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SS(書き下ろし)
友達デート 18
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初めは、店に入って店員に話しかけられるのにも緊張していたんだが、それにも慣れてくると目についたものを手に取り、身体に当てて他の二人に聞いたり、他の色の展開がないか店員に聞くことも出来るようになった。
樟葉も、最初希望していた大人っぽいテーマに拘らず、三枝や俺が勧める服を試着して楽しそうだ。
樟葉は、顔が可愛いからな。
大人っぽいものより、少し前髪を調整して右目をもっと見えるようにして。
そうだ、もっと明るい色の服を着ても良いんじゃないだろうか?
三枝とも相談して、樟葉をアクセサリーコーナーに連れていき、ヘアピンをチョイス。
「流石に、ハートは可愛らしすぎるが、星くらいなら良いんじゃないか?」
「せっかくやし、この羊毛フェルトのアニマルシリーズとかは?
色んな動物おるし、三人で着けてもえぇんちゃう?
女の子向けかもしれへんけど、今日の記念にもなるやん!
手作りで、顔も一個一個ちゃうで」
動物の顔がついたヘアピンを見つけ、三枝はそこからひとつ手に取り俺の頭にそれを翳す。
どうやら、羊らしい。
ん~、確かに可愛すぎるが・・・可愛い。
熊やアルパカ、ウサギにひよこ、三毛猫、クロネコ、柴犬、テリア、ブルドックとズラッと並んだヘアピンを前に、俺も動けなくなってしまった。
樟葉も、背伸びをしてよく見ようと頑張っていたら、店員が踏み台を持ってきてくれた。
どれが似合うか、どの顔が可愛いか。
三人で悩みながら選ぶ。
三枝は、アリス姿が似合っていたからな。
俺のゴリ押しで白いウサギに決定。
俺は、樟葉と三枝に「猫っぽい」と言われて白い猫になった。
どこが猫なんだと聞いたら。
「フフフ・・・カナちゃんはねぇ。
目がツンってしてるとこが、にゃんこだねぇ」
「それに、ツンツンしてるように見えて、菊川君にめっちゃデレるとこっ」
・・・そう、なのか?
樟葉は、正直どれも似合ってしまい難航。
俺は、ヒヨコを押したんだが、三枝が「ウルウルした上目遣いはわんこや!」と言い切りそこに落ち着いた。
早速購入して、アクセサリーコーナーにあった鏡を借りてつけてみた。
・・・ブワッと。
一瞬だったが背後でヤマのフェロモンを感じたんだが、振り返るとどこにもヤマの姿は無かった。
「どうしたん、カナちゃん?」
「いや、何でもない。
多分、気のせいだ」
俺が、ヤマに早く見て貰いたいな、きっと見せたら可愛いと三枝や樟葉より褒めてくれて、フェロモンでたっぷり包んでくれるんじゃないかと考えたからだろう。
樟葉も、最初希望していた大人っぽいテーマに拘らず、三枝や俺が勧める服を試着して楽しそうだ。
樟葉は、顔が可愛いからな。
大人っぽいものより、少し前髪を調整して右目をもっと見えるようにして。
そうだ、もっと明るい色の服を着ても良いんじゃないだろうか?
三枝とも相談して、樟葉をアクセサリーコーナーに連れていき、ヘアピンをチョイス。
「流石に、ハートは可愛らしすぎるが、星くらいなら良いんじゃないか?」
「せっかくやし、この羊毛フェルトのアニマルシリーズとかは?
色んな動物おるし、三人で着けてもえぇんちゃう?
女の子向けかもしれへんけど、今日の記念にもなるやん!
手作りで、顔も一個一個ちゃうで」
動物の顔がついたヘアピンを見つけ、三枝はそこからひとつ手に取り俺の頭にそれを翳す。
どうやら、羊らしい。
ん~、確かに可愛すぎるが・・・可愛い。
熊やアルパカ、ウサギにひよこ、三毛猫、クロネコ、柴犬、テリア、ブルドックとズラッと並んだヘアピンを前に、俺も動けなくなってしまった。
樟葉も、背伸びをしてよく見ようと頑張っていたら、店員が踏み台を持ってきてくれた。
どれが似合うか、どの顔が可愛いか。
三人で悩みながら選ぶ。
三枝は、アリス姿が似合っていたからな。
俺のゴリ押しで白いウサギに決定。
俺は、樟葉と三枝に「猫っぽい」と言われて白い猫になった。
どこが猫なんだと聞いたら。
「フフフ・・・カナちゃんはねぇ。
目がツンってしてるとこが、にゃんこだねぇ」
「それに、ツンツンしてるように見えて、菊川君にめっちゃデレるとこっ」
・・・そう、なのか?
樟葉は、正直どれも似合ってしまい難航。
俺は、ヒヨコを押したんだが、三枝が「ウルウルした上目遣いはわんこや!」と言い切りそこに落ち着いた。
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「どうしたん、カナちゃん?」
「いや、何でもない。
多分、気のせいだ」
俺が、ヤマに早く見て貰いたいな、きっと見せたら可愛いと三枝や樟葉より褒めてくれて、フェロモンでたっぷり包んでくれるんじゃないかと考えたからだろう。
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