可愛いΩのナカセカタ

三日月

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番外編

酒の肴 11

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 開放した荒ぶる発情は、俺自身さえ戸惑うほど強烈に由良を求めていた。なのに、由良は過剰な番の発情に狂いもせず、飲み込み受け入れ、愉悦の笑みさえ浮かべて俺を抱きしめてくる。求められる喜びに陶酔し、幸せに綻ぶ顔には余裕さえ感じ、いつもと立場が逆転していた。

 まるで、俺の方が抱かれているみたいじゃないか。

 俺の中で、この事態を冷静な自分が自嘲しているのに止められない。由良を喰らい尽くしたい欲求に駆られ、涙に濡れた頬へ噛み付き、肩に牙をめり込ませても由良は逃げない。矯声を上げながら受け入れ、俺の牙の痛みを味わいたいのだと。もっと噛めと。むしろ身体を寄せて煽ってくる。肉をえぐり、血が滲むくらいに噛み付いているのに。矯声混じりのやらしい悲鳴をあげながら、もっと食べてくれと擦り寄ってくるから堪らない。


「由良、マジで、ヤバイ」


 グラグラに視界が揺れ、感情が揺れ、息が乱れ、身体が熱い。触れているところから由良を溶かし、咀嚼し、飲み込んでしまいそうだ。
 噛み付いた口に広がる、由良の汗や血の味が更に興奮を煽り、渇望を生む。足りないっ、足りないっ、もっと由良を寄越せと乱暴な独占欲が唸りを上げる。


「ふふっ、疾風の・・・こんな顔、初めて、見たな」


 襲いかかってんのに、まるでじゃれついてくる猫を相手するように許容する由良。このままじゃ、由良を壊しかねないとこっちは焦ってんのに、由良は弾んだ息の合間に嬉しそうに笑っている。

 あ"ーーーーーっ、もぉ、マジで知らねぇからなっ

 こんな俺を由良に見せてしまった羞恥もあり、由良も乱してやろうと授乳で太く固く成長した乳首を舐めて口に含む。吸い付いて来る肌を弄り、由良の弱い場所ばかり攻めてやろうと指を這わせる。


「あっあっ・・・ん、は、疾風っ」


 快感に焦れ、俺の頭を抱えて悶える由良。そんな由良を可愛いと、もったいぶってイジメる余裕は呆気なく霧散。甘くて優しい由良の身体に夢中になっていた。
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