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番外編
真似っこ、お揃い、あのひとと 22
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身長のせいもあるんだけど、俺って可愛い系が多いΩとは系統が違うと言うか。孕親の由良に似て、αに間違われることが多い。風音はその逆で、歩く破壊兵器なαなのに見た目が守ってあげたくなる可愛い系Ω。風音の数々の実績を知らない人には、高確率でΩに間違われるんだ。
風音みたいな外見だったら、茜君の隣にいてもお似合いだって言われるかなぁ。俺と茜君が歩いていてると、なんかヒソヒソ陰口みたいなことを言われてる気がするんだよね。茜君の隣にいてもお似合いだって言われるようになりたいなぁ。
身長はさ。伸びたものは仕方ないし。っていうよりも、うん、ね。茜君の身長に合わせたくて、わざと猫背になってた俺に。茜君、「しゃんとしろよ!格好良いのに勿体ねぇ」って言ってくれたしねっ
思い出しただけで、ニヤニヤしちゃうなぁ。本当に茜君は格好良い。出会ったときから俺の家族の噂より、俺のことをずっと見てくれてる。
「すごいじゃんっ
色に柄に、誕生石を埋めてるのまであるっ
太さまで調整できるとか、アクセサリーじゃんっ」
「アクセサリーだよ」
もぉ、風音はさっきから何言ってるんだ?
「え、そうなの?
そんなふうになってるの??
あたしが中学のときも何人か着けてた気がするけど・・・こんなキラキラして無かったような?」
「ネックレスとかピアスは流石に学校では禁止してるとこ多いけど、このフレリに限っては全国どこの学校も許可してるから。
Ωへの心遣いっていうより、オシャレとしてフレリを楽しんでる子の方が多くなってるんじゃないかしらね。
一応、Ωを守る本来の機能を損なわないために、太さについては2cm以上で真偽の差がわかりにくい素材であることとか、デザイン上の縛りはあるけど」
「へぇ」
「当初の供給方法、店頭で偽フレリを買って病院で交換以外にも、こうやってサイトで選んで着払いの配達先を学校の養護教諭宛にしておくと、匿名のままで本物のフレリが簡単に入手出来るようにもなってるわ。
養護教諭宛の認証メールが受理されないと、作製に入らないからイタズラ大量発注も防いでる」
俺の前に座った風花は、なんにも知らない風音に説明している。その間に、この茜君と同じ名前の色のフレリに、どんなオプションを追加するか決めておこう。派手にデコるつもりは元々ないけど、このままだったらオリジナリティが全くない。出来るだけ他の人と被るのは避けたい。
横に長い展開図に、ストライプとか水玉、格子模様を一部や全体に追加してみるけど・・・うーん、茜君には、どんなのが似合うかな。別ウィンドウで色の選択から始める。こっちの色も決めてるんだよね・・・って、無いっ
「風花姉貴っ
萩色が出て来ないっっ」
このサイトが色選択最大だって教えてもらったのにっっ
「あ"ーーー、それは無いでしょ」
今までフレリの話についてこれてなかった風音が、したり顔でお茶を飲んでる。何で、萩色がここにないのが当たり前みたいな顔してるんだよ?
「どういうこと?」
「世良ちゃんだから言っちゃうけど、その色は由良や雪ちゃんがいたアングラ専用番避けの色なの。
こんなところでホイホイ使ったら、ただでは済まない禁忌の色だからです。
なーに、世良ちゃんってば二本も作るの?
あ、でもアクセサリーだから何本持っていても不自然じゃないのか」
風音みたいな外見だったら、茜君の隣にいてもお似合いだって言われるかなぁ。俺と茜君が歩いていてると、なんかヒソヒソ陰口みたいなことを言われてる気がするんだよね。茜君の隣にいてもお似合いだって言われるようになりたいなぁ。
身長はさ。伸びたものは仕方ないし。っていうよりも、うん、ね。茜君の身長に合わせたくて、わざと猫背になってた俺に。茜君、「しゃんとしろよ!格好良いのに勿体ねぇ」って言ってくれたしねっ
思い出しただけで、ニヤニヤしちゃうなぁ。本当に茜君は格好良い。出会ったときから俺の家族の噂より、俺のことをずっと見てくれてる。
「すごいじゃんっ
色に柄に、誕生石を埋めてるのまであるっ
太さまで調整できるとか、アクセサリーじゃんっ」
「アクセサリーだよ」
もぉ、風音はさっきから何言ってるんだ?
「え、そうなの?
そんなふうになってるの??
あたしが中学のときも何人か着けてた気がするけど・・・こんなキラキラして無かったような?」
「ネックレスとかピアスは流石に学校では禁止してるとこ多いけど、このフレリに限っては全国どこの学校も許可してるから。
Ωへの心遣いっていうより、オシャレとしてフレリを楽しんでる子の方が多くなってるんじゃないかしらね。
一応、Ωを守る本来の機能を損なわないために、太さについては2cm以上で真偽の差がわかりにくい素材であることとか、デザイン上の縛りはあるけど」
「へぇ」
「当初の供給方法、店頭で偽フレリを買って病院で交換以外にも、こうやってサイトで選んで着払いの配達先を学校の養護教諭宛にしておくと、匿名のままで本物のフレリが簡単に入手出来るようにもなってるわ。
養護教諭宛の認証メールが受理されないと、作製に入らないからイタズラ大量発注も防いでる」
俺の前に座った風花は、なんにも知らない風音に説明している。その間に、この茜君と同じ名前の色のフレリに、どんなオプションを追加するか決めておこう。派手にデコるつもりは元々ないけど、このままだったらオリジナリティが全くない。出来るだけ他の人と被るのは避けたい。
横に長い展開図に、ストライプとか水玉、格子模様を一部や全体に追加してみるけど・・・うーん、茜君には、どんなのが似合うかな。別ウィンドウで色の選択から始める。こっちの色も決めてるんだよね・・・って、無いっ
「風花姉貴っ
萩色が出て来ないっっ」
このサイトが色選択最大だって教えてもらったのにっっ
「あ"ーーー、それは無いでしょ」
今までフレリの話についてこれてなかった風音が、したり顔でお茶を飲んでる。何で、萩色がここにないのが当たり前みたいな顔してるんだよ?
「どういうこと?」
「世良ちゃんだから言っちゃうけど、その色は由良や雪ちゃんがいたアングラ専用番避けの色なの。
こんなところでホイホイ使ったら、ただでは済まない禁忌の色だからです。
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