・

師匠達も、腕輪が魔法を止めた事が分かったらしく、驚きつつも土魔法とわたしの相性がとっても良いせいもあるだろうって話してた。そうなの??
本来は、無属性の魔力持ちだから、変換しやすいって聞いたけど、詳しくは訓練をしながらだって!

今は、お土産にするための貝殻を拾いにいってくるよ!


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