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2話
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楽しい日々はアッという間に過ぎるように、2日目は軽井沢の観光で終了した。
明日には帰路に就くことになる。
「さあ、明日は帰る日だよー最後に花火をやろうぜ」
慎之介のかけ声で、一斉に盛り上がる。
外はすでに暗くなっていた。
リビングの大きな窓から続いているウッドデッキに出ると、冷え切った空気が身にしみる。
ブルッと身を震わせた6人は、口々に叫ぶ。
「寒い!誰だよ、花火しようって言った奴!」
そしてゲラゲラと笑いながら、健一がバケツに水を入れ準備を始める。
時期外れの花火。
楽しい学生生活はこれで終わり。
そんな名残惜しい気持ちは、みんな同じだった。
花火が終わると、ウッドデッキの端に6人並んで腰掛ける。
「さみーなー」と吐く息が白く、3月の夜空は空気が澄み、キラキラと星が輝いて見えた。
しばらく誰も声を出すことなく、ただ漫然と空を見上げていた。
長い沈黙の後、聡がポツリと話し出す。
「俺さ、大学生活…すっごく楽しかった…みんな、ありがとな」
いつもなら、こんなしんみりとした言葉、茶化してしまうのに、「だな‥俺も‥」そう誰かが口にした。
ただ並んで座る。
その事が、こんなにも胸を熱くする気持ちになるなんて、そんな事は今まで一度もなかった。
これから先、自分の人生に何度訪れるであろう幸福感をじっくりと味わう。
虎太郎は大学生活の終わりを、こんな気持ちで迎える事が出来て嬉しかった。
「さぁ!ちゃんと終わったやつバケツに入れろよ!さみーから、順番に風呂入れよー」
その声に、はーいと一斉に腰を上げ、片付け始めた。
「明日は、早起きして午前中は片付けしてから帰るぞー」
「また、みんなで来たいな。ってか、年に一度は集まろうぜ!」
誰からともなく、そんな言葉が聞こえ、最後の夜は更けていった。
虎太郎は風呂から上がると、髪の毛をゴシゴシと拭きながら部屋へと戻った。
「あ~気持ちよかった」
「おい、昨日も言っただろ~ちゃんと髪の毛乾かして来いよ」
汰久はそう言うと、洗面台からドライヤーを持ってきた。
「ほら、座れ」
自然乾燥でいいのにーとブツブツ言う虎太郎の腕を引き、ベッドに座らせドライヤーのコンセントを差した。
汰久はベッドに上がると、虎太郎の後ろからドライヤーの風を当て、髪に触れた。
「いいって、自分で出来るから」
虎太郎がドライヤーを奪おうとすると、汰久はふふっと笑い虎太郎の手を避ける。
「大丈夫だって、俺、家ではドライヤー担当だから、妹の‥」
汰久には年の離れた妹が1人いる。
こんな優しく格好いい兄がいるんだから、妹も喜んで髪を乾かしてもらってるんだろう。
仕方ないと虎太郎はブツブツ言いながら、されるがままになっていた。
「はい、お終い」と、肩を叩かれると、髪もいつもよりサラサラになり、綺麗に乾いた。
「面倒見がいいのも、ほどがあるぞ」
皮肉のひとつも言っておきたいとばかりに、虎太郎はつぶやく。
汰久は、はいはいと聞き流しながら、ドライヤーを洗面台に返しに行く。
虎太郎は、そのままベッドに横になると、大きく背伸びをした。
――はぁ~楽しかったな~。明日で終わりか‥。
この旅行が終わると、一気に就職モードになるんだろうな。みんなでバカ騒ぎをするのも、これで終わりだ。
虎太郎は少し寂しさを感じていた。
「薪ストーブって凄いな、リビングだけじゃなく廊下まで暖かい。ほら、水持ってきた」
汰久が持ってきたペットボトルの水を、サンキュと受け取りながら、虎太郎は身体を起こし喉を潤す。
虎太郎は、半分ほど飲んだところで、ベッドサイドのテーブルに水を置くと、眠いのか布団に潜り込んだ。
「もう寝るの?」
はしゃぎ過ぎ疲れた身体が、柔らかい布団に包まれ眠気を誘う。すでにウトウトとしている虎太郎のベッド脇に、汰久が座ってくる。
「‥ん?‥なに?」
眠そうな目を開けると、いつになく真剣な顔をした汰久の顔がすぐ目の前にあった。
「‥えっ?」
驚きの声を上げる虎太郎の顔の両側に手を付き、まるで囚われているかのようだ。
「虎太郎‥俺さ、お前に言いたいことがある‥」
汰久の改まった言葉に驚くが、それ以上にこの体勢はいったいなんだ?と、理解が追い付かない。
「なっ‥何だよ‥どうした‥?」
汰久の腕を押しのけると、ゆっくりと虎太郎は身体を起こし怪訝な顔をする。
その虎太郎の顔を少し悲しげな顔で見つめると、汰久は虎太郎の腕を掴んだ。
「なっ‥お前‥どうしたんだ‥?」
動揺している虎太郎の瞳を正面から受け止め、汰久はゆっくりと口を開いた。
「‥俺、お前の事が好きだ‥」
真っ直ぐに見つめてくる汰久の瞳の中に、虎太郎の驚いた顔が小さく見えている。
からかっているのか‥そう思いたい気持ちが虎太郎の中に溢れてくるが、その真剣な表情は、今自分が耳にした言葉が嘘でないと語っていた。
しんと静まり返った部屋に、虎太郎と汰久の息遣いだけが聞こえていた。
沈黙に耐え切れず虎太郎は汰久の手を振り払い、鋭い瞳で睨みつける。
この綺麗な顔の男が、何を口走っているのか、理解が出来ない。
「‥な‥何言ってんだよ!」
払われた手を握り締めた汰久の表情は真剣そのもので、虎太郎を捉えて離さない。
「ごめん‥だけど、俺はお前が好きなんだ」
どんな思考で、そんな言葉を口にしているのか、虎太郎が自分の容姿をコンプレックスに感じている事は、当然、汰久も知っている。それを知っていながら、自分を女扱いするのか?
虎太郎は自分を馬鹿にしているとしか思えない汰久が許せず、怒りがこみ上げてくる。
「俺は下で寝る。お前は頭を冷やせ!」
虎太郎は部屋を出ようとベッドから降り立つと、汰久が強い力でその腕を掴んだ。
「虎太郎‥」
「いい加減にしろ!」
掴まれた腕が痛みを発し、振り返った虎太郎の目に映ったのは、悲しみを堪えた汰久の瞳。
何かを言わんとする唇が少し開く。
一瞬だった。
虎太郎の心に、一瞬の罪悪感が‥親友にこんな顔をさせてしまったという罪悪感が生まれた。
掴まれた腕を振り解くのに躊躇った瞬間、グイっと力づくで引っ張られ、虎太郎はいとも簡単にベッドに放り投げられた。
「‥っ‥なっ‥なにすんだ!」
キッと睨みつける虎太郎の上から、汰久のがっしりとした身体が覆いかぶさる。
「おっ‥お前‥なに考えてんだ‥」
汰久は何も語らない。
抵抗する虎太郎の両手はあっさりと捕まり、ベッドへと押し付けられ、暴れる両足の腿の上に汰久は跨り体重を掛ける。虎太郎は完全にホールドされ身体が動かせなくなった。
怒りで全身が震えてくる。
「‥今すぐ止めろ!‥汰久!」
言葉をなんとか発するが、虎太郎は冷静な判断が出来なくなっていた。掴まれた手も、抑え込まれた両足も、自由になるものはない。怒りを露にしている虎太郎の両手を、汰久は片手でやすやすと抑え、もう片方の手は虎太郎のトレーナーの中へとするりと滑り込んでいく。ビクッと捩る虎太郎の身体を、慈しむように撫でまわす手が、虎太郎を苦しめていく。唇を噛み締め不快な感情を抑え込む虎太郎の顔に、ゆっくりと近づいた汰久が耳元で囁く。
「虎太郎‥ごめんね。もう、やめてあげれない‥」
「ふっ‥ふざけんな!!」
「クスクスッ‥そんな大きな声出していいのかな‥?みんな心配で見に来ちゃうよ?お前のこんな姿、俺にこんな風にヤラれてる姿‥見せたいの?」
その言葉に、虎太郎はグッと喉を鳴らし言葉を飲み込んだ。
ニヤリと笑った汰久の手が、虎太郎のトレーナーを持ち上げ肌を露にさせると、今度は舌で虎太郎の胸の突起を甘噛みした。
「‥んっ‥ぁ‥‥やっ‥めろ‥」
虎太郎の言葉を無視し、何度も執拗に膨らみを舌で舐め回す。呼吸が荒くなり虎太郎の腕の力が抜けていくのが分かる。
汰久は、虎太郎のトレーナーを一気に脱がせると、再び手を抑え込む。
先程より弱い力で抵抗してくる虎太郎の顔は赤く染まり、瞳には涙が滲んでいた。
その虎太郎の扇情的な顔を見て、汰久は口角を上げ微笑んだ。
何度も想像していた。
この男を組敷くことを、白くしなやかな躰を汚してしまう事を、無理やりでも自分のモノにしたい。
汰久は、自分の昂った雄を虎太郎の股間に押し付けた。それを感じたのかヒュッと息を呑んだ虎太郎が瞳を大きく見開き唇をギュッと結ぶ。
その姿が愛らしくて、汰久は更に美しく微笑んだ。
明日には帰路に就くことになる。
「さあ、明日は帰る日だよー最後に花火をやろうぜ」
慎之介のかけ声で、一斉に盛り上がる。
外はすでに暗くなっていた。
リビングの大きな窓から続いているウッドデッキに出ると、冷え切った空気が身にしみる。
ブルッと身を震わせた6人は、口々に叫ぶ。
「寒い!誰だよ、花火しようって言った奴!」
そしてゲラゲラと笑いながら、健一がバケツに水を入れ準備を始める。
時期外れの花火。
楽しい学生生活はこれで終わり。
そんな名残惜しい気持ちは、みんな同じだった。
花火が終わると、ウッドデッキの端に6人並んで腰掛ける。
「さみーなー」と吐く息が白く、3月の夜空は空気が澄み、キラキラと星が輝いて見えた。
しばらく誰も声を出すことなく、ただ漫然と空を見上げていた。
長い沈黙の後、聡がポツリと話し出す。
「俺さ、大学生活…すっごく楽しかった…みんな、ありがとな」
いつもなら、こんなしんみりとした言葉、茶化してしまうのに、「だな‥俺も‥」そう誰かが口にした。
ただ並んで座る。
その事が、こんなにも胸を熱くする気持ちになるなんて、そんな事は今まで一度もなかった。
これから先、自分の人生に何度訪れるであろう幸福感をじっくりと味わう。
虎太郎は大学生活の終わりを、こんな気持ちで迎える事が出来て嬉しかった。
「さぁ!ちゃんと終わったやつバケツに入れろよ!さみーから、順番に風呂入れよー」
その声に、はーいと一斉に腰を上げ、片付け始めた。
「明日は、早起きして午前中は片付けしてから帰るぞー」
「また、みんなで来たいな。ってか、年に一度は集まろうぜ!」
誰からともなく、そんな言葉が聞こえ、最後の夜は更けていった。
虎太郎は風呂から上がると、髪の毛をゴシゴシと拭きながら部屋へと戻った。
「あ~気持ちよかった」
「おい、昨日も言っただろ~ちゃんと髪の毛乾かして来いよ」
汰久はそう言うと、洗面台からドライヤーを持ってきた。
「ほら、座れ」
自然乾燥でいいのにーとブツブツ言う虎太郎の腕を引き、ベッドに座らせドライヤーのコンセントを差した。
汰久はベッドに上がると、虎太郎の後ろからドライヤーの風を当て、髪に触れた。
「いいって、自分で出来るから」
虎太郎がドライヤーを奪おうとすると、汰久はふふっと笑い虎太郎の手を避ける。
「大丈夫だって、俺、家ではドライヤー担当だから、妹の‥」
汰久には年の離れた妹が1人いる。
こんな優しく格好いい兄がいるんだから、妹も喜んで髪を乾かしてもらってるんだろう。
仕方ないと虎太郎はブツブツ言いながら、されるがままになっていた。
「はい、お終い」と、肩を叩かれると、髪もいつもよりサラサラになり、綺麗に乾いた。
「面倒見がいいのも、ほどがあるぞ」
皮肉のひとつも言っておきたいとばかりに、虎太郎はつぶやく。
汰久は、はいはいと聞き流しながら、ドライヤーを洗面台に返しに行く。
虎太郎は、そのままベッドに横になると、大きく背伸びをした。
――はぁ~楽しかったな~。明日で終わりか‥。
この旅行が終わると、一気に就職モードになるんだろうな。みんなでバカ騒ぎをするのも、これで終わりだ。
虎太郎は少し寂しさを感じていた。
「薪ストーブって凄いな、リビングだけじゃなく廊下まで暖かい。ほら、水持ってきた」
汰久が持ってきたペットボトルの水を、サンキュと受け取りながら、虎太郎は身体を起こし喉を潤す。
虎太郎は、半分ほど飲んだところで、ベッドサイドのテーブルに水を置くと、眠いのか布団に潜り込んだ。
「もう寝るの?」
はしゃぎ過ぎ疲れた身体が、柔らかい布団に包まれ眠気を誘う。すでにウトウトとしている虎太郎のベッド脇に、汰久が座ってくる。
「‥ん?‥なに?」
眠そうな目を開けると、いつになく真剣な顔をした汰久の顔がすぐ目の前にあった。
「‥えっ?」
驚きの声を上げる虎太郎の顔の両側に手を付き、まるで囚われているかのようだ。
「虎太郎‥俺さ、お前に言いたいことがある‥」
汰久の改まった言葉に驚くが、それ以上にこの体勢はいったいなんだ?と、理解が追い付かない。
「なっ‥何だよ‥どうした‥?」
汰久の腕を押しのけると、ゆっくりと虎太郎は身体を起こし怪訝な顔をする。
その虎太郎の顔を少し悲しげな顔で見つめると、汰久は虎太郎の腕を掴んだ。
「なっ‥お前‥どうしたんだ‥?」
動揺している虎太郎の瞳を正面から受け止め、汰久はゆっくりと口を開いた。
「‥俺、お前の事が好きだ‥」
真っ直ぐに見つめてくる汰久の瞳の中に、虎太郎の驚いた顔が小さく見えている。
からかっているのか‥そう思いたい気持ちが虎太郎の中に溢れてくるが、その真剣な表情は、今自分が耳にした言葉が嘘でないと語っていた。
しんと静まり返った部屋に、虎太郎と汰久の息遣いだけが聞こえていた。
沈黙に耐え切れず虎太郎は汰久の手を振り払い、鋭い瞳で睨みつける。
この綺麗な顔の男が、何を口走っているのか、理解が出来ない。
「‥な‥何言ってんだよ!」
払われた手を握り締めた汰久の表情は真剣そのもので、虎太郎を捉えて離さない。
「ごめん‥だけど、俺はお前が好きなんだ」
どんな思考で、そんな言葉を口にしているのか、虎太郎が自分の容姿をコンプレックスに感じている事は、当然、汰久も知っている。それを知っていながら、自分を女扱いするのか?
虎太郎は自分を馬鹿にしているとしか思えない汰久が許せず、怒りがこみ上げてくる。
「俺は下で寝る。お前は頭を冷やせ!」
虎太郎は部屋を出ようとベッドから降り立つと、汰久が強い力でその腕を掴んだ。
「虎太郎‥」
「いい加減にしろ!」
掴まれた腕が痛みを発し、振り返った虎太郎の目に映ったのは、悲しみを堪えた汰久の瞳。
何かを言わんとする唇が少し開く。
一瞬だった。
虎太郎の心に、一瞬の罪悪感が‥親友にこんな顔をさせてしまったという罪悪感が生まれた。
掴まれた腕を振り解くのに躊躇った瞬間、グイっと力づくで引っ張られ、虎太郎はいとも簡単にベッドに放り投げられた。
「‥っ‥なっ‥なにすんだ!」
キッと睨みつける虎太郎の上から、汰久のがっしりとした身体が覆いかぶさる。
「おっ‥お前‥なに考えてんだ‥」
汰久は何も語らない。
抵抗する虎太郎の両手はあっさりと捕まり、ベッドへと押し付けられ、暴れる両足の腿の上に汰久は跨り体重を掛ける。虎太郎は完全にホールドされ身体が動かせなくなった。
怒りで全身が震えてくる。
「‥今すぐ止めろ!‥汰久!」
言葉をなんとか発するが、虎太郎は冷静な判断が出来なくなっていた。掴まれた手も、抑え込まれた両足も、自由になるものはない。怒りを露にしている虎太郎の両手を、汰久は片手でやすやすと抑え、もう片方の手は虎太郎のトレーナーの中へとするりと滑り込んでいく。ビクッと捩る虎太郎の身体を、慈しむように撫でまわす手が、虎太郎を苦しめていく。唇を噛み締め不快な感情を抑え込む虎太郎の顔に、ゆっくりと近づいた汰久が耳元で囁く。
「虎太郎‥ごめんね。もう、やめてあげれない‥」
「ふっ‥ふざけんな!!」
「クスクスッ‥そんな大きな声出していいのかな‥?みんな心配で見に来ちゃうよ?お前のこんな姿、俺にこんな風にヤラれてる姿‥見せたいの?」
その言葉に、虎太郎はグッと喉を鳴らし言葉を飲み込んだ。
ニヤリと笑った汰久の手が、虎太郎のトレーナーを持ち上げ肌を露にさせると、今度は舌で虎太郎の胸の突起を甘噛みした。
「‥んっ‥ぁ‥‥やっ‥めろ‥」
虎太郎の言葉を無視し、何度も執拗に膨らみを舌で舐め回す。呼吸が荒くなり虎太郎の腕の力が抜けていくのが分かる。
汰久は、虎太郎のトレーナーを一気に脱がせると、再び手を抑え込む。
先程より弱い力で抵抗してくる虎太郎の顔は赤く染まり、瞳には涙が滲んでいた。
その虎太郎の扇情的な顔を見て、汰久は口角を上げ微笑んだ。
何度も想像していた。
この男を組敷くことを、白くしなやかな躰を汚してしまう事を、無理やりでも自分のモノにしたい。
汰久は、自分の昂った雄を虎太郎の股間に押し付けた。それを感じたのかヒュッと息を呑んだ虎太郎が瞳を大きく見開き唇をギュッと結ぶ。
その姿が愛らしくて、汰久は更に美しく微笑んだ。
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