追放、転生、完璧王子は反逆者!!!

ぱふもふ

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第二章公爵として

獅子王現る!

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「えへへ~。旦那様と新婚旅行~。」

俺はご機嫌なエカをおんぶしながら空を飛んでいる。目的地は獅子人が住まう街『ビース都』だ。本当はグスタフも連れてきたかったけど、エカとグスタフの両方がいなくなったら狼人達は国を保てそうにないからグスタフはお留守番だ。

「お、見えてきたぞ~。へ~立派な建物だな~。」

狼人は天幕…まあテントみたいな家だったが、獅子人の家は人族と同じ家だった。

「獅子人は昔から積極的にいろんな種族と関わりを持ってきましたし、その強さは種族を問わずいろんな国から頼りにされてきました。まあ勝手に獣王を気取っているため他の獣人の種族からはきらわれていますが。あ、でも今のリチャード王は獣王と名乗るのをやめたそうです。」

「ふーん。よし、着りーく。」


「ん?!おい!そこの人族!この辺りの者ではないな、このビース都に何用だ!」

俺とエカが空から降り立つと門番の獅子人が声をかけてきた。

「俺はネリーキア王国の公爵…いや、狼人の王ベルナドットだ。獅子王リチャード殿とお会いしたい。」

それを聞いた門番は…

「狼人の王???お前ってもしかして~狼人?いやそんなわけない。」

当然の反応をした。よし、エカにも初めて見せるが『種族変異』を使おう。これは今までも獣化する時に使っていたが、人前で使うのは初めてだ。何か言いたそうにしていたエカを静止する。

「門番よ…俺は人族でもあり、獣人でもエルフでも竜人でもドワーフでもある。」

「なんだこいつ?じゃあ獅子人に成ってみろよ!」

門番は呆れ果てているようだ。

俺は『種族変異』使う。すると俺の体は光に包まれて光がなくなった時には……金髪金眼の獅子人になった。あと、少し毛深くなった。

「げぇ?!金獅子様!」

「だんな……様?」

二人共驚いているようだ。

「よう、これでわかっただろ?リチャード殿と会わせてくれ。」

「しょ、承知!」

門番は慌てて走り去った……あ、転んだ。

「旦那様!」

わけがわからず黙ってられないと言うような勢いでエカが喚いていた。

「あ、エカ驚かせて悪かったな、見ての通り俺は獣人にも成れる。理由は…聞かないでくれ。俺もわからん。(大嘘)」

俺は人族に戻った。ヘナヘナとエカが座り込む。

「あ~良かった…いつもの旦那様だ……。」

「き、金獅子様!」

「おっと、もう戻ってきたのか。じゃあまた金獅子になるけど今度は驚くなよ。」

再び金獅子になる。

「やあ門番さん、俺は面会できるのか…って!お、お前は…」

「金獅子様!お久しぶりでございます!俺です、赤獅子のリチャードです!昔、貴方に竜から命を救われた。」

「やあリチャード、お前はまだ獅子王をやっているのか。いや~すげーよ。」

「いやいや、それではどうぞ、寒いでしょう?ぜひ中に…。」

「悪いな、邪魔させてもらう。エカ、行くぞ。」

「だ、旦那様。このお方は?随分とお偉いお方に見えますが。」

エカはこいつ……赤毛の巨漢で豊かな髭を蓄えた獅子人が誰なのか知らないようだ。

「ああ、お前は会うのが初めてだったな。紹介しよう…。」

俺は紹介を始めようとしたが…

「いえ、自分でします。私は獅子王を努めております、リチャード・ライオンキングともうします。金獅子様は私にとって命の恩人でございます。」

リチャードが自分で自己紹介をした。

「ライオンキング……ってことは…貴方は獅子王殿ですか?」

あれ?最初に『獅子王を努めております』って言わなかったけ?

「ハハハ、そのとおりです。まあ、まずは中へ、中でゆっくり話し合いましょう。」

まだ何か言いたげなエカであったが、リチャードの言うことは最もだと考えたのか建物に入ってきた。

「それで、旦那様と獅子王殿はどういう経緯で今の関係になったのですか?」

リチャードが用意してくれた席に着くなりすぐにエカが聞いてきた。

「それはだな、去年の春頃に俺が盗賊討伐をした帰りに、強そうな竜がいたのだ。俺はそいつと戦いたくて向かったところ、そこには瀕死のリチャードが居た。俺は盗賊以外は助けることにしていたから、さっきの金獅子の獣化を使って速攻を竜にしかけて討伐。すぐに瀕死のリチャードに回復魔法をかけた。目が冷めたリチャードは俺を見ると、なんと俺は金獅子に獣化しっぱなしだったのだ。」

「そこで私は竜を圧倒した金獅子様にお礼をするためにお招きしようとしたのですが、金獅子様は用事があると仰ってすぐに帰られてしまわれたのです。そこで私はいつか恩を返すため金獅子様をお見かけしたら報告させるように命令を出しました。」

「そんなところで御二人はお互いを知り合ったのですか!ありがとうございました。」

俺が一度話を区切ると続きはリチャードが話した。それにしてもリチャード、お前ってそんなことしてたんだな。だから金獅子になったら話が早かったのか。

「それで、この度はどのようなご要件でこのビース都にいらしたのですか?門番の話では私に用事があるとのことでしたが。」

リチャードが本題に入ってきた。

「じゃあ、遠慮なく言わせてもらおう。獅子王殿、この1に従い獣人に新たな世を創ろう。」
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