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最終章 魔王をその身に宿す少年
134.果てるドーン
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ドーンの股間に貪りつくように顔を押し付けている明らかにノルトと思われる小さな頭が見えた。
それが揺れ動くたびにえもいわれぬ快感が押し寄せる。
時折、少し顔を離して呼吸をする音がし、またぴちゃぴちゃと淫靡な音が耳に届く。
顔を下に向けてノルトを注意したいのに、意に反して彼女の頭はむしろ仰け反るばかり。
「や、やめ……ろ、ノル……」
なんとか声を絞り出して言うが、徐々にドーンの全身に快感の波が押し寄せて来る。
ノルトの温かい舌が最後に這うと体を震わせ、腰を浮かせてしまった。
「んああっ」
そこから数秒、時が止まったかのようになり、やがてドーンの腰が落ち、彼女の荒い呼吸だけがその場に響き渡る。
(なにを……なにをノルト相手に……なんでイッてるんじゃ儂は……)
そんな自己嫌悪に陥っていたのも束の間、またゴソゴソと動くノルトに気付いて焦りだす。
「やめ、ノ、ノル……も、やめ……」
懇願するように言うとノルトの体がふっと離れる。
ほっとしたのも束の間、次の瞬間、彼の顔はドーンの目の前にあった。
「……!」
驚いて言葉が出ない。
そのつぶらな瞳は紫に染まり、明らかに正常ではない。
淫らな色の瞳が彼女の目を捉えるとそのまま顔を近付けた。
「だ……や、やめ……んん」
ノルトらしい、優しいキスだった。
(ノルト……)
自分でも知らぬ間にうっとりとしかけた次の瞬間、ノルトの両手が彼女の頭を拘束する様に挟む。
恋人同士のようだったそのソフトなキスは、突如として両手で頭を押さえ込まれ、舌を捩じ込まれる激しいものに変わった。
口を離した瞬間にやめろと言いたいが息をするので精一杯。そんな、まるでドーンを食らい尽くすかのような口づけだった。
ようやく口を離したノルトはドーンの匂いを嗅ぐ様に、顔の横に顔を押し付ける。
更にさっき達したばかりの余韻がジンジンと残る秘部に何かが当たる。勿論それはノルトの男性部分だ。
「待……それ、は……」
ダメだ、そう言おうとするが呂律が回らず、まともに喋れない。
「ドーンさん……ドーンさん……」
耳元でノルトの囁きが聞こえる。
ノルトなりに力一杯ドーンの体を抱きしめる、その力が魔族のドーンには丁度心地良い強さ。
ずっと体を緊張させていたがやがて観念したように力を抜いた。
(儂は、別に構わん)
(が、ノルトは初めてが儂でいいのか……)
その時、ノルトが彼女に侵入してきたのがわかった。
(ああ……やってしまった……)
(お前にはアンナがいる、じゃろうに)
数分と経たず、年齢にそぐわぬ慣れた手つきと腰つきで、ドーンは再び達してしまった。
それからすぐにノルトも彼女の上で仰け反り、しばらく惚けた顔を見せたかと思うと、バタリとドーンの首元に顔を埋めた。
「ハァハァ……」
「ハァ、ハァ……」
ふたりの呼吸が交互に響く。
(お前、初めてじゃなかったのか)
(ひょっとしてあの日クリニカと……)
デルピラでクリニカからノルトを救った日の事を思い出す。
そこでハッとした。
(やられた……ノルトがこんな事をする訳がなかろう)
そこに気付いた時、首元でノルトがブツブツと何かを言っているのが聞こえた。
(ノルト……何を言って……?)
体をいつまでも覆う快感に抗いながらノルトの呟きに集中しようとした。
「に……じ」
(にじ?)
「ドーン……に、じ……だ……ドー、ン……指輪……使え……」
(にじ……指輪を使え……)
頭の中で咀嚼する。
(虹の、指輪!)
遂にドーンの目に力が籠った。
それが揺れ動くたびにえもいわれぬ快感が押し寄せる。
時折、少し顔を離して呼吸をする音がし、またぴちゃぴちゃと淫靡な音が耳に届く。
顔を下に向けてノルトを注意したいのに、意に反して彼女の頭はむしろ仰け反るばかり。
「や、やめ……ろ、ノル……」
なんとか声を絞り出して言うが、徐々にドーンの全身に快感の波が押し寄せて来る。
ノルトの温かい舌が最後に這うと体を震わせ、腰を浮かせてしまった。
「んああっ」
そこから数秒、時が止まったかのようになり、やがてドーンの腰が落ち、彼女の荒い呼吸だけがその場に響き渡る。
(なにを……なにをノルト相手に……なんでイッてるんじゃ儂は……)
そんな自己嫌悪に陥っていたのも束の間、またゴソゴソと動くノルトに気付いて焦りだす。
「やめ、ノ、ノル……も、やめ……」
懇願するように言うとノルトの体がふっと離れる。
ほっとしたのも束の間、次の瞬間、彼の顔はドーンの目の前にあった。
「……!」
驚いて言葉が出ない。
そのつぶらな瞳は紫に染まり、明らかに正常ではない。
淫らな色の瞳が彼女の目を捉えるとそのまま顔を近付けた。
「だ……や、やめ……んん」
ノルトらしい、優しいキスだった。
(ノルト……)
自分でも知らぬ間にうっとりとしかけた次の瞬間、ノルトの両手が彼女の頭を拘束する様に挟む。
恋人同士のようだったそのソフトなキスは、突如として両手で頭を押さえ込まれ、舌を捩じ込まれる激しいものに変わった。
口を離した瞬間にやめろと言いたいが息をするので精一杯。そんな、まるでドーンを食らい尽くすかのような口づけだった。
ようやく口を離したノルトはドーンの匂いを嗅ぐ様に、顔の横に顔を押し付ける。
更にさっき達したばかりの余韻がジンジンと残る秘部に何かが当たる。勿論それはノルトの男性部分だ。
「待……それ、は……」
ダメだ、そう言おうとするが呂律が回らず、まともに喋れない。
「ドーンさん……ドーンさん……」
耳元でノルトの囁きが聞こえる。
ノルトなりに力一杯ドーンの体を抱きしめる、その力が魔族のドーンには丁度心地良い強さ。
ずっと体を緊張させていたがやがて観念したように力を抜いた。
(儂は、別に構わん)
(が、ノルトは初めてが儂でいいのか……)
その時、ノルトが彼女に侵入してきたのがわかった。
(ああ……やってしまった……)
(お前にはアンナがいる、じゃろうに)
数分と経たず、年齢にそぐわぬ慣れた手つきと腰つきで、ドーンは再び達してしまった。
それからすぐにノルトも彼女の上で仰け反り、しばらく惚けた顔を見せたかと思うと、バタリとドーンの首元に顔を埋めた。
「ハァハァ……」
「ハァ、ハァ……」
ふたりの呼吸が交互に響く。
(お前、初めてじゃなかったのか)
(ひょっとしてあの日クリニカと……)
デルピラでクリニカからノルトを救った日の事を思い出す。
そこでハッとした。
(やられた……ノルトがこんな事をする訳がなかろう)
そこに気付いた時、首元でノルトがブツブツと何かを言っているのが聞こえた。
(ノルト……何を言って……?)
体をいつまでも覆う快感に抗いながらノルトの呟きに集中しようとした。
「に……じ」
(にじ?)
「ドーン……に、じ……だ……ドー、ン……指輪……使え……」
(にじ……指輪を使え……)
頭の中で咀嚼する。
(虹の、指輪!)
遂にドーンの目に力が籠った。
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