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31 撮影の王子様
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「う、う、うっっひゃああぁぁあっ」
悲鳴をあげて、なんとかその場から逃げ出したよ。
座っていた椅子を蹴飛ばして、扉までダッシュ!
な、生暖かくて、ベットリしていて。
衝撃の感触の前には、清人様の息遣いがはっきり聞こえてきてたし...ってことは。
これって、これって、なめ、なめ、なめなめなめぇーーーーーっっ
「ハァル、逃げないで?」
後ろから迫ってこられる清人様の声。
追い付かれるまでに、逃げなくちゃっ
ノブを回したいのに、焦れば焦るだけ手が滑ってしまう。
指が震えちゃって、上手くいかない。
おおおお落ち着け、落ち着け、落ち着けぇっっ
落ち着くまでに、扉のノブを掴んでいた手は、清人様の大きな掌ですっぽり包まれちゃった。
あ、これなら滑らずに掴めるかもって思って。
扉を開けるつもりで手に力を込めたのに、清人様の手に包まれた手はびくともしない。
回して、扉を引いて、お姉さんを呼びたいのに。
ピッタリ背中に押し付けられた清人様の身体が許してくれない。
優しい呼び掛けとは、真逆な拘束。
ガッチリ扉前に身体を固定されちゃったよ!
悲鳴をあげて、なんとかその場から逃げ出したよ。
座っていた椅子を蹴飛ばして、扉までダッシュ!
な、生暖かくて、ベットリしていて。
衝撃の感触の前には、清人様の息遣いがはっきり聞こえてきてたし...ってことは。
これって、これって、なめ、なめ、なめなめなめぇーーーーーっっ
「ハァル、逃げないで?」
後ろから迫ってこられる清人様の声。
追い付かれるまでに、逃げなくちゃっ
ノブを回したいのに、焦れば焦るだけ手が滑ってしまう。
指が震えちゃって、上手くいかない。
おおおお落ち着け、落ち着け、落ち着けぇっっ
落ち着くまでに、扉のノブを掴んでいた手は、清人様の大きな掌ですっぽり包まれちゃった。
あ、これなら滑らずに掴めるかもって思って。
扉を開けるつもりで手に力を込めたのに、清人様の手に包まれた手はびくともしない。
回して、扉を引いて、お姉さんを呼びたいのに。
ピッタリ背中に押し付けられた清人様の身体が許してくれない。
優しい呼び掛けとは、真逆な拘束。
ガッチリ扉前に身体を固定されちゃったよ!
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