8 / 53
2章
いざ生徒会室へ!
しおりを挟む
「よし。ここだ」
北校舎の階段を上がってすぐ。図書室横にある教室。
生徒会室って書いてある札がかかったドアを見たら、今更ながらにドキドキしてきた。
ドアの向こう側から、何人かの話し声が聞こえてくる。
そう。きのう考えた「力を持った協力者」っていうのは、生徒会!
昔、じいちゃんに連れられて生徒会室に遊びに行った時、すごくよくしてもらったんだ。
学園をどうしたらもっとよくできるだろうってみんなで話し合ってる姿はすっごくかっこよかった。
特に、生徒会長のお兄さんは、すごくがんばっていたんだ。勉強も生徒会の仕事もこなしていて、じいちゃんが感心してた。
だから、今の生徒会の人と直接話をしようって思いついたの。
生徒会なら、協力してくれるはず。
それで、生徒会はいつも昼休みに集まってるっていうのを、きいたんだ。
ってことは、何かの活動はしてるってことだよね。
きっと、荒れてる学園をどうにかしようってがんばってくれてるんだ。
よし。行くぞ!
コンコンコン。
思い切ってノックをすると、ドアの向こうが静かになった。
それから、ガタッとイスをひく音がして足音が近づいてきた。
ガチャッとドアが開いた。出てきたのは、短い髪をツンツンさせた大きな体の男子。
縦にも横にも大きくて、すごい威圧感だ。
「ん? 一年生じゃん。なんか用?」
言われて、わたしはびしっと姿勢を正した。
「わたし、一年の北川るりって言います。今日は生徒会の方とお話がしたくてきました」
ドキドキしながら言うと、大柄男子は何回かまばたきした後、振り向いた。
「おーい、一年生が話あるってー。どうする?」
大柄男子が横を向いたら、わりと広い部屋の中が見えた。
長机が置いてあって、そのまわりに男子一人に女子が二人が座ってる。しかも。
「あーーーっ! お菓子!」
思わず叫ぶと、大柄男子が大きな体をビクリとさせた。
長机の上には、スナック菓子やポップコーンの袋がパーティー開けされて、ジュースの缶まである!
「あ、あの。お菓子とジュース、一応学園内では禁止……ですよね?」
「はぁ? いいんだよ。うっせぇな」
大柄男子がけむたそうに言ってきた。
え。うっせえ? ちょっと待って。ここ、生徒会室だよね。
空鏡学園は荒れてるとは言え、一応学園内ではお菓子は禁止……のはずだけど。
そりゃ、お菓子のゴミが落ちてるくらいだから、隠れて食べてると思う。
だけど、まさか生徒会の人まで?
混乱してると、中にいたメガネの男子がつかつかと歩いてきた。
北校舎の階段を上がってすぐ。図書室横にある教室。
生徒会室って書いてある札がかかったドアを見たら、今更ながらにドキドキしてきた。
ドアの向こう側から、何人かの話し声が聞こえてくる。
そう。きのう考えた「力を持った協力者」っていうのは、生徒会!
昔、じいちゃんに連れられて生徒会室に遊びに行った時、すごくよくしてもらったんだ。
学園をどうしたらもっとよくできるだろうってみんなで話し合ってる姿はすっごくかっこよかった。
特に、生徒会長のお兄さんは、すごくがんばっていたんだ。勉強も生徒会の仕事もこなしていて、じいちゃんが感心してた。
だから、今の生徒会の人と直接話をしようって思いついたの。
生徒会なら、協力してくれるはず。
それで、生徒会はいつも昼休みに集まってるっていうのを、きいたんだ。
ってことは、何かの活動はしてるってことだよね。
きっと、荒れてる学園をどうにかしようってがんばってくれてるんだ。
よし。行くぞ!
コンコンコン。
思い切ってノックをすると、ドアの向こうが静かになった。
それから、ガタッとイスをひく音がして足音が近づいてきた。
ガチャッとドアが開いた。出てきたのは、短い髪をツンツンさせた大きな体の男子。
縦にも横にも大きくて、すごい威圧感だ。
「ん? 一年生じゃん。なんか用?」
言われて、わたしはびしっと姿勢を正した。
「わたし、一年の北川るりって言います。今日は生徒会の方とお話がしたくてきました」
ドキドキしながら言うと、大柄男子は何回かまばたきした後、振り向いた。
「おーい、一年生が話あるってー。どうする?」
大柄男子が横を向いたら、わりと広い部屋の中が見えた。
長机が置いてあって、そのまわりに男子一人に女子が二人が座ってる。しかも。
「あーーーっ! お菓子!」
思わず叫ぶと、大柄男子が大きな体をビクリとさせた。
長机の上には、スナック菓子やポップコーンの袋がパーティー開けされて、ジュースの缶まである!
「あ、あの。お菓子とジュース、一応学園内では禁止……ですよね?」
「はぁ? いいんだよ。うっせぇな」
大柄男子がけむたそうに言ってきた。
え。うっせえ? ちょっと待って。ここ、生徒会室だよね。
空鏡学園は荒れてるとは言え、一応学園内ではお菓子は禁止……のはずだけど。
そりゃ、お菓子のゴミが落ちてるくらいだから、隠れて食べてると思う。
だけど、まさか生徒会の人まで?
混乱してると、中にいたメガネの男子がつかつかと歩いてきた。
0
あなたにおすすめの小説
笑いの授業
ひろみ透夏
児童書・童話
大好きだった先先が別人のように変わってしまった。
文化祭前夜に突如始まった『笑いの授業』――。
それは身の毛もよだつほどに怖ろしく凄惨な課外授業だった。
伏線となる【神楽坂の章】から急展開する【高城の章】。
追い詰められた《神楽坂先生》が起こした教師としてありえない行動と、その真意とは……。
9日間
柏木みのり
児童書・童話
サマーキャンプから友達の健太と一緒に隣の世界に迷い込んだ竜(リョウ)は文武両道の11歳。魔法との出会い。人々との出会い。初めて経験する様々な気持ち。そして究極の選択——夢か友情か。
(also @ なろう)
クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
藤永ゆいか
児童書・童話
中学2年生になったある日、澄野星奈に許嫁がいることが判明する。
相手は、頭が良くて運動神経抜群のイケメン御曹司で、訳あって現在絶交中の幼なじみ・一之瀬陽向。
さらに、週末限定で星奈は陽向とふたり暮らしをすることになって!?
「俺と許嫁だってこと、絶対誰にも言うなよ」
星奈には、いつも冷たくてそっけない陽向だったが……。
「星奈ちゃんって、ほんと可愛いよね」
「僕、せーちゃんの彼氏に立候補しても良い?」
ある時から星奈は、バスケ部エースの水上虹輝や
帰国子女の秋川想良に甘く迫られるようになり、徐々に陽向にも変化が……?
「星奈は可愛いんだから、もっと自覚しろよ」
「お前のこと、誰にも渡したくない」
クールな幼なじみとの、逆ハーラブストーリー。
悪魔さまの言うとおり~わたし、執事になります⁉︎~
橘花やよい
児童書・童話
女子中学生・リリイが、入学することになったのは、お嬢さま学校。でもそこは「悪魔」の学校で、「執事として入学してちょうだい」……って、どういうことなの⁉待ち構えるのは、きれいでいじわるな悪魔たち!
友情と魔法と、胸キュンもありの学園ファンタジー。
第2回きずな児童書大賞参加作です。
四尾がつむぐえにし、そこかしこ
月芝
児童書・童話
その日、小学校に激震が走った。
憧れのキラキラ王子さまが転校する。
女子たちの嘆きはひとしお。
彼に淡い想いを抱いていたユイもまた動揺を隠せない。
だからとてどうこうする勇気もない。
うつむき複雑な気持ちを抱えたままの帰り道。
家の近所に見覚えのない小路を見つけたユイは、少し寄り道してみることにする。
まさかそんな小さな冒険が、あんなに大ごとになるなんて……。
ひょんなことから石の祠に祀られた三尾の稲荷にコンコン見込まれて、
三つのお仕事を手伝うことになったユイ。
達成すれば、なんと一つだけ何でも願い事を叶えてくれるという。
もしかしたら、もしかしちゃうかも?
そこかしこにて泡沫のごとくあらわれては消えてゆく、えにしたち。
結んで、切って、ほどいて、繋いで、笑って、泣いて。
いろんな不思議を知り、数多のえにしを目にし、触れた先にて、
はたしてユイは何を求め願うのか。
少女のちょっと不思議な冒険譚。
ここに開幕。
【奨励賞】氷の王子は、私のスイーツでしか笑わない――魔法学園と恋のレシピ【完結】
旅する書斎(☆ほしい)
児童書・童話
【第3回きずな児童書大賞で奨励賞をいただきました】
魔法が学べる学園の「製菓科」で、お菓子づくりに夢中な少女・いちご。周囲からは“落ちこぼれ”扱いだけど、彼女には「食べた人を幸せにする」魔法菓子の力があった。
ある日、彼女は冷たく孤高な“氷の王子”レオンの秘密を知る。彼は誰にも言えない魔力不全に悩んでいた――。
「私のお菓子で、彼を笑顔にしたい!」
不器用だけど優しい彼の心を溶かすため、特別な魔法スイーツ作りが始まる。
甘くて切ない、学園魔法ラブストーリー!
中学生ユーチューバーの心霊スポットMAP
じゅん
児童書・童話
【第1回「きずな児童書大賞」大賞 受賞👑】
悪霊のいる場所では、居合わせた人に「霊障」を可視化させる体質を持つ「霊感少女」のアカリ(中学1年生)。
「ユーチューバーになりたい」幼なじみと、「心霊スポットMAPを作りたい」友達に巻き込まれて、心霊現象を検証することになる。
いくつか心霊スポットを回るうちに、最近増えている心霊現象の原因は、霊を悪霊化させている「ボス」のせいだとわかり――
クスっと笑えながらも、ゾッとする連作短編。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる