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永遠なる魂
078.英雄会議
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時間は少し戻り、フュルトの激戦から3日後のこと。
ここはロトス王国アルルの町にある砦の一室。薄暗くカビ臭いが密談をするにはうってつけともいえた。
「適当に座ってくれ」とマッカ。
自ら不死身というだけあり、ネルソに心臓を貫かれたにもかかわらず、彼はここにいた。
椅子を引き、どっかと粗雑に腰を下ろしたのはノルト達を見失い、激昂したリドだ。
彼はあの後、即座に部下に命じ、クリニカを呼びだした。
「もうちょっと綺麗な場所はなかったのかしらぁ? ドレスが汚れちゃうわ」
椅子の埃を気にしながらクリニカが座る。
ドーン達を追い、セントリアのヒエラルドまで出ていた彼女はそこでリドからの緊急招集を受け、渋々世界最速と言われる赤色レイ鳥と飛龍を掛け合わせたキメラで文字通り飛ぶ速さでやって来た。
「でもこうして3人で揃うのは久しぶりねぇ。何の用かしら?」
リドの方を見て眉の端を上げた。
かつて魔界に住む魔族達を一方的に侵略した人間界の英雄達。
すなわちリド=マルスト、マッカ、クリニカ、サラ、ドラック=フォニアの5人。
その内、今でも共闘関係を続けているのがこの3人だった。
仏頂面のリドは腕を組みながらギロリと2人を睨む。
「ネルソの魂を内に持つ少年を見つけた……が逃げられた。濃い茶色の髪で体のあちこちに痣がある。口の悪い魔族とロゼルタ、それにサラと一緒だ。探すのを手伝え」
「まあ。ネルソってスルークの魔王様じゃない。口の悪い魔族ってのはテスラちゃんのことね? てかそうかぁ……やっぱりロゼちゃんも生き返ってたのかぁ。会いたいなあ」
「寝惚けた事言ってんじゃねえぞクリニカ。ロゼルタとテスラが生き返ったってことは魔族ども、一体どこまで蘇っているかわからねえんだぜ」とマッカ。
「貴方も出会ったの?」
自身は既に蘇ったドーン達と出会い、一度戦うまで至ったにも関わらず、どうやらその事には触れないようだ。
マッカはクリニカの問いに答えるように自分の胸を指差し、
「サラと戦っている最中、ネルソにここを貫かれて一回死んじまった」
「プッ。情けないわねぇ」
「なんだとこら」
「黙れ!」
リドが一喝する。
苛つきを隠そうともせず、眉の端をピクピクとさせている。
「どうしたの? やけに機嫌が悪いわねえ」
「うるさい」
「ここはロトス……はーん?」
わかった、とでも言いたげな意地悪そうな流し目でリドを見た。
「さてはここの王女にふられたのかしらぁ?」
リドがメイに執心なのは知っていた。
クリニカとしては半分冗談のつもりだったが、リドは鬼のような目つきでクリニカを睨み、ダンッと強くテーブルを叩く。
古ぼけたテーブルはその一撃で簡単に破壊されてしまった。
「クソッ! もう少し、もう少しでメイ、ロゼルタ、サラの3人が手に入るところだったのだ。それを……ネルソめ!」
「プッ。リドちゃんも相変わらずねぇ。でもそういうところ、悪くないわ。でも遠くの美女より近くの美女よ。また私が相手してあげるわよぉ?」
最後にウフフと妖艶に笑うクリニカに思わず腰が浮きそうになるが、首を振って座り直す。
「うるさい。二度と貴様とはせん」
「あらぁん。ふられちゃったわぁ。昔はあんなに求めあったのにぃ」
悪びれる事なく口に手を当てて笑う。
魔界攻略戦当初、ファトランテを攻略するためにセントリアに立ち寄ったリドはそこで初めてクリニカと出会った。
突出した美貌と目眩がするほどの色気、長身で抜群のスタイルを持つクリニカに一目で魅入られたリドは攻略の準備などそっちのけですぐに彼女を犯すように抱いた。
だが次に彼が正気に戻ったのはそれからなんと10日後のことだった。
その間、彼は狂ったようにクリニカを抱き続けていた。もちろん彼の意思ではなく、クリニカの絶対の魅了の効果によって彼女の性奴隷となっていたのだ。
クリニカにその気があればリドはとっくに殺されていた。
それまでにもサキュバスを犯した事は何度もあったが、彼の生来の強力な魔法防御によってその様な目に遭った事はなかった。
生まれて初めての経験に心の底からゾッとしたリドはそれ以来、クリニカには手を出さないと決めた。
「奴らは北に向かった。行ける場所など限られている。西にずれてデルピラに向かうか、東にずれてラクニールの町に向かうか、後はそのままメルマトラへ向かうか」
地図を出し、リドがそれぞれの場所を指差す。
「メルマトラは無いんじゃない?」
「確かにあの面子ではメルマトラには入れないはずだが……わからぬ。少なくとも手前の『ロン=ドゥの棲家』までは行けるはずだ。ここより北にゲートはない。この3方向を早急に手分けして探す」
「ええ~~。面倒くさいわねぇ」
つまらなそうに言うクリニカの頭にサニュールからの念話が唐突に入る。
『クリニカ様、大変です』
(どうしたの?)
『ドラックが行方不明です』
思ってもいなかった報告に思わずチッとひとつ舌打ちをした。
実はドラック=フォニアとは、クリニカがドーン達と戦うほんのひと月前に30年ぶりに再会したばかりだった。
何を話しても上の空だったドラックに悪戯心で魅了をかけてみたところ、ごくあっさりとクリニカの支配下に落ちた。
それからの2人は昼も夜も関係無しに体を重ね、互いを貪っていた。
(どこへ行ったか、わかるかしら?)
『ゾルテの町の衛兵から北東の方へと向かう彼の姿を見たと報告がありました。なので少なくともヒエラルド方面ではなく、セントリアの王都方面へ向かったのではと推測されます』
(わかったわぁ。取り急ぎその衛兵さんの記憶は消しておいてね)
『承知致しましたぁ!』
ゾルテの町からセントリアの国境まではすぐだ。そのまま北東へ進むと王都に辿り着く。更に真っ直ぐ北東へ進むとすればウィンディア、そしてロスの町、その先は『セントリアを守る山々』となる。
山を越えればメルマトラ、仮に途中で進路を変え南東に降りて来たとしても……と数秒考えてリドに向き直る。
「ならリドちゃん。私はデルピラの方へ行くわ」
(ここから北西、デルピラを越えてメルマトラへ直線的に進めばきっとどこかでドラックに出会うはず)
そう考えたクリニカの目を、暫く射抜くように見ていたリドだったが、やがて小さく頷くと、
「俺はこのまま北上し、『ロン=ドゥの棲家』へ向かう。マッカはラクニールへ向かえ」
「その代わり、サラは俺にくれよ?」
「わかったわかった。見つけたらすぐに俺に連絡しろ」
「はぁい」
「ああ」
そうして久々に顔を合わせた彼らの会合はすぐに終わる。
砦を出、鳥型のキメラに跨ったクリニカをリドが呼び止めた。
「待て」
「ん?」
「お前まで伝わっていない事があったと思ってな」
「なにかしら」
「ドラック=フォニアを探している」
ギクリとした。
(何か気付いたかしらぁ?)
が、そんな事はおくびにも出さず驚いた顔を作り、
「ドラックちゃん? 彼が、どうかしたの?」
「近くメルマトラに向かう。その時に奴が必要だ」
「メルマトラに? どうして?」
「それは知らずともよい。ドラックの探索は世界中のギルドに依頼しているが肝心のお前に言うのを忘れていた。心当たりはないか」
「……」
(ドラックちゃんが必要なのはきっとメルマトラの経験者だからね)
(メルマトラなんかに何かあるのかしら。後でメニドゥラに聞いてみようっと)
クリニカはニコリと笑い、
「ないわね。一応皆にも伝えておくわぁ」
その返答に満足したのか、リドは「奴を見つけたらすぐに俺に知らせろ」と言い捨て、砦の中へ戻って行った。
クリニカは心の中でペロリと舌を出し、
(ウフフ。さ~~あ、どうしよっかなぁ?)
(あんなに逞しくてイイ男をリドちゃんに渡すのはちょっと、勿体無いかなぁ)
(こんな事もあろうかとネイトナの記憶からドラックちゃんの事は消してあるし)
リドの後ろ姿を微笑を湛えながら見送った。
「さ、行きましょう、フォルネウス」
キメラにそう話しかけると器用に手綱を捌き、デルピラの方角へとあっという間に飛び去った。
ここはロトス王国アルルの町にある砦の一室。薄暗くカビ臭いが密談をするにはうってつけともいえた。
「適当に座ってくれ」とマッカ。
自ら不死身というだけあり、ネルソに心臓を貫かれたにもかかわらず、彼はここにいた。
椅子を引き、どっかと粗雑に腰を下ろしたのはノルト達を見失い、激昂したリドだ。
彼はあの後、即座に部下に命じ、クリニカを呼びだした。
「もうちょっと綺麗な場所はなかったのかしらぁ? ドレスが汚れちゃうわ」
椅子の埃を気にしながらクリニカが座る。
ドーン達を追い、セントリアのヒエラルドまで出ていた彼女はそこでリドからの緊急招集を受け、渋々世界最速と言われる赤色レイ鳥と飛龍を掛け合わせたキメラで文字通り飛ぶ速さでやって来た。
「でもこうして3人で揃うのは久しぶりねぇ。何の用かしら?」
リドの方を見て眉の端を上げた。
かつて魔界に住む魔族達を一方的に侵略した人間界の英雄達。
すなわちリド=マルスト、マッカ、クリニカ、サラ、ドラック=フォニアの5人。
その内、今でも共闘関係を続けているのがこの3人だった。
仏頂面のリドは腕を組みながらギロリと2人を睨む。
「ネルソの魂を内に持つ少年を見つけた……が逃げられた。濃い茶色の髪で体のあちこちに痣がある。口の悪い魔族とロゼルタ、それにサラと一緒だ。探すのを手伝え」
「まあ。ネルソってスルークの魔王様じゃない。口の悪い魔族ってのはテスラちゃんのことね? てかそうかぁ……やっぱりロゼちゃんも生き返ってたのかぁ。会いたいなあ」
「寝惚けた事言ってんじゃねえぞクリニカ。ロゼルタとテスラが生き返ったってことは魔族ども、一体どこまで蘇っているかわからねえんだぜ」とマッカ。
「貴方も出会ったの?」
自身は既に蘇ったドーン達と出会い、一度戦うまで至ったにも関わらず、どうやらその事には触れないようだ。
マッカはクリニカの問いに答えるように自分の胸を指差し、
「サラと戦っている最中、ネルソにここを貫かれて一回死んじまった」
「プッ。情けないわねぇ」
「なんだとこら」
「黙れ!」
リドが一喝する。
苛つきを隠そうともせず、眉の端をピクピクとさせている。
「どうしたの? やけに機嫌が悪いわねえ」
「うるさい」
「ここはロトス……はーん?」
わかった、とでも言いたげな意地悪そうな流し目でリドを見た。
「さてはここの王女にふられたのかしらぁ?」
リドがメイに執心なのは知っていた。
クリニカとしては半分冗談のつもりだったが、リドは鬼のような目つきでクリニカを睨み、ダンッと強くテーブルを叩く。
古ぼけたテーブルはその一撃で簡単に破壊されてしまった。
「クソッ! もう少し、もう少しでメイ、ロゼルタ、サラの3人が手に入るところだったのだ。それを……ネルソめ!」
「プッ。リドちゃんも相変わらずねぇ。でもそういうところ、悪くないわ。でも遠くの美女より近くの美女よ。また私が相手してあげるわよぉ?」
最後にウフフと妖艶に笑うクリニカに思わず腰が浮きそうになるが、首を振って座り直す。
「うるさい。二度と貴様とはせん」
「あらぁん。ふられちゃったわぁ。昔はあんなに求めあったのにぃ」
悪びれる事なく口に手を当てて笑う。
魔界攻略戦当初、ファトランテを攻略するためにセントリアに立ち寄ったリドはそこで初めてクリニカと出会った。
突出した美貌と目眩がするほどの色気、長身で抜群のスタイルを持つクリニカに一目で魅入られたリドは攻略の準備などそっちのけですぐに彼女を犯すように抱いた。
だが次に彼が正気に戻ったのはそれからなんと10日後のことだった。
その間、彼は狂ったようにクリニカを抱き続けていた。もちろん彼の意思ではなく、クリニカの絶対の魅了の効果によって彼女の性奴隷となっていたのだ。
クリニカにその気があればリドはとっくに殺されていた。
それまでにもサキュバスを犯した事は何度もあったが、彼の生来の強力な魔法防御によってその様な目に遭った事はなかった。
生まれて初めての経験に心の底からゾッとしたリドはそれ以来、クリニカには手を出さないと決めた。
「奴らは北に向かった。行ける場所など限られている。西にずれてデルピラに向かうか、東にずれてラクニールの町に向かうか、後はそのままメルマトラへ向かうか」
地図を出し、リドがそれぞれの場所を指差す。
「メルマトラは無いんじゃない?」
「確かにあの面子ではメルマトラには入れないはずだが……わからぬ。少なくとも手前の『ロン=ドゥの棲家』までは行けるはずだ。ここより北にゲートはない。この3方向を早急に手分けして探す」
「ええ~~。面倒くさいわねぇ」
つまらなそうに言うクリニカの頭にサニュールからの念話が唐突に入る。
『クリニカ様、大変です』
(どうしたの?)
『ドラックが行方不明です』
思ってもいなかった報告に思わずチッとひとつ舌打ちをした。
実はドラック=フォニアとは、クリニカがドーン達と戦うほんのひと月前に30年ぶりに再会したばかりだった。
何を話しても上の空だったドラックに悪戯心で魅了をかけてみたところ、ごくあっさりとクリニカの支配下に落ちた。
それからの2人は昼も夜も関係無しに体を重ね、互いを貪っていた。
(どこへ行ったか、わかるかしら?)
『ゾルテの町の衛兵から北東の方へと向かう彼の姿を見たと報告がありました。なので少なくともヒエラルド方面ではなく、セントリアの王都方面へ向かったのではと推測されます』
(わかったわぁ。取り急ぎその衛兵さんの記憶は消しておいてね)
『承知致しましたぁ!』
ゾルテの町からセントリアの国境まではすぐだ。そのまま北東へ進むと王都に辿り着く。更に真っ直ぐ北東へ進むとすればウィンディア、そしてロスの町、その先は『セントリアを守る山々』となる。
山を越えればメルマトラ、仮に途中で進路を変え南東に降りて来たとしても……と数秒考えてリドに向き直る。
「ならリドちゃん。私はデルピラの方へ行くわ」
(ここから北西、デルピラを越えてメルマトラへ直線的に進めばきっとどこかでドラックに出会うはず)
そう考えたクリニカの目を、暫く射抜くように見ていたリドだったが、やがて小さく頷くと、
「俺はこのまま北上し、『ロン=ドゥの棲家』へ向かう。マッカはラクニールへ向かえ」
「その代わり、サラは俺にくれよ?」
「わかったわかった。見つけたらすぐに俺に連絡しろ」
「はぁい」
「ああ」
そうして久々に顔を合わせた彼らの会合はすぐに終わる。
砦を出、鳥型のキメラに跨ったクリニカをリドが呼び止めた。
「待て」
「ん?」
「お前まで伝わっていない事があったと思ってな」
「なにかしら」
「ドラック=フォニアを探している」
ギクリとした。
(何か気付いたかしらぁ?)
が、そんな事はおくびにも出さず驚いた顔を作り、
「ドラックちゃん? 彼が、どうかしたの?」
「近くメルマトラに向かう。その時に奴が必要だ」
「メルマトラに? どうして?」
「それは知らずともよい。ドラックの探索は世界中のギルドに依頼しているが肝心のお前に言うのを忘れていた。心当たりはないか」
「……」
(ドラックちゃんが必要なのはきっとメルマトラの経験者だからね)
(メルマトラなんかに何かあるのかしら。後でメニドゥラに聞いてみようっと)
クリニカはニコリと笑い、
「ないわね。一応皆にも伝えておくわぁ」
その返答に満足したのか、リドは「奴を見つけたらすぐに俺に知らせろ」と言い捨て、砦の中へ戻って行った。
クリニカは心の中でペロリと舌を出し、
(ウフフ。さ~~あ、どうしよっかなぁ?)
(あんなに逞しくてイイ男をリドちゃんに渡すのはちょっと、勿体無いかなぁ)
(こんな事もあろうかとネイトナの記憶からドラックちゃんの事は消してあるし)
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