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「Ωに産まれただけで、何かしてもしなくても、俺たちは周りから酷い目に遭わされてきた。
俺がここに来たときも酷かったんだぜ。
俺、運命の番はこうなってみても災厄にしか思えないしな。
自分達の意思が介在する番の方がいいよ、絶対」
俺とヤマを見比べ「二人に乾杯」と、グラスを持ち上げる陽太さん。
一気に中身を飲み干し、部屋の中央で飛鳥さんを離そうとしないおばあ様達を冷ややかに見つめる。
一体、陽太さんの身に何があったんだろう。
運命の相手と結ばれて、結婚もされて、子どもにも恵まれている。
Ωにとったら、憧れて止まない理想の形だ。
それ以上、いくら待っても"運命の番"について陽太さんは語ってくれなかった。
俺がここに来たときも酷かったんだぜ。
俺、運命の番はこうなってみても災厄にしか思えないしな。
自分達の意思が介在する番の方がいいよ、絶対」
俺とヤマを見比べ「二人に乾杯」と、グラスを持ち上げる陽太さん。
一気に中身を飲み干し、部屋の中央で飛鳥さんを離そうとしないおばあ様達を冷ややかに見つめる。
一体、陽太さんの身に何があったんだろう。
運命の相手と結ばれて、結婚もされて、子どもにも恵まれている。
Ωにとったら、憧れて止まない理想の形だ。
それ以上、いくら待っても"運命の番"について陽太さんは語ってくれなかった。
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