21 / 89
婚約破棄後の公爵令嬢
帰還した王子
しおりを挟む
馬車のスピードを上げ、途中の街で馬を変えながら進み続け、王都には一日早く戻る事ができた。
あれからジョバンニは半日程で目を覚まし、医師に安定剤を投与されながらもフラフラする頭を必死で押さえていたようだった。
あの状態での馬車移動は辛かっただろうと、エラディオはジョバンニに感心する。それをそのまま告げると
「やめろ、気持ち悪い」
と嫌そうな顔で言われ、エラディオも苦笑せざるを得なかった。
城に着く早々、ジョバンニとエラディオは国王に謁見の許可を取り付ける。そしてジョバンニを診察した医師を伴い、謁見室ではなく国王の執務室に通される事になった。
「ただいま帰りました、父上」
「只今戻りました、ドルフィーニ国王陛下」
「うむ、ザクセン王弟殿下には息子が世話をかけた」
「いえ、これも仕事ですので」
しれっと言うエラディオをジョバンニが軽く睨むと、エラディオはおどけたように肩を竦めた。
そんな空気を裂くように、恐る恐る医師が口を開く。
「恐れながら、発言の許可をいただきたく…」
「おお、ロハス医師。息子に同行有り難く思う。よい、発言を許可する」
「はっ、では早速」
そうしてロハスと呼ばれた医師は、道中に起こったジョバンニの発作と、それに伴う可能性の話を国王に告げた。
それを聞いていたジョバンニは驚いたように目を見開いている。
実はジョバンニを動揺させないよう、発作の原因については同行者全員が口を噤む事にしていたのだ。
「…ですので、殿下を含む元側近候補の令息達も、件の令嬢から長期に渡り薬物を摂取させられていたと思われます」
「そ、そんな…サブリナのお菓子に……」
ロハス医師の言葉に明らかにショックを受けるジョバンニだったが、国王は目を閉じて何かを考え込んでいる。
そして静かに目を開けると、ジョバンニの隣にいるエラディオに視線を移した。
「ザクセン王弟殿下よ、そなたはどう見る?」
「間違いなく一服盛られてますね。だが薬物反応の出ない薬だし、立証は難しいかと。入手経路とフェリッリ男爵家の関与、それとあの女の背後をもう一度あらう必要はあるとは思いますが」
「その前に殿下とかの令息達の治療も必要かと思います」
「うーむ、ジョバンニはともかく、令息達は王都にいない者が殆どだ。それに時間が経てば効果は切れるのであれば、彼等の両親には伝えるがどうするかは各家に任せよう」
「畏まりました」
呆然自失のジョバンニはともかく、裁判は二日後だ。それまでに何かしらの証拠は掴みたい。
国王はジョバンニを見つめ、力なく溜息をついた。
「…お前がおかしくなった原因が、少なくとも薬を盛られていたせいだと証明できればお前の印象は変わるだろう」
「父上…それは私自身でサブリナの周辺を調査しろと仰ってるのですか?」
「お前が蒔いた種だ。こうなった以上フェリッリ男爵令嬢を助ける事は不可能だ。だが、臣下や国民達の信頼の回復を少しでもしたいと思っているのなら、ここはお前が踏ん張る時ではないのか?」
「…は、はい」
「お前はもっと王族たる覚悟と誇りと責任を自覚しろ。色恋に惑わされるな。第三者としての目線で物事を捉え、何が正しく何が間違っているのか見極める目を持て」
「…はい」
随分と素直になったものだ、とエラディオはジョバンニを見て思う。
あんなに反抗的だった態度はすっかり鳴りを潜め、サルトレッティ家に突撃していた勢いは全くなくなっている。
それもこれも、道中何度か投与した安定剤のおかげのようだが。
とにかく伝えるべき事を伝えたロハス医師は先に退室し、残ったのは国王とジョバンニとエラディオ。そして数人の召使いと侍従と護衛騎士だ。
「それで、ナディアは元気であっただろうか?」
唐突に問う国王の視線は、ジョバンニではなくエラディオに向けられていた。
ここは普通ジョバンニに問うのが普通だろうが、何故かこちらを向いて微笑んでいる。というか、わくわくしているような顔だ。
「お元気でしたよ。ジョバンニとは顔を合わせると言い合いばかりになってましたが」
「それは…!」
「ほう、それはそれは。ではその様子だと謝罪は受けてもらえなかったのだろうな」
「謝罪はわかったが、許すかどうかはこれからのジョバンニの行動次第だと言われてましたね」
「おい!何もそんな…」
「嘘ついてどうすんだよ。事実だろうが」
悔しそうな顔をするジョバンニだったが、国王も王妃もエラディオも、誰もがナディアがジョバンニを許すとは思っていなかったのだ。
一人だけ許してもらえると思っていたジョバンニが滑稽すぎるのは仕方ない。
「ほら言ったであろう?だから諦めろと申したのだ」
「で、ですが…謝ってみないと分からないではないですか…」
「どうせお前の事だ。王子である自分が謝っているのだから、許すのは当然だとか思っておったのだろう?」
「そ、そんな事は…」
「思ってたじゃねぇか、嘘つくなって」
「エラディオ!お前はちょっと黙っててくれ!」
どう言いつくろうがエラディオにばらされてしまう。その為ジョバンニは段々と何も言えなくなってきた。
「全く、お前がナディアを好いておったから、サルトレッティ公爵に頼んで婚約してもらったと言うのに、そんなに簡単に心変わりするのであれば最初から頼まなかったものを…」
ボソッと国王が呟く。それを聞いてジョバンニが驚いたように目を見開いた。
「わ、私がナディアを?い、いえ、それよりもこの婚約の理由はサルトレッティ公爵家の力を利用し、その上であの家の財力を一部削ぐのが目的だったのでは?」
「そんなものは後付けだ。そもそもサルトレッティ公爵家は何代も続く由緒正しい王家に忠実な家だ。だからこそ、今まで彼の家と王家との婚姻は少ないのだ。そもそも婚姻で縛り付ける必要がないからな」
「ですが序列二位にまで登りつめた力を削ぐ為では…」
「まあ間違ってはいないがな。だがそれを言い出したのはサルトレッティ公爵の方だ」
「は?」
ポカンとするジョバンニと、国王の言葉に驚いた顔をするエラディオだったが、国王は平然と話を続けた。
「そもそも罪を犯し貴族籍を剥奪された領地の管理を国がしていたが、それもかなり手間がかかるであろう?手間だけでなく金もかかる。だからこそ、信頼できて尚且つ財力もあるサルトレッティ公爵に管理を頼んだだけだ。
国庫の五分の一の税を納めているのも、本来ならそこまで沢山国に納税する必要がないが、公爵が国から預かっている領地の分は経費以上貰う気がないと言って聞かんのだよ」
「それではナディアとの婚姻で持参金代わりに領地を献上させると言っていたのは…」
「表向きそうしておけば反発は少ないからな。実際はある程度領地内が落ち着いたから、国に管理を戻しても前ほど手間がかからないからだ」
領主が悪事を働いていた領地は、殆どが重税で生活が圧迫し貧しい暮らしを強いられている人々が住んでいる。
そこを立て直す為には人材もいれば金もいる。それを国を挙げてすればいいのだが、国にも通常の業務があり予算も決まっている。
そこで数年間預かってくれる者を募ったが、数年後には国に返す事を嫌い誰も手を上げなかった。
それはそうだろう。手間暇かけて領地の復興や支援をして、ようやく落ち着いた頃には国の物になるのだ。
ボランティアだと思う程少ない資金ではまわらない。
サルトレッティ公爵家はそこを自ら手を上げ管理し、数年で見事に経済を回復させたのだ。こうなると周囲の貴族達は面白くないのだ。
自分達は見て見ぬふりをしたが、今ではどの領地も盛り返して潤っているように見えるからだ。
それならば自分達が手を上げればよかった、そうすれば数年間だけでも税収が上がり、いい思いができたのにと。
「領地の献上のタイミングは最初から伝えてなかったのだが、こうも早く領地経営が上手くいくとは余も思わなかったのだ。預けておく年数は10年と決めておったが、もう公爵が所持しておく必要もないと言い出してな」
「それでジョバンニと婚約させたのですね」
「うむ。王家の代わりに困窮した領地の復興をしてもらった見返りに、未来の王太子妃の座を娘にと」
「そ、そうだったのですか…」
色々とショックが大きいようで、ジョバンニの顔が心なしか青ざめていた。
あれからジョバンニは半日程で目を覚まし、医師に安定剤を投与されながらもフラフラする頭を必死で押さえていたようだった。
あの状態での馬車移動は辛かっただろうと、エラディオはジョバンニに感心する。それをそのまま告げると
「やめろ、気持ち悪い」
と嫌そうな顔で言われ、エラディオも苦笑せざるを得なかった。
城に着く早々、ジョバンニとエラディオは国王に謁見の許可を取り付ける。そしてジョバンニを診察した医師を伴い、謁見室ではなく国王の執務室に通される事になった。
「ただいま帰りました、父上」
「只今戻りました、ドルフィーニ国王陛下」
「うむ、ザクセン王弟殿下には息子が世話をかけた」
「いえ、これも仕事ですので」
しれっと言うエラディオをジョバンニが軽く睨むと、エラディオはおどけたように肩を竦めた。
そんな空気を裂くように、恐る恐る医師が口を開く。
「恐れながら、発言の許可をいただきたく…」
「おお、ロハス医師。息子に同行有り難く思う。よい、発言を許可する」
「はっ、では早速」
そうしてロハスと呼ばれた医師は、道中に起こったジョバンニの発作と、それに伴う可能性の話を国王に告げた。
それを聞いていたジョバンニは驚いたように目を見開いている。
実はジョバンニを動揺させないよう、発作の原因については同行者全員が口を噤む事にしていたのだ。
「…ですので、殿下を含む元側近候補の令息達も、件の令嬢から長期に渡り薬物を摂取させられていたと思われます」
「そ、そんな…サブリナのお菓子に……」
ロハス医師の言葉に明らかにショックを受けるジョバンニだったが、国王は目を閉じて何かを考え込んでいる。
そして静かに目を開けると、ジョバンニの隣にいるエラディオに視線を移した。
「ザクセン王弟殿下よ、そなたはどう見る?」
「間違いなく一服盛られてますね。だが薬物反応の出ない薬だし、立証は難しいかと。入手経路とフェリッリ男爵家の関与、それとあの女の背後をもう一度あらう必要はあるとは思いますが」
「その前に殿下とかの令息達の治療も必要かと思います」
「うーむ、ジョバンニはともかく、令息達は王都にいない者が殆どだ。それに時間が経てば効果は切れるのであれば、彼等の両親には伝えるがどうするかは各家に任せよう」
「畏まりました」
呆然自失のジョバンニはともかく、裁判は二日後だ。それまでに何かしらの証拠は掴みたい。
国王はジョバンニを見つめ、力なく溜息をついた。
「…お前がおかしくなった原因が、少なくとも薬を盛られていたせいだと証明できればお前の印象は変わるだろう」
「父上…それは私自身でサブリナの周辺を調査しろと仰ってるのですか?」
「お前が蒔いた種だ。こうなった以上フェリッリ男爵令嬢を助ける事は不可能だ。だが、臣下や国民達の信頼の回復を少しでもしたいと思っているのなら、ここはお前が踏ん張る時ではないのか?」
「…は、はい」
「お前はもっと王族たる覚悟と誇りと責任を自覚しろ。色恋に惑わされるな。第三者としての目線で物事を捉え、何が正しく何が間違っているのか見極める目を持て」
「…はい」
随分と素直になったものだ、とエラディオはジョバンニを見て思う。
あんなに反抗的だった態度はすっかり鳴りを潜め、サルトレッティ家に突撃していた勢いは全くなくなっている。
それもこれも、道中何度か投与した安定剤のおかげのようだが。
とにかく伝えるべき事を伝えたロハス医師は先に退室し、残ったのは国王とジョバンニとエラディオ。そして数人の召使いと侍従と護衛騎士だ。
「それで、ナディアは元気であっただろうか?」
唐突に問う国王の視線は、ジョバンニではなくエラディオに向けられていた。
ここは普通ジョバンニに問うのが普通だろうが、何故かこちらを向いて微笑んでいる。というか、わくわくしているような顔だ。
「お元気でしたよ。ジョバンニとは顔を合わせると言い合いばかりになってましたが」
「それは…!」
「ほう、それはそれは。ではその様子だと謝罪は受けてもらえなかったのだろうな」
「謝罪はわかったが、許すかどうかはこれからのジョバンニの行動次第だと言われてましたね」
「おい!何もそんな…」
「嘘ついてどうすんだよ。事実だろうが」
悔しそうな顔をするジョバンニだったが、国王も王妃もエラディオも、誰もがナディアがジョバンニを許すとは思っていなかったのだ。
一人だけ許してもらえると思っていたジョバンニが滑稽すぎるのは仕方ない。
「ほら言ったであろう?だから諦めろと申したのだ」
「で、ですが…謝ってみないと分からないではないですか…」
「どうせお前の事だ。王子である自分が謝っているのだから、許すのは当然だとか思っておったのだろう?」
「そ、そんな事は…」
「思ってたじゃねぇか、嘘つくなって」
「エラディオ!お前はちょっと黙っててくれ!」
どう言いつくろうがエラディオにばらされてしまう。その為ジョバンニは段々と何も言えなくなってきた。
「全く、お前がナディアを好いておったから、サルトレッティ公爵に頼んで婚約してもらったと言うのに、そんなに簡単に心変わりするのであれば最初から頼まなかったものを…」
ボソッと国王が呟く。それを聞いてジョバンニが驚いたように目を見開いた。
「わ、私がナディアを?い、いえ、それよりもこの婚約の理由はサルトレッティ公爵家の力を利用し、その上であの家の財力を一部削ぐのが目的だったのでは?」
「そんなものは後付けだ。そもそもサルトレッティ公爵家は何代も続く由緒正しい王家に忠実な家だ。だからこそ、今まで彼の家と王家との婚姻は少ないのだ。そもそも婚姻で縛り付ける必要がないからな」
「ですが序列二位にまで登りつめた力を削ぐ為では…」
「まあ間違ってはいないがな。だがそれを言い出したのはサルトレッティ公爵の方だ」
「は?」
ポカンとするジョバンニと、国王の言葉に驚いた顔をするエラディオだったが、国王は平然と話を続けた。
「そもそも罪を犯し貴族籍を剥奪された領地の管理を国がしていたが、それもかなり手間がかかるであろう?手間だけでなく金もかかる。だからこそ、信頼できて尚且つ財力もあるサルトレッティ公爵に管理を頼んだだけだ。
国庫の五分の一の税を納めているのも、本来ならそこまで沢山国に納税する必要がないが、公爵が国から預かっている領地の分は経費以上貰う気がないと言って聞かんのだよ」
「それではナディアとの婚姻で持参金代わりに領地を献上させると言っていたのは…」
「表向きそうしておけば反発は少ないからな。実際はある程度領地内が落ち着いたから、国に管理を戻しても前ほど手間がかからないからだ」
領主が悪事を働いていた領地は、殆どが重税で生活が圧迫し貧しい暮らしを強いられている人々が住んでいる。
そこを立て直す為には人材もいれば金もいる。それを国を挙げてすればいいのだが、国にも通常の業務があり予算も決まっている。
そこで数年間預かってくれる者を募ったが、数年後には国に返す事を嫌い誰も手を上げなかった。
それはそうだろう。手間暇かけて領地の復興や支援をして、ようやく落ち着いた頃には国の物になるのだ。
ボランティアだと思う程少ない資金ではまわらない。
サルトレッティ公爵家はそこを自ら手を上げ管理し、数年で見事に経済を回復させたのだ。こうなると周囲の貴族達は面白くないのだ。
自分達は見て見ぬふりをしたが、今ではどの領地も盛り返して潤っているように見えるからだ。
それならば自分達が手を上げればよかった、そうすれば数年間だけでも税収が上がり、いい思いができたのにと。
「領地の献上のタイミングは最初から伝えてなかったのだが、こうも早く領地経営が上手くいくとは余も思わなかったのだ。預けておく年数は10年と決めておったが、もう公爵が所持しておく必要もないと言い出してな」
「それでジョバンニと婚約させたのですね」
「うむ。王家の代わりに困窮した領地の復興をしてもらった見返りに、未来の王太子妃の座を娘にと」
「そ、そうだったのですか…」
色々とショックが大きいようで、ジョバンニの顔が心なしか青ざめていた。
15
あなたにおすすめの小説
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
婚約破棄された人たらし悪役令嬢ですが、 最強で過保護な兄たちと義姉に溺愛されています
由香
ファンタジー
婚約破棄のその日、
悪役令嬢リリアーナは――弁明すら、しなかった。
王太子と“聖女”に断罪され、すべてを失った彼女。
だがその裏で、王国最強と名高い三人の兄と、
冷静沈着な義姉が、静かに動き始めていた。
再検証によって暴かれる“聖女の嘘”。
広場で語られる真実。
そして、無自覚に人を惹きつけてしまう
リリアーナの優しさが、次々と味方を増やしていく――。
これは、
悪役令嬢として断罪された少女が、
「誰かの物語の脇役」ではなく、
自分自身の人生を取り戻す物語。
過保護すぎる兄たちと義姉に溺愛されながら、
彼女は静かに、そして確実に幸せへ向かっていく。
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
『処刑されるたびに12歳に戻る悪役令嬢、7回目の人生は「何もせず寝て過ごす」ことに決めたら、なぜか周囲が勝手に勘違いして聖女扱いされています
六角
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、18歳の誕生日に必ず断罪・処刑されては12歳に戻るという地獄のループを6回も繰り返していた。 真面目に努力しても、剣を極めても、裏社会を支配しても、結局は殺される運命。 心折れた彼女は、7回目の人生でついに決意する。 「もう頑張らない。どうせ死ぬなら、今回はひたすら寝て過ごそう」と。
しかし、安眠を求めて「うるさい」と敵を黙らせれば『王者の覇気』と恐れられ、寝ぼけて放った魔法は『神の奇跡』と崇められ、枕への異常なこだわりは『深遠なる儀式』と誤解されてしまう。 気がつけば、ストーカー気味のヤンデレ王子、パン屋の元ヒロイン、狂犬の如きライバル令嬢、元部下の暗殺者、そして不眠症の魔王までもが彼女の信者となり、リリアーナは意図せずして国を、そして世界を救う「最強の聖女」へと祭り上げられていく。
「お願いだから、私を寝かせて!」 睡眠欲だけで運命(システム)さえもねじ伏せる、無気力悪役令嬢の痛快勘違いサクセス(?)ストーリー!
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる