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第一話、すず子と三毛猫
(四)
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そうして私は三条さんの御屋敷、と言うか、なんだろう……教科書で見た平安時代の貴族が住む寝殿みたいな所で暫く暮らす事となった。
昼と夜の時刻の移り変わりと言うものもちゃんと存在していて、辺りが薄暗くなってきた。
三条さんは「侍女を呼ぶから待っていろ。湯浴みでもすると良い」と私を残して行ってしまう。着替えなんてないし、と不安になって、でもこんな場所では何もできることがないので大人しく座っていれば私のそばに真っ白な毛色に銀色の首輪をした一匹の猫ちゃんが擦り寄って来て、あっという間にその子は三条さんと同じように人の、女性の姿になる。
三角の耳は白く、まだ二十代にもならないくらいだろうか。少女からやっと抜けたような愛らしい顔立ちの瞳は金茶寄りの明るい色、肩で切り揃った黒髪が綺麗だった。白い着物に赤い、緋色の袴姿で正座をした子は「すず子さまですね」と少し高い声で私に話しかけてくれた。
「本日からすず子さまの身の回りのおせわをさせていただきます玉乃井です。たま、とお呼び下さい」
「たま……ちゃん」
「はい、たまちゃんです」
名前を呼ばれてにこにこと嬉しそうに、今にも擦り寄って来そうな雰囲気の子は「たまになんでもお申し付けください」と目を細めてさらに嬉しそうに言う。
「国芳さまから、すず子さまを磨いてくるよう言われてきました」
磨く、って。
なんか、その先に透けて見える嫌な予感。
「お部屋も用意していますので、まずは湯あみの場所を……人の子は湯あみがとてもお好きだと」
「え、ええ……お風呂は、好きだけど」
「よかった!!たまは人の形になれる前は毛繕いしかしたことがなかったので、水はまだちょっと苦手で」
もじもじと自分の話を始める子はハッとした表情で「申し訳ありません」と恥ずかしそうに笑って私をお風呂場へといざなってくれる。
「あの、たまちゃん……私、こんな待遇を受けてしまって」
「よいのです。すず子さまは国芳さまのつがい。わたしたちにとって、とても貴いお方にあたるのです」
つがい……になった覚えはないんだけどな、ときらきらと金茶の丸い目を輝かせている子を前に、私は何も言えなかった。三条さんはこの純粋そうな子にいったい何を吹き込んだのだろうか。
「さあ、すず子さま」
こちらでお召し物を、と言われて着替えはどうしたら良いのか、とたまちゃんに問うと「まだ下ろしていない物が一式ありますので」と用意してあると言う。
「下履きもちゃんと用意しましたから安心してください。それがないと人の子はとても不安になると聞きました」
「あ、ありがとう……下履き、か。なんかちょっと不安が」
三条さんは例外だけどたまちゃんとあの黒い着物の人も髪は黒く、私たち人間と殆ど姿が変わらない。すると彼らの言う私のような人間――人の子の生活もある程度は知っているのかもしれない。
私と彼らの明らかな見た目の違いとして、猫の耳の有無があるけれど。
しっぽもあるのかな、とちょっとした興味。
でももしかしたらとてもプライベートな事かもしれない――三条さんは羽織りもので分からなかったし、見た感じたまちゃんもしっぽは見えない。しまってあるらしい物を見ようなんて思わないので私は通された脱衣所で彼女が勧めてくれるまま、服を脱ぎ始める。
「この上衣の名はなんと」
「カットソー、かな」
「かっとそー……あ、これはすかーと!!袴とおなじようなものですね」
「そう、スカート」
脱いだ物で申し訳ないけど触ってみる?と言ってみれば出会ってから一番に瞳を輝かせるたまちゃんがいた。
「たまは人の形の、指先を動かす練習にお裁縫を日々がんばっているんです……これがすかーと……長い腰ひもを結ばなくてよいのは便利ですね」
興味津々で服をチェックしているたまちゃんと下着姿の私。
そろそろお風呂良いかな、と呼びかける頃には「申し訳ありませんっ」とまたたまちゃんは謝っていた。
体を流し、たまちゃんを呼ぶ。どうしてもそれは……三条さんに言われた事らしい。私の体を磨け、と。
「失礼します」
「お願いします」
お風呂場は老舗旅館にあるような石造りの露天風呂だった。屋根も庇のように掛かっている。
水道と蛇口、と言う概念は流石にないらしく木桶。少し座れるようになっている木の椅子の上に腰を下ろせば緋色の袴を脱いで、白い襦袢の裾と袖を襷でからげたたまちゃんが入って来る。そうして新たに湯を汲んで来たたまちゃんがいそいそと脱衣所の出入口に置いておいたらしい何かを大切そうに持って来た。
貴重な物なのかな、と思っていれば慌てた様子。
「わわっ」
固形石鹸だ。
たまちゃんは手を使いこなす為にお裁縫をしていると……そして今、湯を汲んだせいで濡れているたまちゃんの手の中でつるつると滑る石鹸を落とさないよう、必死になっている。
「たまちゃん、落ち着いて。強く握ると逃げちゃうからこう、包み込むように」
私の教えた仕草に頷いてそっと石鹸を両手で包み込む。
そうだよね、と猫のあの丸い手を思い出す。
猫の手そのものは驚くくらい器用だけど人の形の指先で、となると話は変わる。
やっと落ち着いてくれたたまちゃんが丁寧に私の体を木綿の手ぬぐいで洗い始め――背中だけで良いよ、と軽く振り向いたら……たまちゃんの瞳は私の胸元を見ていた。
「おっきい……?」
そうでもないと思う。
人間の女性にそれぞれ差があるのをまだこの子は知らないのだろうか。
本当に私は大きくない、と思う。カップ的にはよくあるサイズ。ナイトブラを買うとすればMサイズでちょうど良い。
確かに薄着のたまちゃんは胸元がさっぱりしているようだけど、そう言うのは生まれ持ったものだし、どうしようもない。
「たまちゃんありがとう。もう一人で大丈夫だから」
「よいのですか?」
ちょっと触ってみたい、の目をしているのが分かる。
でもそれは……服の上からなら私は大丈夫だけど素肌となると、ね。
失礼します、と脱衣所に戻っていくたまちゃんを見送って私は体の前面を洗い流し、待っていてくれるたまちゃんの事を考えて広い露天風呂も長くは楽しまず、体が温まった所で湯から上がった。
湯上りで火照る私の体を大きな扇で仰いでくれているたまちゃんは「国芳さまはお優しい方です」と話をしてくれる。
「たまは元はすず子さまのいらした現世にいた野良猫で……気がついたらひとりぼっちで。命のともしびも尽きかけ……まぶたをとじて、いよいよ神様の元へかえろうとしていたとき、通りかかられた国芳さまに見つけていただき、この寝殿に」
「たまちゃん……」
「だからすず子さま。すべて国芳さまにお任せしていいのです。人の子は噛まれるのが苦手かとおもいますが、国芳さまはつがいであるすず子さまの事ならうんと優しく」
「待って、待ってたまちゃん!!」
この場所はそう言う話がわりと普通にまかり通っているのだろうか。
きょとんとしている子を前に年上の私がしどろもどろ……ってこの子の本当の年齢は幾つに――見た目は二十歳くらいかちょっと幼いくらいだけれど、もしかしたら人間よりも遥かに歳が上かもしれない。
「たまちゃんたちに年齢と言う概念は」
「年齢……?たまは国芳さまに拾って貰った時から数えているので今年で五十歳です!!国芳さまにもお祝いしていただきました。この首に結んだ銀の組紐は国芳さまから賜ったとっても大切なものなんです」
ああ、すごく年上。
そうか、そうなんだ。
だからって今から私が予感している事を可愛らしい見た目のこの子がさらさらと言ってのけてしまうと調子が狂う。でも相手は……三条さんは本気で私の事をお嫁さんにしたいのだろうか。
昼と夜の時刻の移り変わりと言うものもちゃんと存在していて、辺りが薄暗くなってきた。
三条さんは「侍女を呼ぶから待っていろ。湯浴みでもすると良い」と私を残して行ってしまう。着替えなんてないし、と不安になって、でもこんな場所では何もできることがないので大人しく座っていれば私のそばに真っ白な毛色に銀色の首輪をした一匹の猫ちゃんが擦り寄って来て、あっという間にその子は三条さんと同じように人の、女性の姿になる。
三角の耳は白く、まだ二十代にもならないくらいだろうか。少女からやっと抜けたような愛らしい顔立ちの瞳は金茶寄りの明るい色、肩で切り揃った黒髪が綺麗だった。白い着物に赤い、緋色の袴姿で正座をした子は「すず子さまですね」と少し高い声で私に話しかけてくれた。
「本日からすず子さまの身の回りのおせわをさせていただきます玉乃井です。たま、とお呼び下さい」
「たま……ちゃん」
「はい、たまちゃんです」
名前を呼ばれてにこにこと嬉しそうに、今にも擦り寄って来そうな雰囲気の子は「たまになんでもお申し付けください」と目を細めてさらに嬉しそうに言う。
「国芳さまから、すず子さまを磨いてくるよう言われてきました」
磨く、って。
なんか、その先に透けて見える嫌な予感。
「お部屋も用意していますので、まずは湯あみの場所を……人の子は湯あみがとてもお好きだと」
「え、ええ……お風呂は、好きだけど」
「よかった!!たまは人の形になれる前は毛繕いしかしたことがなかったので、水はまだちょっと苦手で」
もじもじと自分の話を始める子はハッとした表情で「申し訳ありません」と恥ずかしそうに笑って私をお風呂場へといざなってくれる。
「あの、たまちゃん……私、こんな待遇を受けてしまって」
「よいのです。すず子さまは国芳さまのつがい。わたしたちにとって、とても貴いお方にあたるのです」
つがい……になった覚えはないんだけどな、ときらきらと金茶の丸い目を輝かせている子を前に、私は何も言えなかった。三条さんはこの純粋そうな子にいったい何を吹き込んだのだろうか。
「さあ、すず子さま」
こちらでお召し物を、と言われて着替えはどうしたら良いのか、とたまちゃんに問うと「まだ下ろしていない物が一式ありますので」と用意してあると言う。
「下履きもちゃんと用意しましたから安心してください。それがないと人の子はとても不安になると聞きました」
「あ、ありがとう……下履き、か。なんかちょっと不安が」
三条さんは例外だけどたまちゃんとあの黒い着物の人も髪は黒く、私たち人間と殆ど姿が変わらない。すると彼らの言う私のような人間――人の子の生活もある程度は知っているのかもしれない。
私と彼らの明らかな見た目の違いとして、猫の耳の有無があるけれど。
しっぽもあるのかな、とちょっとした興味。
でももしかしたらとてもプライベートな事かもしれない――三条さんは羽織りもので分からなかったし、見た感じたまちゃんもしっぽは見えない。しまってあるらしい物を見ようなんて思わないので私は通された脱衣所で彼女が勧めてくれるまま、服を脱ぎ始める。
「この上衣の名はなんと」
「カットソー、かな」
「かっとそー……あ、これはすかーと!!袴とおなじようなものですね」
「そう、スカート」
脱いだ物で申し訳ないけど触ってみる?と言ってみれば出会ってから一番に瞳を輝かせるたまちゃんがいた。
「たまは人の形の、指先を動かす練習にお裁縫を日々がんばっているんです……これがすかーと……長い腰ひもを結ばなくてよいのは便利ですね」
興味津々で服をチェックしているたまちゃんと下着姿の私。
そろそろお風呂良いかな、と呼びかける頃には「申し訳ありませんっ」とまたたまちゃんは謝っていた。
体を流し、たまちゃんを呼ぶ。どうしてもそれは……三条さんに言われた事らしい。私の体を磨け、と。
「失礼します」
「お願いします」
お風呂場は老舗旅館にあるような石造りの露天風呂だった。屋根も庇のように掛かっている。
水道と蛇口、と言う概念は流石にないらしく木桶。少し座れるようになっている木の椅子の上に腰を下ろせば緋色の袴を脱いで、白い襦袢の裾と袖を襷でからげたたまちゃんが入って来る。そうして新たに湯を汲んで来たたまちゃんがいそいそと脱衣所の出入口に置いておいたらしい何かを大切そうに持って来た。
貴重な物なのかな、と思っていれば慌てた様子。
「わわっ」
固形石鹸だ。
たまちゃんは手を使いこなす為にお裁縫をしていると……そして今、湯を汲んだせいで濡れているたまちゃんの手の中でつるつると滑る石鹸を落とさないよう、必死になっている。
「たまちゃん、落ち着いて。強く握ると逃げちゃうからこう、包み込むように」
私の教えた仕草に頷いてそっと石鹸を両手で包み込む。
そうだよね、と猫のあの丸い手を思い出す。
猫の手そのものは驚くくらい器用だけど人の形の指先で、となると話は変わる。
やっと落ち着いてくれたたまちゃんが丁寧に私の体を木綿の手ぬぐいで洗い始め――背中だけで良いよ、と軽く振り向いたら……たまちゃんの瞳は私の胸元を見ていた。
「おっきい……?」
そうでもないと思う。
人間の女性にそれぞれ差があるのをまだこの子は知らないのだろうか。
本当に私は大きくない、と思う。カップ的にはよくあるサイズ。ナイトブラを買うとすればMサイズでちょうど良い。
確かに薄着のたまちゃんは胸元がさっぱりしているようだけど、そう言うのは生まれ持ったものだし、どうしようもない。
「たまちゃんありがとう。もう一人で大丈夫だから」
「よいのですか?」
ちょっと触ってみたい、の目をしているのが分かる。
でもそれは……服の上からなら私は大丈夫だけど素肌となると、ね。
失礼します、と脱衣所に戻っていくたまちゃんを見送って私は体の前面を洗い流し、待っていてくれるたまちゃんの事を考えて広い露天風呂も長くは楽しまず、体が温まった所で湯から上がった。
湯上りで火照る私の体を大きな扇で仰いでくれているたまちゃんは「国芳さまはお優しい方です」と話をしてくれる。
「たまは元はすず子さまのいらした現世にいた野良猫で……気がついたらひとりぼっちで。命のともしびも尽きかけ……まぶたをとじて、いよいよ神様の元へかえろうとしていたとき、通りかかられた国芳さまに見つけていただき、この寝殿に」
「たまちゃん……」
「だからすず子さま。すべて国芳さまにお任せしていいのです。人の子は噛まれるのが苦手かとおもいますが、国芳さまはつがいであるすず子さまの事ならうんと優しく」
「待って、待ってたまちゃん!!」
この場所はそう言う話がわりと普通にまかり通っているのだろうか。
きょとんとしている子を前に年上の私がしどろもどろ……ってこの子の本当の年齢は幾つに――見た目は二十歳くらいかちょっと幼いくらいだけれど、もしかしたら人間よりも遥かに歳が上かもしれない。
「たまちゃんたちに年齢と言う概念は」
「年齢……?たまは国芳さまに拾って貰った時から数えているので今年で五十歳です!!国芳さまにもお祝いしていただきました。この首に結んだ銀の組紐は国芳さまから賜ったとっても大切なものなんです」
ああ、すごく年上。
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