可愛いΩのナカセカタ

三日月

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番外編

第一回世良会議 8

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「一学期の測定では169cmで、春休みに6cmくらい伸びてたわ。
そのうち、風音だけじゃなく私も嵐も抜くんじゃない?」


 嵐は175cm無かったし、私も170cmしかないし。あんなに小さかったのに、由良にも疾風様にも似て縦にぐんぐん成長中。中身は可愛いままだけど、確かに一見しただけじゃαに見えるのよね。勉強もそこそこ出来るし、運動なら並みのαより出来ちゃうし。同級生も、好きな子をΩなんかに取られたくないって牽制したくなるわよね。まぁ、分かっても好きって思ってる子には効かないけど。
 中途半端な力をもったαみたいに、自分の力をひけらかしもしないし、他人を思いやる心は由良に似て自然発動。そりゃモテるわよね。

 うん、うん、我が家の世良ちゃんは自慢の弟よっ

 コポコポと、キッチンから水音と一緒にコーヒーの良い香りが漂ってくる。青嵐は、ゆらファームでもコーヒー担当してるからうまいのよね。


「青嵐っ、多目に作って冷しといて。
明日学校に持っていくから」

「保健室にコーヒーメーカー、持ち込んだっていってなかったか?」


 カウンター越しに呆れられるけど、自分で淹れるより断然美味しいんだから仕方ないじゃない。もう一度豆を挽き始めた青嵐によしよしと頷く。気が向いたら、駅前でケーキ買ってきましょう。美味しいコーヒーをよろしくね。
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