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砂漠の王太子
065.黒の覇王(1)
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フュルトの町跡 ――
リサを見送った後、どれほどたったであろうか。テスラ達はこの場に這い寄る様な悍ましい殺気を感じ、身動きが出来ないでいた。
メイとジュリアはお互いに寄り添い合い、その両隣にサラ、そしてアンナとノルトが屈んで息を殺す。彼らの前ではテスラが同じように気配を消し、そっと外の様子を伺っていた。
「テスラさん」
敵の感知という意味ではどちらかと言うと勘が鈍い方のノルトですら感じる圧迫感。それに耐え切れず、小声でテスラに声を掛けた。
テスラは静かに振り返りノルトを見ると人差し指を口にやり、珍しく仕草だけで口を開かなかった。
彼らは廃屋の中でひっそりと息を潜めていた。
やがて遠くから足音が聞こえてきた。
アンナでもわかる。それは町民や旅人などの歩き方ではない。
体付きはがっしりとしており、自分の力に絶対の自信を持ちつつも少しの油断も見せない隙の無さ、そんな足音だ。
「ふたり、いる」
小声でテスラが言う。そんな事は今までに無い事だった。あのテスラがそれほど警戒している。それだけでノルトもアンナも心臓の鼓動が早くなる。
「ひとりはユークリアですね」
サラもほとんど息の様な声で言った。
ユークリアとはジャン・ムウ砂漠で一度交戦している。あの時ハミッドが来なければ彼らはユークリアひとりに全滅させられるところだった。
やがてひとりの男の声が聞こえてきた。
「クックック。この辺りのはずだぜえ? 女臭え匂いがプンプンするぁ」
それはユークリアの声ではなかった。ユークリアよりも少し甲高く、下品な物言いだ。
「確かに。ところでネイトナから連絡があったのだが、少々手強い者達が彷徨いているようだ。お前も用心せよ」
「俺が? ……ああ、そういやあんたも砂漠で死にかけたんだったな。ま、忠告は聞いておくか。でも今度は俺に闘わせてくれよ」
「やれやれマリッゾ。そんな調子ではいつか死ぬぞ」
「闘いで死ねるなら本望だぜぇ。だが出来たら魔術師じゃなく、武闘派と闘りたいね」
ふたりで話す様子をテスラはジッと息を殺して元は本棚だったと思われる物陰に隠れ、見つめていた。
(マリッゾか。ユークリア、ネイトナ、シオンと並ぶリド直下の武将だ。このままやり過ごせるか……?)
マリッゾは上半身が裸だった。帯剣はしていない。ユークリアにも劣らない、その盛り上がった筋肉は一目で彼が肉弾戦が得意であることを物語っていた。
歩みをテスラ達のいる廃屋の前で止める。
「ふーん、どうもこの辺りから臭うな。例えば……」
マリッゾは両の拳をパンパンと合わせて打ち鳴らし、突然テスラ達のいる建物に向かって正拳突きのように拳を繰り出した。
次の瞬間、凄まじい衝撃がテスラ達を襲う。
廃屋はその一撃で呆気なく吹き飛び、彼らを隠していた棚も粉微塵になった。
瞬間的にサラが発した『防護壁』によってノルト達にはダメージはない。
だがその姿は完全に彼らの目の前に曝け出されてしまった。いつものように姿を消したサラを除いては。
「は――い、正解だぜえ、ユークリア。あの金髪の綺麗な姉ちゃんが噂のメイだろ?」
「そのはずだが……やれやれ、またお前達か」
メイとジュリアの隣で身構えるノルトとアンナ、そしてその前で仁王立ちしているテスラを見てユークリアが眉を寄せ、忌々しそうに言った。
「そりゃこっちのセリフだ。リルディアに逃げ帰ったんじゃねーのか?」とテスラ。
「こっちにはこっちの都合がある。大人しく王女メイを渡せ……と言っても無駄だろうな」
「へっ。よくわかってんじゃねーか」
そのやりとりをジッと見ていたマリッゾは目を剥いて嬉しそうに言った。
「へ……へへっ! てことはあいつがお前を半殺しにした奴ってことか?」
「正確には違うが腕が立つ事には変わりない」
「よっしゃあ! 俺にやらせろや、ユークリア!」
その言葉にピクリと眉を逆立てたテスラが彼らの方へと近付き、恐ろしいまでの殺気を放ち、目を剥いた。
「マリッゾ如きが偉そうな事言ってんじゃねーぞ。2人でかかって来い」
一瞬、それに気圧されたマリッゾだったが、やがてニヤリと笑うと、
「人間如きにそんな口を叩かれたのは、初めてだぜえ」
腕と脚の周りに黒い霊気を纏い始めた。
ユークリアも白い霊気を見せだしたその時、少しくぐもってはいるが、大きな男の声が辺りに響く。
「貴様達、ここで何をしている」
声の主は騎士だった。
真っ黒な甲冑に身を包み、ハミッドの愛馬フェリオスにも劣らない大柄な馬に乗った男が彼らが気付かない間に通りの奥からやって来ていた。
(あれは……ロンギス!)
表情は変えなかったテスラだったが、心の中で舌打ちをする。サラも姿は見せなかったがほぞを噛んでいた。
リド配下の筆頭がユークリアであるように、ロンギスはマッカの配下の筆頭である。
クヌムとヨアヒムは兄弟であったためマッカと仲は良いものの、暗黒騎士ロンギスの力はその2人を大きく上回るものだった。
「ロンギス。お前の出る幕ではない。退がれ」
ユークリアが諭す様に言う。
「お前達の目的が何か知らないが、王城にいる筈のメイ様が何故ここにいる」
甲冑のため表情はわからないが、チラリと隙間からロンギスの目の光がノルトには見えた。それは赤い光を放ち不気味にユークリアを睨む。
(ロンギス……あの人も、魔族だ)
ノルトがそう思った時、彼の頭に声が響く。
『ノルト。今までで最大のピンチだ』
その声はいつものネルソと同じく落ち着いてはいたものの、ノルトには珍しく彼の焦りの様なものが感じられた。
(そ、そうみたいですね。強そうな人が3人も……)
『そっちじゃない。早くいつもの俺様とやらになれ。この気配は……』
だがネルソの声を遮る様にロンギスは馬を降り、首を傾げながらユークリアに詰め寄った。
「メイ様がここにいる事、お前達が連れ去ろうとしている事、マッカ様はご存知なのか?」
ユークリアとマリッゾが何か言おうと口を開きかけた、その時。
「知らぬであろうよ」
聞くだけでゾゾゾと背筋が震える声が突然ユークリア達の背後からした。
「おっとっと。大将のお出ましだ」とマリッゾが舌をぺろりと出した。
ユークリアとマリッゾがその声の主に道を開ける様に左右に分かれ、少し頭を下げた。
そこから現れたのは50代半ばほどの細く切れ長の目をした白髪混じりの初老の男。前髪をオールバックにし、後ろ髪は肩の辺りまでかかる長髪。
年齢とは比例しないガッシリとした体付き、魔人化したテスラの様にマント、鎧、ブーツから剣に至るまで黒で統一されている。
立ち上るドス黒い霊気、周囲を圧倒する殺気を放ちながらゆっくりと歩いてきた。
「こ……これはリド様」
ロンギスが少し下がり、頭を下げたその男こそノルトの内にいる4人の魔王の仇敵であり、テスラやロゼルタ達の仇敵であり、星の数ほどの人間、魔族の仇敵、今は英雄王国リルディア国王となった覇王、リド=マルストだった。
「リ……リドッ!」
驚愕の顔付きのテスラの声が上擦る。
本当ならこちらから狙っていた相手だった。
かつて各個撃破された経験から、今度はノルトとアンナを成長をさせ、魔界スルークの王城で逆に力を合わせて倒すつもりだった。
だが当然、物事はそううまく運べはしない。テスラの頭の中は目まぐるしく動く展開に既に対応していた。
(どこでだろーが、こいつと出会って退く訳に行くかっ!)
目を剥き、睨み付けるテスラにリドは一瞥をくれただけでさして興味を示そうともしない。もちろん人化したその姿を魔神テスラだと認識していないのもあるだろう。
しかしそれだけではなく、その立ち居振る舞いからは誰に恨みを買おうが、誰を踏み潰そうが関係無いという腹ただしいほどの自信が漲る。
「死にたくなくば退け、ロンギス」
「……メイ様は明日、マッカ様の妻となられるのですが」
リドが進めばロンギスが下がる。マッカ配下随一の将、暗黒騎士ロンギスですら近寄り難いリドの霊気だった。
「故に今はまだ無関係であろう。俺が貰い受けてやる」
ロンギスの制止を無視してメイの方へと足を向けた時、遠くに見える王城、その上階の一部が爆発したのが見えた。
リサを見送った後、どれほどたったであろうか。テスラ達はこの場に這い寄る様な悍ましい殺気を感じ、身動きが出来ないでいた。
メイとジュリアはお互いに寄り添い合い、その両隣にサラ、そしてアンナとノルトが屈んで息を殺す。彼らの前ではテスラが同じように気配を消し、そっと外の様子を伺っていた。
「テスラさん」
敵の感知という意味ではどちらかと言うと勘が鈍い方のノルトですら感じる圧迫感。それに耐え切れず、小声でテスラに声を掛けた。
テスラは静かに振り返りノルトを見ると人差し指を口にやり、珍しく仕草だけで口を開かなかった。
彼らは廃屋の中でひっそりと息を潜めていた。
やがて遠くから足音が聞こえてきた。
アンナでもわかる。それは町民や旅人などの歩き方ではない。
体付きはがっしりとしており、自分の力に絶対の自信を持ちつつも少しの油断も見せない隙の無さ、そんな足音だ。
「ふたり、いる」
小声でテスラが言う。そんな事は今までに無い事だった。あのテスラがそれほど警戒している。それだけでノルトもアンナも心臓の鼓動が早くなる。
「ひとりはユークリアですね」
サラもほとんど息の様な声で言った。
ユークリアとはジャン・ムウ砂漠で一度交戦している。あの時ハミッドが来なければ彼らはユークリアひとりに全滅させられるところだった。
やがてひとりの男の声が聞こえてきた。
「クックック。この辺りのはずだぜえ? 女臭え匂いがプンプンするぁ」
それはユークリアの声ではなかった。ユークリアよりも少し甲高く、下品な物言いだ。
「確かに。ところでネイトナから連絡があったのだが、少々手強い者達が彷徨いているようだ。お前も用心せよ」
「俺が? ……ああ、そういやあんたも砂漠で死にかけたんだったな。ま、忠告は聞いておくか。でも今度は俺に闘わせてくれよ」
「やれやれマリッゾ。そんな調子ではいつか死ぬぞ」
「闘いで死ねるなら本望だぜぇ。だが出来たら魔術師じゃなく、武闘派と闘りたいね」
ふたりで話す様子をテスラはジッと息を殺して元は本棚だったと思われる物陰に隠れ、見つめていた。
(マリッゾか。ユークリア、ネイトナ、シオンと並ぶリド直下の武将だ。このままやり過ごせるか……?)
マリッゾは上半身が裸だった。帯剣はしていない。ユークリアにも劣らない、その盛り上がった筋肉は一目で彼が肉弾戦が得意であることを物語っていた。
歩みをテスラ達のいる廃屋の前で止める。
「ふーん、どうもこの辺りから臭うな。例えば……」
マリッゾは両の拳をパンパンと合わせて打ち鳴らし、突然テスラ達のいる建物に向かって正拳突きのように拳を繰り出した。
次の瞬間、凄まじい衝撃がテスラ達を襲う。
廃屋はその一撃で呆気なく吹き飛び、彼らを隠していた棚も粉微塵になった。
瞬間的にサラが発した『防護壁』によってノルト達にはダメージはない。
だがその姿は完全に彼らの目の前に曝け出されてしまった。いつものように姿を消したサラを除いては。
「は――い、正解だぜえ、ユークリア。あの金髪の綺麗な姉ちゃんが噂のメイだろ?」
「そのはずだが……やれやれ、またお前達か」
メイとジュリアの隣で身構えるノルトとアンナ、そしてその前で仁王立ちしているテスラを見てユークリアが眉を寄せ、忌々しそうに言った。
「そりゃこっちのセリフだ。リルディアに逃げ帰ったんじゃねーのか?」とテスラ。
「こっちにはこっちの都合がある。大人しく王女メイを渡せ……と言っても無駄だろうな」
「へっ。よくわかってんじゃねーか」
そのやりとりをジッと見ていたマリッゾは目を剥いて嬉しそうに言った。
「へ……へへっ! てことはあいつがお前を半殺しにした奴ってことか?」
「正確には違うが腕が立つ事には変わりない」
「よっしゃあ! 俺にやらせろや、ユークリア!」
その言葉にピクリと眉を逆立てたテスラが彼らの方へと近付き、恐ろしいまでの殺気を放ち、目を剥いた。
「マリッゾ如きが偉そうな事言ってんじゃねーぞ。2人でかかって来い」
一瞬、それに気圧されたマリッゾだったが、やがてニヤリと笑うと、
「人間如きにそんな口を叩かれたのは、初めてだぜえ」
腕と脚の周りに黒い霊気を纏い始めた。
ユークリアも白い霊気を見せだしたその時、少しくぐもってはいるが、大きな男の声が辺りに響く。
「貴様達、ここで何をしている」
声の主は騎士だった。
真っ黒な甲冑に身を包み、ハミッドの愛馬フェリオスにも劣らない大柄な馬に乗った男が彼らが気付かない間に通りの奥からやって来ていた。
(あれは……ロンギス!)
表情は変えなかったテスラだったが、心の中で舌打ちをする。サラも姿は見せなかったがほぞを噛んでいた。
リド配下の筆頭がユークリアであるように、ロンギスはマッカの配下の筆頭である。
クヌムとヨアヒムは兄弟であったためマッカと仲は良いものの、暗黒騎士ロンギスの力はその2人を大きく上回るものだった。
「ロンギス。お前の出る幕ではない。退がれ」
ユークリアが諭す様に言う。
「お前達の目的が何か知らないが、王城にいる筈のメイ様が何故ここにいる」
甲冑のため表情はわからないが、チラリと隙間からロンギスの目の光がノルトには見えた。それは赤い光を放ち不気味にユークリアを睨む。
(ロンギス……あの人も、魔族だ)
ノルトがそう思った時、彼の頭に声が響く。
『ノルト。今までで最大のピンチだ』
その声はいつものネルソと同じく落ち着いてはいたものの、ノルトには珍しく彼の焦りの様なものが感じられた。
(そ、そうみたいですね。強そうな人が3人も……)
『そっちじゃない。早くいつもの俺様とやらになれ。この気配は……』
だがネルソの声を遮る様にロンギスは馬を降り、首を傾げながらユークリアに詰め寄った。
「メイ様がここにいる事、お前達が連れ去ろうとしている事、マッカ様はご存知なのか?」
ユークリアとマリッゾが何か言おうと口を開きかけた、その時。
「知らぬであろうよ」
聞くだけでゾゾゾと背筋が震える声が突然ユークリア達の背後からした。
「おっとっと。大将のお出ましだ」とマリッゾが舌をぺろりと出した。
ユークリアとマリッゾがその声の主に道を開ける様に左右に分かれ、少し頭を下げた。
そこから現れたのは50代半ばほどの細く切れ長の目をした白髪混じりの初老の男。前髪をオールバックにし、後ろ髪は肩の辺りまでかかる長髪。
年齢とは比例しないガッシリとした体付き、魔人化したテスラの様にマント、鎧、ブーツから剣に至るまで黒で統一されている。
立ち上るドス黒い霊気、周囲を圧倒する殺気を放ちながらゆっくりと歩いてきた。
「こ……これはリド様」
ロンギスが少し下がり、頭を下げたその男こそノルトの内にいる4人の魔王の仇敵であり、テスラやロゼルタ達の仇敵であり、星の数ほどの人間、魔族の仇敵、今は英雄王国リルディア国王となった覇王、リド=マルストだった。
「リ……リドッ!」
驚愕の顔付きのテスラの声が上擦る。
本当ならこちらから狙っていた相手だった。
かつて各個撃破された経験から、今度はノルトとアンナを成長をさせ、魔界スルークの王城で逆に力を合わせて倒すつもりだった。
だが当然、物事はそううまく運べはしない。テスラの頭の中は目まぐるしく動く展開に既に対応していた。
(どこでだろーが、こいつと出会って退く訳に行くかっ!)
目を剥き、睨み付けるテスラにリドは一瞥をくれただけでさして興味を示そうともしない。もちろん人化したその姿を魔神テスラだと認識していないのもあるだろう。
しかしそれだけではなく、その立ち居振る舞いからは誰に恨みを買おうが、誰を踏み潰そうが関係無いという腹ただしいほどの自信が漲る。
「死にたくなくば退け、ロンギス」
「……メイ様は明日、マッカ様の妻となられるのですが」
リドが進めばロンギスが下がる。マッカ配下随一の将、暗黒騎士ロンギスですら近寄り難いリドの霊気だった。
「故に今はまだ無関係であろう。俺が貰い受けてやる」
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