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第三章反逆王子
鞭打ちツアー①
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めっちゃ久しぶりの更新になってしまい申し訳ないです。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「みな!とくと見よ!これが我らが敬愛なる獣王陛下の御領地を脅かせんとした不届き者らである!」
…と虎王アドルフの弟である副王ベルンハルトが告知すると…
「なんだと!許せん!」
「殺せー!首をはねろー!」
「釜茹が良いぞおー!」
「車裂きも良いぞおー!」
エラクレス領から東に、更に東に進んだ虎人と豹人の土地で熱狂する人々の輪が作られている。
彼らの熱狂の対象は地面に上裸でうつ伏せに捕らえられているフェンネとその愚かな仲間たちだ。
「本来なら惨たらしく極刑に処すところであるが、思慮深い陛下はこの者に己の過ちを思い知らせるために命をお助けになられ、国へ送り返した後に宣戦することをお決めになられた!」
「そうだ!ぶっ潰っしちまえ!」
「うおー!戦争だあ~!やったるでぇ!」
「獣王陛下万歳!」
「「「万歳!!!」」」
「「「万歳!!!」」」
「「「万歳!!!」」」
…とベルンハルトが刑の宣告と開戦の予定を宣言するとさらなる熱気が沸き起こった。
ここでエラクレスは手を上げ、静まるように合図を送る。
「さて、気分はいかがかな兄…いや、捕虜よ。」
エラクレスとその妻と奴隷達は高めの台の上に席を用意されていて、捕虜達は顔がエラクレスの方に向くように固定されている。
「なにが!いかがだよ!解けよ!こんなことがあって言い訳がない!俺は!次期お…「執行!」」
(なんだ、つまらない。)
以前と全く同じことしか言わないフェンネに落胆したので即刻始めさせる。
その命と共に兵士が鞭を振る。
バチッ!
バチッ!
バッチーン!
「ぎゃあ!」
「ぐあ!」
「あ…ぎや!」
バチッ!
バチッ!
バチッ!
「ぬわっ!」
「ぎう!」
「ゔえわ!」
鞭に打たれる度に悲鳴を上げる捕虜。皮膚が変色し、裂け、血が流れる。
(なんだか地味だな。ギチギチに縛り過ぎてしまった。ビース都ではもう少し躍動感があるショーにしよう。)
などと考えていると10回が打ち終えた。黒豹人姿のエラクレスはフェンネに近づき…
「さて、捕虜よ。何か言いたいことがあるなら聞いてやっても良いぞ?」
…と言う。
「ぬぬぬ…ぬぬぬ…ごあ…しょ…娼…ぐふ…」
グシッ
グシッ
グシッ
何か言おうとしたフェンネであったがすぐさまエラクレスが顔を踏み付けて黙らせる。
「うおーー!」
「素晴らしいぃ!」
「もっと強く!」
「万歳!」
「「「万歳!!!」」」
「「「万歳!!!」」」
「「「万歳!!!」」」
(いやいや、ただ踏んだだけなのに大袈裟な…いや、これも俺ほどの王なら当然か。)
過剰ともとれる民衆の歓声に後押しされてさらなる執行を言い渡す。
「プラス10回だ!打て!」
「ゲホッゲホッ…ま、待て。」
「ややや、やめてくれ~」
「許してくれ~。」
「くっ…殺せ…」
無慈悲な宣告に慈悲を乞う者たちに無慈悲な鞭が再度振るわれる。
「「「うぎゃー!!!」」」
「「「ぶっ殺せー!!!」」」
プッシャアアア!!!
「おおお!漏らしおったぞ!」
「騎士の誇りとやらはいずこへ?」
「「「wwwwwwwww!!!」」」
「フェンネは早漏だな。」
中には激痛と恐怖のあまり失禁する捕虜も居た。
それを見て嘲り笑う獣人。
悲鳴と歓声。この日は2つが鳴り止むことはなかった。
<夜 牢獄>
「いかがだったかな?我らの鞭の味は?。」
フェンネに回復魔法(傷)をかけながらおちょくるように尋ねる。
「お…おのれ…絶対に…絶対に!お前にはより惨い目に遭わせてやる!」
フェンネの傷は深く、骨まで達するという重傷だったが、エラクレスの魔法ですぐさま完治した。
「お気に召したなら明日もぜひ堪能してもらいたい。」
「調子に乗るなああああああ!!」
全く自分の言葉に反応しないエラクレスがよほど癪だったのか何時ぞやのときの様に発狂する。
「今回はっ…とにかく兵だ!兵数に差があったから負けたのだ!仮にネリーキア王国中の騎士と傭兵を雇っていたなら獣人ごときに!負けるわけがなかった!畜生風情にな!」
(いや、少数で大丈夫だと思ったから攻め込んだのでしょ。自分の見立の甘さを気にしろよ。)
「そもそもお前は何なのだ!」
一呼吸置いてから再び怒鳴りだすフェンネ。
「その猫畜生の耳と言い!そのおかしな尾と良い!まるで下賤なケダモノそのものではないか!?まあ!下賤な貴様にふさわしいと言えばふさわしいが。まさか自ら人であることを捨てるとはな!俺…いや、余の想定以上だ。傑作だ、傑作、大傑作だ!」
「ギヒヒヒヒッ、プークスクス。」
…と言った具合に自分の立場を忘れたかのようにエラクレスを罵倒し笑い転げた。
(ムカつかね~。昼間あんな姿を晒したのに。なんだかそう思うと笑えてきた。)
「ハハハハッ、アッハハハハハハ!」
「なにがおかしい!」
罵倒されたのに笑い始めるエラクレスに怒鳴るフェンネ。
『いや~』と頭を掻きながら話し始める。
「安心しだけですよ。今日一日で誇りを失っていたらどうしようと少し心配だっただけですよ義兄上。」
その時、一瞬、ほんの一瞬であったがエラクレスは周囲の人間の背筋が凍りつくようなオーラを放った。残虐なオーラを。
「ひっ…な…な…」
何かしら言い返そうとするフェンネであったが、すっかり呑まれてしまい震え上がった。
「…と言うわけで明日も頑張れよ~。」
そう言ってエラクレスは帰った…のだろう気の所為かフェンネには消えたように見えた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「っと、到着~。」
エラクレスはネリーキア城にテレポートした。
幻影魔法『アイゼブ』
「え~とこれをこうして…そんで…こうして…。」
(よしっできた。奴らめ、どういう反応をするか…楽しみだなあ。)
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「みな!とくと見よ!これが我らが敬愛なる獣王陛下の御領地を脅かせんとした不届き者らである!」
…と虎王アドルフの弟である副王ベルンハルトが告知すると…
「なんだと!許せん!」
「殺せー!首をはねろー!」
「釜茹が良いぞおー!」
「車裂きも良いぞおー!」
エラクレス領から東に、更に東に進んだ虎人と豹人の土地で熱狂する人々の輪が作られている。
彼らの熱狂の対象は地面に上裸でうつ伏せに捕らえられているフェンネとその愚かな仲間たちだ。
「本来なら惨たらしく極刑に処すところであるが、思慮深い陛下はこの者に己の過ちを思い知らせるために命をお助けになられ、国へ送り返した後に宣戦することをお決めになられた!」
「そうだ!ぶっ潰っしちまえ!」
「うおー!戦争だあ~!やったるでぇ!」
「獣王陛下万歳!」
「「「万歳!!!」」」
「「「万歳!!!」」」
「「「万歳!!!」」」
…とベルンハルトが刑の宣告と開戦の予定を宣言するとさらなる熱気が沸き起こった。
ここでエラクレスは手を上げ、静まるように合図を送る。
「さて、気分はいかがかな兄…いや、捕虜よ。」
エラクレスとその妻と奴隷達は高めの台の上に席を用意されていて、捕虜達は顔がエラクレスの方に向くように固定されている。
「なにが!いかがだよ!解けよ!こんなことがあって言い訳がない!俺は!次期お…「執行!」」
(なんだ、つまらない。)
以前と全く同じことしか言わないフェンネに落胆したので即刻始めさせる。
その命と共に兵士が鞭を振る。
バチッ!
バチッ!
バッチーン!
「ぎゃあ!」
「ぐあ!」
「あ…ぎや!」
バチッ!
バチッ!
バチッ!
「ぬわっ!」
「ぎう!」
「ゔえわ!」
鞭に打たれる度に悲鳴を上げる捕虜。皮膚が変色し、裂け、血が流れる。
(なんだか地味だな。ギチギチに縛り過ぎてしまった。ビース都ではもう少し躍動感があるショーにしよう。)
などと考えていると10回が打ち終えた。黒豹人姿のエラクレスはフェンネに近づき…
「さて、捕虜よ。何か言いたいことがあるなら聞いてやっても良いぞ?」
…と言う。
「ぬぬぬ…ぬぬぬ…ごあ…しょ…娼…ぐふ…」
グシッ
グシッ
グシッ
何か言おうとしたフェンネであったがすぐさまエラクレスが顔を踏み付けて黙らせる。
「うおーー!」
「素晴らしいぃ!」
「もっと強く!」
「万歳!」
「「「万歳!!!」」」
「「「万歳!!!」」」
「「「万歳!!!」」」
(いやいや、ただ踏んだだけなのに大袈裟な…いや、これも俺ほどの王なら当然か。)
過剰ともとれる民衆の歓声に後押しされてさらなる執行を言い渡す。
「プラス10回だ!打て!」
「ゲホッゲホッ…ま、待て。」
「ややや、やめてくれ~」
「許してくれ~。」
「くっ…殺せ…」
無慈悲な宣告に慈悲を乞う者たちに無慈悲な鞭が再度振るわれる。
「「「うぎゃー!!!」」」
「「「ぶっ殺せー!!!」」」
プッシャアアア!!!
「おおお!漏らしおったぞ!」
「騎士の誇りとやらはいずこへ?」
「「「wwwwwwwww!!!」」」
「フェンネは早漏だな。」
中には激痛と恐怖のあまり失禁する捕虜も居た。
それを見て嘲り笑う獣人。
悲鳴と歓声。この日は2つが鳴り止むことはなかった。
<夜 牢獄>
「いかがだったかな?我らの鞭の味は?。」
フェンネに回復魔法(傷)をかけながらおちょくるように尋ねる。
「お…おのれ…絶対に…絶対に!お前にはより惨い目に遭わせてやる!」
フェンネの傷は深く、骨まで達するという重傷だったが、エラクレスの魔法ですぐさま完治した。
「お気に召したなら明日もぜひ堪能してもらいたい。」
「調子に乗るなああああああ!!」
全く自分の言葉に反応しないエラクレスがよほど癪だったのか何時ぞやのときの様に発狂する。
「今回はっ…とにかく兵だ!兵数に差があったから負けたのだ!仮にネリーキア王国中の騎士と傭兵を雇っていたなら獣人ごときに!負けるわけがなかった!畜生風情にな!」
(いや、少数で大丈夫だと思ったから攻め込んだのでしょ。自分の見立の甘さを気にしろよ。)
「そもそもお前は何なのだ!」
一呼吸置いてから再び怒鳴りだすフェンネ。
「その猫畜生の耳と言い!そのおかしな尾と良い!まるで下賤なケダモノそのものではないか!?まあ!下賤な貴様にふさわしいと言えばふさわしいが。まさか自ら人であることを捨てるとはな!俺…いや、余の想定以上だ。傑作だ、傑作、大傑作だ!」
「ギヒヒヒヒッ、プークスクス。」
…と言った具合に自分の立場を忘れたかのようにエラクレスを罵倒し笑い転げた。
(ムカつかね~。昼間あんな姿を晒したのに。なんだかそう思うと笑えてきた。)
「ハハハハッ、アッハハハハハハ!」
「なにがおかしい!」
罵倒されたのに笑い始めるエラクレスに怒鳴るフェンネ。
『いや~』と頭を掻きながら話し始める。
「安心しだけですよ。今日一日で誇りを失っていたらどうしようと少し心配だっただけですよ義兄上。」
その時、一瞬、ほんの一瞬であったがエラクレスは周囲の人間の背筋が凍りつくようなオーラを放った。残虐なオーラを。
「ひっ…な…な…」
何かしら言い返そうとするフェンネであったが、すっかり呑まれてしまい震え上がった。
「…と言うわけで明日も頑張れよ~。」
そう言ってエラクレスは帰った…のだろう気の所為かフェンネには消えたように見えた。
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「っと、到着~。」
エラクレスはネリーキア城にテレポートした。
幻影魔法『アイゼブ』
「え~とこれをこうして…そんで…こうして…。」
(よしっできた。奴らめ、どういう反応をするか…楽しみだなあ。)
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