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10 叱責の王子様
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「....えっと、あの、ここまでで大丈夫ですよ?」
話題が思い付かなくて、沈んだ表情の清人様にこれ以上話し掛けづらくて。
そっと手を離そうとしてみたけど、ダメだった。
「俺が嫌だ」
ニッコリ、あっさり、拒否されてしまいました。
これ以上、俺からも「嫌なんです」何て言えないし。
ふぅと息をついて、横断歩道を清人様と一緒に渡る。
車だったら、ササッて学校に着くし、ササッて去って貰えるけど。
歩いて学校になんて行ってしまったら、道中目撃者が多くなるよね。
俺、高校は平和に過ごしたい...
グイグイ引っ張られながら歩くのは大変で、学校に着くまでと着いてからのことを考えると気が重くなる....のに。
清人様と繋いだ手に、ちょっと力を込めて確かめる。
ずっと離れていた清人様が、こんなに近くにいるのはやっぱり嬉しいんだよね。
話題が思い付かなくて、沈んだ表情の清人様にこれ以上話し掛けづらくて。
そっと手を離そうとしてみたけど、ダメだった。
「俺が嫌だ」
ニッコリ、あっさり、拒否されてしまいました。
これ以上、俺からも「嫌なんです」何て言えないし。
ふぅと息をついて、横断歩道を清人様と一緒に渡る。
車だったら、ササッて学校に着くし、ササッて去って貰えるけど。
歩いて学校になんて行ってしまったら、道中目撃者が多くなるよね。
俺、高校は平和に過ごしたい...
グイグイ引っ張られながら歩くのは大変で、学校に着くまでと着いてからのことを考えると気が重くなる....のに。
清人様と繋いだ手に、ちょっと力を込めて確かめる。
ずっと離れていた清人様が、こんなに近くにいるのはやっぱり嬉しいんだよね。
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