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第二章公爵として
戦略会議
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「だ、旦那様……妊娠しました。」
「はあ???」
宴会から一夜明けてエカと会ったらそんなことを言われた。俺は前世の工藤龍輝でも子供をつくったことないからわからんし、獣人の体質もくわしく知らん。つまり、これは……本当であってもおかしくない。
「まあ、嘘なんですけど♪でも昨夜は楽しかったです♪って!旦那様!」
ああ…本当に良かった……嘘で良かった。
俺は思わず安心してしまい体中の力が抜けてしまって座り込んでしまった。
「朝食を用意いたしました。」
「ありがとう。」
俺はエカが用意してくれた朝食を食べた。うん、美味しい。
今日は冬が明けてからどのように獣人を統一するのかについて話し合う予定…所謂戦略会議だ。ベルナドットの名前を継ぐ者として避けては通れないようだ。俺としてはかわいい妻エカに頼まれたからやる気満々、絶対にやり遂げて見せる。
そして俺は会議に来たんだか……
「昼を過ぎてからにしよう。」
「「「あ、ありがとうございます……。」」」
二日酔い共が多すぎて話にならん。
「あの~。旦那様、二日酔い薬を飲んで昼にしても回復しないかと…。二日酔いはしぶとくついて回ると言われています。」
エカが最もな事を言ってきた。
「まあ確かにそうだな。だが、俺の魔法なら簡単に治せる。」
「ではなぜ今、魔法を使わないのですか?」
「ちゃんと反省させるためだな。俺の魔法で簡単に回復することになれてしまうと、俺がいないとき大変なことになるじゃないか。まあ酒精の強い酒を用意した俺にも責任の一端はあるかもしれないが。」
「なるほど、ありがとうございました。」
「じゃあー俺は二度寝してくるから~。」
「わかりました。それでは私は鍛錬をします。」
俺はテレポートして城に帰った。そして…寝る。帰った理由は城は天幕で寝るよりは周り静かで、俺が作ったフカフカのベッドがあるからだ。
「ふあ~。眠い眠い。昨日は誰かのせいで眠れなかったからな…。あ、目覚まし時計(これも作った。)もセットしてっと……。お休み~。」
バタッ!
<数時間後>
「ピピピ、ピピピ。」
「ふあ~。よく寝た。じゃあ行きますか。」
いや~。本当にテレポートは便利だ。何度これに助けられたことか。
「国王陛下!」
あ、そうそう。俺は『ベルナドット1世』だったり『エラクレス』だったり名前が複数あって自分が誰かわからなくなりそうだったから名前で呼ばせないようにした。
「それでは今後の動向についての会議を始める。」
会議が始まった。(直前に回復魔法を使った。)
「まず、どこに誰が居るのかを確認しておきたい。エカ、頼む。」
俺に名前を呼ばれたらエカが地図を広げて説明を始める。
簡単な図(方角は北が上、南が下、西が左、東が右。)
鼠人
狼人 森森森森森 熊人
エラクレス領 森森森 虎人、豹人
獅子人
「この地図の通り我らの東には熊人、虎人、豹人、獅子人がおります。鼠人はちょっとこれらの種族とは異なるので今は省きます。」
鼠人……ね。
「熊人は冬はよく寝る人達なので、冬の間は声をかけただけでもマジギレされるので手がつけられません。となりますと虎人、豹人か獅子人ですね。私は距離を考えて虎人、豹人が良いと思います。いかがでしょうか?」
「ありがとう。」
現状把握のためだったのだが、彼女は自分の意見まで発表してくれた。参考になった。ん~、まあそうだな、熊人は普段は穏やかな気性な人が多いのだが、冬は眠たくて怒りっぽくなるんだよな。文献では
『熊人は冬に戦うと通常時100倍の力が出る。』
とまで書かれている。100倍は流石に誇張しているだろうが、それくらいヤバイと読み取れる。
虎人と豹人はどういうわけか同居しているんだよな。一体どうしてそうなったのか一度聞いてみたい。
獅子人は……なんとかなるだろう。自信がある。
「今のエカの説明を聞いて補足や質問、自分の考えがあったら遠慮なく言ってくれ。」
「国王陛下、よろしいでしょうか?」
グスタフが何か言いたいそうだ。
「良いぞ。」
「ありがとうございます。これは補足ですが、国王陛下はなるべく血を流さずに統一したいとお考えのため、戦争は最終手段。よって戦争を前提とする作戦の提案は今は控えてください。」
「よく言ってくれた。ありがとう。グスタフの言うとおり、今は控えてほしいが軍事作戦は俺が求めたら幾つでも提案してくれ。他にはないか?」
「はい!」
「どうぞ。」
「国王陛下は軍事力を用いずに従えるご予定のようですが、どのようにして従えるのですか?」
「そうだな、話し合ってどうしたら従ってもらえるのかを聞いて、それを用意するってところかな。まあ、力を示せ!と言われたなら決闘はいくらでも受け付けるつもりだ。それでも無理だったら…平和のためきえ…」
「た、旦那様!ストーープ!!みんなが怖がってるよ。」
言い終わる前にエカが止めに入った。
【なお、彼女が言うみんなにはグスタフは入っていない様子。】
「あ、ありがとうございました!!!」
「お、おう。なんか、すまんかったな。」
質問してきた人は震えながら退いた。なんか……もう意見が出る雰囲気ではないな。一応聞いておくか。
「「「…………」」」
聞いてみたが、誰も喋らなくなった。
「皆の意見は出尽くしたかと。」
グスタフがそう言ったので、俺は結論を発表しようする。
「まずは獅子人からにしよう。ああ、何も言わないでくれ。俺に考えがある。なに、全部上手くいくさ。次に熊人→虎人&豹人→鼠人の順だ。」
【狼人達は自分達の前に居るこの少年は常識では測れない人物であることを知っている。よって彼らはエラクレスことベルナドット2世を信じることにした。】
「はあ???」
宴会から一夜明けてエカと会ったらそんなことを言われた。俺は前世の工藤龍輝でも子供をつくったことないからわからんし、獣人の体質もくわしく知らん。つまり、これは……本当であってもおかしくない。
「まあ、嘘なんですけど♪でも昨夜は楽しかったです♪って!旦那様!」
ああ…本当に良かった……嘘で良かった。
俺は思わず安心してしまい体中の力が抜けてしまって座り込んでしまった。
「朝食を用意いたしました。」
「ありがとう。」
俺はエカが用意してくれた朝食を食べた。うん、美味しい。
今日は冬が明けてからどのように獣人を統一するのかについて話し合う予定…所謂戦略会議だ。ベルナドットの名前を継ぐ者として避けては通れないようだ。俺としてはかわいい妻エカに頼まれたからやる気満々、絶対にやり遂げて見せる。
そして俺は会議に来たんだか……
「昼を過ぎてからにしよう。」
「「「あ、ありがとうございます……。」」」
二日酔い共が多すぎて話にならん。
「あの~。旦那様、二日酔い薬を飲んで昼にしても回復しないかと…。二日酔いはしぶとくついて回ると言われています。」
エカが最もな事を言ってきた。
「まあ確かにそうだな。だが、俺の魔法なら簡単に治せる。」
「ではなぜ今、魔法を使わないのですか?」
「ちゃんと反省させるためだな。俺の魔法で簡単に回復することになれてしまうと、俺がいないとき大変なことになるじゃないか。まあ酒精の強い酒を用意した俺にも責任の一端はあるかもしれないが。」
「なるほど、ありがとうございました。」
「じゃあー俺は二度寝してくるから~。」
「わかりました。それでは私は鍛錬をします。」
俺はテレポートして城に帰った。そして…寝る。帰った理由は城は天幕で寝るよりは周り静かで、俺が作ったフカフカのベッドがあるからだ。
「ふあ~。眠い眠い。昨日は誰かのせいで眠れなかったからな…。あ、目覚まし時計(これも作った。)もセットしてっと……。お休み~。」
バタッ!
<数時間後>
「ピピピ、ピピピ。」
「ふあ~。よく寝た。じゃあ行きますか。」
いや~。本当にテレポートは便利だ。何度これに助けられたことか。
「国王陛下!」
あ、そうそう。俺は『ベルナドット1世』だったり『エラクレス』だったり名前が複数あって自分が誰かわからなくなりそうだったから名前で呼ばせないようにした。
「それでは今後の動向についての会議を始める。」
会議が始まった。(直前に回復魔法を使った。)
「まず、どこに誰が居るのかを確認しておきたい。エカ、頼む。」
俺に名前を呼ばれたらエカが地図を広げて説明を始める。
簡単な図(方角は北が上、南が下、西が左、東が右。)
鼠人
狼人 森森森森森 熊人
エラクレス領 森森森 虎人、豹人
獅子人
「この地図の通り我らの東には熊人、虎人、豹人、獅子人がおります。鼠人はちょっとこれらの種族とは異なるので今は省きます。」
鼠人……ね。
「熊人は冬はよく寝る人達なので、冬の間は声をかけただけでもマジギレされるので手がつけられません。となりますと虎人、豹人か獅子人ですね。私は距離を考えて虎人、豹人が良いと思います。いかがでしょうか?」
「ありがとう。」
現状把握のためだったのだが、彼女は自分の意見まで発表してくれた。参考になった。ん~、まあそうだな、熊人は普段は穏やかな気性な人が多いのだが、冬は眠たくて怒りっぽくなるんだよな。文献では
『熊人は冬に戦うと通常時100倍の力が出る。』
とまで書かれている。100倍は流石に誇張しているだろうが、それくらいヤバイと読み取れる。
虎人と豹人はどういうわけか同居しているんだよな。一体どうしてそうなったのか一度聞いてみたい。
獅子人は……なんとかなるだろう。自信がある。
「今のエカの説明を聞いて補足や質問、自分の考えがあったら遠慮なく言ってくれ。」
「国王陛下、よろしいでしょうか?」
グスタフが何か言いたいそうだ。
「良いぞ。」
「ありがとうございます。これは補足ですが、国王陛下はなるべく血を流さずに統一したいとお考えのため、戦争は最終手段。よって戦争を前提とする作戦の提案は今は控えてください。」
「よく言ってくれた。ありがとう。グスタフの言うとおり、今は控えてほしいが軍事作戦は俺が求めたら幾つでも提案してくれ。他にはないか?」
「はい!」
「どうぞ。」
「国王陛下は軍事力を用いずに従えるご予定のようですが、どのようにして従えるのですか?」
「そうだな、話し合ってどうしたら従ってもらえるのかを聞いて、それを用意するってところかな。まあ、力を示せ!と言われたなら決闘はいくらでも受け付けるつもりだ。それでも無理だったら…平和のためきえ…」
「た、旦那様!ストーープ!!みんなが怖がってるよ。」
言い終わる前にエカが止めに入った。
【なお、彼女が言うみんなにはグスタフは入っていない様子。】
「あ、ありがとうございました!!!」
「お、おう。なんか、すまんかったな。」
質問してきた人は震えながら退いた。なんか……もう意見が出る雰囲気ではないな。一応聞いておくか。
「「「…………」」」
聞いてみたが、誰も喋らなくなった。
「皆の意見は出尽くしたかと。」
グスタフがそう言ったので、俺は結論を発表しようする。
「まずは獅子人からにしよう。ああ、何も言わないでくれ。俺に考えがある。なに、全部上手くいくさ。次に熊人→虎人&豹人→鼠人の順だ。」
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