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ーーーーーテオバルトーーーリーンハルトーーー
隣の部屋に移ると、メイド達がすでにお茶の用意をしていた。
老医師が「リーンハルト様。蜜月をお邪魔してしまい申し訳ありません。」とお辞儀をしてきた。
ソファに座り、老医師に座るように托し「嫌みか?スズネは、どうしてあんなに熱が出る?」と聞く。
すると医師が、顎のひげに手を伸ばし考えるそぶりを見せてくる。
「番様は、サリューでしたな。寿命合わせや体の作り替えに、サリューの弱者故の・・・・体力がついてこなかったのでしょう。それに魔力も早急に、強者と言われるお二人の魔力が体に入り、耐えられなかった。そして、何よりも、お二人の体力に、弱者がついてこられなかったのも、一つの原因かと思いますが?」と茶を飲み睨まれる。
息をのむ、早急に事を進めたのは、テオバルトが入ってきたのもある。スズネの体力が無いのも分かっていたが、俺たちに無理矢理ついてこさせようとしたのも・・・・早急すぎたのか。一刻も早くと思ったのが、仇になった。ため息をつき、目の前の男に「熱はいつまで出る?番にどうしたら良い?教えて貰えないだろうか?」と頭を下げる。
医師は面白そうな物を見たように、目を見開き「ホホホ。長年待った。至宝は違いますな。あの、リーンハルト様が、私に頭を下げるとは。ホホホホ」と目を細めてきた。
この腹黒医師め。テオバルトもなぜこの医者を呼んだ?目の前の医師に、優雅に微笑む。これ以上の無駄話は聞きたくない。「申し訳ないが、早く番の元に戻りたいのだが?」と笑顔で聞く。
医師は、その光景を楽しそうに、受け流す。「ホホホ。番の事ですと、リーンハルト様も形無しですな?熱は薬が効き始めると、下がります。お二人が、濃い魔力を譲渡なさったので。お二人の魔力が、番様の体内で反発してるのでしょう?ならば番様にその魔力を体内で循環させてあげると良い。良いですか?ゆっくり、循環をして差し上げるのですぞ。幼き頃の魔力循環ですぞ。間違っても、内に注ぎ込んではいけません?後はゆっくり、休ませるのですぞ。また、後日番様が起きられましたら、来ます。それまでは、よいですな。」と話し、部屋から出て行く。
部屋から出て行く医師を見送り、スズネのいる部屋に移動する。
部屋に入り寝室に顔を出すと、熱で魘されていた時とは違い、少しずつ呼吸が落ち着いてきている。
薬のおかげか?スズネの頬に手を触れ、横にいる、テオバルトに目配せをする。
テオバルトが、ゆっくりスズネの横から名残惜しげに、起き上がる。
隣の部屋に行き、医師の言葉をテオバルトに伝える。
目を閉じて聞いているテオバルトが「魔力循環か・・・・・」と自分の手を見つめる。
「かなり、慎重さが必要になるな。」溜息がでる。
魔力循環は、魔力の初歩だ。体に魔力を巡らせ、魔法を使うためにも必要な循環だ。
いずれ番を迎えたときに必要、子に魔力を与える為の魔力譲渡をし、番の魔力と合わせ循環させる。
俺もテオバルトも、魔力循環と譲渡は数える程しかしたことがない。子供の頃から、自分で当たり前のように出来た循環を、まさか番が弱者とも思わず・・必要性が無いと、思っていた。強者同士ならば、痛みがあっても耐えられる。
それに、俺の魔力に近いのは、幼き頃身近にいた、テオバルトぐらいだったのもある。
相性が悪いと魔力循環は、反発力が働き弱者に痛みが伴う。昔 訓練でテオバルトと循環した時は、俺に激痛が走った。それが屈辱で、魔力を必死に上げたがな。
その後は、テオバルトに激痛が走っていたな。それでお互い、循環も譲渡も止めたんだった。
少し考えて、スズネに近づく。手を握りゆっくり慎重に、眠ってるスズネの為、俺達とスズネの魔力をスズネの体内で循環させる。
スズネから、俺にゆっくり慎重に魔力をもらい受ける。
すると、流れがある場所に、集まる。
その場所に驚き、口角が上がる。テオバルトも気がついたみたいだ。
テオバルトが「蜜月終了だ。すぐに、全ての手配をしないとな?」と笑みがこぼれた。
「ああ。それに、魔力循環は番とは、こんなに安心でき心地よい。」ともう片方の手で、スズネの頬を撫でる。
少しずつ、ゆっくり循環させると、スズネも眠りながらゆっくり体の魔力を巡らせ始めた。スズネの体内で、3人の魔力が合わさる。
隣の部屋に移ると、メイド達がすでにお茶の用意をしていた。
老医師が「リーンハルト様。蜜月をお邪魔してしまい申し訳ありません。」とお辞儀をしてきた。
ソファに座り、老医師に座るように托し「嫌みか?スズネは、どうしてあんなに熱が出る?」と聞く。
すると医師が、顎のひげに手を伸ばし考えるそぶりを見せてくる。
「番様は、サリューでしたな。寿命合わせや体の作り替えに、サリューの弱者故の・・・・体力がついてこなかったのでしょう。それに魔力も早急に、強者と言われるお二人の魔力が体に入り、耐えられなかった。そして、何よりも、お二人の体力に、弱者がついてこられなかったのも、一つの原因かと思いますが?」と茶を飲み睨まれる。
息をのむ、早急に事を進めたのは、テオバルトが入ってきたのもある。スズネの体力が無いのも分かっていたが、俺たちに無理矢理ついてこさせようとしたのも・・・・早急すぎたのか。一刻も早くと思ったのが、仇になった。ため息をつき、目の前の男に「熱はいつまで出る?番にどうしたら良い?教えて貰えないだろうか?」と頭を下げる。
医師は面白そうな物を見たように、目を見開き「ホホホ。長年待った。至宝は違いますな。あの、リーンハルト様が、私に頭を下げるとは。ホホホホ」と目を細めてきた。
この腹黒医師め。テオバルトもなぜこの医者を呼んだ?目の前の医師に、優雅に微笑む。これ以上の無駄話は聞きたくない。「申し訳ないが、早く番の元に戻りたいのだが?」と笑顔で聞く。
医師は、その光景を楽しそうに、受け流す。「ホホホ。番の事ですと、リーンハルト様も形無しですな?熱は薬が効き始めると、下がります。お二人が、濃い魔力を譲渡なさったので。お二人の魔力が、番様の体内で反発してるのでしょう?ならば番様にその魔力を体内で循環させてあげると良い。良いですか?ゆっくり、循環をして差し上げるのですぞ。幼き頃の魔力循環ですぞ。間違っても、内に注ぎ込んではいけません?後はゆっくり、休ませるのですぞ。また、後日番様が起きられましたら、来ます。それまでは、よいですな。」と話し、部屋から出て行く。
部屋から出て行く医師を見送り、スズネのいる部屋に移動する。
部屋に入り寝室に顔を出すと、熱で魘されていた時とは違い、少しずつ呼吸が落ち着いてきている。
薬のおかげか?スズネの頬に手を触れ、横にいる、テオバルトに目配せをする。
テオバルトが、ゆっくりスズネの横から名残惜しげに、起き上がる。
隣の部屋に行き、医師の言葉をテオバルトに伝える。
目を閉じて聞いているテオバルトが「魔力循環か・・・・・」と自分の手を見つめる。
「かなり、慎重さが必要になるな。」溜息がでる。
魔力循環は、魔力の初歩だ。体に魔力を巡らせ、魔法を使うためにも必要な循環だ。
いずれ番を迎えたときに必要、子に魔力を与える為の魔力譲渡をし、番の魔力と合わせ循環させる。
俺もテオバルトも、魔力循環と譲渡は数える程しかしたことがない。子供の頃から、自分で当たり前のように出来た循環を、まさか番が弱者とも思わず・・必要性が無いと、思っていた。強者同士ならば、痛みがあっても耐えられる。
それに、俺の魔力に近いのは、幼き頃身近にいた、テオバルトぐらいだったのもある。
相性が悪いと魔力循環は、反発力が働き弱者に痛みが伴う。昔 訓練でテオバルトと循環した時は、俺に激痛が走った。それが屈辱で、魔力を必死に上げたがな。
その後は、テオバルトに激痛が走っていたな。それでお互い、循環も譲渡も止めたんだった。
少し考えて、スズネに近づく。手を握りゆっくり慎重に、眠ってるスズネの為、俺達とスズネの魔力をスズネの体内で循環させる。
スズネから、俺にゆっくり慎重に魔力をもらい受ける。
すると、流れがある場所に、集まる。
その場所に驚き、口角が上がる。テオバルトも気がついたみたいだ。
テオバルトが「蜜月終了だ。すぐに、全ての手配をしないとな?」と笑みがこぼれた。
「ああ。それに、魔力循環は番とは、こんなに安心でき心地よい。」ともう片方の手で、スズネの頬を撫でる。
少しずつ、ゆっくり循環させると、スズネも眠りながらゆっくり体の魔力を巡らせ始めた。スズネの体内で、3人の魔力が合わさる。
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