battle class

ピッティ

文字の大きさ
12 / 14

11

しおりを挟む
「「はあっ!?」」

「いやだから、戦うことにしたんだ。戦えば運動量も多くなって装置のテストに丁度良いしそれに、お前達も楽しいだろ!な!」
──いや、だから
「はあっ!?」
──なんで?
ほぼ全員がこの話についてこれていない。いや、ついてこれる方がおかしいと思う。
そんなの俺の気持ちを完璧に無視して先生は説明し始めた。
「まあまず、ここは故意的空間だから絶対に体に害はない。だから全員共通のHPをつけることにした。それがゼロになるとこの空間から別の観客席の空間に移動される。そんな感じだ。攻撃を食くらっても痛みはなく軽い衝撃を受けるだけだな。つまり絶対に安全だ。そこは安心してほしい。」 
なんとなく、ゆっくりとだが頭が追い付いてきた。
「ほら一輝、俺の言った通りだろ!」
いつの間にか横にいた拓斗がどーだどーだとばかりに俺の顔を覗き込んでまで見つめてくる。
「お、おう。そうだったな。」
──こいつ腹立つなぁ
確かにそんなのとをいっていたような気がしたが「こいつは、バカだな~。」と思ってスルーしてしまっていた。
「―よって武器は公平さを第一とし、この文房具とする!!」
──ペンでか…
拓斗との会話で先生が説明しながら俺たちに見せていたのはそこいらの店で売っているようなただの赤いボールペンだった。
先ほどから驚くことばかりで、どうせ何かあるのだろうという予想もついてもうリアクションもとれなくなっているがそれでも先生は俺たちの呆けた顔を満足げに眺めて更に続けた。
「確かに今のままではこれはただのペンでしかない。だがな、この空間の中だと話は違ってくるんだよ。
大事なのは想像力だ。」
そう言ってペンを体の前まで持った来ると目をつぶり「フンッ!!」と気合いを入れるとカチッとノックした。
すると…
ブゥゥゥン
という羽音のような音と共に赤い半透明な刀身が現れた。
――なっ!?
「「「えッ!?」」」
無意識に口から声が漏れ出てしまう。
まるでビー○サーべルやライトセ○バーのような剣。男子が一度は振り回すことを夢見る憧れのアイテムだ。もちろん俺もである。
俺は目の前で起こっていることが全く信じられなかった。いや、頭が理解することを拒んでいるかのようだった。
この空間という存在が既に信じられないが、この、まるでアニメの世界にいるような状態はさらに信じられない。
限界を軽く超えている。

でも、最高だ…
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

真実の愛を見つけたとおっしゃるので

あんど もあ
ファンタジー
貴族学院のお昼休みに突然始まった婚約破棄劇。 「真実の愛を見つけた」と言う婚約者にレイチェルは反撃する。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

もしかして寝てる間にざまぁしました?

ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。 内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。 しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。 私、寝てる間に何かしました?

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

ちゃんと忠告をしましたよ?

柚木ゆず
ファンタジー
 ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。 「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」  アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。  アゼット様。まだ間に合います。  今なら、引き返せますよ? ※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。

悪役断罪?そもそも何かしましたか?

SHIN
恋愛
明日から王城に最終王妃教育のために登城する、懇談会パーティーに参加中の私の目の前では多人数の男性に囲まれてちやほやされている少女がいた。 男性はたしか婚約者がいたり妻がいたりするのだけど、良いのかしら。 あら、あそこに居ますのは第二王子では、ないですか。 えっ、婚約破棄?別に構いませんが、怒られますよ。 勘違い王子と企み少女に巻き込まれたある少女の話し。

処理中です...