ビッチjkが異世界転生してふたなり勇者になって最強パーティーを作り無双する

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勇者の力

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「パパ!待って!」
「はは、よしよし。おいで」
小さな自分が父に駆け寄って抱きつく。ジャムは夢を見ていた。
「ふふふ」
母が2人を見て笑っている。暖かく幸せな夢だった。両親共優しかった。大好きだった。家は貧乏だったが、幸せな家庭だった。

「逃げろ!!ジャム!!母さんを連れて逃げるんだ!!」
父が叫んだ。手には剣を持っている。人型で金色の髪にスーツに身を包んだ魔物が笑顔で父に近づく。
「やだ!父さん!やだ!!」
「ジャム!!」
母さんが私の手を引いて走り出した。
「やだ!やだ!やだ!」
視界の中で、魔物がゆっくり手を横に振った。そして、父の首が落ちるのが見えた。
「ああああああああぁぁぁ!!」
ジャムは絶叫した。父親の所に駆け出したかった。

ふいに、抱きしめられた。温かかった。
「ジャム。あなたは賢い子よ。きっと1人で大丈夫。お願い。生きて」
「え?」

そう言うと、母は魔物に向かって走り出した。
「早く!!逃げて!!」
ビクッ
ジャムは駆け出した。走りながら振り返ると、母は魔物の足元に倒れていた。
「うっぅぅぅぅぅ・・・」
溢れ出る涙が止まらなかった。深夜に突如現れた1体の魔物によって、生まれ育った村が滅ぼされ、両親が殺された。
ジャムは走った。ひたすら前だけを見て。
気がつくと森の中だった。息が切れる。汗と涙が止まらない。逃げ切ったのか、追われている気配は無かった。
「ううぅああああ!!」
ジャムはその場にうずくまり、泣いた。大好きな父親の顔を思い出し、泣いた。大好きな母親の顔を思い出し、泣いた。
そして・・・あの魔族への強烈な憎しみで、泣いた。

気づいたら空が明るくなっていた。一晩中泣き続けたジャムはノロノロと立ち上がる。
ふと空を見ると、白い煙が上がっているのが見えた。
ジャムは煙の出ている方向に向かって進んだ。

煙が出ていた場所は、自分のいた村だった。
壊滅状態の村は、所々でまだ火の手が上がっていた。
両親の姿が視界に入った。
近づくと、 父は首を切り落とされ、母は胸を貫かれていた。
ジャムは2人の死骸を抱きしめ、大声で泣いた。

2人の死骸を埋め、殺された村の人達も全員埋めた。内向的な性格のジャムは村に友達はいなかったが、皆優しかった。
許せなかった。憎しみが、ジャムの体内でどうしようもないほど大きくなっていった。
ジャムは復讐を誓った。例え全てを犠牲にしても、必ずあの魔物を殺すことを。

「ジャム!ジャム!!起きて!」
「!!は!」
ジャムは目を覚ました。周囲を見回すと、そこは滝壺のそばで、横には全身びしょ濡れの結愛が座っていた。
「よ・・・よかったあぁぁ・・・ジャム本当に死んじゃったかと思ったぁ」
「勇者様・・・いったいなにが・・・」
「キングゴブリンにやられちゃったんだよ!覚えてない?」
「キング・・・ゴブリン・・・」
ジャムは少しずつ思い出していた。自分が負けた事を。
「ジャムが気絶しちゃったから、あの滝から一緒に落ちたんだよ!」
「なっ・・・」
ジャムは滝を見上げた。おそらく30m程の高さだろう。
「な、なんて無茶な!勇者様っお怪我は!?」
「わ、わたしは平気。ちょっと擦りむいたけど」
「!!お見せ下さい!」
そういうとジャムは結愛の身体を見た。マントの下の身体は所々に擦り傷が出来ていた。
ジャムは腰に巻き付けてあるポーチの中から塗り薬を取り出し、結愛の擦り傷に塗った。ジャムが持っている塗り薬の中で1番高級な物である。
「これを塗ると痛みが引いて傷の治りが早くなります。・・・ッッ!」
突然脇腹に激痛が走った。・・・おそらくあばら骨が折れている。
「あ、ありがとう。けどあたしよりジャムのが重傷じゃん!自分に使いなよ!」
「いえ、わたしは構いません。それよりも勇者様の身が」
パシンッ!
頬を叩く音がした。結愛がジャムを叩いたのだ。
「なっ・・・」
「いい加減にしろし!!1人で勝手に敵に突っ込んで、それでやられちゃって、怪我してもあたしは良いですってふざけんな!自分の命なんだと思ってんの!?」
「・・・・・・」
ジャムは何も答えられなかった。

ふいに、抱きしめられた。
「ジャムが死んじゃったらどうしようってずっと怖かったんだから・・・もうやめてよね」
「勇者・・・様・・・」

ジャムはその時、最後に母に抱きしめられた時と同じ温もりを感じた。
「すいません・・・もう・・・2度としません」
ジャムがそう言うと、結愛は笑顔で頷いた。
「ジャムの怪我もあるし・・・そこの洞穴で休も?」
そう言って指さしたのは、最初にナスゴブリンと遭遇した洞穴だった。
2人は洞穴に移動した。
「2人っきりだからいいよね」と言いながら結愛はびしょ濡れのマントと制服を全て脱いだ。
ジャムは目のやり場に困った。
「ジャムもびしょ濡れじゃん。脱いじゃいなよ」
そう言いながらジャムの服を脱がそうとした。ジャムはされるがままだった。
「・・・///」
ジャムは赤面している。
「ね~どこが痛いの?」
そう言いながら結愛がジャムに近づき、身体に触れる。
「んっ...///」ビクッ。身体が反応した。
「ちょ、ちょっと~変な声出さないでよ~♡」
「す、すいません・・・んっ♡」
ジャムの身体は敏感で、少し触れるだけで反応が止まらなかった。興奮したらまずいと思ったが、その姿を見ていると男性器の勃起が止まらなかった。
「ゆ、勇者さま・・・それ・・・」
そう言いながらジャムは結愛の大きくなった男性器を見つめた。
「はは・・・ごめ~んなんかおっきくなっちゃった・・・そんな場合じゃないのにね~」
結愛はそう言いながら自分の頭を搔く。
「んおっ♡ちょ、ちょっと♡ジャムっ♡」
ジャムは結愛のふたなりペニスを握っていた。勇者の為に何かしたい気持ちだった。
「勇者様のここ・・・凄く苦しそうです・・・楽にしてあげますね・・・♡」
「えっジャム・・・?♡」
そう言いながらジャムは結愛のペニスにキスをした。
「んちゅ・・・♡ちゅっ・・・♡」
「はっ♡あっ♡」
「勇者さまのおちんぽ・・・美味しいです・・・♡」
そう言いながらジャムはベロで亀頭を舐めだした。
べろべろっ♡ジュル♡ジュルジュル♡
「だ、だめ♡ジャム♡ちんぽ気持ちいい♡」
「ふふ・・・嬉しいです♡」
ジャムは美味しそうにふたなりちんぽを口に咥えた。
ジュボ♡ジュボッジュボ♡ジュルルルル♡
「あっ♡やばい♡もーイク♡」
「・・・♡♡」
ジャムはフェラに手コキも加えた。
ごしごし♡ジュルジュル♡ジュボッジュボッ♡
「それやばっ♡♡イクイクっ♡♡ザーメンでる♡♡」
ドピュッドピュッ
「~~////♡♡」
「あ~♡♡ちんぽ気持ちいい~♡♡」
ジャムは口内に出された精子を全て飲み込んだ。
「んっ...///勇者様の精子・・・美味しいです♡」
「ジャ、ジャム~♡♡」

その時、ジャムは以前感じた時と同じ、全身にエネルギーが漲るのを感じた。それと同時にあばら骨の痛みが無くなった。
「あれ・・・?」
先ほどまで激痛が走っていたあばら骨の所を触っても全く痛くない。
「あれ!?ジャム身体の傷が!」
「え?」
身体中にあった傷がみるみる回復していく。
「これは・・・まさか」
ジャムは1つの考えに行き着いた。・・・結愛はまだ勃起している。

「ど、どしたの?ジャム」
「勇者様・・・失礼します・・・//」
「えっ♡ちょっとジャム♡」
ジャムはそういうな否や、結愛を押し倒し、騎乗位で上になり、ふたなりちんぽの先端に自分の秘部を当て、挿入した。
「ッッ~~////」
「おっ♡♡これ♡♡やべ♡♡ジャムのまんこに入れちゃった♡♡」
勇者のふたなりちんぽは大きかった。ジャムは初めてでは無かったが、今までに経験した男性器の中でも1番大きかった。
「ゆ、ゆうしゃさまの・・・ちんぽ・・・おおきすぎます・・・♡♡」
「はっ♡はっ♡ジャムのまんこも狭くてすっごい気持ち~よ♡」
「ゆうっしゃさま♡♡♡♡♡♡」
ズボッズボッズボッズボッズボッズボッ♡
「やば♡♡ジャム腰使いうまぁ♡」
ズボッズボッズボッズボッズボッ♡
「やばい♡♡ジャムイッちゃう♡♡中に精子出ちゃうよ♡♡」
「は、はい♡勇者さまのちんぽ汁♡ジャムの中にいっぱいください♡♡」
ジャムもすっかりスイッチが入って卑猥な言葉を口にした。
ゾクゾクゾクゾクッ♡結愛は異常なほど興奮した。
「あは♡それじゃー出してあげるね♡いっぱい出してやるから孕めよ♡♡」
「は、はい♡♡勇者さまの子供孕みます♡」
「やばっ♡♡もーむり♡♡イクッッ♡♡」
「わたしもイキますっ♡♡一緒に♡♡一緒に♡♡イクッッ♡♡」
ドピュドピュドピュドピュッッ♡♡
「おおおお♡♡勇者様のザーメン♡♡奥にびちゃびちゃ当たってるうぅ♡♡」
「あはっ♡♡中出し射精さいっこお♡♡」
2人は同時に絶頂した。

瞬間、ジャムの体内で何かが爆発した!それはまるで体内でマグマが噴火するかのようだった。
「ちょ、どーしたの?」
「がっっ・・・ぐっ!!」
ジャムの様子がおかしい事に気づいた結愛が心配する。

「ゲッゲッゲゲッゲッゲ!!!」
「!?しまった!!」
騎乗位のまま後ろを振り返るとそこには配下を引き連れたゴブリンキングが立っていた。性行為に夢中で接近に気づかなかったのだ。
(まずいまずいまずいっ)
結愛は血の気が引くのを感じた。ジャムは体内の何かと戦っているように身悶えしている。
ゴブリンキングが洞穴に左手を突っ込み2人を捕まえようとする。
「ジャム!!!」
その時、ジャムの口に魔法陣が浮かび上がり、一瞬で魔弾を放った。

ドドドドドドドドドドドドドドドッッッッッ!!!
ドーーーン!!!!!!

なにが起きたか分からなかった。ゴブリンキングも不思議そうな顔で自分の無くなった左腕を見ている。
放たれた魔弾はゴブリンキングの巨大な腕を吹き飛ばし、そのまま森の木々をなぎ倒し、反対側の壁面に30m四方の大きなクレーターを開けた。
「えっと・・・あれ、魔弾ってこんな凄かったっけ・・・?」
結愛が唖然としていると、ジャムがゆっくりと立ち上がり、洞穴の外に出た。
「ゲゲ・・・ゲ?」
ゴブリンキングはまだ混乱している。ナスゴブリン達は今見たものが信じれず硬直していた。
外に出たジャムがまた魔法陣を浮かび上がらせ、ゴブリンキングを睨みつける。
「ゲゲッッ!!!」
ゴブリンキングは逃げようと背中を向けた。

「くたばれ」

ドドドドドドドドドドドドドドドッッッッッ!!!
ドガーーーン!!!!!!

外から凄まじい爆音と地響きがした。結愛はゆっくりと外に出た。そこで目にしたのは、上半身が吹き飛び、下半身だけになっているゴブリンキングだった。
「ギャアアアァアア!!!」
ナスゴブリンは絶叫しながら散り散りになって逃げた。
「ジャム・・・これっていったい・・・?」
「・・・勇者様。これがあなたの力です」
ジャムは振り返りながらそう言い、微笑んだ。
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