MYLOVE

奏叶(ฅ'ω'ฅ)

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ジリリリリリリリリリリ



「ふぁぁあ…」


布団の中から手探りで目覚ましを止める。

眠くて眠くて仕方ないけど、今日はどうしても起きないといけない。

なぜなら…




教育実習で行く学校が決まる日なのだ!


ぁあ!俺の紹介をしないといけないね?

俺は黒宮 馨くろみや かおる


身長は175cm、体重は…秘密!

母さん譲りの自慢の真っ黒な髪の毛に、灰色の瞳、俺の住んでいる世界では黒髪は縁起の悪いものだから、普段外に出る時にはカツラをつけている。目はホント平凡だと思うけど…『あの人』に隠しなさいと言われたからカラコンをしている。
カラコンつけてるってバレるのも嫌だから、銀縁の四角いメガネもつけている。

まぁ…そのおかげか、大人っぽい、近寄り難いという印象になるみたいで、高校みたいなことにはならなさそうだ。

んぅー…高校のことは秘密。

全寮制の男子校ってことだけなら教えてあげる。まぁ…教育実習では絶対行きたくねぇって先生は土下座の勢いでお願いしてきた。高校の思い出あの人だけで十分なんだ…。

とりあえず起きて準備をしなくちゃ…


プルルルル、プルルルル


「どわぁっ!?」

いきなり電話がかかってきた。

驚いて布団から落ちちゃった。いてて…


「はいはい…ん、非通知…」


非通知の表示を見る度、『あの人』のことを思い出す。身体が紅潮し、呼吸が浅くなる。

と、とりあえず電話に出ないと!

「もしもしー…」


「かおちゃーん??神之 澄じんの とおるだよー!覚えてる??そりゃまあ覚えてるよね??」

「な、なんでお前が!?」


ダメだダメだ嫌な予感しか…

「…んん?あれ!?まだ朝の七時か!はやすぎたぁあっ!」

「んで…どーしたの?」

「父さんに叱られちゃうから…また後でー…。まぁ、すぐわかる事だよ!俺らがすっごく嬉しいこと!」

「俺にとっては?」

「んー…わかんねぇ?かおちゃんの声もっと聞いてたいけど…なんか口に出しちまいそうだから切る!またな!」


ガチャン!


相変わらず勝手なやつだな…

でもあいつが電話して来たってことは…


んー…


た、多分違うだろ!違うってことにしとこ!


俺は一瞬過った考えをくしゃくしゃにしてどこか遠くに投げすてた。


━━━━━━━━━━━━━


はじめまして!奏叶です。

小説の長さ、空白のあけ方など分からないことばかりですが死ぬ気で書いてます(>_<;)

アドバイス等あったら教えていただけると幸いです!

では引き継ぎ馨の受難をお読みください´ ³`
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