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21 試験の王子様
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唇の右端がクイッと上がった清人様。
今まで見たことがないくらい、意地悪な顔。
俺は.....ただ清人様に見られるのが恥ずかしくて、一人で出来る自信なんて実はなかったことを見透かされたみたいで。
思わず視線をそらしてしまった。
『ハル?』
少しの冷たさを含んだ声に、ビクッと指に力が入る。
なんか、恐い.....清人様が、恐い。
このまま、誤解されたままになんてしたくないな。
「あの....カメラは....」
『うん、ハルが一人で出来たらオフにしてあげるよ?』
カメラ越しに目があったと思ったのに、清人様は表情が全然変わらなくて。
椅子に座り直し、背凭れに身体を預けて腕組み。
早く始めるように無言で迫られる。
今まで見たことがないくらい、意地悪な顔。
俺は.....ただ清人様に見られるのが恥ずかしくて、一人で出来る自信なんて実はなかったことを見透かされたみたいで。
思わず視線をそらしてしまった。
『ハル?』
少しの冷たさを含んだ声に、ビクッと指に力が入る。
なんか、恐い.....清人様が、恐い。
このまま、誤解されたままになんてしたくないな。
「あの....カメラは....」
『うん、ハルが一人で出来たらオフにしてあげるよ?』
カメラ越しに目があったと思ったのに、清人様は表情が全然変わらなくて。
椅子に座り直し、背凭れに身体を預けて腕組み。
早く始めるように無言で迫られる。
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