6 / 10
夏の終わりに
桃と穂高と筋トレ(2/3)※
しおりを挟む
今日は穂高さんのお家に泊まって秋の行楽について計画を練っていた……筈だった。あら?と思っている内に互いのノートパソコンをテーブルに置いたまま、その横で組み敷かれてしまった。
積極的な人、と……でもその気持ちは分かる。
穂高さんが忙しかったのと入れ違いで今度は私の方が忙しくて暫く夜を明かせる程、一緒になれる時間が作れなかった。やっと落ち着いて来た今日の休日は昼からお部屋にお邪魔して、夕飯は食べてみたかったお店のデリバリーを頼んで、それで――まあ、そうなりますよね。
私もそう、ちょっと良い下着を買ってしまって身に着けている。穂高さん、こういうの好きかなーなんて、思ったりもして。
「桃さん」
そう言えば穂高さんは私の事を“桃さん”と呼んでいる。もう付き合っているのに気軽に呼んでくれても構わないのだけど。
着ていたお泊り用のワンピースを捲りあげられても今更どうこう思う年齢でもないから、と思っていたら変だな、穂高さんが私の服を全部脱がさない。
あら?と穂高さんの様子を伺っていればちょっとせっかちにブラジャーの上から胸をぎゅっと掴まれた。痛くはないけど、どうしたんだろう。
「穂高さん……?」
「っ、あ……ごめん、急に掴んで」
俺が外すよ、と本当に今日は積極的で。
ついでに私が胸元に溜まっていたワンピースの袖を抜いて潔く脱いでしまえば何か言いたそうな彼の視線に本当にどうしたんだろう、と少し体を起こす。
「……桃さんはその、俺が忙しかったりしても大丈夫?あまりこういった事も、それに桃さんの方の体調の事もあるし、出来る機会が上手くかみ合わない時とか長く続いたりしても」
ああ、何となく察しが付いた。
穂高さん、前の彼女と“そうなって”しまったんだ。
「間が空いても、私は気にしないです。それなら今日はこのまま、いっぱいします?」
「桃さん……」
穂高さんはほっとしたのか、表情が柔らかくなる。
そして私の軽い冗談を……真に受けてしまったらしい。
つい、夏帆と一緒にいる時みたいに気軽になってしまった口。
相変わらず彼の腹筋とか凄くて、引き寄せられるように掴まれた両腕のその先で僅かに触れるその筋肉の隆起を感じていたら「くすぐったい」と言われてもっと引き寄せられてしまう。
そんなにぐいぐいと寄せられては互いに身動きが取れない。
「桃さん、体が」
「え……」
「前はこんなことしても体が支えられなかったのに」
背中が浮いている、と言われて気が付く。
確かに、穂高さんに引っ張られてもどうすることも出来なくてクッションに埋もれてるだけだったのに。
「……ッんん」
どすん、と強い衝撃がお腹に響く。
「耐えられそう?」
もう一度。
引かれて、突き刺さる。
「は、ぐ、」
どんなに耐えようとしても一度で駄目だった。
あまりにも深いひと突きに私は負けてしまって背中をラグに落とせばそうだ、ベッドじゃない場所でしてたんだ、と気が付く。
「ごめんごめん」
もうしない、と力なく落ちてしまった私を見て眉尻を下げる彼を見上げれば「いっぱいする、だっけ」とあの軽い冗談を現実にしてしまおうと……いつもよりゆっくりとした動きで、中の質感を確かめているような、そんな感じで。
そしてその手もまた、私の体の輪郭を撫でている。
まだ全然、鍛えられてなんかいない私をそんなに撫でないで欲しいのに。
「あんまり鍛えちゃうと、硬くなっちゃうから」
むに、とわき腹を軽く摘ままれて種類の違う羞恥に頬が熱くなる。
「俺は程よく柔らかい桃さんがいいな」
その手が私の胸を遠慮なく掬い上げて寄せたり、指先で弄ばれて形を変えている。
私は穂高さんが自分の手で“覚える”のが好きなのだと知ってからは揉まれても、ちょっと強めにしつこく擦られてもそのままにしていたけど、今日みたいにずっと確かめられていると流石に恥ずかしい。
それにナカ、挿れっぱなしだ。
やっぱり体力のある人に付き合うにはこちらも相応の、ああもう、もどかしくて、どうしたら。
「ふ、」
息をついた穂高さんをまた、見上げる。
「桃さん、気が付いてない?」
すり、と下腹部に手が降りてきて、撫でられる。
積極的な人、と……でもその気持ちは分かる。
穂高さんが忙しかったのと入れ違いで今度は私の方が忙しくて暫く夜を明かせる程、一緒になれる時間が作れなかった。やっと落ち着いて来た今日の休日は昼からお部屋にお邪魔して、夕飯は食べてみたかったお店のデリバリーを頼んで、それで――まあ、そうなりますよね。
私もそう、ちょっと良い下着を買ってしまって身に着けている。穂高さん、こういうの好きかなーなんて、思ったりもして。
「桃さん」
そう言えば穂高さんは私の事を“桃さん”と呼んでいる。もう付き合っているのに気軽に呼んでくれても構わないのだけど。
着ていたお泊り用のワンピースを捲りあげられても今更どうこう思う年齢でもないから、と思っていたら変だな、穂高さんが私の服を全部脱がさない。
あら?と穂高さんの様子を伺っていればちょっとせっかちにブラジャーの上から胸をぎゅっと掴まれた。痛くはないけど、どうしたんだろう。
「穂高さん……?」
「っ、あ……ごめん、急に掴んで」
俺が外すよ、と本当に今日は積極的で。
ついでに私が胸元に溜まっていたワンピースの袖を抜いて潔く脱いでしまえば何か言いたそうな彼の視線に本当にどうしたんだろう、と少し体を起こす。
「……桃さんはその、俺が忙しかったりしても大丈夫?あまりこういった事も、それに桃さんの方の体調の事もあるし、出来る機会が上手くかみ合わない時とか長く続いたりしても」
ああ、何となく察しが付いた。
穂高さん、前の彼女と“そうなって”しまったんだ。
「間が空いても、私は気にしないです。それなら今日はこのまま、いっぱいします?」
「桃さん……」
穂高さんはほっとしたのか、表情が柔らかくなる。
そして私の軽い冗談を……真に受けてしまったらしい。
つい、夏帆と一緒にいる時みたいに気軽になってしまった口。
相変わらず彼の腹筋とか凄くて、引き寄せられるように掴まれた両腕のその先で僅かに触れるその筋肉の隆起を感じていたら「くすぐったい」と言われてもっと引き寄せられてしまう。
そんなにぐいぐいと寄せられては互いに身動きが取れない。
「桃さん、体が」
「え……」
「前はこんなことしても体が支えられなかったのに」
背中が浮いている、と言われて気が付く。
確かに、穂高さんに引っ張られてもどうすることも出来なくてクッションに埋もれてるだけだったのに。
「……ッんん」
どすん、と強い衝撃がお腹に響く。
「耐えられそう?」
もう一度。
引かれて、突き刺さる。
「は、ぐ、」
どんなに耐えようとしても一度で駄目だった。
あまりにも深いひと突きに私は負けてしまって背中をラグに落とせばそうだ、ベッドじゃない場所でしてたんだ、と気が付く。
「ごめんごめん」
もうしない、と力なく落ちてしまった私を見て眉尻を下げる彼を見上げれば「いっぱいする、だっけ」とあの軽い冗談を現実にしてしまおうと……いつもよりゆっくりとした動きで、中の質感を確かめているような、そんな感じで。
そしてその手もまた、私の体の輪郭を撫でている。
まだ全然、鍛えられてなんかいない私をそんなに撫でないで欲しいのに。
「あんまり鍛えちゃうと、硬くなっちゃうから」
むに、とわき腹を軽く摘ままれて種類の違う羞恥に頬が熱くなる。
「俺は程よく柔らかい桃さんがいいな」
その手が私の胸を遠慮なく掬い上げて寄せたり、指先で弄ばれて形を変えている。
私は穂高さんが自分の手で“覚える”のが好きなのだと知ってからは揉まれても、ちょっと強めにしつこく擦られてもそのままにしていたけど、今日みたいにずっと確かめられていると流石に恥ずかしい。
それにナカ、挿れっぱなしだ。
やっぱり体力のある人に付き合うにはこちらも相応の、ああもう、もどかしくて、どうしたら。
「ふ、」
息をついた穂高さんをまた、見上げる。
「桃さん、気が付いてない?」
すり、と下腹部に手が降りてきて、撫でられる。
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる