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45話 エレクトリカルナマズ再び
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「ぼへえええええええええ!!!」
バリバリバリバリバリバリ!!!
「『胞子シールド』!」
「『突進』!」
「ぼへえええええええええ!!!???」
目の前には、出会ってから10秒くらいしかたっていないけど、エレクトリカルナマズが転がっていた。
「最初の頃はすごく苦戦したのにね……」
「私たちも強くなってるわ。ハルの一撃も流石ね」
ナツキと話しつつ、『粘着質な粘土』を回収する。
アキはちょっと眠たいということで寝ていて、フユカは最初のフィールドはあんまりやっていないということで結構広範囲を入念に調べていた。
そんな訳で私たちがアイテムをゲットするために土を掘り起こす。
『ハルは粘着質な粘土を入手しました』
「これって何回入手出来るのかな?」
「人数分か……限界の回数とかあるのかもね? 取れるだけ取ってみたら?」
「やってみる!」
私はどこまでも掘り、気が付いたら身長くらいまで掘っていた。
「結構掘ったけど、意外と掘れるんだね。でもどこまで行けるのか気になってきた!」
「がんばってー。癒せって効果合ったりするのかしら?」
「うーん。どうだろう? 蘇れも覚えてるんだから他にないの?」
「ちょっと探してみるわ……。あ、これって実は……回復せよ」
ナツキが呪文を唱えると、私の体がオレンジ色に光って体の疲れが取れたような気がする。
「すごい! これなら一生走っていられるよ!」
「一生走り続けるのはおススメしないわよ?」
「ああ! こんな魔法が現実にあったら最高なのに!」
「本当に好きなのね」
「当然だよ!」
ゴツン!
「ん?」
私がずっと掘っていると、何か堅いものに当たった気がする。
「何だろう……?」
「何々?」
「何だかとっても堅い物に当たったの」
「折角だから掘り返してみましょう」
「うん」
私はその周辺を掘り、気が付くと何か大きな鉄の様なものが見つかった。
「どこまであるんだろう……。全然先が見えないんだけど」
「フユカ! ちょっと起きて!」
「はい? どうしました?」
フユカは名前を呼べばちゃんと反応してくれる。しかも名前を呼ぶたびに嬉しそうだ。
「なんか、この下にすっごく大きな鉄の塊があるから、ちょっと調べてくれない?」
「分かりました。『ソナー』これは……?」
「どうだったの?」
「何々!?」
「す、すごく大きいです。5mもある……これは……つるはし?」
「えー? 何でつるはしがこんな所にあるんだろう?」
「折角だから掘ってみましょう!」
「いいけど……。大変だなぁ」
心の中では走りたいという思いが溢れてくる。でも、このつるはしがなんなのか気になる。
「頑張って! 私も降りるから!」
「え? いいの?」
「うん。流石にこれだけの量があったら大変だからね。少ししか出来ないけど出来る限りはやるわ」
「分かった。ありがとう」
私はナツキを地面に置く。
「あ、それなら僕もお手伝いしますね!」
「ありがとうフユカ」
「いえいえ。いつも心地いい場所に居られてとっても楽しいので」
フユカもそう言ってお腹から剥がれて、一緒に地面を掘ってくれる。
「後はアキね。『胞子シールド』アキ! おきなさい!」
ゴツン! っと音がするほど盛大にアキの頭にシールドが振り下ろされる。PKは禁止のはずなんだけどな……。どうして何だろう。
「う~。頭痛い……。どうしたのー?」
アキは頭を押さえながら起きだした。
「ちょっとここの下にすっごく大きなものが埋まってるから、一緒に掘って頂戴。ハルだけでここまで掘ってもらったけど、まだまだ掘らなきゃいけないのよ」
「そうなのー? 分かった」
バサバサとアキは私の上から降りて、一緒に掘り始めてくれる。
4人で『粘着質な粘土』を掘り始めて数時間。正直茶色が嫌いになり始めていた。
最初こそ一緒に楽しく話していたけど、今では皆ただ目の前の土に怒りをぶつけるように土を掘っている。
そんな時
『物凄く大きなつるはしを入手しますか?』
「やっとでたー!」
「本当……。何でこんなもの埋まってるのよ……」
「ゲームでこんなに土を掘り続けることになるとは思わなかったよー」
「僕もです。農業は絶対に出来ないと思いました」
「にしてもこれって何だろうね?」
「わかんないわ。取りあえず手に入れておきましょうか。重要そうなアイテムみたいだし」
「うーん。でもつるはしって、キングモグーラに使うんじゃないー?」
「確かに。モグラさんの武器はつるはしのイメージってあります!」
そうなの?
「じゃあ早速見せに行こう!」
ということで、私たちは再び砂漠にいるキングモグーラの元へと向かった。
バリバリバリバリバリバリ!!!
「『胞子シールド』!」
「『突進』!」
「ぼへえええええええええ!!!???」
目の前には、出会ってから10秒くらいしかたっていないけど、エレクトリカルナマズが転がっていた。
「最初の頃はすごく苦戦したのにね……」
「私たちも強くなってるわ。ハルの一撃も流石ね」
ナツキと話しつつ、『粘着質な粘土』を回収する。
アキはちょっと眠たいということで寝ていて、フユカは最初のフィールドはあんまりやっていないということで結構広範囲を入念に調べていた。
そんな訳で私たちがアイテムをゲットするために土を掘り起こす。
『ハルは粘着質な粘土を入手しました』
「これって何回入手出来るのかな?」
「人数分か……限界の回数とかあるのかもね? 取れるだけ取ってみたら?」
「やってみる!」
私はどこまでも掘り、気が付いたら身長くらいまで掘っていた。
「結構掘ったけど、意外と掘れるんだね。でもどこまで行けるのか気になってきた!」
「がんばってー。癒せって効果合ったりするのかしら?」
「うーん。どうだろう? 蘇れも覚えてるんだから他にないの?」
「ちょっと探してみるわ……。あ、これって実は……回復せよ」
ナツキが呪文を唱えると、私の体がオレンジ色に光って体の疲れが取れたような気がする。
「すごい! これなら一生走っていられるよ!」
「一生走り続けるのはおススメしないわよ?」
「ああ! こんな魔法が現実にあったら最高なのに!」
「本当に好きなのね」
「当然だよ!」
ゴツン!
「ん?」
私がずっと掘っていると、何か堅いものに当たった気がする。
「何だろう……?」
「何々?」
「何だかとっても堅い物に当たったの」
「折角だから掘り返してみましょう」
「うん」
私はその周辺を掘り、気が付くと何か大きな鉄の様なものが見つかった。
「どこまであるんだろう……。全然先が見えないんだけど」
「フユカ! ちょっと起きて!」
「はい? どうしました?」
フユカは名前を呼べばちゃんと反応してくれる。しかも名前を呼ぶたびに嬉しそうだ。
「なんか、この下にすっごく大きな鉄の塊があるから、ちょっと調べてくれない?」
「分かりました。『ソナー』これは……?」
「どうだったの?」
「何々!?」
「す、すごく大きいです。5mもある……これは……つるはし?」
「えー? 何でつるはしがこんな所にあるんだろう?」
「折角だから掘ってみましょう!」
「いいけど……。大変だなぁ」
心の中では走りたいという思いが溢れてくる。でも、このつるはしがなんなのか気になる。
「頑張って! 私も降りるから!」
「え? いいの?」
「うん。流石にこれだけの量があったら大変だからね。少ししか出来ないけど出来る限りはやるわ」
「分かった。ありがとう」
私はナツキを地面に置く。
「あ、それなら僕もお手伝いしますね!」
「ありがとうフユカ」
「いえいえ。いつも心地いい場所に居られてとっても楽しいので」
フユカもそう言ってお腹から剥がれて、一緒に地面を掘ってくれる。
「後はアキね。『胞子シールド』アキ! おきなさい!」
ゴツン! っと音がするほど盛大にアキの頭にシールドが振り下ろされる。PKは禁止のはずなんだけどな……。どうして何だろう。
「う~。頭痛い……。どうしたのー?」
アキは頭を押さえながら起きだした。
「ちょっとここの下にすっごく大きなものが埋まってるから、一緒に掘って頂戴。ハルだけでここまで掘ってもらったけど、まだまだ掘らなきゃいけないのよ」
「そうなのー? 分かった」
バサバサとアキは私の上から降りて、一緒に掘り始めてくれる。
4人で『粘着質な粘土』を掘り始めて数時間。正直茶色が嫌いになり始めていた。
最初こそ一緒に楽しく話していたけど、今では皆ただ目の前の土に怒りをぶつけるように土を掘っている。
そんな時
『物凄く大きなつるはしを入手しますか?』
「やっとでたー!」
「本当……。何でこんなもの埋まってるのよ……」
「ゲームでこんなに土を掘り続けることになるとは思わなかったよー」
「僕もです。農業は絶対に出来ないと思いました」
「にしてもこれって何だろうね?」
「わかんないわ。取りあえず手に入れておきましょうか。重要そうなアイテムみたいだし」
「うーん。でもつるはしって、キングモグーラに使うんじゃないー?」
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「じゃあ早速見せに行こう!」
ということで、私たちは再び砂漠にいるキングモグーラの元へと向かった。
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