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「よし、今日は装置を使う。」
だらだらと学校を過ごし1ヶ月、すっかり俺はクラスのみんなと話せるようになった。それも騒がしい拓斗のおかげだろう。
初めてあの装置を使ってから3日に1回の程度でいろいろな事をした。
始めは走ったり等の軽い運動をしてそれからはコートやボールを造り出してバスケやサッカーをした。
結果として、色々した側からすれば体が軽くなり、運動機能が一回りほどアップした感じだった。
50メートルは基本的に男子はほぼ全員6秒台、跳べばバスケのリングに届く位で自分の体重程度のものなら軽く持ち上げられた。
そこまで運動は得意という訳ではなかったがこれなら楽しくできている。こちらとしてはそろそろ普通のことには飽きてきたところだ。
「次なにするんだろ?」
「センセー早くー。」
あの体の軽さは異常でまるで超人になったかのような感覚はむしろ中毒性さえあるように思う。
「分かった分かった。よし、転送開始!!」
いつものようにスイッチを先生が押した。
もう見慣れてしまったこの周囲が光り視界が真っ白になった。
ギュイィィィィィィィィィィン!!
この光には慣れるとかはないようで視界は白い。まず目をつぶってみたが部屋だけが光っているのではなく、まぶたの内側そのものが光っているようで全く効果は無かった。
やっとのことで目を開けるとそこはいつもの教室、ではなくなにもないただの部屋だった。
ちょうど横に拓斗がいたので聞いてみた。
「次なにすると思う?」
そして拓斗はこれしかないとでもいうかのように、
「俺は闘いだと思うぜ!」
──それは…
苦笑いもできない。
椅子や机もなくだだっ広い部屋に俺達と先生のみが突っ立っている。
「先生、ここで何をするんですか?」
この声は木村さんだろう。最近徐々にみんなのリーダー的な存在になってきている。
「ふっふっふ、よくぞ聞いてくれた!
俺達は会議に会議を重ねた。この空間でなにをするか。はっきり言って何でもできる。だからこそ悩んだ。それから...」
話すこと10分。よくもこれほど繋ぎの言葉を話せるなと思う
──な が い
俺も含む全ての生徒がそう思ったであろう。
その長さにしびれん切らし俺がそろそろ突っ込もうかなと思っていたときに、
「そして!遂に決定したのが................................」
ためること、黙ること5分。
──帰るぞ
絶対全員そう思ってるだろう。
俺が再びしびれを切らし「長い!!」と言おうと口を開きかけたところで、
「結果、戦わせることにした。」
──やっと言っ…
この緊張から解放され一瞬油断したが言った内容に改めて場が静まり返る。
そして約3秒後俺も含む全員が返した。いや、満足げな拓斗以外か。
「…はぁっ!?」
と。
だらだらと学校を過ごし1ヶ月、すっかり俺はクラスのみんなと話せるようになった。それも騒がしい拓斗のおかげだろう。
初めてあの装置を使ってから3日に1回の程度でいろいろな事をした。
始めは走ったり等の軽い運動をしてそれからはコートやボールを造り出してバスケやサッカーをした。
結果として、色々した側からすれば体が軽くなり、運動機能が一回りほどアップした感じだった。
50メートルは基本的に男子はほぼ全員6秒台、跳べばバスケのリングに届く位で自分の体重程度のものなら軽く持ち上げられた。
そこまで運動は得意という訳ではなかったがこれなら楽しくできている。こちらとしてはそろそろ普通のことには飽きてきたところだ。
「次なにするんだろ?」
「センセー早くー。」
あの体の軽さは異常でまるで超人になったかのような感覚はむしろ中毒性さえあるように思う。
「分かった分かった。よし、転送開始!!」
いつものようにスイッチを先生が押した。
もう見慣れてしまったこの周囲が光り視界が真っ白になった。
ギュイィィィィィィィィィィン!!
この光には慣れるとかはないようで視界は白い。まず目をつぶってみたが部屋だけが光っているのではなく、まぶたの内側そのものが光っているようで全く効果は無かった。
やっとのことで目を開けるとそこはいつもの教室、ではなくなにもないただの部屋だった。
ちょうど横に拓斗がいたので聞いてみた。
「次なにすると思う?」
そして拓斗はこれしかないとでもいうかのように、
「俺は闘いだと思うぜ!」
──それは…
苦笑いもできない。
椅子や机もなくだだっ広い部屋に俺達と先生のみが突っ立っている。
「先生、ここで何をするんですか?」
この声は木村さんだろう。最近徐々にみんなのリーダー的な存在になってきている。
「ふっふっふ、よくぞ聞いてくれた!
俺達は会議に会議を重ねた。この空間でなにをするか。はっきり言って何でもできる。だからこそ悩んだ。それから...」
話すこと10分。よくもこれほど繋ぎの言葉を話せるなと思う
──な が い
俺も含む全ての生徒がそう思ったであろう。
その長さにしびれん切らし俺がそろそろ突っ込もうかなと思っていたときに、
「そして!遂に決定したのが................................」
ためること、黙ること5分。
──帰るぞ
絶対全員そう思ってるだろう。
俺が再びしびれを切らし「長い!!」と言おうと口を開きかけたところで、
「結果、戦わせることにした。」
──やっと言っ…
この緊張から解放され一瞬油断したが言った内容に改めて場が静まり返る。
そして約3秒後俺も含む全員が返した。いや、満足げな拓斗以外か。
「…はぁっ!?」
と。
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