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第二章公爵として
獣人の王に……
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「結婚の事は受け入れてもらえたようだが、あのような人目につく場所であんなことするでない!」
天幕に戻ってから俺はなんでかエカに怒られた。結婚の事はまだ受け入れたとは一言も言っていない。
「狼王様、失礼ながらエラクレス殿は我らの文化をご存知ないと思われます。」
困惑していた俺の様子を察したグスタフが止めに入った。いや~助かった。
「だが!あれはない、あれはないだろうが!グスタフならばわかるだろう!!!」
未だに怒りっぱなしのエカ。
「確かにそのとおりです。しかし、逆にこれを逆手にエラクレス殿を取り込めましょう?」
「むむ!確かに……。流石にそこまで無責任な奴ではないだろう。やってみよ。」
取り込むってなんだよ。怖いな。逃げる準備が必要だな。
「では、エラクレス殿。貴公は狼王様を後ろから組み伏せましたな?」
「はい。気絶させるよりは組み伏せた方がのちの会談に支障をきたさないと思ったからです。」
「なるほど、ご配慮かたじけなく存じます。」
「ありがたくもないわ!」
エカが割り込んできた。
「ですが……あの姿勢は狼人…ことに青狼族では性行為をする姿勢と認識されておりますので……あれをするということは夫婦であるということになります。」
「え、あ、いや、違うのです!!!!!」
「ご心配なく。故意にやったことではないと我らも知っております。……ですが………あの場には沢山の戦士達がおりましてあの場面も見られております。今ごろ狼王様が人族の男と結婚するという噂が流れているでしょう。ですので、もしエラクレス殿が狼王様との結婚を断ればそれは狼人達に『お前達の王は俺の妻として不適切だ』と言うのと同じですので彼らの面目を潰すことになります。」
「ソ、ソンナ……。ガクブル」
「と、言うわけで……」
エカが俺の手を握った。
「責任は……しっかり取ってね♪旦那様♪」
なんか急にデレはじめた。いや、しかし本当に困った。俺が狼王と結婚するなんて言い出したら兄やその三下共はなんて言うだろうか。
でも、狼人の面目を潰したくない。狼人は誇り高いから面目を潰されたら絶対に戦争になるだろう。はっきり言って俺なら勝つのは楽だ。だが結婚を断ったせいで戦争なんて馬鹿げてる。それに…エカはカワイイ。歳のわりには胸も大きいし、何よりもさっきのデレた顔が良かった。
「狼王…いや、エカ!俺からも頼む、政治的な理由とか権力とか穢らわしい事を抜きにしてお前はカワイイ!結婚してくれ!」
それを聞いたエカは沸騰しているみたいに顔を赤くして言った。
「にゃ、にゃあ。不束者でしゅがよろしくおねぇがいしましゅ。だんにゃさま。」
『何がにゃあだよ。お前狼だろうが。』と思ったのは俺だけではないはず。
「………ご立派になりましたな……狼王様……。天国で獣神様の下に居られるベルナドット大王様も喜んでおられるでしょう。」
摂政のグスタフが泣きながらエカを祝福した。泣けない人だと思ってた(偏見 駄目 絶対)。
「狼王様、あれを……。」
「わかってる。」
なんだ、まだあるのか。
「旦那様、王になってもらいます。」
「は?」
「ですから、王になって責任を取ってもらいます。」
「て、でも俺は狼人ではないぞ!」
「だから狼王ではなく王なのです。」
ま、まずい。本格的に親父になんて言おう。
「エラクレス様の領地の人族、私達狼人…いえ獣人の王に。」
「じゅ、獣人の王?まさか!お前は俺にエラクレス領の北にいる全ての獣人を従えろと言うのか?」
「はい、獣人達をまとめあげ殺し合わない世を作る。それがベルナドット大王様の願いでもあり、全ての獣人が心から願っていることです。この不毛な北の地で不毛な争いを止める程の強い英雄の誕生を。」
なるほど、エラクレス領も俺が来るまでは酷い土地だったがそれよりも北に住む獣人達の土地も酷いようだ。はあ、責任ね……取らなくちゃならないよな。
ベルナドット大王……あんたは素晴らしい人だが……巻き込まれた人の事も考えてほしい。
まあ、俺には力があるからいいだろう!俺がやらなければ他の誰かがやるだろうし他の誰かにこんなことはやらせたくない!せいぜいあの世で獣神様とやらと一緒に見ておくんだな!俺とエカがあんたの願いを叶えるところを!
………親父には秘密にしておこう。バレたら………開き直ろう。
「エカ、グスタフ、わかった。俺は獣人の王になる。」
「流石旦那様!」
天幕に戻ってから俺はなんでかエカに怒られた。結婚の事はまだ受け入れたとは一言も言っていない。
「狼王様、失礼ながらエラクレス殿は我らの文化をご存知ないと思われます。」
困惑していた俺の様子を察したグスタフが止めに入った。いや~助かった。
「だが!あれはない、あれはないだろうが!グスタフならばわかるだろう!!!」
未だに怒りっぱなしのエカ。
「確かにそのとおりです。しかし、逆にこれを逆手にエラクレス殿を取り込めましょう?」
「むむ!確かに……。流石にそこまで無責任な奴ではないだろう。やってみよ。」
取り込むってなんだよ。怖いな。逃げる準備が必要だな。
「では、エラクレス殿。貴公は狼王様を後ろから組み伏せましたな?」
「はい。気絶させるよりは組み伏せた方がのちの会談に支障をきたさないと思ったからです。」
「なるほど、ご配慮かたじけなく存じます。」
「ありがたくもないわ!」
エカが割り込んできた。
「ですが……あの姿勢は狼人…ことに青狼族では性行為をする姿勢と認識されておりますので……あれをするということは夫婦であるということになります。」
「え、あ、いや、違うのです!!!!!」
「ご心配なく。故意にやったことではないと我らも知っております。……ですが………あの場には沢山の戦士達がおりましてあの場面も見られております。今ごろ狼王様が人族の男と結婚するという噂が流れているでしょう。ですので、もしエラクレス殿が狼王様との結婚を断ればそれは狼人達に『お前達の王は俺の妻として不適切だ』と言うのと同じですので彼らの面目を潰すことになります。」
「ソ、ソンナ……。ガクブル」
「と、言うわけで……」
エカが俺の手を握った。
「責任は……しっかり取ってね♪旦那様♪」
なんか急にデレはじめた。いや、しかし本当に困った。俺が狼王と結婚するなんて言い出したら兄やその三下共はなんて言うだろうか。
でも、狼人の面目を潰したくない。狼人は誇り高いから面目を潰されたら絶対に戦争になるだろう。はっきり言って俺なら勝つのは楽だ。だが結婚を断ったせいで戦争なんて馬鹿げてる。それに…エカはカワイイ。歳のわりには胸も大きいし、何よりもさっきのデレた顔が良かった。
「狼王…いや、エカ!俺からも頼む、政治的な理由とか権力とか穢らわしい事を抜きにしてお前はカワイイ!結婚してくれ!」
それを聞いたエカは沸騰しているみたいに顔を赤くして言った。
「にゃ、にゃあ。不束者でしゅがよろしくおねぇがいしましゅ。だんにゃさま。」
『何がにゃあだよ。お前狼だろうが。』と思ったのは俺だけではないはず。
「………ご立派になりましたな……狼王様……。天国で獣神様の下に居られるベルナドット大王様も喜んでおられるでしょう。」
摂政のグスタフが泣きながらエカを祝福した。泣けない人だと思ってた(偏見 駄目 絶対)。
「狼王様、あれを……。」
「わかってる。」
なんだ、まだあるのか。
「旦那様、王になってもらいます。」
「は?」
「ですから、王になって責任を取ってもらいます。」
「て、でも俺は狼人ではないぞ!」
「だから狼王ではなく王なのです。」
ま、まずい。本格的に親父になんて言おう。
「エラクレス様の領地の人族、私達狼人…いえ獣人の王に。」
「じゅ、獣人の王?まさか!お前は俺にエラクレス領の北にいる全ての獣人を従えろと言うのか?」
「はい、獣人達をまとめあげ殺し合わない世を作る。それがベルナドット大王様の願いでもあり、全ての獣人が心から願っていることです。この不毛な北の地で不毛な争いを止める程の強い英雄の誕生を。」
なるほど、エラクレス領も俺が来るまでは酷い土地だったがそれよりも北に住む獣人達の土地も酷いようだ。はあ、責任ね……取らなくちゃならないよな。
ベルナドット大王……あんたは素晴らしい人だが……巻き込まれた人の事も考えてほしい。
まあ、俺には力があるからいいだろう!俺がやらなければ他の誰かがやるだろうし他の誰かにこんなことはやらせたくない!せいぜいあの世で獣神様とやらと一緒に見ておくんだな!俺とエカがあんたの願いを叶えるところを!
………親父には秘密にしておこう。バレたら………開き直ろう。
「エカ、グスタフ、わかった。俺は獣人の王になる。」
「流石旦那様!」
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