138 / 154
最終章 魔王をその身に宿す少年
138.メルタノの三賢者(中)
しおりを挟む
リドは無表情で血塗れで横たわるロゼルタの姿を見た。
舌打ちをひとつし、
「ロゼルタに手を出したのか」
とマッカを睨んだ。
「まさか」
飄々と答えるマッカを無視する様にその前を横切り、ロゼルタの側までやって来てしゃがみ込んだ。
「待ちきれず会いに来たぞ。お前はどんな状態でも美しい。俺の妃にしてやろう」
「揃いも揃って……似たような事言いやがって。脳みそ……腐ってん、のか」
血が流れ過ぎてリドの姿が二重に見えた。
リドは笑いもせず、その様子をじっと観察する。
「どうやら、クリニカの手下がうまくやったらしいな」
視線はロゼルタを捉えたまま、
「で、今更お前は何をしに来たのだ」
それはマッカに向けられた言葉だった。
「ラクニールで待ち伏せ、ひとりでも多くこいつらを殺せと命じておいた筈だが?」
「そりゃあ……」
ロゼルタの目に映る。
リドの背後で戦斧を振り上げるマッカの姿が。
「てめえを殺るためだ」
リド目掛けて振り下ろされた巨斧は凄まじい破裂音を鳴らす。
真っ二つに割れたはずのリドの姿はなく、ロゼルタの眼前の床が割れ、その遥か下に僅かな灯りが灯っているのがみえた。
(何故マッカがリドを)
(訳がわかんねーが……今は、逃げねーと)
一体いつの間に移動したのか、リドはマッカの背後に立っていた。
「俺を裏切ったか。残念だ」
「へっ。俺はオークの王になった。なんで人間の言う事を聞かなきゃならねえ? 俺が狙う女を全部奪いやがって」
ゆっくりと振り返り、マッカがニタリと笑う。
リドは目だけをギョロリと動かしてマッカを睨む。
「そうか。王の力を手に入れたか。残念だと言ったが訂正しよう」
「は? どういう意味だ?」
リドが目を剥き、ニヤリと笑う。
「この上ない幸運だ。よくぞ俺の前に現れてくれた」
ふたりのやりとりを見ながらロゼルタはどうすべきか考えていた。
(意味がわかんねー)
(意味はわかんねーが……とにかくここにいてはまずい)
マッカが開けた大きな穴をもう一度覗き込む。
さっきはかなり下の位置に僅かな灯りが見えただけだったが、よくよく見るとそこは縦通路のようだった。
縦に降りる梯子があり、その下には、
(あんな地下に……ありゃ何かの部屋か?)
どうやら床がある。
あの灯りは間違いなく魔法トーチの光だ。
つまりマッカが破った床は隠し扉という事だ。どうにも出来過ぎで気に食わないが、
(ええい。この部屋にいるよりは)
動けない体を狙うふたりの怪物と同じ場所にいるより、身を投げた方が余程希望があると思えた。
ロゼルタはゆっくりと気取られない様に動き、意を決してそこから飛び降りた。
数秒後、ドンッ! と派手な音が鳴り響く。
真っ直ぐ尻から落ちた音だ。
「あいっ! 痛ってぇぇ!」
目から火花が出る程の衝撃で暫く動けない。
当然そんなところに誰もいないと思い、少し油断していたロゼルタの背後から声がした。
「ロ……ロゼ……? まさかロゼルタなの?」
驚いて飛び退く様に振り返った。
瞬時に両手を前にし、戦闘体勢をとったロゼルタの目が見開き、その体は硬直する。
「ハ……」
口を大きく開けたまま、数秒の間絶句した。
ガリガリに痩せこけ、裸同然の姿で磔にされた女性がロゼルタを凝視し、同じ様に次の言葉を継げないでいた。
「ハ、ハルッ!」
体の痛みを一瞬にして忘れるほどの衝撃だった。
彼女こそ、ロゼルタがずっと探していた盟友、アークウィザードのハルヴァラ。
絶対絶命の状態から逃げ出した先で見つかるなど、思いもしなかった。
立ち上がり、駆け寄った。
「なんてこった。なんて姿で……こんな暗い……狭いとこで30年も……ひとりで……可哀想に……ハル……」
ハラリと落ちるその前髪を指で梳かし、押し寄せる様に流れ出る涙を隠す様にハルヴァラを抱き、その頰に頰を擦り付けた。
「君の方が、酷い姿だよ……ロゼ」
「会いたかった……ずっと探してたんだぜ……」
「私も……会いたかったよ……本当に……生き返ったんだね……よかった……」
そこでふとロゼルタの目がハルヴァラの手足を結ぶ、あの忌々しいロープと頑丈そうな鎖に向く。
「ヤロー……」
魔素が枯渇した魔法使いなど無力そのもの。
その上手足の自由を奪い、これだけの美女を拘束してあの外道が何をしていたかなど容易に想像がつく。
リドへの怒りが煮えたぎる。
「あんの、クソヤロー……!」
ロゼルタは人化した時によく使う短剣を手に取り、まずロープの方を切った。
「取り敢えずこれで魔素は回復する筈だ」
ハルヴァラの、クリニカにも匹敵する膨大な魔素タンクに30年振りに魔素が溜まり始める。
だが一体どんな鉄で出来ているのか、短剣では傷すらつかない鎖を前にロゼルタはため息を吐いた。
「クソが……能力を殺されててもこれくれー……」
体の至る所から、止まりかけていた血が再びブシュッと噴水の様に噴き出し始めた。
それを気にも止めず、歯を食いしばり、両腕に力を入れて引き千切ろうとした。
「あああ! クソッタレのリドめっ!」
「治癒、しない? ロゼ……吸血鬼の力を、封じられているの?」
「ああ。ちょっと色々あってな。だがもうちょい待ってろ、これくらいなんてこたあねー」
力を入れる度に血が噴き出し、飛び散る。
「ロゼ。あとは大丈夫。それより今すぐここから逃げて」
「なに? ……いや放っておける訳ねーだろ。いくらお前でもこの鎖を切れるものか」
「リドが来る。あいつは私の横に君とクリニカも繋ぎ、三賢者全員を侍らせたいらしいから」
「何だそりゃ。胸糞ワリ……」
その時、ロゼルタが落ちた時よりももっと大きな音が鳴り響いた。
「……!」
ハルヴァラが息を呑む。
ロゼルタも何事かと後ろを振り返り、ゾッとした。
「おやおや、こんな所にもうひとり絶世の美女が隠れていたか」
それは体中の筋肉を漲らせたマッカだった。
短剣を持ったまま、咄嗟にロゼルタが身構える。
(ハルだけは、絶対に渡さねー)
だがマッカは着地したその場から動こうとせず、ただニヤリと笑った。
「あ――、俺も三賢者……抱きたかったぜ……」
最低で下劣なその言葉と共に、ロゼルタ達の目の前で頭から股間まで、一直線に亀裂が走った。
「な……な……」
驚愕の表情で固まるロゼルタの耳に嫌な声が聞こえてきた。
「リリア。最後の贄だ、受け取れ」
リドの声と共にマッカの体は真っ二つに裂け、左右に転げ落ちた。
その後ろに剣を携えて立つリドの姿が現れる。
更にその背後。
ロゼルタとハルヴァラの目に薄ぼんやりと何かが見えた。
性別は男女どちらにでも見えたが、いずれにせよ美しく整った顔に見えた。
体に色は殆ど付いていないが、唯一、瞳だけは明確に赤い。
『確かに。受け取ったよリド。これでようやく私は……お前になれる』
男の様で女の様なその声は聞く者をゾッとさせた。
「なに?」
リドが驚いて振り返った。
ドス黒い霧が充満し、リドの体が雷に打たれたように激しく痙攣した。
数秒後、ただでさえ禍々しい気配を色濃く持っていたリドの霊気は更に濃い黒となり、その存在自体がふたりには『邪悪そのもの』と感じられた。
舌打ちをひとつし、
「ロゼルタに手を出したのか」
とマッカを睨んだ。
「まさか」
飄々と答えるマッカを無視する様にその前を横切り、ロゼルタの側までやって来てしゃがみ込んだ。
「待ちきれず会いに来たぞ。お前はどんな状態でも美しい。俺の妃にしてやろう」
「揃いも揃って……似たような事言いやがって。脳みそ……腐ってん、のか」
血が流れ過ぎてリドの姿が二重に見えた。
リドは笑いもせず、その様子をじっと観察する。
「どうやら、クリニカの手下がうまくやったらしいな」
視線はロゼルタを捉えたまま、
「で、今更お前は何をしに来たのだ」
それはマッカに向けられた言葉だった。
「ラクニールで待ち伏せ、ひとりでも多くこいつらを殺せと命じておいた筈だが?」
「そりゃあ……」
ロゼルタの目に映る。
リドの背後で戦斧を振り上げるマッカの姿が。
「てめえを殺るためだ」
リド目掛けて振り下ろされた巨斧は凄まじい破裂音を鳴らす。
真っ二つに割れたはずのリドの姿はなく、ロゼルタの眼前の床が割れ、その遥か下に僅かな灯りが灯っているのがみえた。
(何故マッカがリドを)
(訳がわかんねーが……今は、逃げねーと)
一体いつの間に移動したのか、リドはマッカの背後に立っていた。
「俺を裏切ったか。残念だ」
「へっ。俺はオークの王になった。なんで人間の言う事を聞かなきゃならねえ? 俺が狙う女を全部奪いやがって」
ゆっくりと振り返り、マッカがニタリと笑う。
リドは目だけをギョロリと動かしてマッカを睨む。
「そうか。王の力を手に入れたか。残念だと言ったが訂正しよう」
「は? どういう意味だ?」
リドが目を剥き、ニヤリと笑う。
「この上ない幸運だ。よくぞ俺の前に現れてくれた」
ふたりのやりとりを見ながらロゼルタはどうすべきか考えていた。
(意味がわかんねー)
(意味はわかんねーが……とにかくここにいてはまずい)
マッカが開けた大きな穴をもう一度覗き込む。
さっきはかなり下の位置に僅かな灯りが見えただけだったが、よくよく見るとそこは縦通路のようだった。
縦に降りる梯子があり、その下には、
(あんな地下に……ありゃ何かの部屋か?)
どうやら床がある。
あの灯りは間違いなく魔法トーチの光だ。
つまりマッカが破った床は隠し扉という事だ。どうにも出来過ぎで気に食わないが、
(ええい。この部屋にいるよりは)
動けない体を狙うふたりの怪物と同じ場所にいるより、身を投げた方が余程希望があると思えた。
ロゼルタはゆっくりと気取られない様に動き、意を決してそこから飛び降りた。
数秒後、ドンッ! と派手な音が鳴り響く。
真っ直ぐ尻から落ちた音だ。
「あいっ! 痛ってぇぇ!」
目から火花が出る程の衝撃で暫く動けない。
当然そんなところに誰もいないと思い、少し油断していたロゼルタの背後から声がした。
「ロ……ロゼ……? まさかロゼルタなの?」
驚いて飛び退く様に振り返った。
瞬時に両手を前にし、戦闘体勢をとったロゼルタの目が見開き、その体は硬直する。
「ハ……」
口を大きく開けたまま、数秒の間絶句した。
ガリガリに痩せこけ、裸同然の姿で磔にされた女性がロゼルタを凝視し、同じ様に次の言葉を継げないでいた。
「ハ、ハルッ!」
体の痛みを一瞬にして忘れるほどの衝撃だった。
彼女こそ、ロゼルタがずっと探していた盟友、アークウィザードのハルヴァラ。
絶対絶命の状態から逃げ出した先で見つかるなど、思いもしなかった。
立ち上がり、駆け寄った。
「なんてこった。なんて姿で……こんな暗い……狭いとこで30年も……ひとりで……可哀想に……ハル……」
ハラリと落ちるその前髪を指で梳かし、押し寄せる様に流れ出る涙を隠す様にハルヴァラを抱き、その頰に頰を擦り付けた。
「君の方が、酷い姿だよ……ロゼ」
「会いたかった……ずっと探してたんだぜ……」
「私も……会いたかったよ……本当に……生き返ったんだね……よかった……」
そこでふとロゼルタの目がハルヴァラの手足を結ぶ、あの忌々しいロープと頑丈そうな鎖に向く。
「ヤロー……」
魔素が枯渇した魔法使いなど無力そのもの。
その上手足の自由を奪い、これだけの美女を拘束してあの外道が何をしていたかなど容易に想像がつく。
リドへの怒りが煮えたぎる。
「あんの、クソヤロー……!」
ロゼルタは人化した時によく使う短剣を手に取り、まずロープの方を切った。
「取り敢えずこれで魔素は回復する筈だ」
ハルヴァラの、クリニカにも匹敵する膨大な魔素タンクに30年振りに魔素が溜まり始める。
だが一体どんな鉄で出来ているのか、短剣では傷すらつかない鎖を前にロゼルタはため息を吐いた。
「クソが……能力を殺されててもこれくれー……」
体の至る所から、止まりかけていた血が再びブシュッと噴水の様に噴き出し始めた。
それを気にも止めず、歯を食いしばり、両腕に力を入れて引き千切ろうとした。
「あああ! クソッタレのリドめっ!」
「治癒、しない? ロゼ……吸血鬼の力を、封じられているの?」
「ああ。ちょっと色々あってな。だがもうちょい待ってろ、これくらいなんてこたあねー」
力を入れる度に血が噴き出し、飛び散る。
「ロゼ。あとは大丈夫。それより今すぐここから逃げて」
「なに? ……いや放っておける訳ねーだろ。いくらお前でもこの鎖を切れるものか」
「リドが来る。あいつは私の横に君とクリニカも繋ぎ、三賢者全員を侍らせたいらしいから」
「何だそりゃ。胸糞ワリ……」
その時、ロゼルタが落ちた時よりももっと大きな音が鳴り響いた。
「……!」
ハルヴァラが息を呑む。
ロゼルタも何事かと後ろを振り返り、ゾッとした。
「おやおや、こんな所にもうひとり絶世の美女が隠れていたか」
それは体中の筋肉を漲らせたマッカだった。
短剣を持ったまま、咄嗟にロゼルタが身構える。
(ハルだけは、絶対に渡さねー)
だがマッカは着地したその場から動こうとせず、ただニヤリと笑った。
「あ――、俺も三賢者……抱きたかったぜ……」
最低で下劣なその言葉と共に、ロゼルタ達の目の前で頭から股間まで、一直線に亀裂が走った。
「な……な……」
驚愕の表情で固まるロゼルタの耳に嫌な声が聞こえてきた。
「リリア。最後の贄だ、受け取れ」
リドの声と共にマッカの体は真っ二つに裂け、左右に転げ落ちた。
その後ろに剣を携えて立つリドの姿が現れる。
更にその背後。
ロゼルタとハルヴァラの目に薄ぼんやりと何かが見えた。
性別は男女どちらにでも見えたが、いずれにせよ美しく整った顔に見えた。
体に色は殆ど付いていないが、唯一、瞳だけは明確に赤い。
『確かに。受け取ったよリド。これでようやく私は……お前になれる』
男の様で女の様なその声は聞く者をゾッとさせた。
「なに?」
リドが驚いて振り返った。
ドス黒い霧が充満し、リドの体が雷に打たれたように激しく痙攣した。
数秒後、ただでさえ禍々しい気配を色濃く持っていたリドの霊気は更に濃い黒となり、その存在自体がふたりには『邪悪そのもの』と感じられた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる