同性愛男性専用デリヘルRAKUSA

希京

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衣装

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川原が席を立った時、ロウが不安げに隣の直也を見た。

「別に夜の相手するだけが仕事じゃないから撮影だけでもいいよ」

「そうなんですか?」

「俺も前は食事や飲みに行くだけの仕事引き受けてたよ。大人になるとさ、友達と時間合わないから一緒に飯食うだけの仕事ってけっこう需要あるんだ。会社の同僚は友達じゃないしね」

「へえ…」

いまいちピンとこない感じでロウは生返事をする。
そんな会話をしていると川原がトイレから戻ってきた。

「いいお返事待っています」

少しくだけた感じで川原は言った。

「夜は指名入って忙しくなるけど、昼なら時間空くよね?」

直也はわざと川原の独占欲を煽る。
案の定川原の顔が引きつった。

「えー、昼は寝たいっす」

それでも無邪気なロウの言葉に相好を崩す。
とりあえず今日は顔合わせだけで別れた。

「あのおじさん機嫌悪そうだったけど、何で煽ったんすか?」

最後のひと押しの言葉にさすがに気がついたのか、助手席のロウが聞いてくる。

「ロウの価値を上げるため。人間手に入らないものは追いかける」

なるほど、といった感じでロウはうなずいている。

数日後ロウは衣装合わせという名目で川原のマンションに呼ばれた。

「監視カメラかばんに入れといて。音声だけ拾えばいい。俺はここで待ってる」

車を降りかけていたロウに直也はカメラを渡す。
受け取ったロウは言われたとおりかばんに入れて歩き出した。

ドアを開ける音に続いて、川原が招き入れる声とロウが挨拶する声が聞こえる。

数体のマネキンにコーディネートされた上下一式と、テーブルにサンプルの服があり、その説明が続く。

『どこで撮影するんですか?』

『ロケでいろんな場所。今なら桜をバックに撮ろうかな』

ガサガサとビニール袋がこすれる音に重なって会話が聞こえる。

しばらく無音が続いて、空気が流れるだけの音しかしない。

『どうですか?』

『うん、似合う。俺のイメージどおりだ』

目の前で肌をさらして着替えたのだろうか。
川原は絶対頭の中から仕事の事が飛んだだろう。

『でもこれ、すそ長くないです?踏んじゃう』

『‥‥ああ、サイズがいろいろあるから…。それはLL。ロウには大きかったね』

マンションの駐車場で直也は音だけ聞いて状況を想像する。

『ズボン履き替えていいっすか?』

目の前にいるのは狼だよ、ロウくん。

白いふとももを露出したままうろうろしているロウに、川原の体は無意識に動く。

ビニール袋の音が大きく聞こえた。

『痛っ…』

『今夜は、仕事あるの?』

『まだ決まってないけど電話来れば行く』

またガサガサと音がしてロウの声色が変わった。
直也はすぐロウのスマホに電話をかける。

「川原にかわって」

『…はい』

バツの悪そうな川原の声。

「うちは時間制で基本料金2時間、延長すれば追加料金が発生します。監視カメラで様子を確認させていただきます。ドラッグ、倒錯行為、生での中だし、その他違法なプレイは禁止です」

直也は一気にまくしたてた。

『倒錯行為って、どこまでですか?』

「え?」

『その…、コスプレとか、女装とか…』

笑いをこらえるためスマホを離して直也は目を閉じて全然違うことを考える。

「ロウがいいと言った範囲でなら」

『夕方までお願いします』

ロウは監視カメラをかばんから出して、床に置いた。

「かしこまりました」

電話を切って、カメラに映る室内を見る。
人形のように横たわるロウの足に、黒いニーハイストッキングを履かせていた。

Tシャツも脱がせて、黒いブラジャーをつける。
さすがにロウの顔が赤くなった。

そっちか…。
そこまでは読めなかった。
頭を抱える直也の耳に、ロウの甘い声が聞こえてくる。

『ぁ…』

わざわざつけたブラジャーの下に指を入れて、乳首を触っている姿が見えて、ロウが恥ずかしそうに目を閉じている。
何も言わなければ女性に見えなくもないロウに、紳士の仮面を捨てて川原は本性を見せ始める。

『あ…、あ‥ふ…』

だんだん激しくなる川原の行為に、ニーハイを履かされた足が誘うようにゆっくり動いていやらしい。

『ゴム…、これ』

頭の上に置き去りのかばんに手を伸ばして、ロウはゴムを渡した。
川原はロウから素早く奪って慣れない手付きで装着している。

直也の予想どおり、川原はあっさり欲望をあらわにした。
モデルの依頼なんか、正直どうでもよかったんだろう。

『は…っあ‥‥んん…‥』

激しく肉がぶつかる音がして、ロウが揺れている。
床に置いたせいで距離が近く、カメラは360度見渡せるがロウの蕩けた顔は初めて見たかもしれない。

『あ…ぁ…‥』
女性の下着を着せられて羞恥に燃えたのかもしれない。

試験的にやっていたインスタグラムで客を捕まえられたことに直也は満足した。


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