可愛いΩのナカセカタ

三日月

文字の大きさ
262 / 461

259 α

しおりを挟む
 由良と一緒にパラパラ流し読みしていたら、見開きで絡み合う男女が出てきた。どうやらα女とΩ男のシチュエーションらしい。観覧車の中とか、よく思いつくな。このバカ、どんな妄想力持ってるんだ?
 バカは俺の視線をどう勘違いしたのか、得意気に胸を張っている。御三家にスケジュール管理されてこんな本を書いてるとか、どうしてそうなったんだ?俺は、近付きたくもないし、理解したいとも思わないが。疑問ではあるな。
 椿頭家と御三家の二人なら、他にやり方がいくらでもあっただろう。

 隣で赤くなった由良が、俺から本を引ったくって枕の下に隠した。「は、疾風にはまだ早いっ」とか小さい声でぼそぼそ言ってるが、俺の前で自分がどんだけ乱れてるか由良には自覚が無いのか?俺がイラストや文字で興奮するわけ無いし、教育上悪いとか言う意味なら今更だろう。
 他の本にも手を伸ばそうとしたら、由良がごっそり両手で自分の方へ引き入れ、そのまま掛け布団の下に隠してしまった。由良、上半身の動きは随分回復したな。


「じゅ、18禁じゃないのか、これっ」

「まぁ、そうだな。
 そういったシーンを、一回以上いれろとどの出版社も煩いんだ。
 アンケート結果を見てると、バース性でそれぞれ好みが変わってくるのも面白いぞ」


 顔を真っ赤にして恥ずかしがる由良と、仕事として堂々と語るバカの差が対照的。
しおりを挟む
感想 103

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

上司と俺のSM関係

雫@不定期更新
BL
タイトルの通りです。読む前に注意!誤字脱字あり。受けが外面は一人称私ですが、砕けると僕になります。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

処理中です...