3 / 9
3
しおりを挟む
リビングは一瞬の沈黙につつまれたあと、弾けるような笑いが起こった。
「うっわー。お父さんきっついなあ。ねえねえ、お姉ちゃんだれ? どこの家の子?」
玲奈はケラケラ笑いながら、玲子をからかう。
「よその子に車を買ってあげる義理はないってさ」
「お父さん、ひどーい。愛娘にそういうこと言うかな。ふつう」
「ひどいのはあんたでしょ。帰るなり何いってんの」
由紀子に頭を小突かれて、玲子は舌を出す。
「部屋は掃除してあるから。早く着替えてきなさい。すぐ夕飯になるわよ」
「はあい。…あ、お父さん」
玲子はリビングを出ようとして、父親を振り返った。
勇一は硬直したまま、その視線を受ける。
「今のは冗談だからね。……えっと、二割ぐらい冗談」
「八割がた本気じゃーん!」
妹の突っ込みにウインクを返して、玲子はリビングを出て行った。
由紀子と玲奈が夕食の準備にキッチンへ向かうと、勇一は一人、凍りついたまま残される。
玲子?
あれが、玲子?
「…そんなわけ、あるか」
声がかすれる。
だって、俺の記憶にある玲子は【あれ】じゃない。
二十四年間ずっと家族でありつづけた玲子は、あれじゃないだろう。
なのに、なんで。
あいつらは当たり前に受け入れているんだ。
キッチンから聞こえてくる二人の笑い声には、なんの疑念も混じっていない。
見知らぬ女を、娘として。姉として。
どうして、受け入れているんだ。
それとも、玲子なのか。
あれが、本当の。
本当に。
だとすれば、記憶の中の玲子は。
俺の知っている、玲子は。
だれだ?
「お父さん?」
唐突に声をかけられて、勇一は身体を浮かび上がらせた。
おそるおそる顔を上げると、玲奈が―― 自分の記憶と同じ顔をした玲奈が―― 不思議そうにこちらを見ていた。
「夕飯だよ」
「…ああ。すぐいく」
心の底から安堵して勇一は答える。玲子だったら、いったい自分はどんな反応をしてしまっていただろう。
「ずっとそこにいたの?」
「ん? うん。そうだな」
時計を見て、自分がずいぶんと長い間自失していたことを知る。
「ほら、行こうよ」
「……なあ、玲子も一緒に食べるのか」
言ってからしまったと口をゆがめる。そんなの当たり前じゃないか。
あいつは家族だ。
…そのはずだ。
さいわい玲奈は父のつまらない冗談と受け取ったらしく、そりゃそうでしょと笑うだけだった。
「今日は煮込みハンバーグだよ。お姉ちゃんの大好物」
「そうか…」
玲奈と並んで食堂へ向かいながら、勇一は自分の記憶にある玲子の好物を思いだそうとした。
思わず苦笑がもれる。
そもそも、そんな話をしたことがなかった。
※
夕食の間、勇一はほとんど会話に参加しなかった。
もともと口数が少ないことが幸いしたというべきか、とくに怪訝に思われることもなく、ときどき話を振られたときに相づちを打つぐらいで、あとはうつむいて食事に没頭しているふりをしていた。
なるべく顔を上げたくなかった。
正面に玲子が座っているのだ。
うかつに目をあわせてしまったら、自分が何を言い出すかわからない。
「おまえは だれだ」
さきほどは冗談ですませることができたけれど、今度はそうはいかないだろう。
決定的な何かを壊してしまう。
そんな気がする。
「お父さん、調子わるいの? なんか元気ないよ」
玲子の気づかう声に勇一は思わず身をこわばらせたが、それでも、どうにか笑みを浮かべて答えた。
「いや。元気だぞ。お前らが騒がしすぎるから、俺の元気がないように見えるんだよ」
「じゃあ、お父さんも一緒に騒げばいいじゃん」
「ばかいうな。お前らにあわせてたら身体がもたん」
玲奈の軽口には勇一も顔を上げて言い返す。玲子が視界に入らないよう、視界を調節して。
「それで、あんたは何日ぐらいいられるの?」
玲子におかわりのご飯をよそってやりながら、由紀子が聞く。
「うーん。二日くらいかな」
「それだけ? 長めの連休がとれたって言ってたじゃない」
「リフレッシュ休暇は一週間あるけどねえ。ほら、向こうでやりたいこともあるしさ」
「あ、デートだ。デートでしょっ」
玲奈がすかさず口をはさむ。思春期と色恋話の関係は、ネコとマタタビの関係によく似ている。
「お姉ちゃん、彼氏いるんだ?」
「そりゃ、いるけど」
「結婚すんの?」
「どうだろ。……まあ、なくはないかな」
「お父さん! あなたの娘がピンチだよ!」
「なんでピンチなのよ」
「ほかの男に盗られちゃうよ!」
「うるさいっての」
わめき立てる玲奈を、苦笑まじりに小突く玲子。
由紀子は静かに食べなさいとたしなめながら、自分も笑っている。
――もし。
もし、玲子が勇一の記憶にある 『玲子』 であったなら、心穏やかに聞いていられなかっただろう。
「どこの馬の骨ともつかない奴に娘はやらん!」 というような古風な感覚はないにしても、手放しで祝福できる気分にはなれなかったはずだ。
なのに今は、まるで他人事のように『娘の色恋話』を聞き流している。
娘の?
娘?
本当に、娘なのか?
勇一は屈託泣く笑う玲子を盗み見る。
知らない顔だ。まるで知らない顔。
でも、彼女は玲子なのだろう。
娘の。長女の。玲子なのだろう。
だって、由紀子も玲奈もそう思っている。
本当に玲子だと思っている。
なぜなら、本当に玲子だからだ。
……ふざけるなっ。
勇一は耐えきれなくなって立ち上がった。これ以上、この場にいたくなかった。
「ごちそうさま」
「あら、もういいの? ずいぶん少ないじゃない」
「いや、じゅうぶん食べたよ。お腹いっぱいだ」
「あ、お父さん。お風呂は私たちが先だからね!」
年頃の娘らしいことを言う玲奈に苦笑して、勇一は 「わかったわかった」 と手をふりながら食堂を出た。
夕食を終えると、娘二人はわきあいあいとバスルームへ向かい、リビングでくつろいでいるのは由紀子と勇一だけになった。
何となくつけたテレビはバラエティ番組のチャンネルで、芸人たちの大袈裟なアクションが、スタジオを盛り上げているようないないような感じだった。
勇一は『ここは笑うところですよ』という、ガイドラインの笑い声につられて笑う妻を横目で見ながら、玲子が別人になっていることを―― 自分にはそう見えていることを―― 打ち明けるべきかどうか迷っていた。
似た話は今朝もあったのだ。
田畑院長。
彼女も勇一の記憶とはちがう、別の人間になっていた。
それなのに誰からも疑われることなく、いつもの田畑院長として存在していたのだ。
状況はまったく同じだ。
そのときはまだ、勘違いやど忘れということにして(お互いの関係が親密でないこともあり)、笑い話ですませることができた。
しかし、今度は自分の娘なのだ。
離れて暮らしているとはいえ、関係性はこの上なく緊密である。
それに、そう。
妻も玲奈も、疑うことなくあの女を玲子として認めているのだ。
「玲子が別人になっている」 と打ち明けるということのは、自分の異常を伝えるようなものだった。
「あいつは、二晩泊まるのか?」
結局、勇一が口にしたのは別のことだった。
「ええ。もっと泊まっていけばいいのにねえ」
「そう、だな」
もう一日、この状況が続くのか。幸い出勤日だから、顔を合わせるのは夕食だけですむな。
そんなことを考えいる自分に気づき、舌打ちをする。
幸いってなんだ。娘だぞ。
「悪いけど、今日はもう寝るよ」
「え、もう?」
由紀子が驚いて振り返る。まだ九時前だった。
「ずいぶん早いじゃない」
「ああ。ちょっと頭痛がするんだ」
「……大丈夫? 何だか顔色が悪いわよ」
「大丈夫だ。寝ればなおるさ」
「それならいいけど」
「あいつらには適当に言っておいてくれ」
「ええ」
「じゃあ、お先」
「はい。おやすみなさい」
リビングを出て、寝室へと向かう。
大丈夫だ。寝ればなおるさ。
勇一は祈るような気持ちでベッドに入る。
灯りを消して眼を閉じると、瞼の裏で自分の知っている玲子が笑っていた。
「うっわー。お父さんきっついなあ。ねえねえ、お姉ちゃんだれ? どこの家の子?」
玲奈はケラケラ笑いながら、玲子をからかう。
「よその子に車を買ってあげる義理はないってさ」
「お父さん、ひどーい。愛娘にそういうこと言うかな。ふつう」
「ひどいのはあんたでしょ。帰るなり何いってんの」
由紀子に頭を小突かれて、玲子は舌を出す。
「部屋は掃除してあるから。早く着替えてきなさい。すぐ夕飯になるわよ」
「はあい。…あ、お父さん」
玲子はリビングを出ようとして、父親を振り返った。
勇一は硬直したまま、その視線を受ける。
「今のは冗談だからね。……えっと、二割ぐらい冗談」
「八割がた本気じゃーん!」
妹の突っ込みにウインクを返して、玲子はリビングを出て行った。
由紀子と玲奈が夕食の準備にキッチンへ向かうと、勇一は一人、凍りついたまま残される。
玲子?
あれが、玲子?
「…そんなわけ、あるか」
声がかすれる。
だって、俺の記憶にある玲子は【あれ】じゃない。
二十四年間ずっと家族でありつづけた玲子は、あれじゃないだろう。
なのに、なんで。
あいつらは当たり前に受け入れているんだ。
キッチンから聞こえてくる二人の笑い声には、なんの疑念も混じっていない。
見知らぬ女を、娘として。姉として。
どうして、受け入れているんだ。
それとも、玲子なのか。
あれが、本当の。
本当に。
だとすれば、記憶の中の玲子は。
俺の知っている、玲子は。
だれだ?
「お父さん?」
唐突に声をかけられて、勇一は身体を浮かび上がらせた。
おそるおそる顔を上げると、玲奈が―― 自分の記憶と同じ顔をした玲奈が―― 不思議そうにこちらを見ていた。
「夕飯だよ」
「…ああ。すぐいく」
心の底から安堵して勇一は答える。玲子だったら、いったい自分はどんな反応をしてしまっていただろう。
「ずっとそこにいたの?」
「ん? うん。そうだな」
時計を見て、自分がずいぶんと長い間自失していたことを知る。
「ほら、行こうよ」
「……なあ、玲子も一緒に食べるのか」
言ってからしまったと口をゆがめる。そんなの当たり前じゃないか。
あいつは家族だ。
…そのはずだ。
さいわい玲奈は父のつまらない冗談と受け取ったらしく、そりゃそうでしょと笑うだけだった。
「今日は煮込みハンバーグだよ。お姉ちゃんの大好物」
「そうか…」
玲奈と並んで食堂へ向かいながら、勇一は自分の記憶にある玲子の好物を思いだそうとした。
思わず苦笑がもれる。
そもそも、そんな話をしたことがなかった。
※
夕食の間、勇一はほとんど会話に参加しなかった。
もともと口数が少ないことが幸いしたというべきか、とくに怪訝に思われることもなく、ときどき話を振られたときに相づちを打つぐらいで、あとはうつむいて食事に没頭しているふりをしていた。
なるべく顔を上げたくなかった。
正面に玲子が座っているのだ。
うかつに目をあわせてしまったら、自分が何を言い出すかわからない。
「おまえは だれだ」
さきほどは冗談ですませることができたけれど、今度はそうはいかないだろう。
決定的な何かを壊してしまう。
そんな気がする。
「お父さん、調子わるいの? なんか元気ないよ」
玲子の気づかう声に勇一は思わず身をこわばらせたが、それでも、どうにか笑みを浮かべて答えた。
「いや。元気だぞ。お前らが騒がしすぎるから、俺の元気がないように見えるんだよ」
「じゃあ、お父さんも一緒に騒げばいいじゃん」
「ばかいうな。お前らにあわせてたら身体がもたん」
玲奈の軽口には勇一も顔を上げて言い返す。玲子が視界に入らないよう、視界を調節して。
「それで、あんたは何日ぐらいいられるの?」
玲子におかわりのご飯をよそってやりながら、由紀子が聞く。
「うーん。二日くらいかな」
「それだけ? 長めの連休がとれたって言ってたじゃない」
「リフレッシュ休暇は一週間あるけどねえ。ほら、向こうでやりたいこともあるしさ」
「あ、デートだ。デートでしょっ」
玲奈がすかさず口をはさむ。思春期と色恋話の関係は、ネコとマタタビの関係によく似ている。
「お姉ちゃん、彼氏いるんだ?」
「そりゃ、いるけど」
「結婚すんの?」
「どうだろ。……まあ、なくはないかな」
「お父さん! あなたの娘がピンチだよ!」
「なんでピンチなのよ」
「ほかの男に盗られちゃうよ!」
「うるさいっての」
わめき立てる玲奈を、苦笑まじりに小突く玲子。
由紀子は静かに食べなさいとたしなめながら、自分も笑っている。
――もし。
もし、玲子が勇一の記憶にある 『玲子』 であったなら、心穏やかに聞いていられなかっただろう。
「どこの馬の骨ともつかない奴に娘はやらん!」 というような古風な感覚はないにしても、手放しで祝福できる気分にはなれなかったはずだ。
なのに今は、まるで他人事のように『娘の色恋話』を聞き流している。
娘の?
娘?
本当に、娘なのか?
勇一は屈託泣く笑う玲子を盗み見る。
知らない顔だ。まるで知らない顔。
でも、彼女は玲子なのだろう。
娘の。長女の。玲子なのだろう。
だって、由紀子も玲奈もそう思っている。
本当に玲子だと思っている。
なぜなら、本当に玲子だからだ。
……ふざけるなっ。
勇一は耐えきれなくなって立ち上がった。これ以上、この場にいたくなかった。
「ごちそうさま」
「あら、もういいの? ずいぶん少ないじゃない」
「いや、じゅうぶん食べたよ。お腹いっぱいだ」
「あ、お父さん。お風呂は私たちが先だからね!」
年頃の娘らしいことを言う玲奈に苦笑して、勇一は 「わかったわかった」 と手をふりながら食堂を出た。
夕食を終えると、娘二人はわきあいあいとバスルームへ向かい、リビングでくつろいでいるのは由紀子と勇一だけになった。
何となくつけたテレビはバラエティ番組のチャンネルで、芸人たちの大袈裟なアクションが、スタジオを盛り上げているようないないような感じだった。
勇一は『ここは笑うところですよ』という、ガイドラインの笑い声につられて笑う妻を横目で見ながら、玲子が別人になっていることを―― 自分にはそう見えていることを―― 打ち明けるべきかどうか迷っていた。
似た話は今朝もあったのだ。
田畑院長。
彼女も勇一の記憶とはちがう、別の人間になっていた。
それなのに誰からも疑われることなく、いつもの田畑院長として存在していたのだ。
状況はまったく同じだ。
そのときはまだ、勘違いやど忘れということにして(お互いの関係が親密でないこともあり)、笑い話ですませることができた。
しかし、今度は自分の娘なのだ。
離れて暮らしているとはいえ、関係性はこの上なく緊密である。
それに、そう。
妻も玲奈も、疑うことなくあの女を玲子として認めているのだ。
「玲子が別人になっている」 と打ち明けるということのは、自分の異常を伝えるようなものだった。
「あいつは、二晩泊まるのか?」
結局、勇一が口にしたのは別のことだった。
「ええ。もっと泊まっていけばいいのにねえ」
「そう、だな」
もう一日、この状況が続くのか。幸い出勤日だから、顔を合わせるのは夕食だけですむな。
そんなことを考えいる自分に気づき、舌打ちをする。
幸いってなんだ。娘だぞ。
「悪いけど、今日はもう寝るよ」
「え、もう?」
由紀子が驚いて振り返る。まだ九時前だった。
「ずいぶん早いじゃない」
「ああ。ちょっと頭痛がするんだ」
「……大丈夫? 何だか顔色が悪いわよ」
「大丈夫だ。寝ればなおるさ」
「それならいいけど」
「あいつらには適当に言っておいてくれ」
「ええ」
「じゃあ、お先」
「はい。おやすみなさい」
リビングを出て、寝室へと向かう。
大丈夫だ。寝ればなおるさ。
勇一は祈るような気持ちでベッドに入る。
灯りを消して眼を閉じると、瞼の裏で自分の知っている玲子が笑っていた。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる