可愛いΩのナカセカタ

三日月

文字の大きさ
391 / 461
番外編

おまけ 雪日記 6

しおりを挟む
 フェロモンそのもんへの印象が、まずわりぃ。なんつーか、苦手。ずっと、フェロモンが扱えねぇことをバカにされ続けていたからな。正直、自分がΩとわかって散々ヤラレて他人の力を借りなきゃヤバイ状態だっつーのは身に染みてっけど。
 他人のフェロモンを纏わねぇと歩くことも出来ねぇとか。自分がよぇーって認めてるみてぇだしな。あぁ、あと拉致られるときにかまされる、Ωを屈服させようと意識を奪ってくんのとかは最悪の部類だ。なかなか身体から抜けねぇ。

 フェロモンなんてもんは、ほんっっっとにロクなもんじゃねぇ。

 それでも、嵐のフェロモンは、まぁ、心地好くなんだから俺も、なぁ・・・自分の身体を包み込むモノを眺める。「雪さん、俺の雪さん」「心から愛してます」「一生大切にします」・・・他の人間には、これが所有程度に見えてるらしいが。なんつー恥ずかしいもんをつけてくんだ、あのサルめ。
 昨夜から、嵐のフェロモンが一時も離れねぇ。ランチの仕込み中も、開店までにまだこれ以上抱きついて足してこよーとするし。一昨日まで、仕事仕事、あと弟か。そればっかで全然気にしてなかったくせに、極端なんだよ。


「うん、自分もそれは嫌だな。
 自分の身を守るためだと言われても、疾風以外のフェロモンを身に付けるのは勘弁、だな」


 由良さんが、「一緒だな」と笑いかけてきて。「んなこと実際にしたら、ヤバすぎるだろっ」って、本気で青嵐シャチョーが慌てる。あ"ー、確かにヤバそう。疾風さん、組の親父よりおっかねぇし。由良さんに、んなことするαがいたら、楽に死ねなさそぅだわ。
しおりを挟む
感想 103

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

上司と俺のSM関係

雫@不定期更新
BL
タイトルの通りです。読む前に注意!誤字脱字あり。受けが外面は一人称私ですが、砕けると僕になります。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

処理中です...