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弥勒過去編(瑛二&白銀)
助けて side 瑛二 1
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「初めて電話してきたナ?
朝っぱらから、なんだ?」
3コールで相手が出る。
俺より、瑛一と親しかった相手。
番号は、神宮寺家内で共有されているから知ってはいたが・・・初めてかけた。
俺は、親しくしていたわけじゃねーからな。
しかも、格が上の相手。
さすがに、相手の戦歴含め聞いているから緊張する。
「おひさしぶりです、彰姫サン。
弥勒 瑛二です」
「そんなこと、わかってる。
表示に弥勒と出てるからナ。
瑛一があぁなってなら初めての電話。
珍しいから取ったんダ。
さっさと、用件を言え」
「瑛一を助けてくれっ」
単刀直入に助けを求める。
「・・・何があった?」
「瑛一が、空腹でぶっ倒れた。
周りは、角無し鬼が何を食べるかも教えてくれない連中ばかりだ。
今、指を切って喉まで突っ込んだけど反応が無いっ」
「すぐ、行ってやる」
途切れる電話。
部屋に、”鬼走り”を使って彰姫サンが姿を現す。
現当主の娘にして、最強クラスの捕縛師。
駆け出しの捕縛師の俺が、呼び出していい相手ではないけど。
瑛一とは交友があったはずだ。
家に来ていたのを、何度も見たことがある。
その度に、弥勒家の人間が緊張し歓待するために世話しなく動いていた。
「・・・まずいナ」
彰姫サンは、挨拶も飛ばし、瑛一の顔や身体、状況を確認。
「その指は、突っ込んだまま。
右掌を開閉して、血の出を少しでも良くしろっ」
その場で電話をかけだす。
「アキヒメだっ
リアン、助けてほしイ。
友達の鬼になった・・・そうだ、弥勒の。
空腹で倒れて、血も飲めない。
体温・・・は、氷みたいダ。
唇は、スカイリムの花より青い」
リアン・・・?
聞いたことが無い名前。
彰姫サンの声に落ち着きが戻っているから、信頼できる相手なのは伝わってくる。
頷きながら、話を聞いている彰姫サンの顔が明るくなる。
「そうか!
方法はあるのか!
・・・え、・・・それで、取れるのか??
・・・そうか、それしかナイと言ってみる」
彰姫サンが、困惑した顔で俺を見る。
沈黙は不要だ。
時間が惜しい。
「方法があるなら、早く教えてくれっ」
「お前、瑛一とセックスできるカ?」
・・・は?
朝っぱらから、なんだ?」
3コールで相手が出る。
俺より、瑛一と親しかった相手。
番号は、神宮寺家内で共有されているから知ってはいたが・・・初めてかけた。
俺は、親しくしていたわけじゃねーからな。
しかも、格が上の相手。
さすがに、相手の戦歴含め聞いているから緊張する。
「おひさしぶりです、彰姫サン。
弥勒 瑛二です」
「そんなこと、わかってる。
表示に弥勒と出てるからナ。
瑛一があぁなってなら初めての電話。
珍しいから取ったんダ。
さっさと、用件を言え」
「瑛一を助けてくれっ」
単刀直入に助けを求める。
「・・・何があった?」
「瑛一が、空腹でぶっ倒れた。
周りは、角無し鬼が何を食べるかも教えてくれない連中ばかりだ。
今、指を切って喉まで突っ込んだけど反応が無いっ」
「すぐ、行ってやる」
途切れる電話。
部屋に、”鬼走り”を使って彰姫サンが姿を現す。
現当主の娘にして、最強クラスの捕縛師。
駆け出しの捕縛師の俺が、呼び出していい相手ではないけど。
瑛一とは交友があったはずだ。
家に来ていたのを、何度も見たことがある。
その度に、弥勒家の人間が緊張し歓待するために世話しなく動いていた。
「・・・まずいナ」
彰姫サンは、挨拶も飛ばし、瑛一の顔や身体、状況を確認。
「その指は、突っ込んだまま。
右掌を開閉して、血の出を少しでも良くしろっ」
その場で電話をかけだす。
「アキヒメだっ
リアン、助けてほしイ。
友達の鬼になった・・・そうだ、弥勒の。
空腹で倒れて、血も飲めない。
体温・・・は、氷みたいダ。
唇は、スカイリムの花より青い」
リアン・・・?
聞いたことが無い名前。
彰姫サンの声に落ち着きが戻っているから、信頼できる相手なのは伝わってくる。
頷きながら、話を聞いている彰姫サンの顔が明るくなる。
「そうか!
方法はあるのか!
・・・え、・・・それで、取れるのか??
・・・そうか、それしかナイと言ってみる」
彰姫サンが、困惑した顔で俺を見る。
沈黙は不要だ。
時間が惜しい。
「方法があるなら、早く教えてくれっ」
「お前、瑛一とセックスできるカ?」
・・・は?
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