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先生
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…僕いま何をしてるんだっけ。
後ろから熱い熱量を感じる。
自分のVTuber活動があまり浸透していない時、白衣を着て難しい法律を楽しくわかりやすく話している新人VTuberを見つけた。
カッコいいんだけど、どうも例えが昭和の匂いがする。自称20歳って言ってるけどきっといい大人なんだろう。
道化を演じている。それは僕も同じ。
ケモ耳をつけたショタの僕。それが僕の外側の姿。
興味を持った僕はFAを描いてツイッターに載せたらすぐにその人からDMが来た。
ーイラストを描いていただけませんか?ー
原型を作ったママではなく、僕に依頼が来た。
返事を迷ってるうちにポンとお金が振り込まれて僕は焦って返事をする。
一度会うことになって、たしか僕は先生と待ち合わせしていたんだ。
そこまではおぼえている。
「ダメだなあ、油断しちゃ。僕がいい人とは限らないでしょ」
僕はVTuberの姿のまま、先生は先生のままの姿で僕は犯されていた。
夢?
「あ…なに…そ…れ……」
眼の前が飴色のようで、それがゆっくり回る。透明な壁があるのか、僕はそれに手をついて自分をささえていた。
そこを容赦なく後ろから先生が突いてくる。
「あまり人を信用しすぎちゃいけないよ」
もう何を言われても理解できる理性は残っていない。
「わかんな…い…」
「今キミを犯しているのはだーれだ?」
「…え先生……」
「ん?聞こえなーい」
「あぁ…っ」
体がふたつに引き裂かれるんじゃないかと思うくらいの快感が僕を襲う。
現実なの?夢なの?
僕の尻を掴む先生の手が熱い。
それ以上に僕の中に入っている先生自身が熱を帯びて内壁を擦る。
「ああ…ぁ…センセ……もうダメ…」
弱音を吐く僕の耳を先生が優しく噛む。
「だーめ。僕がいいって言うまで我慢して…」
「むり…あ!……」
快感が頂点にきて僕は透明な壁に僕自身の欲望の証を勢いよく吐き出す。
白い液がどろりと足元に溜まっていく。
だが先生はまだ僕を開放してくれない。
頭を垂れた僕自身を先生の熱い手が包み込み、強く擦り上げた。
「やっ…あ!ダメ…」
「イッた後ってすごく敏感になってるでしょ。どう?気持ちいい?」
「やめろ変態!馬鹿ぁ!」
「煽るねえ」
もう自分の足で立っていられない。腰に回る先生の腕に支えられながら僕は鳴き続けた。
「!!」
がたん!と派手な音を立てて僕は椅子から落ちる。
自分の配信部屋で、どうやらパソコン画面を目の前にうとうとしていたようだった。
「…夢…?」
夢にしては妙に生々しかったが、浅い眠りだったからだろうと勝手に納得して、ゆっくり立ち上がる。
「うそ…」
履いていたズボンがべとついている。
「マジかあ」
形の違う夢精ってこと?
ちょうどいいや、シャワー浴びて寝ようと思って、重い体を引きずるようにお風呂に向かう。
下着を軽く水洗いして洗濯機に放り込み、なんとなく姿見を見た時、僕は信じられないものを見た。
「え?…うそ」
正面を向いて立ちすくんでいる僕の、くびれた腰まわりに人の指の跡がはっきりと残っていた。
それはまるで夢の中で先生が掴んでいた場所。
あわてて後ろを確認したが、そちらは渇いている。
「どういう…こと…何これ……」
わからないまま僕は浴室に駆け込んだ。
後ろから熱い熱量を感じる。
自分のVTuber活動があまり浸透していない時、白衣を着て難しい法律を楽しくわかりやすく話している新人VTuberを見つけた。
カッコいいんだけど、どうも例えが昭和の匂いがする。自称20歳って言ってるけどきっといい大人なんだろう。
道化を演じている。それは僕も同じ。
ケモ耳をつけたショタの僕。それが僕の外側の姿。
興味を持った僕はFAを描いてツイッターに載せたらすぐにその人からDMが来た。
ーイラストを描いていただけませんか?ー
原型を作ったママではなく、僕に依頼が来た。
返事を迷ってるうちにポンとお金が振り込まれて僕は焦って返事をする。
一度会うことになって、たしか僕は先生と待ち合わせしていたんだ。
そこまではおぼえている。
「ダメだなあ、油断しちゃ。僕がいい人とは限らないでしょ」
僕はVTuberの姿のまま、先生は先生のままの姿で僕は犯されていた。
夢?
「あ…なに…そ…れ……」
眼の前が飴色のようで、それがゆっくり回る。透明な壁があるのか、僕はそれに手をついて自分をささえていた。
そこを容赦なく後ろから先生が突いてくる。
「あまり人を信用しすぎちゃいけないよ」
もう何を言われても理解できる理性は残っていない。
「わかんな…い…」
「今キミを犯しているのはだーれだ?」
「…え先生……」
「ん?聞こえなーい」
「あぁ…っ」
体がふたつに引き裂かれるんじゃないかと思うくらいの快感が僕を襲う。
現実なの?夢なの?
僕の尻を掴む先生の手が熱い。
それ以上に僕の中に入っている先生自身が熱を帯びて内壁を擦る。
「ああ…ぁ…センセ……もうダメ…」
弱音を吐く僕の耳を先生が優しく噛む。
「だーめ。僕がいいって言うまで我慢して…」
「むり…あ!……」
快感が頂点にきて僕は透明な壁に僕自身の欲望の証を勢いよく吐き出す。
白い液がどろりと足元に溜まっていく。
だが先生はまだ僕を開放してくれない。
頭を垂れた僕自身を先生の熱い手が包み込み、強く擦り上げた。
「やっ…あ!ダメ…」
「イッた後ってすごく敏感になってるでしょ。どう?気持ちいい?」
「やめろ変態!馬鹿ぁ!」
「煽るねえ」
もう自分の足で立っていられない。腰に回る先生の腕に支えられながら僕は鳴き続けた。
「!!」
がたん!と派手な音を立てて僕は椅子から落ちる。
自分の配信部屋で、どうやらパソコン画面を目の前にうとうとしていたようだった。
「…夢…?」
夢にしては妙に生々しかったが、浅い眠りだったからだろうと勝手に納得して、ゆっくり立ち上がる。
「うそ…」
履いていたズボンがべとついている。
「マジかあ」
形の違う夢精ってこと?
ちょうどいいや、シャワー浴びて寝ようと思って、重い体を引きずるようにお風呂に向かう。
下着を軽く水洗いして洗濯機に放り込み、なんとなく姿見を見た時、僕は信じられないものを見た。
「え?…うそ」
正面を向いて立ちすくんでいる僕の、くびれた腰まわりに人の指の跡がはっきりと残っていた。
それはまるで夢の中で先生が掴んでいた場所。
あわてて後ろを確認したが、そちらは渇いている。
「どういう…こと…何これ……」
わからないまま僕は浴室に駆け込んだ。
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