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第3話 いってらっしゃい
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どれだけ嫌でも、朝は来る。
そして、嫌だとしても学生の本分は勉強だから、学校には通わなければいけない。
毎朝のことながら、これが有栖にはとても憂鬱だった。
「はぁ…」
身支度をする嫌そうな有栖の様子を見て、桜華は不思議そうに首を傾げた。
そして、ふわふわと浮いたまま有栖の顔を覗き込みにやってくる。
「姫様、学校なぞ休めばよいのではないか?」
「そういうわけにもいかないのよ…」
「勉学なら樟葉に見てもらえばよかろう?」
「だーめ、おにいも学校あるの」
「むぅ、ままならぬものじゃ」
学校での勉強は嫌じゃない。嫌なのは、友人以外の人たちからの心無い罵倒だけだ。良い成績を保っていれば、先生たちからは比較的目をかけてもらえるが、クラスでの出来事の全てまで先生に頼り切るわけにはいかない。
それに、有栖はもう高校生。
大学進学も考えているから、余計に今揉め事を起こすわけにもいかない。内申点に響いてしまうだろうし、推薦で決められるならば推薦入学をしたい気持ちだってあるのだから。
「世の中、勉強だけでどうにかなれば一番手っ取り早いんだけどねー…」
「じゃが、何かあれば遠慮なく言ってくれ、姫様や。姫様の力が抑えられているおかげで、姫様にしかわらわは視認できぬからな。自らアホ共に姿を見せようなどとは思わぬし、見せるのは姫様の信頼する者たちだけじゃ。忘れてはならんぞ」
「…うん」
「じゃから、殺るなら何時でも」
「ダメだっつの」
桜華が姿を見せるのは、有栖の家族や親友の前だけだ。
一緒に住んでいる家族に対しては姿を見せるけれど、桜華は、親戚に対して姿を見せることに関して、とても慎重になる。
一度だけ、姿を見せた時は大騒動になった。具体的には、当時八歳だった幼い有栖を殺してでも奪い取り、桜華という精霊を自分の子に憑かせようとしたのだ。
なお、その親は桜華の怒りもさることながら、有栖の両親、祖父母のとてつもない怒りまで買うこととなり、結果として一族から徹底的に追放された。
何があろうとも、砺波本家の敷居は跨がせない、やってきたら法的手段に出るという書面を残した。加えて、桜華からは『姫様を殺そうものなら永遠の地獄に引きずり込んでやる』と脅しをかけられた。
そんな能無しよりも我が子が!と主張する両親に対し、『能力しかない子を、何故わらわが好かねばならぬのか、ようわからん』と更に突き放したうえで、激怒する一家に対し、精神干渉を行い言葉の通り『壊した』、らしいと有栖は聞いている。
何があったのか聞いても、桜華も両親も、微笑むだけだったから、幼心に『これ以上聞いてはいけない』と察した。
樟葉に相談したが、『やった方の自業自得』で済んでしまったし、そうなると幼い有栖には何もできない。むしろ有栖本人は殺されかけたのだから、もっと怒れ!と樟葉に叱られてしまったが、そもそも、そんないじめっこがどうなろうとも有栖にはどうでもいいことでしかなかった。
こうした嫌がらせを受けるまでは、有栖はとても元気で、良く笑い、良くはしゃぎまわる、大変元気な子だったのだ。
もしかしたら、能力が大きすぎるからと封印している翡翠眼が、眼を宿した主である有栖の心を守ろうと、波立たせぬよう物静かにさせているのかもしれないと、そう思わせる程に有栖はとても大人しくなっていた。
「…翡翠眼、いつ発現するのかな」
「姫様?」
「…何でもない、忘れて」
へら、と力なく笑った有栖だったが、ここ数日は目に見えて元気がない。きっと、週末に迫ってきている婚約者との顔合わせが憂鬱なのではないか、と桜華は推測している。
これは、半分当たりで、半分外れ。
有栖が心配しているのは、自分の婚約よりも、兄である樟葉の婚約の方なのだ。
樟葉は次期当主として、一族からの大きな期待を背負っている。だからこそ、阿賀家との婚約を兄には失敗させるわけにはいかなかった。
阿賀家と砺波家、両家ともにあやかしの異能を使える家なのだが、今代はたまたま両家の当主同士が大変仲が良かった。
学生時代からの親友で、切磋琢磨し合いながら共に成長し、結婚してからも交流が続き、二人にそれぞれ子供が生まれて異性同士だったら婚約させたいね、という漫画のような口約束をしていたら、見事にそれが叶ってしまった、というわけだ。
しかし、だからとてそのまま婚約させるわけにもいかない。本人同士が了承していないなら望まぬ婚約になるし、好きな人がいるなら余程の変人でなければそちらを優先したらいい、そう思っていたからまずは子供同士を遊ばせてみた。
樟葉と、裕翔の妹である玲は問題なく遊んでいたが、裕翔の暴言によりその場が解散となってしまった。なお、有栖と玲は早々に意気投合してきゃっきゃと遊んでおり、二人の付き合いは未だに続いているどころか、クラスは別だが同じ学校に通う親友同士。
いつも玲からは『お兄ちゃんがごめんね』と謝られているが、裕翔の能力の高さならば能力が封じられている自分と婚約だなんて有り得ないと思っていても仕方ない、と諦めているところもあるから、『大丈夫』と、へらりと笑うだけ。
桜華には『姫様、やはりあの阿賀の童、燃やそう』と言われたが、有栖は遠慮なくデコピンしてお仕置した。
「さて、行きますか」
「姫様、リボンが曲がっておる」
「ありゃ」
姿見で確認したが、ほんの少しだけ歪んでしまっていたリボンを桜華が器用に直してくれる。望んだように自分がものに触れられるなど、色々と変幻自在の能力を持っている桜華のことが、有栖は今、とても羨ましかった。
無い物ねだりだと理解しているし、翡翠眼の封印もあと二年で全解除になるのだから、と自分に改めて言い聞かせる。
紺色のセーラーワンピースに、クリーム色のリボンタイ。袖口には白のラインが一本、ワンピースのスカート部分の裾にもぐるりと囲むように白のラインが入っており、長さは膝下。靴下は紺か黒であれば何も言われない。有栖は制服に合わせたいからと、紺色のハイソックスを好んで着用している。
襟は白、そして紺のラインが学年によって異なる本数刺繍されている。有栖は高校二年だから、ラインは二本だ。
学校指定のカバンを持ち、長い髪は邪魔にならないように一つに結ぶ。
翡翠眼が発言していなくても、有栖は雰囲気のある美少女だ。
長い髪は艶やかで、ひと目で手入れがよくされているのが分かるし、肌も白い。目はほんの少しだけつり目、唇はリップを塗らなくてもほんのり桜色で血色も良い。
「今度こそ、大丈夫かな」
「うむ、今日の姫様も大変可愛い」
他の人に見えないようにしているが、有栖には桜華は丸見え。ぎゅうぎゅうと抱き着かれるのにもすっかり慣れているし、そのまま好きにさせている。
「お母さん、お父さん、行ってきます」
「行ってらっしゃい、有栖。色々と、無茶はしないようにね」
「分かってるよ」
「行ってらっしゃい」
「行ってきます。…おにい、私先に行くね」
「あぁ」
同じ学校だけれど、有栖は樟葉と一緒には登校しない。
有栖は先に出て早めに学校に行き、始業時間ギリギリまで図書館で息を潜めるように過ごしていてる。理由はお察しなのだが、一度樟葉がこれに関して相当怒った。
だが、そうしたことで有栖への表立った罵声から、陰湿ないじめへと変化してしまったのだ。樟葉は謝り続けたが、『別々で登校して、おにいは何かあったときに助けてくれたらそれでいいよ』と有栖から言われてしまったらそれ以上何も出来なかった。
自分の行動を悔やみもしたが、何かあればと思って桜華を学校に同行させるように提案したら、桜華は大喜びするし両親も反対しなかった。
有栖も、『桜華なら大丈夫』と許してくれたが、その時ホッとしたのを樟葉も両親もしっかり見ていた。
「有栖」
「なにー?」
靴を履いて今まさに出ようとしていた有栖を呼び止めた樟葉は、手を伸ばしてわしわしと有栖の頭を撫でる。
「んわっ!」
「…行ってらっしゃい」
「もー!おにいのばかー!髪ぐちゃぐちゃじゃんかー!」
「ははっ、悪いな」
「悪いとか思ってない癖に!」
いってきます!と大きな声で告げ、有栖は学校へと向かった。
そして、樟葉はぷちりと自分の髪を引き抜いて息をかけ、とても小さな使い魔を作成した。
「有栖に万が一があれば知らせろ。桜華にも伝えてはいるが、念には念を、だ」
使い魔は黒い毛玉のようなものだが、くるくると飛び回っている様子を見ていたら、『任せて!』と言ってくれているように思えた。
「いけ」
ひと声かけると、使い魔はひゅっと飛んで行った。
「今日も無事だと、良いんだがな」
有栖を見送った玄関で、思わず樟葉はそう口に出してしまったのだった。
そして、嫌だとしても学生の本分は勉強だから、学校には通わなければいけない。
毎朝のことながら、これが有栖にはとても憂鬱だった。
「はぁ…」
身支度をする嫌そうな有栖の様子を見て、桜華は不思議そうに首を傾げた。
そして、ふわふわと浮いたまま有栖の顔を覗き込みにやってくる。
「姫様、学校なぞ休めばよいのではないか?」
「そういうわけにもいかないのよ…」
「勉学なら樟葉に見てもらえばよかろう?」
「だーめ、おにいも学校あるの」
「むぅ、ままならぬものじゃ」
学校での勉強は嫌じゃない。嫌なのは、友人以外の人たちからの心無い罵倒だけだ。良い成績を保っていれば、先生たちからは比較的目をかけてもらえるが、クラスでの出来事の全てまで先生に頼り切るわけにはいかない。
それに、有栖はもう高校生。
大学進学も考えているから、余計に今揉め事を起こすわけにもいかない。内申点に響いてしまうだろうし、推薦で決められるならば推薦入学をしたい気持ちだってあるのだから。
「世の中、勉強だけでどうにかなれば一番手っ取り早いんだけどねー…」
「じゃが、何かあれば遠慮なく言ってくれ、姫様や。姫様の力が抑えられているおかげで、姫様にしかわらわは視認できぬからな。自らアホ共に姿を見せようなどとは思わぬし、見せるのは姫様の信頼する者たちだけじゃ。忘れてはならんぞ」
「…うん」
「じゃから、殺るなら何時でも」
「ダメだっつの」
桜華が姿を見せるのは、有栖の家族や親友の前だけだ。
一緒に住んでいる家族に対しては姿を見せるけれど、桜華は、親戚に対して姿を見せることに関して、とても慎重になる。
一度だけ、姿を見せた時は大騒動になった。具体的には、当時八歳だった幼い有栖を殺してでも奪い取り、桜華という精霊を自分の子に憑かせようとしたのだ。
なお、その親は桜華の怒りもさることながら、有栖の両親、祖父母のとてつもない怒りまで買うこととなり、結果として一族から徹底的に追放された。
何があろうとも、砺波本家の敷居は跨がせない、やってきたら法的手段に出るという書面を残した。加えて、桜華からは『姫様を殺そうものなら永遠の地獄に引きずり込んでやる』と脅しをかけられた。
そんな能無しよりも我が子が!と主張する両親に対し、『能力しかない子を、何故わらわが好かねばならぬのか、ようわからん』と更に突き放したうえで、激怒する一家に対し、精神干渉を行い言葉の通り『壊した』、らしいと有栖は聞いている。
何があったのか聞いても、桜華も両親も、微笑むだけだったから、幼心に『これ以上聞いてはいけない』と察した。
樟葉に相談したが、『やった方の自業自得』で済んでしまったし、そうなると幼い有栖には何もできない。むしろ有栖本人は殺されかけたのだから、もっと怒れ!と樟葉に叱られてしまったが、そもそも、そんないじめっこがどうなろうとも有栖にはどうでもいいことでしかなかった。
こうした嫌がらせを受けるまでは、有栖はとても元気で、良く笑い、良くはしゃぎまわる、大変元気な子だったのだ。
もしかしたら、能力が大きすぎるからと封印している翡翠眼が、眼を宿した主である有栖の心を守ろうと、波立たせぬよう物静かにさせているのかもしれないと、そう思わせる程に有栖はとても大人しくなっていた。
「…翡翠眼、いつ発現するのかな」
「姫様?」
「…何でもない、忘れて」
へら、と力なく笑った有栖だったが、ここ数日は目に見えて元気がない。きっと、週末に迫ってきている婚約者との顔合わせが憂鬱なのではないか、と桜華は推測している。
これは、半分当たりで、半分外れ。
有栖が心配しているのは、自分の婚約よりも、兄である樟葉の婚約の方なのだ。
樟葉は次期当主として、一族からの大きな期待を背負っている。だからこそ、阿賀家との婚約を兄には失敗させるわけにはいかなかった。
阿賀家と砺波家、両家ともにあやかしの異能を使える家なのだが、今代はたまたま両家の当主同士が大変仲が良かった。
学生時代からの親友で、切磋琢磨し合いながら共に成長し、結婚してからも交流が続き、二人にそれぞれ子供が生まれて異性同士だったら婚約させたいね、という漫画のような口約束をしていたら、見事にそれが叶ってしまった、というわけだ。
しかし、だからとてそのまま婚約させるわけにもいかない。本人同士が了承していないなら望まぬ婚約になるし、好きな人がいるなら余程の変人でなければそちらを優先したらいい、そう思っていたからまずは子供同士を遊ばせてみた。
樟葉と、裕翔の妹である玲は問題なく遊んでいたが、裕翔の暴言によりその場が解散となってしまった。なお、有栖と玲は早々に意気投合してきゃっきゃと遊んでおり、二人の付き合いは未だに続いているどころか、クラスは別だが同じ学校に通う親友同士。
いつも玲からは『お兄ちゃんがごめんね』と謝られているが、裕翔の能力の高さならば能力が封じられている自分と婚約だなんて有り得ないと思っていても仕方ない、と諦めているところもあるから、『大丈夫』と、へらりと笑うだけ。
桜華には『姫様、やはりあの阿賀の童、燃やそう』と言われたが、有栖は遠慮なくデコピンしてお仕置した。
「さて、行きますか」
「姫様、リボンが曲がっておる」
「ありゃ」
姿見で確認したが、ほんの少しだけ歪んでしまっていたリボンを桜華が器用に直してくれる。望んだように自分がものに触れられるなど、色々と変幻自在の能力を持っている桜華のことが、有栖は今、とても羨ましかった。
無い物ねだりだと理解しているし、翡翠眼の封印もあと二年で全解除になるのだから、と自分に改めて言い聞かせる。
紺色のセーラーワンピースに、クリーム色のリボンタイ。袖口には白のラインが一本、ワンピースのスカート部分の裾にもぐるりと囲むように白のラインが入っており、長さは膝下。靴下は紺か黒であれば何も言われない。有栖は制服に合わせたいからと、紺色のハイソックスを好んで着用している。
襟は白、そして紺のラインが学年によって異なる本数刺繍されている。有栖は高校二年だから、ラインは二本だ。
学校指定のカバンを持ち、長い髪は邪魔にならないように一つに結ぶ。
翡翠眼が発言していなくても、有栖は雰囲気のある美少女だ。
長い髪は艶やかで、ひと目で手入れがよくされているのが分かるし、肌も白い。目はほんの少しだけつり目、唇はリップを塗らなくてもほんのり桜色で血色も良い。
「今度こそ、大丈夫かな」
「うむ、今日の姫様も大変可愛い」
他の人に見えないようにしているが、有栖には桜華は丸見え。ぎゅうぎゅうと抱き着かれるのにもすっかり慣れているし、そのまま好きにさせている。
「お母さん、お父さん、行ってきます」
「行ってらっしゃい、有栖。色々と、無茶はしないようにね」
「分かってるよ」
「行ってらっしゃい」
「行ってきます。…おにい、私先に行くね」
「あぁ」
同じ学校だけれど、有栖は樟葉と一緒には登校しない。
有栖は先に出て早めに学校に行き、始業時間ギリギリまで図書館で息を潜めるように過ごしていてる。理由はお察しなのだが、一度樟葉がこれに関して相当怒った。
だが、そうしたことで有栖への表立った罵声から、陰湿ないじめへと変化してしまったのだ。樟葉は謝り続けたが、『別々で登校して、おにいは何かあったときに助けてくれたらそれでいいよ』と有栖から言われてしまったらそれ以上何も出来なかった。
自分の行動を悔やみもしたが、何かあればと思って桜華を学校に同行させるように提案したら、桜華は大喜びするし両親も反対しなかった。
有栖も、『桜華なら大丈夫』と許してくれたが、その時ホッとしたのを樟葉も両親もしっかり見ていた。
「有栖」
「なにー?」
靴を履いて今まさに出ようとしていた有栖を呼び止めた樟葉は、手を伸ばしてわしわしと有栖の頭を撫でる。
「んわっ!」
「…行ってらっしゃい」
「もー!おにいのばかー!髪ぐちゃぐちゃじゃんかー!」
「ははっ、悪いな」
「悪いとか思ってない癖に!」
いってきます!と大きな声で告げ、有栖は学校へと向かった。
そして、樟葉はぷちりと自分の髪を引き抜いて息をかけ、とても小さな使い魔を作成した。
「有栖に万が一があれば知らせろ。桜華にも伝えてはいるが、念には念を、だ」
使い魔は黒い毛玉のようなものだが、くるくると飛び回っている様子を見ていたら、『任せて!』と言ってくれているように思えた。
「いけ」
ひと声かけると、使い魔はひゅっと飛んで行った。
「今日も無事だと、良いんだがな」
有栖を見送った玄関で、思わず樟葉はそう口に出してしまったのだった。
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