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もぞもぞと、疾風の下から身体をずらして上半身を起こす。壁に背中を預けて、改めて目の前で腰を落として片膝に肘をついている疾風を見た。ほどいたネクタイを首に引っかけ、自分がこれからどんな反応をするか、試しているような面白がっているような表情が暗闇に慣れてきた目で確認出来る。白いシャツは、ボタンが上2つ外されていて首もとがはだけている。上着は着ていないが、黒のスラックスは脱いでいない。皺になるから、仕事着は帰ってくると直ぐに着替えるのに珍しいな。
・・・いやいや、なんでここにいるんだ?新しい職場環境の確認があるから、暫く帰ってこないと言ってなかったか?寝起きの思考で記憶を手繰り寄せる。自分が戸惑いだしたのを眺め、疾風は愉快そうに嗤った。
「ただいま~、由良」
「・・・おか、えり?
今日から、暫く帰れないって話してなかったか」
今朝は起きれなくて、疾風を送り出すことができなかった。昼過ぎに目が覚めて、誰もいないガランとした新居に寂しくなっていたからな。一日ぶりに、会えないと思っていた疾風がいるのは嬉しい。だが、何かあったんだろうか?
疾風の新しい職場に合わせて引っ越しすることになり、慌ただしく準備をして昨日荷物を運び込んで・・・暫く会えないのと、二人きりの生活が久し振りで自分も、昨夜は、その、ガンバッテシマッタ。起きてから、寂しさを紛らわせるのと、疾風が帰ってくるまでに新居を住みやすく整えようと掃除をしていたんだが。どうも自分は、途中で押入れに入り寝てしまって。そこに疾風が帰宅したようだ。
「ちょっと変更があってね。
明日から二週間くらいは、9時5時定時の土日祝休みだよ。
由良、嬉しい?」
「・・・嬉しい」
疾風は、大学卒業後、就職してからずっと不定期な仕事時間だったからな。朝夕疾風が一緒にいるのは嬉しいし、まとまった休日があるのも嬉しい。一日くらいは、自分とゆっくり過ごす時間が出来るかもしれない。疾風から、「由良は素直だなぁ」と優しく頭を撫でられさすがに照れる。
・・・いやいや、なんでここにいるんだ?新しい職場環境の確認があるから、暫く帰ってこないと言ってなかったか?寝起きの思考で記憶を手繰り寄せる。自分が戸惑いだしたのを眺め、疾風は愉快そうに嗤った。
「ただいま~、由良」
「・・・おか、えり?
今日から、暫く帰れないって話してなかったか」
今朝は起きれなくて、疾風を送り出すことができなかった。昼過ぎに目が覚めて、誰もいないガランとした新居に寂しくなっていたからな。一日ぶりに、会えないと思っていた疾風がいるのは嬉しい。だが、何かあったんだろうか?
疾風の新しい職場に合わせて引っ越しすることになり、慌ただしく準備をして昨日荷物を運び込んで・・・暫く会えないのと、二人きりの生活が久し振りで自分も、昨夜は、その、ガンバッテシマッタ。起きてから、寂しさを紛らわせるのと、疾風が帰ってくるまでに新居を住みやすく整えようと掃除をしていたんだが。どうも自分は、途中で押入れに入り寝てしまって。そこに疾風が帰宅したようだ。
「ちょっと変更があってね。
明日から二週間くらいは、9時5時定時の土日祝休みだよ。
由良、嬉しい?」
「・・・嬉しい」
疾風は、大学卒業後、就職してからずっと不定期な仕事時間だったからな。朝夕疾風が一緒にいるのは嬉しいし、まとまった休日があるのも嬉しい。一日くらいは、自分とゆっくり過ごす時間が出来るかもしれない。疾風から、「由良は素直だなぁ」と優しく頭を撫でられさすがに照れる。
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