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九ノ段 伊織、義兄と事の真相を語りあう事。
(二)
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晴れ渡った日であった、らしい。
武蔵はぼんやりと舟島で木剣を下げ、海を見渡していた。
舟島は下関沖にある大きめの中洲のような、要するに小さな島である。
細長い船のような形をした島で、武蔵の視線のずっと先に北九州の小倉がある。かなり遠く、やはり下関からがほど近い。
「ふむ……」
よい景色だ、と武蔵は思った。
この時に武蔵が手に持った木戟で砂浜に絵を描き始めたのは、あるいは現実逃避のようなものであった。現状をあまり真剣に考えたくなかったというのがある。考えるのもばかばかしい状況であった。当時もそう思ったし、今思い返してもやはりそう思う。
この決闘は、実にばかばかしい。
そんな風に思っていたものだから、木剣を使う手も加速していった。
遠く先にある小倉の風景へと集中しすぎたというせいもあるだろうが。
青空と青い海の狭間にある、霞む松林。
「おい」
と背中に声がかかる。
聞こえてはいた。
聞こえてはいたが、無視した。
今はいいところなのだから、邪魔をするなと思った。
「おい、武蔵!」
ちゃり、と刀を抜く音が聞こえた。
聞こえたが、あまり気にしなかった。
声の聞こえた位置と距離から、まだその刀の持ち主の距離がわかる。
まだほっといても問題ではない。
「――貴様!」
声は怒声と言えるほどになった。
武蔵はようやく反応した。
「五月蝿い」
振り向き、言った。
一瞥だけをくれてやった相手は。
多田岩流。
岩流の目が大きく見開かれた。
そこからの打ち込みは岩流「虎切」。
真正面からの拝みうちで相手を怯ませ、そこを追い討つように逆袈裟に切り上げる――単純にして必殺の岩流の連携技だ。
しかし。
それよりもなお早く、鞭がしなるかのように砂を巻くように武蔵の木剣が閃いた。
武蔵の木戟は、五尺の長さがある。
岩流の太刀は三尺二寸。
そして、相手の打ち込みの起こりを察知して打ち込む――後に武蔵が書いた、「枕をおさゆる」をまさに実現した一撃であった。
「あ」
手に伝わった感触で、武蔵は自分が何をしたかに気づいた。
多田市郎は、まだその時は息があったという。
◆ ◆ ◆
「……と、それが真相だ」
三木之助の語った、短くもなんとも感想の難しい話を聞き、伊織は沈痛な顔で頷いた。
「それでは、さすがに父上も語りたがらぬはずですな……」
「まあ、確かにな」
いかに若き日のことではあれ――娘を孕ませ、その兄を「うっかり」と撃ち殺してしまったなどということは――さすがに新免武蔵が常人離れした神経の持ち主であったとしても、そうそう簡単に息子に説明したいことでもない。
ふと伊織は、どうしてか武蔵に仕えて二十年になるたつぞうは知ってるのだろうかと思った。多分、知っているた違いない。若き日に、同じように彼が武蔵に打たれていたことがあったということまでは、さすがに伊織にもわからなかったが。
「昔、兄上と一緒に聞いた話だ。父上もあまり面白い話とは思っていなかったのだろうな。一度したきりだ」
「そう――ですか」
自分も、もう少し父と話をするべきだろうか。伊織はそんなことを考えたが、あまり気乗りはしなかった。三木之助兄弟は伊織と違って兵法に強い関心を持っていたから、武蔵のことをよく聞いていたのであるが、伊織はというと兵法にそれほどこだわりがあるわけでもない。乱舞のことなら話は別だが、しかしこんなことがおきるとちゃんと事情を知っておいた方がいいなとも思い直す。
そういえば、気になっていることがあと一つある。
「そういえば、小次郎は戯れ歌を聞いたのがきっかけで父上を仇と狙うようになったのでしたが」
「うむ」
新免武蔵は天下無双
六十余たびと戦えど
一度も負けたことはなし
その業殿様褒められて
いかになしてその強さ
聞かれて武蔵が答えるに
我が強いとさにあらず
相手がみんな弱いだけ
「この歌が、どうしたのかね?」
近頃、たまに聞くなと三木之助は首を捻ったが、伊織は「妙でしょう」と言う。
「どのあたりが?」
「我が強いとさらあらず、からのくだりですが」
「うん?」
「これは、父上が本多公に言ったことではございませんか?」
「ああ――」
三木之助は手のひらを叩いた。
「そう、だ。確かずっと以前に、亡くなられた本多公が父上に対面なされて、それで軽く問答してそう言われのだ」
ずっと後に、武蔵はこう書き記している。
われ三十を越て、跡をおもひミるに、兵法至極してかつにハあらず。
をのづから道の器用ありて、天理をはなれざる故か、
又ハ、他流の兵法不足なる所にや。
要約すると、三十を超えた頃に思い返してみると、自分が勝てたのは兵法を極めていたわけではなく、たまたま理にあった技を使えたからであるせいか、あるいは……戦った相手が弱かったからだろう、ということである。
謙遜しているようでもあるし、今まで戦った相手を貶しているようでもある。
どっちともとれるが、どっちでもとれるということは混乱の素であった。正直な武蔵の述懐ではあろうが、正直すぎて聞いた人間によっては眉をひそめることだろう。例えば、過去に戦った相手やその関係者などであるが。
「さすがに父上とても、このようなことを身内以外の者にいうとも思えません」
身内でも、知らなかった。
ただ伊織はこの戯れ歌の中にある殿様という言葉と、いかにも武蔵がいいそうであるなあということから見当をつけたにすぎない。
三木之助は「ふうむ」と顎を撫でて。
「では、その時その場にいた者が怪しいな。自分と兄上と――あの時にいたのは、あと藤右衛門くらいか」
と言った。
「藤右衛門――」
聞いた名だ。
よくある名前だとも思ったが。
「それはもしや、常磐、」
「そうだ。常磐藤右衛門だ」
ごくあっさりと、三木之助は肯定する。それから目を細めて「聞いてないのか?」と不思議そうな顔で問うた。
「あやつが一時期、父上の弟子であったということを」
「それは――初耳です」
「そうか。ほんの一時期であったからなあ」
語るところによると、常磐藤右衛門は剣の名手であったが、武蔵と仕合して敗れ、その技に惚れ込んで一時期は随分と後ろを付いて回ってたのだという。
「父上の弟子であったというのなら、何故……」
自分を目の敵にするのか。
それは、考えなくてもわかるような気はする。だが、答えにいきつくのを伊織の聡明な頭脳が拒否していた。あまり知りたいことでもなかった。だが、知らねばならないということでもあると理解してもいた。
三木之助はひどく気の毒そうに。
「恐らく、嫉妬だ」
「…………………」
本当に、知りたくはなかった。
武蔵と藤右衛門は念友の契りを結んでいたのか――ということについては三木之助も解らない。解らないのだが、別にそうであっても不思議ではないし、仮に違っていても藤右衛門にはそのつもりはあったのだろうということは明らかだった。それは、確かだった。
「養子となった兄上も、自分も、随分と睨まれていたものだ……あの頃は父上の目があるから、今のおぬしのように嫌がらせを受けたりということはなかったが」
「………つまり、これもいやがらせの一つであったということですな」
この戯れ歌を流すことによって、武蔵を恨みにもつ者が腹を立ててやってくる――罠というにはか細いが、現実に効果があった。恐らくこれは藤右衛門が何重と張り巡らせた多くの嫌がらせの一つでしかなく、さほど期待しているものでもないのだろう。ただ、何かあればみっけものという程度の、本当にただの嫌がらせ。
「そういえば、近頃は父上の名声が広がって、兵法者が多く来ているとも」
「その歌と関係があるのかは解らんが、まあありえない話でもないな」
三木之助は苦笑して、伊織はもう溜息しかでなかった。
なんというか、自分に降りかかるすべての困難は、すべて父上が発端であるようで……もうなんといっていいか解らなかったのだ。
そして、また気づく。
「――しかし、それで父上を恨みを持つ者が集まったとしたら……父上が困るのでは」
まさか、可愛さ余って憎さ百倍というやつだろうか。
愛情が大きくなりすぎて憎悪に変わってしまったのだろうか。
そういうと、三木之助は直ちに否定した。
「それはない」
「ありませんか」
「ない。ない――というか」
三木乃助は真顔で断言する。
「父上をどうにかできるような兵法者など、この世にいるはずがないだろう?」
「………………」
言葉もない、というのはまさにこのことである。
伊織は呆然としてしまったが、反論する言葉も思い浮かず、もっというのならその言葉に酷く納得してしまう自分がいて、なにやら奇妙な気分だった。
沈黙した二人を、肌寒い風が一陣、通り抜けていった。
三木之助は「もう、秋か」と呟いてから、竿を上げた。
「今日は、これで帰る。伊織殿はどうする? 茶の一杯ならうちにくれば出せるが」
「いえ、今日はこれにてお暇します」
二人は同時に立ち上がった。
「そうか。慌しいな」
「帰って、とりあえずは父上に決闘のことを聞いてみます。六十余度の戦い、それぞれどういう顛末があったのか、それを聞いてから、今それらの縁者はどうしているのか――」
「伊織殿」
三木之助は、義弟の言葉を途中で遮って、気の毒そうな顔をしていた。
「六十余度というのはな、六十回までは数えていると、そういう意味なのだ」
今度こそ、何も言えなくなった伊織を残し、三木之助は背中を向けた。
風の冷たさはましていく中、鴉が飛んでいく。
カァ、と啼いた。
武蔵はぼんやりと舟島で木剣を下げ、海を見渡していた。
舟島は下関沖にある大きめの中洲のような、要するに小さな島である。
細長い船のような形をした島で、武蔵の視線のずっと先に北九州の小倉がある。かなり遠く、やはり下関からがほど近い。
「ふむ……」
よい景色だ、と武蔵は思った。
この時に武蔵が手に持った木戟で砂浜に絵を描き始めたのは、あるいは現実逃避のようなものであった。現状をあまり真剣に考えたくなかったというのがある。考えるのもばかばかしい状況であった。当時もそう思ったし、今思い返してもやはりそう思う。
この決闘は、実にばかばかしい。
そんな風に思っていたものだから、木剣を使う手も加速していった。
遠く先にある小倉の風景へと集中しすぎたというせいもあるだろうが。
青空と青い海の狭間にある、霞む松林。
「おい」
と背中に声がかかる。
聞こえてはいた。
聞こえてはいたが、無視した。
今はいいところなのだから、邪魔をするなと思った。
「おい、武蔵!」
ちゃり、と刀を抜く音が聞こえた。
聞こえたが、あまり気にしなかった。
声の聞こえた位置と距離から、まだその刀の持ち主の距離がわかる。
まだほっといても問題ではない。
「――貴様!」
声は怒声と言えるほどになった。
武蔵はようやく反応した。
「五月蝿い」
振り向き、言った。
一瞥だけをくれてやった相手は。
多田岩流。
岩流の目が大きく見開かれた。
そこからの打ち込みは岩流「虎切」。
真正面からの拝みうちで相手を怯ませ、そこを追い討つように逆袈裟に切り上げる――単純にして必殺の岩流の連携技だ。
しかし。
それよりもなお早く、鞭がしなるかのように砂を巻くように武蔵の木剣が閃いた。
武蔵の木戟は、五尺の長さがある。
岩流の太刀は三尺二寸。
そして、相手の打ち込みの起こりを察知して打ち込む――後に武蔵が書いた、「枕をおさゆる」をまさに実現した一撃であった。
「あ」
手に伝わった感触で、武蔵は自分が何をしたかに気づいた。
多田市郎は、まだその時は息があったという。
◆ ◆ ◆
「……と、それが真相だ」
三木之助の語った、短くもなんとも感想の難しい話を聞き、伊織は沈痛な顔で頷いた。
「それでは、さすがに父上も語りたがらぬはずですな……」
「まあ、確かにな」
いかに若き日のことではあれ――娘を孕ませ、その兄を「うっかり」と撃ち殺してしまったなどということは――さすがに新免武蔵が常人離れした神経の持ち主であったとしても、そうそう簡単に息子に説明したいことでもない。
ふと伊織は、どうしてか武蔵に仕えて二十年になるたつぞうは知ってるのだろうかと思った。多分、知っているた違いない。若き日に、同じように彼が武蔵に打たれていたことがあったということまでは、さすがに伊織にもわからなかったが。
「昔、兄上と一緒に聞いた話だ。父上もあまり面白い話とは思っていなかったのだろうな。一度したきりだ」
「そう――ですか」
自分も、もう少し父と話をするべきだろうか。伊織はそんなことを考えたが、あまり気乗りはしなかった。三木之助兄弟は伊織と違って兵法に強い関心を持っていたから、武蔵のことをよく聞いていたのであるが、伊織はというと兵法にそれほどこだわりがあるわけでもない。乱舞のことなら話は別だが、しかしこんなことがおきるとちゃんと事情を知っておいた方がいいなとも思い直す。
そういえば、気になっていることがあと一つある。
「そういえば、小次郎は戯れ歌を聞いたのがきっかけで父上を仇と狙うようになったのでしたが」
「うむ」
新免武蔵は天下無双
六十余たびと戦えど
一度も負けたことはなし
その業殿様褒められて
いかになしてその強さ
聞かれて武蔵が答えるに
我が強いとさにあらず
相手がみんな弱いだけ
「この歌が、どうしたのかね?」
近頃、たまに聞くなと三木之助は首を捻ったが、伊織は「妙でしょう」と言う。
「どのあたりが?」
「我が強いとさらあらず、からのくだりですが」
「うん?」
「これは、父上が本多公に言ったことではございませんか?」
「ああ――」
三木之助は手のひらを叩いた。
「そう、だ。確かずっと以前に、亡くなられた本多公が父上に対面なされて、それで軽く問答してそう言われのだ」
ずっと後に、武蔵はこう書き記している。
われ三十を越て、跡をおもひミるに、兵法至極してかつにハあらず。
をのづから道の器用ありて、天理をはなれざる故か、
又ハ、他流の兵法不足なる所にや。
要約すると、三十を超えた頃に思い返してみると、自分が勝てたのは兵法を極めていたわけではなく、たまたま理にあった技を使えたからであるせいか、あるいは……戦った相手が弱かったからだろう、ということである。
謙遜しているようでもあるし、今まで戦った相手を貶しているようでもある。
どっちともとれるが、どっちでもとれるということは混乱の素であった。正直な武蔵の述懐ではあろうが、正直すぎて聞いた人間によっては眉をひそめることだろう。例えば、過去に戦った相手やその関係者などであるが。
「さすがに父上とても、このようなことを身内以外の者にいうとも思えません」
身内でも、知らなかった。
ただ伊織はこの戯れ歌の中にある殿様という言葉と、いかにも武蔵がいいそうであるなあということから見当をつけたにすぎない。
三木之助は「ふうむ」と顎を撫でて。
「では、その時その場にいた者が怪しいな。自分と兄上と――あの時にいたのは、あと藤右衛門くらいか」
と言った。
「藤右衛門――」
聞いた名だ。
よくある名前だとも思ったが。
「それはもしや、常磐、」
「そうだ。常磐藤右衛門だ」
ごくあっさりと、三木之助は肯定する。それから目を細めて「聞いてないのか?」と不思議そうな顔で問うた。
「あやつが一時期、父上の弟子であったということを」
「それは――初耳です」
「そうか。ほんの一時期であったからなあ」
語るところによると、常磐藤右衛門は剣の名手であったが、武蔵と仕合して敗れ、その技に惚れ込んで一時期は随分と後ろを付いて回ってたのだという。
「父上の弟子であったというのなら、何故……」
自分を目の敵にするのか。
それは、考えなくてもわかるような気はする。だが、答えにいきつくのを伊織の聡明な頭脳が拒否していた。あまり知りたいことでもなかった。だが、知らねばならないということでもあると理解してもいた。
三木之助はひどく気の毒そうに。
「恐らく、嫉妬だ」
「…………………」
本当に、知りたくはなかった。
武蔵と藤右衛門は念友の契りを結んでいたのか――ということについては三木之助も解らない。解らないのだが、別にそうであっても不思議ではないし、仮に違っていても藤右衛門にはそのつもりはあったのだろうということは明らかだった。それは、確かだった。
「養子となった兄上も、自分も、随分と睨まれていたものだ……あの頃は父上の目があるから、今のおぬしのように嫌がらせを受けたりということはなかったが」
「………つまり、これもいやがらせの一つであったということですな」
この戯れ歌を流すことによって、武蔵を恨みにもつ者が腹を立ててやってくる――罠というにはか細いが、現実に効果があった。恐らくこれは藤右衛門が何重と張り巡らせた多くの嫌がらせの一つでしかなく、さほど期待しているものでもないのだろう。ただ、何かあればみっけものという程度の、本当にただの嫌がらせ。
「そういえば、近頃は父上の名声が広がって、兵法者が多く来ているとも」
「その歌と関係があるのかは解らんが、まあありえない話でもないな」
三木之助は苦笑して、伊織はもう溜息しかでなかった。
なんというか、自分に降りかかるすべての困難は、すべて父上が発端であるようで……もうなんといっていいか解らなかったのだ。
そして、また気づく。
「――しかし、それで父上を恨みを持つ者が集まったとしたら……父上が困るのでは」
まさか、可愛さ余って憎さ百倍というやつだろうか。
愛情が大きくなりすぎて憎悪に変わってしまったのだろうか。
そういうと、三木之助は直ちに否定した。
「それはない」
「ありませんか」
「ない。ない――というか」
三木乃助は真顔で断言する。
「父上をどうにかできるような兵法者など、この世にいるはずがないだろう?」
「………………」
言葉もない、というのはまさにこのことである。
伊織は呆然としてしまったが、反論する言葉も思い浮かず、もっというのならその言葉に酷く納得してしまう自分がいて、なにやら奇妙な気分だった。
沈黙した二人を、肌寒い風が一陣、通り抜けていった。
三木之助は「もう、秋か」と呟いてから、竿を上げた。
「今日は、これで帰る。伊織殿はどうする? 茶の一杯ならうちにくれば出せるが」
「いえ、今日はこれにてお暇します」
二人は同時に立ち上がった。
「そうか。慌しいな」
「帰って、とりあえずは父上に決闘のことを聞いてみます。六十余度の戦い、それぞれどういう顛末があったのか、それを聞いてから、今それらの縁者はどうしているのか――」
「伊織殿」
三木之助は、義弟の言葉を途中で遮って、気の毒そうな顔をしていた。
「六十余度というのはな、六十回までは数えていると、そういう意味なのだ」
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