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永遠なる魂
102.メルマトラの怪物
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ノルト達がデルピラの北方に聳え立つ山脈を越え、不毛の大地メルマトラに足を踏み入れて早やふた月。
その間彼らは常時この地に溢れる瘴気から、サラとシュルス、ふたりのエルフの精霊魔法によって守られていた。
想像の遥か上をいくその強力な毒素はサラですら完全に防ぐ事はできず、彼らは皆、この地にいるだけで常に中毒状態となっていた。
従って瘴気を防ぐ魔法とは別に持続治癒を常にかけている状態だった。
強靭な魔族であるロゼルタ達に比べ、貧弱と言っていい人間のノルトとアンナ。
彼らには特に手厚く保護魔法が掛けられていたが、それでも時折、吐瀉物を撒き散らす。
この地に入り今日に至るまで、そんなコンディションの悪い状態が続く中、彼らは魔界でも見た事がないような異形の怪物達と幾度となく遭遇した。
数十本の手足を持ち、宙に浮く巨大な昆虫。
魔法を唱えるでもなく存在するだけで魔力による攻撃を行ってくる影。
途轍もなく硬い甲羅と触手を持つ鳥。
数十メートルはあろうかという巨大なトカゲの様なもの。
現れる怪物全てが尋常ではないタフさと攻撃力を持つ。
それらと時には戦い、時には身を隠しながらこれまで進んで来た。
道案内はシュルスだ。
彼によると眼前に広がる小高い丘を越えればメルマトラの中心地である筈だという。
彼はこれまで何度かヒューリアやサラの義父、モルソンなどと共にこの地を訪れていた。
ここがエルフの故郷であるという伝承の証拠を見つけたかったのだという。
「それであの向こうに何か見つかったのか?」テスラが聞く。
「いえ、確たるものは何も……ただ、チラリと神殿の跡の様なものが見えたのですが」
「神殿……チラリとって、なんでちゃんと見てみなかったんだ?」
「それが、とある化け物がいまして」
「とある化け物? そんなの、今までにも散々いたじゃねーか」
「いやあんなのとは全然……」
そこでシュルスが前方を見つめたまま固まった。
「あ?」
皆、その方を見る。
白く小高い丘になっているその上に黒い人型の何かがいた。
シュルスの視線はそれに釘付けになり、ガタガタと震え出す。
「ああああれ、あれです。今までに何人ものエルフがやられています。ヒューリア様とサラのお父さんのお陰で何とか逃げ出せた……ヒィィィ! サラァァ!」
恐怖に怯えた顔でサラに抱き着く。
テスラ達と大きさはさほど変わらないそれは、真っ黒な体に目らしきものが体中にあった。
四肢があり、一見人間の様な形をしている。だが至る所がウネウネと気持ち悪く畝り、人間の様に骨や関節がある様な動きではなかった。
「今までの奴らもじゃが、やはり見たことのないヤツじゃな」
ドーンがこれまでの旅の経験から、最もよく攻撃を防いだ闇属性の物理シールドを張りながら言う。
彼らが戦闘態勢を取ったと同時に何かに気付いたマクルルが叫ぶ。
「このシールドではダメだ! 避けろ!」
刹那、その黒い体の至る所から伸びた鞭の様な尾が、ノルト達全員を突き刺そうと伸びてきた。
それはあのロン=ドゥを想起させるものだったが速さはあれ以上だった。
マクルルの叫び声があった為、皆辛うじてそれを避ける。
その尾はあっさりとドーンが張ったシールドを突き破り、彼らがいた場所を的確に突き刺した。
アンナはたまたまロゼルタの後ろにいた為、彼女によって守られ無事だった。
だがノルトは……
「サラッ! ノルトがやられた!」
ロゼルタの悲鳴が轟く。
ノルトを狙った尾は、体調が悪く動きが鈍かった彼の喉を簡単に貫いた。白目を剥いてノルトが倒れ込む。
すぐにサラが治療に向かう。
シュルスもそれに付き添い、大声を出す。
「普通の治癒じゃダメだ。あれだ、みんなあれにやられた!」
「シュルス、落ち着いて。一体何なんです?」
ガクガクと震えるシュルスはノルトを指差し、
「ああああれは、刺すだけじゃない。蟲、蟲を入れるんだ。取り出そうとするとそいつにとり憑く……あれでみんな死んだ!」
怯えながら叫ぶ。
確かにノルトの喉が気味悪く蠢いていた。
「バカヤロー早く言え! サラ、治せるか!」
苛立ちながらテスラも叫ぶ。
「やってみます。シュルス、暫く無防備になります。私を守っていて下さい」
「えええ! 俺がぁ!?」
「テメー、サラの事が好きなんだろ? 惚れた女を守らねーでどうすんだ!」
テスラが剣を抜き、続け様に襲い来る尾を斬りながら言う。
その言葉にハッとした顔付きのシュルスが体をビクつかせながらもサラの前に立つ。
「そ、そうだ。サラは俺が、守らないと!」
かつてのモルソンがヒューリアや彼を守った様に、地の精霊王ロッチのシールドを展開し、自身とサラ、ノルトを囲った。
ロン=ドゥ程の破壊的規模はないものの、その尾の威力は尋常ではなく、軌道途中でそれに当たった岩は粉微塵に砕け散る。
「召喚、『死の騎士』」
ドーンの呼び掛けに応じた騎士達が黒い怪物の周辺から雲霞の如く湧き出す。
黒い怪物は相変わらずクネクネと体を踊らせながら、体中にある目でそれらを捕捉した。
次の瞬間、怪物の体から無数の尾が放たれ、百体ほどのデスナイトが瞬時に消え去った。
「なんと……死の騎士はそんな弱い個体では無いぞ」
丘の上から降り出し、徐々に彼らに迫る黒く不気味な怪物にドーンが驚愕の表情を見せる。
少し離れた場所にいたロゼルタが両手を怪物に向けた。
「ブラッドバインド!」
彼女の手のひらから赤い霊気が迸る。
それは螺旋状に絡み合い、太い綱の様になり怪物に巻きつくと、その体を締め上げた。
が、その怪物は液体が流れ出る様にその隙間からドロリと出るとまた元の形に戻る。
一瞬で、だ。
「て、手応えが、まるでねー」
「なんだありゃあ?」とテスラ。
「『ルーカスの轟撃』」
デスナイトの大群が次々と屠られていく中、ドーンはかつて実在したと言われる邪神ルーカスの闇のエネルギーを凝縮して打ち出した。
黒く光るそれは一直線に黒い怪物に向かい、その柔らかそうな体を貫く、と思われたがそのエネルギーは怪物の手前で止まり、霧散した。
「これもダメか」
低く唸るドーンのすぐ脇を通り、低い姿勢で尾による攻撃を避けながら素早く怪物に近付いたのはテスラだった。
「え、ええぇ。あれだけあいつはヤバいって言ったのに接近戦とか……あの人もヤバいな」とシュルス。
目にも止まらぬ速さのテスラの連撃が黒い怪物を襲う。
だが、その剣は当たったと同時に跳ね返された。
「直接攻撃も効かねーのか」
テスラの剣もリドと同じく魔剣であり、魔力ダメージがある分、ただの剣での一撃よりも遥かに威力が大きい。
にも関わらず、その怪物には大して効いた様子もない。
「なら氷漬けならどうじゃ? 魔神カリオの氷獄、第七層の……」
「待て」
ドーンの詠唱を遮ったのはマクルルだった。
「恐らくあの怪物は魔力に対して完全な抵抗力を持っている。テスラもむしろただの剣の方がダメージが通ったんじゃないか」
「魔力無効の怪物か。魔族には厄介じゃな」
マクルルは一歩踏み出すと振り向かずに言った。
「俺が行こう。但し俺が負ける様なら逃げろ。後の事は気にするな」
そう言うと同時に体中から白い霊気を噴き上げた。
その間彼らは常時この地に溢れる瘴気から、サラとシュルス、ふたりのエルフの精霊魔法によって守られていた。
想像の遥か上をいくその強力な毒素はサラですら完全に防ぐ事はできず、彼らは皆、この地にいるだけで常に中毒状態となっていた。
従って瘴気を防ぐ魔法とは別に持続治癒を常にかけている状態だった。
強靭な魔族であるロゼルタ達に比べ、貧弱と言っていい人間のノルトとアンナ。
彼らには特に手厚く保護魔法が掛けられていたが、それでも時折、吐瀉物を撒き散らす。
この地に入り今日に至るまで、そんなコンディションの悪い状態が続く中、彼らは魔界でも見た事がないような異形の怪物達と幾度となく遭遇した。
数十本の手足を持ち、宙に浮く巨大な昆虫。
魔法を唱えるでもなく存在するだけで魔力による攻撃を行ってくる影。
途轍もなく硬い甲羅と触手を持つ鳥。
数十メートルはあろうかという巨大なトカゲの様なもの。
現れる怪物全てが尋常ではないタフさと攻撃力を持つ。
それらと時には戦い、時には身を隠しながらこれまで進んで来た。
道案内はシュルスだ。
彼によると眼前に広がる小高い丘を越えればメルマトラの中心地である筈だという。
彼はこれまで何度かヒューリアやサラの義父、モルソンなどと共にこの地を訪れていた。
ここがエルフの故郷であるという伝承の証拠を見つけたかったのだという。
「それであの向こうに何か見つかったのか?」テスラが聞く。
「いえ、確たるものは何も……ただ、チラリと神殿の跡の様なものが見えたのですが」
「神殿……チラリとって、なんでちゃんと見てみなかったんだ?」
「それが、とある化け物がいまして」
「とある化け物? そんなの、今までにも散々いたじゃねーか」
「いやあんなのとは全然……」
そこでシュルスが前方を見つめたまま固まった。
「あ?」
皆、その方を見る。
白く小高い丘になっているその上に黒い人型の何かがいた。
シュルスの視線はそれに釘付けになり、ガタガタと震え出す。
「ああああれ、あれです。今までに何人ものエルフがやられています。ヒューリア様とサラのお父さんのお陰で何とか逃げ出せた……ヒィィィ! サラァァ!」
恐怖に怯えた顔でサラに抱き着く。
テスラ達と大きさはさほど変わらないそれは、真っ黒な体に目らしきものが体中にあった。
四肢があり、一見人間の様な形をしている。だが至る所がウネウネと気持ち悪く畝り、人間の様に骨や関節がある様な動きではなかった。
「今までの奴らもじゃが、やはり見たことのないヤツじゃな」
ドーンがこれまでの旅の経験から、最もよく攻撃を防いだ闇属性の物理シールドを張りながら言う。
彼らが戦闘態勢を取ったと同時に何かに気付いたマクルルが叫ぶ。
「このシールドではダメだ! 避けろ!」
刹那、その黒い体の至る所から伸びた鞭の様な尾が、ノルト達全員を突き刺そうと伸びてきた。
それはあのロン=ドゥを想起させるものだったが速さはあれ以上だった。
マクルルの叫び声があった為、皆辛うじてそれを避ける。
その尾はあっさりとドーンが張ったシールドを突き破り、彼らがいた場所を的確に突き刺した。
アンナはたまたまロゼルタの後ろにいた為、彼女によって守られ無事だった。
だがノルトは……
「サラッ! ノルトがやられた!」
ロゼルタの悲鳴が轟く。
ノルトを狙った尾は、体調が悪く動きが鈍かった彼の喉を簡単に貫いた。白目を剥いてノルトが倒れ込む。
すぐにサラが治療に向かう。
シュルスもそれに付き添い、大声を出す。
「普通の治癒じゃダメだ。あれだ、みんなあれにやられた!」
「シュルス、落ち着いて。一体何なんです?」
ガクガクと震えるシュルスはノルトを指差し、
「ああああれは、刺すだけじゃない。蟲、蟲を入れるんだ。取り出そうとするとそいつにとり憑く……あれでみんな死んだ!」
怯えながら叫ぶ。
確かにノルトの喉が気味悪く蠢いていた。
「バカヤロー早く言え! サラ、治せるか!」
苛立ちながらテスラも叫ぶ。
「やってみます。シュルス、暫く無防備になります。私を守っていて下さい」
「えええ! 俺がぁ!?」
「テメー、サラの事が好きなんだろ? 惚れた女を守らねーでどうすんだ!」
テスラが剣を抜き、続け様に襲い来る尾を斬りながら言う。
その言葉にハッとした顔付きのシュルスが体をビクつかせながらもサラの前に立つ。
「そ、そうだ。サラは俺が、守らないと!」
かつてのモルソンがヒューリアや彼を守った様に、地の精霊王ロッチのシールドを展開し、自身とサラ、ノルトを囲った。
ロン=ドゥ程の破壊的規模はないものの、その尾の威力は尋常ではなく、軌道途中でそれに当たった岩は粉微塵に砕け散る。
「召喚、『死の騎士』」
ドーンの呼び掛けに応じた騎士達が黒い怪物の周辺から雲霞の如く湧き出す。
黒い怪物は相変わらずクネクネと体を踊らせながら、体中にある目でそれらを捕捉した。
次の瞬間、怪物の体から無数の尾が放たれ、百体ほどのデスナイトが瞬時に消え去った。
「なんと……死の騎士はそんな弱い個体では無いぞ」
丘の上から降り出し、徐々に彼らに迫る黒く不気味な怪物にドーンが驚愕の表情を見せる。
少し離れた場所にいたロゼルタが両手を怪物に向けた。
「ブラッドバインド!」
彼女の手のひらから赤い霊気が迸る。
それは螺旋状に絡み合い、太い綱の様になり怪物に巻きつくと、その体を締め上げた。
が、その怪物は液体が流れ出る様にその隙間からドロリと出るとまた元の形に戻る。
一瞬で、だ。
「て、手応えが、まるでねー」
「なんだありゃあ?」とテスラ。
「『ルーカスの轟撃』」
デスナイトの大群が次々と屠られていく中、ドーンはかつて実在したと言われる邪神ルーカスの闇のエネルギーを凝縮して打ち出した。
黒く光るそれは一直線に黒い怪物に向かい、その柔らかそうな体を貫く、と思われたがそのエネルギーは怪物の手前で止まり、霧散した。
「これもダメか」
低く唸るドーンのすぐ脇を通り、低い姿勢で尾による攻撃を避けながら素早く怪物に近付いたのはテスラだった。
「え、ええぇ。あれだけあいつはヤバいって言ったのに接近戦とか……あの人もヤバいな」とシュルス。
目にも止まらぬ速さのテスラの連撃が黒い怪物を襲う。
だが、その剣は当たったと同時に跳ね返された。
「直接攻撃も効かねーのか」
テスラの剣もリドと同じく魔剣であり、魔力ダメージがある分、ただの剣での一撃よりも遥かに威力が大きい。
にも関わらず、その怪物には大して効いた様子もない。
「なら氷漬けならどうじゃ? 魔神カリオの氷獄、第七層の……」
「待て」
ドーンの詠唱を遮ったのはマクルルだった。
「恐らくあの怪物は魔力に対して完全な抵抗力を持っている。テスラもむしろただの剣の方がダメージが通ったんじゃないか」
「魔力無効の怪物か。魔族には厄介じゃな」
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