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09 夫と二度めまして。一年ぶりの再会。
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アカリエル公爵家の本邸から、野菜を積んだ荷馬車が出発した。荷馬車の横には、騎士団の騎士が複数人、馬に乗って護衛をしている。私と侍女のリアは、荷馬車の御者が座る椅子の横に相乗りさせてもらっている。
「アリーさん、私、お料理できませんが、どうしましょう……」
少し前から不安そうな顔をしていたリアが、私の耳元でこそこそと訴えた。
「そうなの? でも、大丈夫よ。リアは器用だし、できると思うわ」
リアはお茶を入れるのが上手で、刺繍も上手、私の侍女としての仕事も難なくやっていて、気配りも上手な子であった。わりと器用になんでもできるタイプだと私は予想している。
「それに、難しいことや分からないことがあったら、わたくしが教えるわ」
「アリーさんは、お料理されたことがあるんですね……」
「ううん、ないわよ」
現世では、一度も調理場など行ったことはない。
「え、な、ない?」
「大丈夫よ、感覚をつかむまではモタモタするかもしれないけれど、あとは慣れよ。なんとかなるわ」
「…………」
リアはいっそう不安そうな顔をした。
前世では、兄と二人暮らしを開始して以降、食事担当をさせられていた私は、「ヘタクソ」「マズイ」と兄に文句を言われながら鍛えられたため、人並には料理ができるようになった。それからは、料理はやって慣れればどうにかなる、それが私の持論である。
だから、現世でやったことはなくとも、前世で経験はあるし、イメージも付くため、なんとか慣れればできると思っている。
そうやってリアとこそこそと話をしていると、騎士が乗った馬が近寄ってきた。
「手伝いに名乗りを上げて下さって助かりました。俺はアダムと言います。騎士団で何か困ったことがありましたら、俺に言ってください」
「ありがとうございます。わたくしはアリー、彼女はリアです。宜しくお願い致します」
アダムはさわやかな笑顔で頷いた。彼はなかなか顔が整っていて、モテそうだ。そんなモテそうなアダムは、さわやかに口を開いた。
「アリーさんとリアさんは、好きな方とかおられるのですか?」
言い慣れていそうな自然さである。こうやって恋が始まるのが一般的なのね、と思いながら、私はリアを見た。リアは少し恥ずかしそうに、小さな声で「いません」と答えている。リアは結婚相手を探していることは、前に聞いたので知っている。
私はリアからアダムに顔を戻した。
「わたくしは、夫がいます」
「え、そうなのですか? 奥様の侍女と聞いたので、てっきり結婚されていないものだと」
「わたくしは出稼ぎ中なのですわ」
兄に売られたのだから、ある意味間違っていないだろう。私はバリー家からアカリエル家に、妻という名で出稼ぎに来ているようなものだ。まあ、三食昼寝付きで、今となっては良かったと思っている。
「それは残念です。アリーさんとも仲良くさせてもらいたいのですが、仲良くなり過ぎると怒られるかもしれませんね」
そう言いながらも、まったく残念そうにしていない。ただのナンパなリップサービスだな、と私はあいまいに笑っておいた。
そんなどうでもいいことより、私は、初対面以降、一度も会っていない夫ルークに会うことに、少し緊張していた。
私の出発前、イーライが急いで書いたメモを封筒に入れ、私に手渡した。そしてイーライがこそっと私に耳打ちした。
「奥様の状況をメモ致しましたので、旦那様にお渡ししていただきたいです」
私は頷いて、それを受け取った。これを渡すということは、ルークに会うということだ。
一年以上、まずは元気にならねばと、そちらばかりに注力していたが、健康になったのだから、そろそろ私の身の振り方についても考えなければならない。
ルークが病床の妻を迎えた理由について、私は推理して二つに絞っていた。
その一、愛人がいて、その愛人とは結婚できないため、伯爵家以上の私を表向きの妻として迎えた。表向きとはいえ、妻というなら、いずれは夫との間に子供を持つ可能性もある。
その二、身分の低い恋人がいて、その恋人を後妻とするため、一度は伯爵家以上の妻を娶ったという事実が欲しい、かつ、将来的には離縁を考えている。
その一であれば、私はこのまま公爵夫人でいられる可能性は高いが、その二であれば、離縁だけでなく借金を背負う可能性も捨てられず悲惨である。
できればその一であってほしいが、願望だけで良い方に事が運ぶはずもない。だから、ルークを探って情報が得られないだろうか、と考えているところだ。できれば友達くらいの関係まで仲良くなれたら、とは思うが、仕事をしにいくのだから、今回はそこはあまり期待していない。
ルークは騎士団長だというから、ルークを知る部下の騎士はたくさんいるだろう。彼らから少しずつ情報を聞いていこう。
そんなことを思っていると、西部騎士団の城に到着した。
イーライからメモを預かってきたこともあり、アダムに連れられ、私とリアはルークの元に案内された。
(やっぱり美形だわ)
城の敷地内の外で騎士がたくさんいる中、他の騎士と話をしているルークを目にする。とびぬけて整った美貌のルークは、そこだけキラキラと光って見えて眩しいくらいだ。
とはいえ、前世の兄、現世の兄、そして恋人がいるであろうルークは、みんな美形だけれど、いわく付き。私は顔面の良さくらいで何でも受け入れるほど、頭の中はお花畑ではなかった。良いのは顔だけ、と思いながら、私とリアはルークの前まで来てお辞儀した。
アダムが私たちが来た経緯を説明している。そのアダムにルークは納得したように頷いたため、私はすっと前に出て、イーライからのメモをルークに渡す。
「イーライさんからの伝言です」
ルークはそれを受け取り、メモの内容に目を通す。一瞬だけ、片眉を怪訝そうに動かしたが、顔を上げて私を向いた時には、普通の表情だった。
「事情はわかった。手伝いに来てくれたのは助かる。アダム、二人を厨房に案内してくれ」
「承知しました。お二人とも、こちらです」
(あれ? それだけ?)
イーライのメモには、私が妻だと説明があったはずで、ルークは私とも目が合った。形ばかりの妻だとしても、久しぶりに会ったのだから、「久しぶり」とか「あとで話そう」とか、少しくらい何か妻に向ける言葉があるかと思っていたのに、あっさりしていた。
これは、形ばかりの妻など、どうでもいい、ということなのだろうか。困った、これでは、ルークと関係改善どころか接触さえさせてもらえないのでは。
情報収集のためにも、せめて話すくらいはさせてほしい。どうにか接触する方法を探す必要がありそうだ、と今後どう動くか考えながら、私とリアは厨房に案内されるのだった。
「アリーさん、私、お料理できませんが、どうしましょう……」
少し前から不安そうな顔をしていたリアが、私の耳元でこそこそと訴えた。
「そうなの? でも、大丈夫よ。リアは器用だし、できると思うわ」
リアはお茶を入れるのが上手で、刺繍も上手、私の侍女としての仕事も難なくやっていて、気配りも上手な子であった。わりと器用になんでもできるタイプだと私は予想している。
「それに、難しいことや分からないことがあったら、わたくしが教えるわ」
「アリーさんは、お料理されたことがあるんですね……」
「ううん、ないわよ」
現世では、一度も調理場など行ったことはない。
「え、な、ない?」
「大丈夫よ、感覚をつかむまではモタモタするかもしれないけれど、あとは慣れよ。なんとかなるわ」
「…………」
リアはいっそう不安そうな顔をした。
前世では、兄と二人暮らしを開始して以降、食事担当をさせられていた私は、「ヘタクソ」「マズイ」と兄に文句を言われながら鍛えられたため、人並には料理ができるようになった。それからは、料理はやって慣れればどうにかなる、それが私の持論である。
だから、現世でやったことはなくとも、前世で経験はあるし、イメージも付くため、なんとか慣れればできると思っている。
そうやってリアとこそこそと話をしていると、騎士が乗った馬が近寄ってきた。
「手伝いに名乗りを上げて下さって助かりました。俺はアダムと言います。騎士団で何か困ったことがありましたら、俺に言ってください」
「ありがとうございます。わたくしはアリー、彼女はリアです。宜しくお願い致します」
アダムはさわやかな笑顔で頷いた。彼はなかなか顔が整っていて、モテそうだ。そんなモテそうなアダムは、さわやかに口を開いた。
「アリーさんとリアさんは、好きな方とかおられるのですか?」
言い慣れていそうな自然さである。こうやって恋が始まるのが一般的なのね、と思いながら、私はリアを見た。リアは少し恥ずかしそうに、小さな声で「いません」と答えている。リアは結婚相手を探していることは、前に聞いたので知っている。
私はリアからアダムに顔を戻した。
「わたくしは、夫がいます」
「え、そうなのですか? 奥様の侍女と聞いたので、てっきり結婚されていないものだと」
「わたくしは出稼ぎ中なのですわ」
兄に売られたのだから、ある意味間違っていないだろう。私はバリー家からアカリエル家に、妻という名で出稼ぎに来ているようなものだ。まあ、三食昼寝付きで、今となっては良かったと思っている。
「それは残念です。アリーさんとも仲良くさせてもらいたいのですが、仲良くなり過ぎると怒られるかもしれませんね」
そう言いながらも、まったく残念そうにしていない。ただのナンパなリップサービスだな、と私はあいまいに笑っておいた。
そんなどうでもいいことより、私は、初対面以降、一度も会っていない夫ルークに会うことに、少し緊張していた。
私の出発前、イーライが急いで書いたメモを封筒に入れ、私に手渡した。そしてイーライがこそっと私に耳打ちした。
「奥様の状況をメモ致しましたので、旦那様にお渡ししていただきたいです」
私は頷いて、それを受け取った。これを渡すということは、ルークに会うということだ。
一年以上、まずは元気にならねばと、そちらばかりに注力していたが、健康になったのだから、そろそろ私の身の振り方についても考えなければならない。
ルークが病床の妻を迎えた理由について、私は推理して二つに絞っていた。
その一、愛人がいて、その愛人とは結婚できないため、伯爵家以上の私を表向きの妻として迎えた。表向きとはいえ、妻というなら、いずれは夫との間に子供を持つ可能性もある。
その二、身分の低い恋人がいて、その恋人を後妻とするため、一度は伯爵家以上の妻を娶ったという事実が欲しい、かつ、将来的には離縁を考えている。
その一であれば、私はこのまま公爵夫人でいられる可能性は高いが、その二であれば、離縁だけでなく借金を背負う可能性も捨てられず悲惨である。
できればその一であってほしいが、願望だけで良い方に事が運ぶはずもない。だから、ルークを探って情報が得られないだろうか、と考えているところだ。できれば友達くらいの関係まで仲良くなれたら、とは思うが、仕事をしにいくのだから、今回はそこはあまり期待していない。
ルークは騎士団長だというから、ルークを知る部下の騎士はたくさんいるだろう。彼らから少しずつ情報を聞いていこう。
そんなことを思っていると、西部騎士団の城に到着した。
イーライからメモを預かってきたこともあり、アダムに連れられ、私とリアはルークの元に案内された。
(やっぱり美形だわ)
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とはいえ、前世の兄、現世の兄、そして恋人がいるであろうルークは、みんな美形だけれど、いわく付き。私は顔面の良さくらいで何でも受け入れるほど、頭の中はお花畑ではなかった。良いのは顔だけ、と思いながら、私とリアはルークの前まで来てお辞儀した。
アダムが私たちが来た経緯を説明している。そのアダムにルークは納得したように頷いたため、私はすっと前に出て、イーライからのメモをルークに渡す。
「イーライさんからの伝言です」
ルークはそれを受け取り、メモの内容に目を通す。一瞬だけ、片眉を怪訝そうに動かしたが、顔を上げて私を向いた時には、普通の表情だった。
「事情はわかった。手伝いに来てくれたのは助かる。アダム、二人を厨房に案内してくれ」
「承知しました。お二人とも、こちらです」
(あれ? それだけ?)
イーライのメモには、私が妻だと説明があったはずで、ルークは私とも目が合った。形ばかりの妻だとしても、久しぶりに会ったのだから、「久しぶり」とか「あとで話そう」とか、少しくらい何か妻に向ける言葉があるかと思っていたのに、あっさりしていた。
これは、形ばかりの妻など、どうでもいい、ということなのだろうか。困った、これでは、ルークと関係改善どころか接触さえさせてもらえないのでは。
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