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にじゅー
しおりを挟む「ね、もう、動いてよぉ…っ」
リゼの泣き声が部屋に響くけれど、ユリスは気にせずに続ける。いつもなら激しく突き上げるくせに、今日に限ってはゆるゆるとしか動かない。しかも急に動くことをやめるのだ。
「…優しくするって言ったし、甘やかすって言っただろ」
余計なことを言ってしまった。もう、言わなければよかった。
「も、胸、いいからっ!!」
「でも気持ちいいんだろ?」
「いいけどっ…!」
「ココだけでイケるように、なりたくねぇの?」
「や……やだよ!!?」
今でも服が擦れる度に感じてるのに、そんな身体になったら大変だ。
「…それからここも弱いよな?」
「ひゃあっ!!?」
耳の裏を撫でられ、ビクリと身体が揺れる。それと同時に、ユリスの右手で扱かれてたそれが白濁の精を吐き出す。
「……マジでイったんだ」
「お前のせいだろ!!」
「…可愛い。もっと見たい、…いいよな?」
「だから、動いてってぇ…!!」
「俺、お前のこと虐めたいって思ってたけど」
突然なんの話だ、と考えているととんでもないことを言われた。
「今はもっと啼かせたいって思う」
「つ、つまり?」
「これからはこっちでいくわ」
これからも一緒にいられることへの安堵感と、これから先もこうして焦らされることの絶望。
「だってお前は甘やかされたいんだもんな?」
「だからそれは偶にでいいんだよぉ!!!!もう早く動いてぇぇえ!!!?」
そんな嘆願も虚しく。明け方まで焦らされ焦らされ、終わる頃には起き上がる気力もなくなっていた。
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