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天馬(ペガサス)
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ミストラル公国から、ステリオ渓谷に向かい
小さい体だが、ひと目でわかるような
特別な人物である事が、はっきりとわかる
高貴さを感じさせる、金色の装飾がされた
青い上衣を着た人物が
どこまでも広がるような、大空を支配するように
羽ばたき翔(か)けていく
白き美しき天馬(ペガサス)の背に乗っている。
天馬はミストラル公国の象徴となっている幻獣だ。
「アリアの切なる願いだ、急げ、サージリアス」
少年は、目的の場所に向かう事を急いでいるようだ。
金で装飾された、鞘に収まっている
反り返った、少し変わった形をしている剣を
少年は腰につけている。
両手で、しっかりと手綱を握り
騎乗している天馬の後には
魔法の見えない力で
くくりつけられ、引っ張られている
白銀のロッドと、宝物箱が
ふわふわと浮遊し
一人と、一体の幻獣の後を
絶妙な距離感を開けて、空を飛んでいる。
金具が、ついている箱は
魔法で作られた
軽くて丈夫な金属で、作られていて
煌びやかに、装飾されている箱の
中には貴重な宝物が
入っているようにしか見えない。
「デュランより、先に着くんだ」
白銀のシルバーロッドは、失われて、謎となっている
古代の製造方法で作られている。
運ばれているのは、間違いなく
本物のロッドで、式典などの儀式用に使用する
副製品、つまりレプリカではない。
ロッドに埋め込まれている、青い魔石は
魔力が、尽き果ててしまっているために
色が、暗く淀んでしまっている。
シルバーロッドは
力の源である、魔石が輝きを失っているので
本来の秘められた力を出すことができず
魔法で、劣化を防ぐ処置が
続けられながら、ミストラル公国で
1000年もの、永き眠りについていた。
「急げ、サージリアス!」
天馬には、少年の言葉が全て通じている。
背に乗っている、小さな主に頼りにされたことに
応えるように、白く大きな翼を強く
羽ばたかせ、さらに勢いを増して、天空を翔け抜けていく。
大空の大冒険を、ミストラルの母なる河、ライナルに導かれて
南に向かって、飛び続けていた、天翔ける天馬に乗る少年は
目的地のステリオ渓谷に近づいていく。
渓谷は隣り合っているラーラント王国とトーラル王国の
周囲を取り囲む城壁のような、切り立った山脈の途切れたところにある。
渓谷の両側にある、高い岩壁に挟まれ
他より狭くなっている場所は
シーザリア王国とミストラル公国へと通り抜けるために
一つだけある城門のようだ。
左側には壁のような高い山脈が、そびえ立っている。
エリサニアの東側で、ラシアル大陸にある
東の大陸諸国との間を隔ている、オストラル山脈だ。
高く、険しい、山脈に隣接しているトーラルの領内は
他国とは違って、ほとんどが高地になっているのが
空からなら、はっきりとわかる。
「ヴィーズだ、あそこに間違いないぞ」
ラーラントと、シーザリアは
ステリオ渓谷の、わずかに開いている、隙間を除いて
国境線になっている山脈で、全て隔てられている。
大国シーザリアの領地は、エリサニアの真ん中にある
ラーラントを、包み込むように、西側だけでなく
南側まで、覆っていて、エリサニアの中では、一番大きい。
シーザリア領内で、王都メルフィスから最も離れている
南の端には、遠くにかすかに見えている、深くて大きな森がある。
森の右側には、周囲を陸に、取り囲こまれている
内海のアルヴィス海が、広がっていて
透き通っているような、空の色とは違い
深さを感じさせるような、海だと、はっきりわかる青さだ。
すぐ下には、ミストラルの強敵でもある
シーザリアとの国境を分けている
大河ヴィーズが、目の前を横切るように流れている。
目的地への道しるべとして、ここまで辿ってきたライナルと
ヴィーズが合流し、海に向かって、南に流れの向きを変えて
アルヴィス海に、注ぎ込んでいる。
河に沿うように伸びている道の傍には
大きさは、それぞれ違っているが
人の住んでいる街や村があるのが
周囲にある、鮮やかな緑と
違う色をしていて、はっきりとわかる。
人の温かみを感じる、街や村に、挟まれているような
大河ヴィーズを見つけて、流れてくる先を
目で追うと、左側に見えているのが、ステリオ渓谷だ。
天馬は、目的地に向かって、さらに速さを増し
空を翔け抜けるが、何も問題も無く、ふわふわと浮いて
後ろについてきている宝物達と同じように
背に乗っている少年も、苦しむような顔はまるでしてはいない。
目的地の渓谷に近づくと、空高くを翔けていた
天馬が、少しづつ、天から駆け下り始める。
下にある、狭くなっていく、渓谷の入り口からは
多数の騎兵が、駆け出していく。
騎兵達の進んでいく、先には
デュラン率いる援軍のミストラル軍がいる。
騎兵を先頭で、率いていた
黄金の鎧を纏っていた騎士が
ミストラル軍の前方で、従う騎兵の足を止めさせた。
「ラーラント王、アウグスト・ブルーバー・ラーラントである」
「デュラン・デュ・ノイストリア
貴国との同盟の下、急ぎ、全軍を率いて参りました」
王は馬上から降りて、跪き深く頭を下げた、ミストラル全軍の指揮官に
礼を受けたあと、急いで、馬上から降りると
兜(アーメット)をはずし、顎鬚を蓄えた素顔で、出迎える。
「ノイストリア候、挨拶はこれまでにして
急ぎ、渓谷に向かって戴きたい」
「承知いたしました、国王陛下」
戦場となった、渓谷の様子を見聞きし
出来うる限りの、情報を集めた
ミストラルの騎兵達が
連絡役として、デュランの率いているミストラル軍へと
舞い戻っていくのを、王は警戒に当たっていた
渓谷の入り口で確認していた。
戦場となった渓谷にいる
決死隊、隊長のリオルドが
報告に戻るように、指示をしたのだろう。
連絡役から、考えているよりも
酷い状況だという事を
おおまかだが、掴んでいたデュランも
既に、渓谷の近隣の、ミストラル領内の町や村に
戦いの後始末のために必要な
人や物資を出させるために
連絡のための馬を走らせていた。
「この後は、デュラン殿に、後始末を全て任せたい」
「はっ、全て安心し、お任せ下さい、では」
再び、進軍を再開するために
デュランは、馬に乗ると、足早に去っていく。
負傷して、身体を、休めなければならない
ガリバルドが、浅くはない、傷の痛みを我慢しながら
指揮を取っている事も、デュランはすでに報告を受け知っていた。
王も、戦場の後始末のために、急いで情報を集めさせた
騎兵達の報告から、自分がいない間に
ラーラント軍の後方で、起きた事については
しっかりと報告を受けている。
本来、後始末を任せたいはずの
ベルナルドも、ソフィアの事でそれどころではないので
ガリバルドに、代わらせる事は、できない。
弟のガリバルドに、無理をさせ
後始末の指揮を、任せている事から
信頼を置いているデュランに
王は一刻も早く、渓谷に駆けつけてもらいたいのだろう。
「デュラン様 先ほど、サージリアスらしき天馬が
背に子供を乗せ、渓谷へ向かって、翔け降りていったとの事」
「背に子供か、間違いはないな?」
「はっ、間違いありません」
渓谷へ向かっての進軍の再開を、急いで支持した
デュランの下へは、渓谷の上にある
大空を翔けていく、天馬に乗る少年の報告が、入っていた。
「子供を無視してはいけないか…… そうだなーー」
アウグスト王が、従えている、ラーラントの騎兵達だけでは
渓谷の入り口を、警戒するための、戦力が不足している。
戦力を補うため、先ほど、報告の為に帰還した
決死隊の騎士達を含めた、兵士達を
十分な数だけ残し、ラーラント軍を、支援するため
ミストラル軍は、渓谷へ向かって、進軍していく。
小さい体だが、ひと目でわかるような
特別な人物である事が、はっきりとわかる
高貴さを感じさせる、金色の装飾がされた
青い上衣を着た人物が
どこまでも広がるような、大空を支配するように
羽ばたき翔(か)けていく
白き美しき天馬(ペガサス)の背に乗っている。
天馬はミストラル公国の象徴となっている幻獣だ。
「アリアの切なる願いだ、急げ、サージリアス」
少年は、目的の場所に向かう事を急いでいるようだ。
金で装飾された、鞘に収まっている
反り返った、少し変わった形をしている剣を
少年は腰につけている。
両手で、しっかりと手綱を握り
騎乗している天馬の後には
魔法の見えない力で
くくりつけられ、引っ張られている
白銀のロッドと、宝物箱が
ふわふわと浮遊し
一人と、一体の幻獣の後を
絶妙な距離感を開けて、空を飛んでいる。
金具が、ついている箱は
魔法で作られた
軽くて丈夫な金属で、作られていて
煌びやかに、装飾されている箱の
中には貴重な宝物が
入っているようにしか見えない。
「デュランより、先に着くんだ」
白銀のシルバーロッドは、失われて、謎となっている
古代の製造方法で作られている。
運ばれているのは、間違いなく
本物のロッドで、式典などの儀式用に使用する
副製品、つまりレプリカではない。
ロッドに埋め込まれている、青い魔石は
魔力が、尽き果ててしまっているために
色が、暗く淀んでしまっている。
シルバーロッドは
力の源である、魔石が輝きを失っているので
本来の秘められた力を出すことができず
魔法で、劣化を防ぐ処置が
続けられながら、ミストラル公国で
1000年もの、永き眠りについていた。
「急げ、サージリアス!」
天馬には、少年の言葉が全て通じている。
背に乗っている、小さな主に頼りにされたことに
応えるように、白く大きな翼を強く
羽ばたかせ、さらに勢いを増して、天空を翔け抜けていく。
大空の大冒険を、ミストラルの母なる河、ライナルに導かれて
南に向かって、飛び続けていた、天翔ける天馬に乗る少年は
目的地のステリオ渓谷に近づいていく。
渓谷は隣り合っているラーラント王国とトーラル王国の
周囲を取り囲む城壁のような、切り立った山脈の途切れたところにある。
渓谷の両側にある、高い岩壁に挟まれ
他より狭くなっている場所は
シーザリア王国とミストラル公国へと通り抜けるために
一つだけある城門のようだ。
左側には壁のような高い山脈が、そびえ立っている。
エリサニアの東側で、ラシアル大陸にある
東の大陸諸国との間を隔ている、オストラル山脈だ。
高く、険しい、山脈に隣接しているトーラルの領内は
他国とは違って、ほとんどが高地になっているのが
空からなら、はっきりとわかる。
「ヴィーズだ、あそこに間違いないぞ」
ラーラントと、シーザリアは
ステリオ渓谷の、わずかに開いている、隙間を除いて
国境線になっている山脈で、全て隔てられている。
大国シーザリアの領地は、エリサニアの真ん中にある
ラーラントを、包み込むように、西側だけでなく
南側まで、覆っていて、エリサニアの中では、一番大きい。
シーザリア領内で、王都メルフィスから最も離れている
南の端には、遠くにかすかに見えている、深くて大きな森がある。
森の右側には、周囲を陸に、取り囲こまれている
内海のアルヴィス海が、広がっていて
透き通っているような、空の色とは違い
深さを感じさせるような、海だと、はっきりわかる青さだ。
すぐ下には、ミストラルの強敵でもある
シーザリアとの国境を分けている
大河ヴィーズが、目の前を横切るように流れている。
目的地への道しるべとして、ここまで辿ってきたライナルと
ヴィーズが合流し、海に向かって、南に流れの向きを変えて
アルヴィス海に、注ぎ込んでいる。
河に沿うように伸びている道の傍には
大きさは、それぞれ違っているが
人の住んでいる街や村があるのが
周囲にある、鮮やかな緑と
違う色をしていて、はっきりとわかる。
人の温かみを感じる、街や村に、挟まれているような
大河ヴィーズを見つけて、流れてくる先を
目で追うと、左側に見えているのが、ステリオ渓谷だ。
天馬は、目的地に向かって、さらに速さを増し
空を翔け抜けるが、何も問題も無く、ふわふわと浮いて
後ろについてきている宝物達と同じように
背に乗っている少年も、苦しむような顔はまるでしてはいない。
目的地の渓谷に近づくと、空高くを翔けていた
天馬が、少しづつ、天から駆け下り始める。
下にある、狭くなっていく、渓谷の入り口からは
多数の騎兵が、駆け出していく。
騎兵達の進んでいく、先には
デュラン率いる援軍のミストラル軍がいる。
騎兵を先頭で、率いていた
黄金の鎧を纏っていた騎士が
ミストラル軍の前方で、従う騎兵の足を止めさせた。
「ラーラント王、アウグスト・ブルーバー・ラーラントである」
「デュラン・デュ・ノイストリア
貴国との同盟の下、急ぎ、全軍を率いて参りました」
王は馬上から降りて、跪き深く頭を下げた、ミストラル全軍の指揮官に
礼を受けたあと、急いで、馬上から降りると
兜(アーメット)をはずし、顎鬚を蓄えた素顔で、出迎える。
「ノイストリア候、挨拶はこれまでにして
急ぎ、渓谷に向かって戴きたい」
「承知いたしました、国王陛下」
戦場となった、渓谷の様子を見聞きし
出来うる限りの、情報を集めた
ミストラルの騎兵達が
連絡役として、デュランの率いているミストラル軍へと
舞い戻っていくのを、王は警戒に当たっていた
渓谷の入り口で確認していた。
戦場となった渓谷にいる
決死隊、隊長のリオルドが
報告に戻るように、指示をしたのだろう。
連絡役から、考えているよりも
酷い状況だという事を
おおまかだが、掴んでいたデュランも
既に、渓谷の近隣の、ミストラル領内の町や村に
戦いの後始末のために必要な
人や物資を出させるために
連絡のための馬を走らせていた。
「この後は、デュラン殿に、後始末を全て任せたい」
「はっ、全て安心し、お任せ下さい、では」
再び、進軍を再開するために
デュランは、馬に乗ると、足早に去っていく。
負傷して、身体を、休めなければならない
ガリバルドが、浅くはない、傷の痛みを我慢しながら
指揮を取っている事も、デュランはすでに報告を受け知っていた。
王も、戦場の後始末のために、急いで情報を集めさせた
騎兵達の報告から、自分がいない間に
ラーラント軍の後方で、起きた事については
しっかりと報告を受けている。
本来、後始末を任せたいはずの
ベルナルドも、ソフィアの事でそれどころではないので
ガリバルドに、代わらせる事は、できない。
弟のガリバルドに、無理をさせ
後始末の指揮を、任せている事から
信頼を置いているデュランに
王は一刻も早く、渓谷に駆けつけてもらいたいのだろう。
「デュラン様 先ほど、サージリアスらしき天馬が
背に子供を乗せ、渓谷へ向かって、翔け降りていったとの事」
「背に子供か、間違いはないな?」
「はっ、間違いありません」
渓谷へ向かっての進軍の再開を、急いで支持した
デュランの下へは、渓谷の上にある
大空を翔けていく、天馬に乗る少年の報告が、入っていた。
「子供を無視してはいけないか…… そうだなーー」
アウグスト王が、従えている、ラーラントの騎兵達だけでは
渓谷の入り口を、警戒するための、戦力が不足している。
戦力を補うため、先ほど、報告の為に帰還した
決死隊の騎士達を含めた、兵士達を
十分な数だけ残し、ラーラント軍を、支援するため
ミストラル軍は、渓谷へ向かって、進軍していく。
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