お狐様と翡翠の少女

有栖の別名、『砺波家の能無し姫』。
本来ならば目覚めているはずの能力だが、事情があり力を封印されてしまっていることで、有栖は不名誉な別名と共に日々を過ごしていた。

兄や親友を始めとして家族からはとても大切にされていたが、事情を知らない人達からは罵られ続ける日々。

親しい人以外には心を殺し続けていた有栖は、年頃を向かえ親同士が決めていた婚約者と出会う。
それは初めまして、ではなく『お久しぶりです』だったはずなのに、婚約者からの視線は厳しいものだった……。


※カクヨム様でも公開中
24h.ポイント 120pt
392
小説 7,871 位 / 184,793件 恋愛 3,443 位 / 56,148件

処理中です...