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結婚三年目のカノアさん
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広大な大海洋に浮かぶ島大陸。
世界地図のなかではもっとも小さな大陸だが、建国以来の一国制度は明るくのんびりとした気質の国民性に永く支えられ、これからもそれは失われることはないだろう。
四方を囲む豊かな海洋、豊富な資源、国土の気候を生かした広大な牧畜地域に、国一番の風物詩は秋の収穫祭。
ここまで聞けばずいぶんと田舎じみた国風にも聞こえるが、――異郷異国にとってそれはあまりにも理想郷の具現でしかなく、国は数百年単位で国土侵略戦争の魔手を伸ばす敵国からの防戦を強いられていた。
――その島大陸の名は、トゥブアン皇国。
唯一皇帝を頂点に戴く、それ以下のすべては平民の無階級国家であったが、皇国の興廃を自ら護ろうと、トゥブアン皇国では「騎士」が主体となって国を支え、守護に就いていた。
――その騎士団の数は、十二。
武官、文官と明確に立場を分ける騎士団はトゥブアン皇国の象徴であり、所属する騎士たちも気風もまた国を象徴するものであった。
□ □
美貌の青年――カノアは、島大陸であるトゥブアン皇国を侵略しようとする敵国軍船団から海洋で絶対防衛をする、最初で最後の国防である海軍騎士の七月騎士団に所属している。
所属は長く、カノアは武官、文官ともに正式な騎士を目指す少年兵を育成する十二月騎士団での厳しい修練の二年が明けたあと、熱望していた七月騎士団に入団後、十年近くも高潔なる魂を貫き奉職してきた。
無論、その高潔なる魂は永劫失われることはないし、カノアは奉職のなかで何度も大海戦を経験し、六年前には辛うじて勝利することができたものの全滅寸前まで追い込まれた七月騎士団の歴史を共にしている。
――そんなカノアも、結婚して三年。
相手は二歳年下の同性で、名をエーヴン。
トゥブアン皇国では同性同士の婚姻も日常的で、惹かれ合い、濃密な身体の関係になっても誰も不思議に思う者はいなかったが、カノア自身、最初はそこに自分が辿り着くとはまったく思ってもいなかった。
何となく……。
何となく適齢期が来れば女性とお付き合いをして、もしくは同輩たちに薦められて、その流れで婚姻をするのだろうと思っていたのだが、――まさか、まさかの意味合いで、騎馬隊で構成されている八月騎士団の問題児であったエーヴンに惚れられ、付きまとわれて二年。
ついには根負けしてしまい、優美でしなやかな指に婚姻の証となる指輪を嵌めることを了承してしまった。
これには当時、まさに適齢期だったカノアに心を奪われていた多くの女性が泣き、おなじようにカノアを伴侶とし、その指に婚姻の証である指輪を嵌めようと狙っていた同性も嫉妬と失意でしばらく立ち直れなくなり、カノアの結婚話は界隈でちょっとした騒動にもなっていた――。
□ □
「……何というか、十日の休暇をもらったところで俺が所属する海軍船団の軍港と家までの往復日数を差し引けば、家でのんびりしていられるのもたった数日だったな」
カノアはカレンダーを見て、ふとため息をつく。
前ボタンのシャツを簡単に腕まくりして、スラックスもごく簡素なもので。
薄茶色の髪は解いてしまえばややウェーブのかかる癖も目につくが、腰近くまで伸びている髪も普段は緩めの三つ編みでまとめているし、手入れもさほど困難ではなかった。
容姿は端麗な美丈夫にも見えるし、秀麗な美貌は美人にも見える。
けっして女性と見まちがわれる背格好ではないが、美しい目鼻立ちや顔の輪郭、身体の線は細く、武官としてひびき替えている体躯も海の猛者として知られる海軍騎士を思えば、周囲と比べても優美さのほうが目を惹く。
だからといって――。
ときには女性以上の妖艶な一面を垣間見せても、なよなよとした雰囲気はカノアからは微塵も感じられない。
気性はもとよりきっぱりとしているし、当人はごく一般的な青年だと自分を評価しているが、いま、自宅のリビングにあるカレンダーを見て、ふとため息をつくしぐさには見惚れるものがあった。
「昔は二日も非番がつづけば、贅沢にも感じられたのに……」
四方を大海洋に囲まれた島大陸のトゥブアン皇国は、つねに海洋での敵国軍船団を警戒し、警備防衛に当たっている。
海軍騎士の七月騎士団はつねに軍船を率いて警戒し、敵国軍船団をひとたび発見し、会敵すればすぐさま海戦となり、海洋では絶対防衛の義務を全うしなければならない。
これは陸の武官と称される、いわゆる剣や盾、騎馬隊で構成される騎士団とは比べものにならない命懸けの日々を送っているので、寝床は軍港にある官舎ではなく、所属する軍船内がほとんど、陸を離れればしばらく海洋が生活の場となるので、七月騎士団に所属する武官騎士にとって陸に足を着け、一日でも非番をもらえればそれだけで生きている実感と喜びがあった。
だが、
――その数日を短いとさえ感じるようになるなんて……。
カノアはカレンダーに書き込んだ休日の日取りを日々でなぞり、あっという間に過ぎてしまった時間を惜しむ。
婚姻を交わした相手がいると、ともに居たいという欲求は無尽蔵に増える。
明日には所属する軍港に向けて出発しなければならない。それを思うだけで何だか辛く感じるため息が尽きない。
――せっかく愛を誓い合って、婚姻を交わしたというのに。
カノアは海の武官騎士、婚姻の相手であるエーヴンは騎馬隊で構成されている八月騎士団所属の、まさに陸の武官騎士。
ただでさえ海と陸は離れすぎていて、婚姻を機に家を建てたのはいいが、実際は別居状態。休暇のたびにカノアが帰ってくるという生活を、もう三年もつづけている。
「それでも、とりあえずどうにかなるだろうと思って、どうにかなっているけど……」
この家でエーヴンとゆっくり過ごした時間を何気なく計算してみると、合計してもそれは年月ではなく月日で、しかも凝縮して片指の半分かそこらだ。
午前のうちに洗濯と水回りの掃除、日ごろの鍛錬も兼ねて冬の備蓄用の薪割り、なかなか継続できない畑作業を近所に頼む頭下げに、それから……と色々考えながら、カノアの休暇とは関係なしに今日も所属する八月騎士団に出動する――これは出勤という意味――エーヴンの帰るころを見計らって夕飯も作らなければ、とカノアはひとりでいる午後はじめの時間を過ごしていた。
やることを思えば多忙だが、海軍騎士の七月騎士団は海洋での軍船暮らしが付きものなので、手際のよさはカノアにも染みついている。
おまけに軍船内での生活では料理も当番で回ってくるため、食べ盛りの男の胃袋を完璧に満たす技量も持ち合わせているのだ。
「今夜は……そうだな、あの駄犬がすっかり虜になった肉じゃかを作って、最後の夕飯としてやるか」
台所に向かって主要となる食材を見やると、野菜に関しては鍋いっぱいに作るだけの量がまだ残っていた。
ただ、
「肉は――いまから馬を走らせて市場に行けば、まだ手に入るか」
と、口に出してみたものの、海洋での生活が長いため、じつはカノアは騎馬が苦手だった。
一瞬だけ献立を変更するか、主力の食材を抜きに進めるかと考えもしたが、
「でもなぁ、肉なしの肉じゃがは肉じゃがじゃないし……」
自分でも何を言っているのだろうと思いながら、カノアの脳裏は近所で馬を所有している家を思い浮かべ、近所でも評判の、滅多に食べられぬ「海軍騎士特製の肉じゃが」と引き換えに馬を借りようと慣れぬ騎乗に腹を括るのだった。
世界地図のなかではもっとも小さな大陸だが、建国以来の一国制度は明るくのんびりとした気質の国民性に永く支えられ、これからもそれは失われることはないだろう。
四方を囲む豊かな海洋、豊富な資源、国土の気候を生かした広大な牧畜地域に、国一番の風物詩は秋の収穫祭。
ここまで聞けばずいぶんと田舎じみた国風にも聞こえるが、――異郷異国にとってそれはあまりにも理想郷の具現でしかなく、国は数百年単位で国土侵略戦争の魔手を伸ばす敵国からの防戦を強いられていた。
――その島大陸の名は、トゥブアン皇国。
唯一皇帝を頂点に戴く、それ以下のすべては平民の無階級国家であったが、皇国の興廃を自ら護ろうと、トゥブアン皇国では「騎士」が主体となって国を支え、守護に就いていた。
――その騎士団の数は、十二。
武官、文官と明確に立場を分ける騎士団はトゥブアン皇国の象徴であり、所属する騎士たちも気風もまた国を象徴するものであった。
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美貌の青年――カノアは、島大陸であるトゥブアン皇国を侵略しようとする敵国軍船団から海洋で絶対防衛をする、最初で最後の国防である海軍騎士の七月騎士団に所属している。
所属は長く、カノアは武官、文官ともに正式な騎士を目指す少年兵を育成する十二月騎士団での厳しい修練の二年が明けたあと、熱望していた七月騎士団に入団後、十年近くも高潔なる魂を貫き奉職してきた。
無論、その高潔なる魂は永劫失われることはないし、カノアは奉職のなかで何度も大海戦を経験し、六年前には辛うじて勝利することができたものの全滅寸前まで追い込まれた七月騎士団の歴史を共にしている。
――そんなカノアも、結婚して三年。
相手は二歳年下の同性で、名をエーヴン。
トゥブアン皇国では同性同士の婚姻も日常的で、惹かれ合い、濃密な身体の関係になっても誰も不思議に思う者はいなかったが、カノア自身、最初はそこに自分が辿り着くとはまったく思ってもいなかった。
何となく……。
何となく適齢期が来れば女性とお付き合いをして、もしくは同輩たちに薦められて、その流れで婚姻をするのだろうと思っていたのだが、――まさか、まさかの意味合いで、騎馬隊で構成されている八月騎士団の問題児であったエーヴンに惚れられ、付きまとわれて二年。
ついには根負けしてしまい、優美でしなやかな指に婚姻の証となる指輪を嵌めることを了承してしまった。
これには当時、まさに適齢期だったカノアに心を奪われていた多くの女性が泣き、おなじようにカノアを伴侶とし、その指に婚姻の証である指輪を嵌めようと狙っていた同性も嫉妬と失意でしばらく立ち直れなくなり、カノアの結婚話は界隈でちょっとした騒動にもなっていた――。
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「……何というか、十日の休暇をもらったところで俺が所属する海軍船団の軍港と家までの往復日数を差し引けば、家でのんびりしていられるのもたった数日だったな」
カノアはカレンダーを見て、ふとため息をつく。
前ボタンのシャツを簡単に腕まくりして、スラックスもごく簡素なもので。
薄茶色の髪は解いてしまえばややウェーブのかかる癖も目につくが、腰近くまで伸びている髪も普段は緩めの三つ編みでまとめているし、手入れもさほど困難ではなかった。
容姿は端麗な美丈夫にも見えるし、秀麗な美貌は美人にも見える。
けっして女性と見まちがわれる背格好ではないが、美しい目鼻立ちや顔の輪郭、身体の線は細く、武官としてひびき替えている体躯も海の猛者として知られる海軍騎士を思えば、周囲と比べても優美さのほうが目を惹く。
だからといって――。
ときには女性以上の妖艶な一面を垣間見せても、なよなよとした雰囲気はカノアからは微塵も感じられない。
気性はもとよりきっぱりとしているし、当人はごく一般的な青年だと自分を評価しているが、いま、自宅のリビングにあるカレンダーを見て、ふとため息をつくしぐさには見惚れるものがあった。
「昔は二日も非番がつづけば、贅沢にも感じられたのに……」
四方を大海洋に囲まれた島大陸のトゥブアン皇国は、つねに海洋での敵国軍船団を警戒し、警備防衛に当たっている。
海軍騎士の七月騎士団はつねに軍船を率いて警戒し、敵国軍船団をひとたび発見し、会敵すればすぐさま海戦となり、海洋では絶対防衛の義務を全うしなければならない。
これは陸の武官と称される、いわゆる剣や盾、騎馬隊で構成される騎士団とは比べものにならない命懸けの日々を送っているので、寝床は軍港にある官舎ではなく、所属する軍船内がほとんど、陸を離れればしばらく海洋が生活の場となるので、七月騎士団に所属する武官騎士にとって陸に足を着け、一日でも非番をもらえればそれだけで生きている実感と喜びがあった。
だが、
――その数日を短いとさえ感じるようになるなんて……。
カノアはカレンダーに書き込んだ休日の日取りを日々でなぞり、あっという間に過ぎてしまった時間を惜しむ。
婚姻を交わした相手がいると、ともに居たいという欲求は無尽蔵に増える。
明日には所属する軍港に向けて出発しなければならない。それを思うだけで何だか辛く感じるため息が尽きない。
――せっかく愛を誓い合って、婚姻を交わしたというのに。
カノアは海の武官騎士、婚姻の相手であるエーヴンは騎馬隊で構成されている八月騎士団所属の、まさに陸の武官騎士。
ただでさえ海と陸は離れすぎていて、婚姻を機に家を建てたのはいいが、実際は別居状態。休暇のたびにカノアが帰ってくるという生活を、もう三年もつづけている。
「それでも、とりあえずどうにかなるだろうと思って、どうにかなっているけど……」
この家でエーヴンとゆっくり過ごした時間を何気なく計算してみると、合計してもそれは年月ではなく月日で、しかも凝縮して片指の半分かそこらだ。
午前のうちに洗濯と水回りの掃除、日ごろの鍛錬も兼ねて冬の備蓄用の薪割り、なかなか継続できない畑作業を近所に頼む頭下げに、それから……と色々考えながら、カノアの休暇とは関係なしに今日も所属する八月騎士団に出動する――これは出勤という意味――エーヴンの帰るころを見計らって夕飯も作らなければ、とカノアはひとりでいる午後はじめの時間を過ごしていた。
やることを思えば多忙だが、海軍騎士の七月騎士団は海洋での軍船暮らしが付きものなので、手際のよさはカノアにも染みついている。
おまけに軍船内での生活では料理も当番で回ってくるため、食べ盛りの男の胃袋を完璧に満たす技量も持ち合わせているのだ。
「今夜は……そうだな、あの駄犬がすっかり虜になった肉じゃかを作って、最後の夕飯としてやるか」
台所に向かって主要となる食材を見やると、野菜に関しては鍋いっぱいに作るだけの量がまだ残っていた。
ただ、
「肉は――いまから馬を走らせて市場に行けば、まだ手に入るか」
と、口に出してみたものの、海洋での生活が長いため、じつはカノアは騎馬が苦手だった。
一瞬だけ献立を変更するか、主力の食材を抜きに進めるかと考えもしたが、
「でもなぁ、肉なしの肉じゃがは肉じゃがじゃないし……」
自分でも何を言っているのだろうと思いながら、カノアの脳裏は近所で馬を所有している家を思い浮かべ、近所でも評判の、滅多に食べられぬ「海軍騎士特製の肉じゃが」と引き換えに馬を借りようと慣れぬ騎乗に腹を括るのだった。
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