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永遠なる魂
084.逆上のサラ
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容赦無くサラが次の矢を番えた時、予想だにしない言葉がリドの口から溢れた。
「ククク。里の長老を生贄にして逃げるとは。サラ、お前の正義もたかが知れるな?」
「……は?」
サラだけではない。
その場にいた全員がリドの言葉の意味を理解できなかった。
「何を、言っているのか……わからないですね」
すると少ししゃがれた声がリドの後ろから聞こえてくる。
「ヒューリア様はお前達が逃げる時間稼ぎのためにリド様に体を捧げ、心も体も犯され尽くした、ということだ」
リドの背後からゆっくりと姿を現したのは老齢のエルフ、シオンだった。
「……な……は、は?」
狼狽えるサラを静かに睨み付ける。
「シオン、さま……何を、言って……」
信じられないとばかりに無理やり愛想笑いのような顔を作り、沈鬱な面持ちのシオンを見つめる。
「じょ、冗談、でしょう? そんな、だって、つい数日前に……」
だがふと、ヒューリアとの別れの間際に感じた不安を思い出し、両手で自分を抱く。
最も早く状況を理解したのはやはりテスラとロゼルタだった。
テスラの目が怒りで釣り上がる。
「このクソヤローが」
ロゼルタもワナワナと震え出し、唇を噛む。
「マッカといい、テメーといい……」
ふたりの霊気が噴き荒れる。
その状況すらも楽しむ余裕があるというのか。
リドは一際大きく笑うと彼らの怒りの攻撃をいなし、また口を開く。
「少し痩せ過ぎのきらいはあったがまあ、前菜にはなったな。ククク。さあメインディッシュだ、ロゼルタ、サラ。俺の前で這い蹲れ!」
リドの肉体が瞬時に若返り、その身を覆う暗黒の霊気は2人の魔神の攻撃をいとも簡単に跳ね返す!
それまで棒立ちだったサラの気配が唐突に変わる。
「……ざ……な……」
「聞こえんな? サラ。はっきり言え。私も抱いてくれと懇願しろ」
「……ざ……るな……」
サラの小さな両の拳は血が流れ出るほど固く握りしめられ、体全体が震え出す。
「サラ! 落ち着け! 挑発だっ!」
ロゼルタが叫ぶ。
だがその声が届かぬ程、いつも冷静なサラが我を忘れてしまう程の激しい怒りだった。
「ふ、ざっっっける、なぁぁぁぁ!」
叫びと共に彼女の周囲を深い緑の霊気が暴れ狂うように吹き荒ぶ。
「こんの、クソゲスがぁぁぁ! そんなに死にたいならっ! 殺してやるぁ!」
かつてサラの口からこれほどの酷い言葉が吐かれた事はない。だがサラが怒れば怒るほどリドの表情は愉悦に歪む。
「クソゲスか。汚い言葉だ。そういえばあの女エルフも言っていたな。クックック。あの言葉はお前が教えたのか」
「ブチ殺す!」
目の焦点が合わないほど怒り狂ったサラは、その細い両手で締め殺そうとでもいうのか、リドに飛び掛かった。
「こりゃヤベー」
ロゼルタはそう呟くとサラを捕まえ、羽交締めにし、「テスラ!」と叫びながら後退る。
そのテスラ、一瞬でロゼルタの意図を汲み取る。
彼女達とリドの間にその身を置くと、真横に剣を構え、凄まじい風切り音と共に振り切った。
「悪来二刃!」
剣筋の上下に鬼神の姿を纏った衝撃波がリドに向かって放たれた。
ロゼルタはリドから距離を取り、暴れるサラを力づくで木の幹に押し付け、自分の正面に据える。
「ヒューリア、ヒューリア様が」
「落ち着け」
「ロゼルタ、あのクソヤロー、殺す!」
「あーそうだな。まず落ち着け、あたしを見ろ」
ロゼルタはジタバタともがくサラを数秒見ていたが、やがて、
パチンッ!
その小さな頬を張った。
乾いた音と共にサラの頬が赤く染まり、次第に吠えるのをやめ、目の焦点がロゼルタに合ってゆく。
ようやく互いの目が合う。
いつものロゼルタなら間違いなく怒鳴り散らしていた筈だったが、彼女はなんとも言えない顔で力一杯サラを抱き締めた。
「ロ、ロゼルタ、さん」
「サラ。ブチ切れていい。あのクソヤローにゲロ吐きかけたっていい」
「は……」
「でも自分を見失うな。冷静になればお前は強えー」
「……」
ゆっくりと体を離し、サラの表情を伺った。
潤んだ瞳で涙をこぼすまいと耐えるサラを見て、ロゼルタはもう一度、彼女を抱き締め、背中を叩く。
涙が止めどなく溢れる。
だが大きく深呼吸を三度。
サラはそれで涙を止めた。
「大丈夫か?」
「……ロゼルタさん。このお礼は必ず」
「何言ってんだ。テメーにはこっちのが借りがある。さあ、あのクソゲスをブチ殺すぜ」
言い様、ロゼルタがテスラとリドの方へ突進する。が、その途中、交信の指輪に向かいノルトに囁いた。
「ノルト、バケモンの気配が強くなった。アンナを守れ。出て来んな。あたし達になんかあったら迷わず逃げろ」
『そ、そんな!』
何か言おうとしたノルトの声だったが、彼女は一方的に通信を切る。
その様子を遠くからシオンがジッと見つめていた。
「ブラッドシュート!」
「悪来二刃!」
体力、魔素共に尽きていたフュルトでのそれとは比ぶべくもない威力。
だと言うのにリドは魔力が多分に含まれたその攻撃を剣一本で防ぎ切る。
それどころか瞬きする間にテスラの目の前に現れ、攻撃に転じる。
それまでリドの後方で動かなかったシオンがおもむろに口を開く。
「風の精霊サ・フュリオ。現れ出でて敵を切り裂け。『目に見えぬ風は全てを切り裂く』」
刹那、木々が騒めく。
彼方此方で枝葉がスパッと切れ落ちていく。
「あれは鎌鼬! 皆、退いて!」
叫ぶサラの声が耳に届いた時には既にテスラとロゼルタの体には無数の切り傷が出来、血飛沫が舞い上がっていた。
「来たれ、サラマンデル!」
サラが大きく叫ぶと炎に包まれた火の精霊が何十体と現れる。
翼を持つ火蜥蜴は鎌鼬を作り出す風の精霊達を的確に燃やし尽くしていく。
「シオン様! 邪魔しないで下さい!」
「それが俺の仕事だ」
シオンがまた両手を上げ、詠唱を始めかけた時、数本の矢が彼を襲う。
1本を避け損ね、肩に突き刺さる。
「ゲッ。当たっちゃった……」
驚いたのはその矢を放った当のシュルスだった。
「シュルスか。良い腕になった」
刺さった矢を握り、ギロリとシュルスを睨む。
「シュルス! 連発して!」
「え? あ、うん」
サラに言われるがまま矢を放つ。
「風の精霊王フルムよ、我らを守り給え。『風路のマント』」
シオンの前に薄い空気の膜のようなものが張られ、シュルスの矢は全て止められた。
「シオン様は任せました、シュルス!」
「ええ! いや、そんなのムリムリ!」
残念ながらその返事はサラには届かなかった。彼女の目に憎悪の炎が灯る。
「お前だけは、絶対に許さない……ゲス野郎!」
テスラ、ロゼルタの2人を相手に優勢に戦いを進めるリドに向かう。
(魔素の濃いこの森なら全力で撃てる!)
走りながら同時に詠唱を始めた。
「深き神の水の底よりその大いなる力を解き放て。最強の水の力は鋼鉄にも勝るものなり」
彼女の前に幾重にも重なる青い衣を纏う神秘的な女性が現れる。
それは水の精霊王、ヴァネッサの姿。
「ヴァルサ=ストリーム!」
サラが一際声高に叫ぶ。
するとヴァネッサの両手からみるみる水が溢れてくる。
それは幾筋もの濁流となり、絡み合って一筋の砲撃となり、リドの元へと一直線に放たれた。
テスラとロゼルタに気を取られていたリドがそれと気付いた時にはもうそれは目の前だった。
2人がサッとリドの前から離れるとリドに直撃!
爆発したかのように水飛沫が舞う。
あまりの威力にリドが足を踏ん張ったまま、ズズズと後退した。
「……サラ!」
彼女の名を呼び、ギラリと目を光らせて睨み付ける。
が、すぐにその目に驚愕の色が浮かぶ。
既にサラは次の詠唱を終えようとしていたのだ。
ヴァネッサは消え、今、彼女の目の前にいるのはまずこの世界に姿を表す事のない火の精霊王、ヴァジリスタ。
「ヘル=マグナリア!」
刹那、ヴァジリスタが翳した燃え盛る剣から放射状に発射されたのはドロドロに溶けた灼熱の溶岩!
逃げ場など与えない。
サラの激しい怒りはその威力、量となって具現化し、リドに向かって放たれた。
「ククク。里の長老を生贄にして逃げるとは。サラ、お前の正義もたかが知れるな?」
「……は?」
サラだけではない。
その場にいた全員がリドの言葉の意味を理解できなかった。
「何を、言っているのか……わからないですね」
すると少ししゃがれた声がリドの後ろから聞こえてくる。
「ヒューリア様はお前達が逃げる時間稼ぎのためにリド様に体を捧げ、心も体も犯され尽くした、ということだ」
リドの背後からゆっくりと姿を現したのは老齢のエルフ、シオンだった。
「……な……は、は?」
狼狽えるサラを静かに睨み付ける。
「シオン、さま……何を、言って……」
信じられないとばかりに無理やり愛想笑いのような顔を作り、沈鬱な面持ちのシオンを見つめる。
「じょ、冗談、でしょう? そんな、だって、つい数日前に……」
だがふと、ヒューリアとの別れの間際に感じた不安を思い出し、両手で自分を抱く。
最も早く状況を理解したのはやはりテスラとロゼルタだった。
テスラの目が怒りで釣り上がる。
「このクソヤローが」
ロゼルタもワナワナと震え出し、唇を噛む。
「マッカといい、テメーといい……」
ふたりの霊気が噴き荒れる。
その状況すらも楽しむ余裕があるというのか。
リドは一際大きく笑うと彼らの怒りの攻撃をいなし、また口を開く。
「少し痩せ過ぎのきらいはあったがまあ、前菜にはなったな。ククク。さあメインディッシュだ、ロゼルタ、サラ。俺の前で這い蹲れ!」
リドの肉体が瞬時に若返り、その身を覆う暗黒の霊気は2人の魔神の攻撃をいとも簡単に跳ね返す!
それまで棒立ちだったサラの気配が唐突に変わる。
「……ざ……な……」
「聞こえんな? サラ。はっきり言え。私も抱いてくれと懇願しろ」
「……ざ……るな……」
サラの小さな両の拳は血が流れ出るほど固く握りしめられ、体全体が震え出す。
「サラ! 落ち着け! 挑発だっ!」
ロゼルタが叫ぶ。
だがその声が届かぬ程、いつも冷静なサラが我を忘れてしまう程の激しい怒りだった。
「ふ、ざっっっける、なぁぁぁぁ!」
叫びと共に彼女の周囲を深い緑の霊気が暴れ狂うように吹き荒ぶ。
「こんの、クソゲスがぁぁぁ! そんなに死にたいならっ! 殺してやるぁ!」
かつてサラの口からこれほどの酷い言葉が吐かれた事はない。だがサラが怒れば怒るほどリドの表情は愉悦に歪む。
「クソゲスか。汚い言葉だ。そういえばあの女エルフも言っていたな。クックック。あの言葉はお前が教えたのか」
「ブチ殺す!」
目の焦点が合わないほど怒り狂ったサラは、その細い両手で締め殺そうとでもいうのか、リドに飛び掛かった。
「こりゃヤベー」
ロゼルタはそう呟くとサラを捕まえ、羽交締めにし、「テスラ!」と叫びながら後退る。
そのテスラ、一瞬でロゼルタの意図を汲み取る。
彼女達とリドの間にその身を置くと、真横に剣を構え、凄まじい風切り音と共に振り切った。
「悪来二刃!」
剣筋の上下に鬼神の姿を纏った衝撃波がリドに向かって放たれた。
ロゼルタはリドから距離を取り、暴れるサラを力づくで木の幹に押し付け、自分の正面に据える。
「ヒューリア、ヒューリア様が」
「落ち着け」
「ロゼルタ、あのクソヤロー、殺す!」
「あーそうだな。まず落ち着け、あたしを見ろ」
ロゼルタはジタバタともがくサラを数秒見ていたが、やがて、
パチンッ!
その小さな頬を張った。
乾いた音と共にサラの頬が赤く染まり、次第に吠えるのをやめ、目の焦点がロゼルタに合ってゆく。
ようやく互いの目が合う。
いつものロゼルタなら間違いなく怒鳴り散らしていた筈だったが、彼女はなんとも言えない顔で力一杯サラを抱き締めた。
「ロ、ロゼルタ、さん」
「サラ。ブチ切れていい。あのクソヤローにゲロ吐きかけたっていい」
「は……」
「でも自分を見失うな。冷静になればお前は強えー」
「……」
ゆっくりと体を離し、サラの表情を伺った。
潤んだ瞳で涙をこぼすまいと耐えるサラを見て、ロゼルタはもう一度、彼女を抱き締め、背中を叩く。
涙が止めどなく溢れる。
だが大きく深呼吸を三度。
サラはそれで涙を止めた。
「大丈夫か?」
「……ロゼルタさん。このお礼は必ず」
「何言ってんだ。テメーにはこっちのが借りがある。さあ、あのクソゲスをブチ殺すぜ」
言い様、ロゼルタがテスラとリドの方へ突進する。が、その途中、交信の指輪に向かいノルトに囁いた。
「ノルト、バケモンの気配が強くなった。アンナを守れ。出て来んな。あたし達になんかあったら迷わず逃げろ」
『そ、そんな!』
何か言おうとしたノルトの声だったが、彼女は一方的に通信を切る。
その様子を遠くからシオンがジッと見つめていた。
「ブラッドシュート!」
「悪来二刃!」
体力、魔素共に尽きていたフュルトでのそれとは比ぶべくもない威力。
だと言うのにリドは魔力が多分に含まれたその攻撃を剣一本で防ぎ切る。
それどころか瞬きする間にテスラの目の前に現れ、攻撃に転じる。
それまでリドの後方で動かなかったシオンがおもむろに口を開く。
「風の精霊サ・フュリオ。現れ出でて敵を切り裂け。『目に見えぬ風は全てを切り裂く』」
刹那、木々が騒めく。
彼方此方で枝葉がスパッと切れ落ちていく。
「あれは鎌鼬! 皆、退いて!」
叫ぶサラの声が耳に届いた時には既にテスラとロゼルタの体には無数の切り傷が出来、血飛沫が舞い上がっていた。
「来たれ、サラマンデル!」
サラが大きく叫ぶと炎に包まれた火の精霊が何十体と現れる。
翼を持つ火蜥蜴は鎌鼬を作り出す風の精霊達を的確に燃やし尽くしていく。
「シオン様! 邪魔しないで下さい!」
「それが俺の仕事だ」
シオンがまた両手を上げ、詠唱を始めかけた時、数本の矢が彼を襲う。
1本を避け損ね、肩に突き刺さる。
「ゲッ。当たっちゃった……」
驚いたのはその矢を放った当のシュルスだった。
「シュルスか。良い腕になった」
刺さった矢を握り、ギロリとシュルスを睨む。
「シュルス! 連発して!」
「え? あ、うん」
サラに言われるがまま矢を放つ。
「風の精霊王フルムよ、我らを守り給え。『風路のマント』」
シオンの前に薄い空気の膜のようなものが張られ、シュルスの矢は全て止められた。
「シオン様は任せました、シュルス!」
「ええ! いや、そんなのムリムリ!」
残念ながらその返事はサラには届かなかった。彼女の目に憎悪の炎が灯る。
「お前だけは、絶対に許さない……ゲス野郎!」
テスラ、ロゼルタの2人を相手に優勢に戦いを進めるリドに向かう。
(魔素の濃いこの森なら全力で撃てる!)
走りながら同時に詠唱を始めた。
「深き神の水の底よりその大いなる力を解き放て。最強の水の力は鋼鉄にも勝るものなり」
彼女の前に幾重にも重なる青い衣を纏う神秘的な女性が現れる。
それは水の精霊王、ヴァネッサの姿。
「ヴァルサ=ストリーム!」
サラが一際声高に叫ぶ。
するとヴァネッサの両手からみるみる水が溢れてくる。
それは幾筋もの濁流となり、絡み合って一筋の砲撃となり、リドの元へと一直線に放たれた。
テスラとロゼルタに気を取られていたリドがそれと気付いた時にはもうそれは目の前だった。
2人がサッとリドの前から離れるとリドに直撃!
爆発したかのように水飛沫が舞う。
あまりの威力にリドが足を踏ん張ったまま、ズズズと後退した。
「……サラ!」
彼女の名を呼び、ギラリと目を光らせて睨み付ける。
が、すぐにその目に驚愕の色が浮かぶ。
既にサラは次の詠唱を終えようとしていたのだ。
ヴァネッサは消え、今、彼女の目の前にいるのはまずこの世界に姿を表す事のない火の精霊王、ヴァジリスタ。
「ヘル=マグナリア!」
刹那、ヴァジリスタが翳した燃え盛る剣から放射状に発射されたのはドロドロに溶けた灼熱の溶岩!
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サラの激しい怒りはその威力、量となって具現化し、リドに向かって放たれた。
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