思い出の宝物を、一つだけください。

アンドーナツ

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26 見たものは・・

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アルフォンス様を見ると、首を横に振る。

陛下が溜息を吐き。「今お前の職は、マティアスが勤めておる。帰ってきたら、お前と代わり、マティアスは公務に戻る。エイベルもそのつもりでの、躾だったはずだ。が・・・・」目をつむり考える。

陛下が私を見てくる。アルフォンス様が私の腕を引き、背中に隠した。

二人が私にわからないように、小声で話している。陛下が「::::よろしくと伝えよ。」と話し。私たちはその部屋を後にする。

アルフォンス様に先ほどの話を聞くと、困った顔をされ 頭をなでられた。

そしてアルフォンス様が「見せたいものがある、少しだけ 付き合ってほしい」と話された、笑ってその言葉にうなずく。


アルフォンス様と長い廊下を歩いていくと 少し開けた先に見える場所には、驚いて声を上げる。「さくら・・?」そこはきれいな桜吹雪だった。手を伸ばし、花びらを手に取ろうとすると、アルフォンス様が一片私に渡してくれた。

その花びらをよく見ると、表と裏で色が分かれている。白と赤色に 其れが風に舞うと、目の視覚か光加減で舞うと桜吹雪のように見えるのだった。

アルフォンス様を見つめていると頷かた「きれいだろう。ここは初代の王が番のために、整えさせた庭園だ。桜に似たものは この世界にはなかったが、エルフ王が近いものを結婚祝いに寄越してくれたものだ。その後城の中央、ここに植えられている。長い時を超えているから、かなりの巨木になっている。」と話されていた。

木を見ると桜ではない でも風に吹かれて舞うその姿は、まぎれもない 桜吹雪がここにあった。

あの時の この世界に来たあの時の 桜吹雪のようで、涙が出る。するとアルフォンス様が、抱きしめてくれた。
アルフォンス様が「すまない。喜ぶと思ったのだが・・・・」と絞り出す声で謝罪された。

私は首を横に振る。お礼の言葉を言うために アルフォンス様を見上げる。

その時、強い風が巻き起こり 驚いていると 急に腕を引かれ アルフォンス様の背中に隠された。目の前の風と 桜吹雪で視界が塞がれた。

風も収まりアルフォンス様を見ると、目の前に 剣を突き付けられたアルフォンス様がいた。

当たり前のように剣をよけようともせず、されるがままのアルフォンス様がいた。

剣をしまいながら「何故?避けぬ」と話す男の人がいた。

アルフォンス様が 首を横に振り、騎士の礼をし「御前 失礼いたします。」と私の手を取りその場を後にしようとするが・・・「許可は出しておらぬ。アル・・・・」とその方が話し始めた。

「申し訳ありません。兄・・・殿下」と頭を垂れる。アルフォンス様は、何処か全て諦めた感じがする。


ああ。殿下ならば、アルフォンス様の お兄様だ。

お互いが 距離を 感じてる。目の前の方を 見ると、目があった。

本当は私から挨拶しては駄目だろうけど「はじめまして。ヒカリと申します。マティアス様ですか?」と聞いて見る。悲しそうな顔で頷かれた。


アルフォンス様がマティアス様に向き「わが番です。兄上。次代の王としても、禁忌の森の立ち入りの許可をいただきたい。それが 終われば、全てをお返しします。そうなれば、一臣になります。兄上とは 身分も違えることになるでしょう。私が兄上に合うのは これが最後になりますでしょう。これからの王家の繁栄を、願います。」と騎士の礼をする。

その言葉を聞いた、その方はとても傷ついた顔をなされた。マティアス様がいる。

絞り出すような声で「まだ 処分は決まっておらぬ。アル。代々の王家は、王の剣と盾がいる。我に、剣も盾もなく、勧めというのか?森に行き、声を聴いてこい。話はそれからだ。待っているぞ。アル。」とアルフォンス様を抱きしめ背中をたたいている。



二人のやり取りを 一歩下がってみているとマティアス様の従者の方が そばに寄ってきて小声で話し始めた。

「マティアス様は、アルフォンス様の帰りを、お待ちしていました。番の方にこんなお話をするのは、申し訳ありません。番の方が許されているならば、我らはもう口出し無用になるのです。それをあの方々は・・・・王家としてのけじめだと思います。どうか、あの方々をよろしくお願いいたします」と頭を下げられた。

私も「そう思います。それに、もう これ以上の謝罪はいらないのです。」と困惑する。

すると 風がまた強く吹く、その時また桜吹雪が起こり、声が聞こえる。

(待っておるぞ・・・・・・我が・・・・・・よ)と聞こえた。

その声は ここにいる、人にも聞こえたようで、お互いの顔を見合わせた。

そこにマティアス様が「待っておると・・・アル。しかと声を聴いてこい。それが お前達の道になる。」と話された。

アルフォンス様と私は 礼をし。2人で そのまま桜の木を 見つめ続けた。





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やっとかけました。ここにある 桜は、私の想像です。光の反射加減とかはわかりませんが、こうなったらいいなー。で書いています。すべて架空です。白と赤を混ぜたら、ピンクになるからと書きました。



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