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5章
1 日曜日の朝
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日曜日。
朝ごはんを食べてから、リビングのソファの上でまったりごろ寝。
休日の至福の時間……のはずが。
「ひなりー! 一緒に推し活しよう! はい!」
顔の前に出されたペンライトに、げんなりする。
お母さんは無理やり私にペンライトを渡すと、テレビをつけてDVDを入れた。
画面に現れたのは、ライトがまぶしいコンサート会場。
そのステージの中央に、キラキラ笑顔のアイドルグループが立ってる。
「きゃー! 何回見てもカッコイイ! さ、ひなり! 一緒に歌うわよ!」
歌いながら、ペンライトを振り始めたお母さん。
やばい。お母さんの推し活に付き合わされる!
このままじゃ、午前中がつぶれちゃうよ!
危機感を感じた私は、むくりと起き上がって、ペンライトをテーブルに置く。
「わー。今日はいい天気だなぁ。ちょっと散歩に……行ってきますっ!」
ピョンとソファから飛び降りて、自分の部屋へとかけあがる。
ポシェットをつかみ取り、玄関へゴー!
「こらっ、待ちなさい、ひなり!」
お母さんの声をスルーして、大急ぎで靴をはき、玄関を飛び出した。
よしっ。脱出成功!
空は青くていい天気。心地よい風も吹いてる。
こんな日は、お母さんの趣味につきあって休日を溶かすなんてもったいない。
「ひえ~。危なかった。先週も付き合わされたのに」
時々、お母さんと一緒に推し活を楽しむのもいいけど、毎週はちょっと困る。
ふうと一息ついてむつ子さんの家を見たら、長い髪の女の人が玄関まわりをお掃除してる。
むつ子さんの一人娘、香さんだ。
「こんにちは」
「あら、ひなりちゃん。こんにちは。どこかへおでかけ?」
「あー……おでかけというか……せっかくいい天気だし、散歩でもしよっかな~って」
「そっかぁ。あ、ちょうど良かった! 見せたいものがあるから、ちょっとあがってくれる?」
「うん。分かった」
見せたいものってなんだろう?
気になりながら、香さんの後について玄関を入った。
朝ごはんを食べてから、リビングのソファの上でまったりごろ寝。
休日の至福の時間……のはずが。
「ひなりー! 一緒に推し活しよう! はい!」
顔の前に出されたペンライトに、げんなりする。
お母さんは無理やり私にペンライトを渡すと、テレビをつけてDVDを入れた。
画面に現れたのは、ライトがまぶしいコンサート会場。
そのステージの中央に、キラキラ笑顔のアイドルグループが立ってる。
「きゃー! 何回見てもカッコイイ! さ、ひなり! 一緒に歌うわよ!」
歌いながら、ペンライトを振り始めたお母さん。
やばい。お母さんの推し活に付き合わされる!
このままじゃ、午前中がつぶれちゃうよ!
危機感を感じた私は、むくりと起き上がって、ペンライトをテーブルに置く。
「わー。今日はいい天気だなぁ。ちょっと散歩に……行ってきますっ!」
ピョンとソファから飛び降りて、自分の部屋へとかけあがる。
ポシェットをつかみ取り、玄関へゴー!
「こらっ、待ちなさい、ひなり!」
お母さんの声をスルーして、大急ぎで靴をはき、玄関を飛び出した。
よしっ。脱出成功!
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こんな日は、お母さんの趣味につきあって休日を溶かすなんてもったいない。
「ひえ~。危なかった。先週も付き合わされたのに」
時々、お母さんと一緒に推し活を楽しむのもいいけど、毎週はちょっと困る。
ふうと一息ついてむつ子さんの家を見たら、長い髪の女の人が玄関まわりをお掃除してる。
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「こんにちは」
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「あー……おでかけというか……せっかくいい天気だし、散歩でもしよっかな~って」
「そっかぁ。あ、ちょうど良かった! 見せたいものがあるから、ちょっとあがってくれる?」
「うん。分かった」
見せたいものってなんだろう?
気になりながら、香さんの後について玄関を入った。
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