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公爵令嬢の婚約事情
帰国したくない
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ナディアがエラディオの別邸に滞在してから3日が経った。
エラディオはその間、ナディアとできるだけ時間を取るようにし、エルシオンに居た頃のように他愛もない会話を楽しみながらも、少しずつ距離を縮めていった。
だが、そんなエラディオの元に部下による報告書が届いた。
「…マジか」
届いた報告書の内容に、エラディオが表情を歪める。その時エラディオの執務室にノックの音が響き、返事をするとナディアがひょっこりと顔を覗かせた。
「エラディオ様、少しだけよろしいですか?」
「ああ、構わないぜ」
手に持っていた報告書を机の上に置き、ナディアに笑顔を向ける。だがナディアはどこか不安そうな顔をしたまま、カルテに促されてソファに腰を下ろす。エラディオもナディアの正面のソファに座り、カルテに目配せをした。
カルテは一つ頷くと、すぐにメイドにお茶とお菓子の用意をさせる。応接用のテーブルの上にお茶とお菓子が出されると、エラディオはカップを持ってナディアの様子を伺った。
「…」
だが、黙ったままのナディアは無言でお茶を手に取る。けれど飲むこともなくじっと眺めていた為、エラディオがようやくナディアに問いかけた。
「どうした?何か困ってる事があるのか?」
「…エラディオ様」
「言ってみろ。俺はお前の為なら助力は惜しまないぜ」
「…はい」
ようやく顔を上げ、困ったように微笑む。そしてスッとエラディオに一通の手紙を差し出した。
「見てもいいのか?」
「どうぞ」
差し出されたナディア宛の手紙に目を通す。
「サルトレッティ公爵からか」
「はい。一度戻って来いと」
「なるほど」
手紙には他国の王族から求婚が来ていて、ナディアはまだ誰とも縁を結んでいない事。それが原因で求婚者である王族の人達がドルフィーニ国へ訪問するとの事だ。
受けるにしても断るにしても、ナディアがいない事には話が進まないだろう。
しかも、求婚している王族の名前にはナディアも心当たりがあるのだ。
「…帰りたく、ありません」
「え?」
ポツリと零したナディアの言葉をしっかりと聞いてしまったエラディオは、驚いたようにナディアに視線を向ける。が、当の本人であるナディアはエラディオの方を向く事なく、手に持っているカップの中身を眺めながら、ずっと下を向いていた。
「私だって分かってはいるんです。自分の我儘でカークさんやチャドの負担になってる事も、エラディオ様に無理をさせている事も。ジョバンニ殿下から逃げるというのは口実で、好き勝手している自覚はあるんです。でも…」
「…」
「もう少し、エラディオ様と一緒にいたいと思ってしまって…」
「…っ」
顔を真っ赤にして告げるナディアを見たエラディオは、持っていたクッキーをポロリと落としてしまう。そしてじわじわと自分の顔も赤くなっている事を自覚し、思わずごまかすように咳払いをした。
「んんっ、ちょっと落ち着け。俺はお前がここに何日いようが構わねぇんだ。帰りたくねぇならずっといればいい。だが、それが難しいって事なんだろう?」
「はい…」
「一つ聞きたい」
「はい?」
エラディオが姿勢を正してナディアをじっと見つめる。ナディアもようやく顔を上げ、手に持っていたカップを一旦テーブルの上に置いてエラディオを見つめた。
「ナディア、お前はこの邸にいたいのか?それとも俺と一緒にいたいのか?」
「え…」
「どっちだ?」
「…それは、えっと…」
ナディアが視線を彷徨わせる。何となく帰りたくないと零したが、そこを追及されると思わなかったらしく、思案するように黙り込む。
そして、そっと右手を自分の口元に持っていき、カアッと一気に顔を赤くした。
「そ、そんな事は言えませんわ…!」
その仕草だけで一目瞭然だ。
ナディアは間違いなくエラディオと離れたくないのだろう。
思わずにやけそうになる顔を引き締め、エラディオがナディアに向かって優しく微笑む。
「なら簡単だ。お前がドルフィーニ国に戻るのなら、俺も一緒に付いていく」
「えっ、で、ですがこちらでお仕事があるのでは?」
「当面の仕事はこなしてきたと言っただろ。それに俺は本来公務なんてやらなくてもいいんだよ。大体俺はナディアに求婚してるってのに、ナディアが他の求婚者に会う為に国に帰るのを黙って見送るつもりはねぇよ」
「いいのですか?」
「俺がそうすると決めたんだ。それと、サーシス国の第一王子とコルト国の大公か。こいつ等を野放しにできねぇだろ」
「野放しって…」
エラディオの物言いにナディアは目を丸くし、そしてプッと小さく噴き出す。クスクスと笑い出したナディアをエラディオが優し気に見つめ、そして小さく微笑んだ。
「お前はそうやって笑ってろ。誰にも隙を見せないサルトレッティ公爵令嬢の名が廃るぜ」
「そんな名は持ち合わせておりません」
「よく言う。ドルフィーニ国でお前と渡り合える男はそういないさ。そういう意味では他国の王族が乗り出して来てもおかしくはねぇよ」
「あの二人はそういう感じではありません」
「知り合いなのか?」
「まあ、そうなりますね」
困ったように眉根を顰め、ナディアが溜息をつく。この様子からあの二人に好意を持っているのではないと分かり、エラディオが少しホッとしたのは秘密だ。
そしてナディアが二人との馴れ初めをポツリポツリと語り出し、話し終わった後に分かりやすく息を吐いた。
「…そういう訳ですので、ロイ…いえ、ローデウェイク第一王子殿下とは色めいた事は何もありませんでしたし、カイラモ大公殿下とも、公務で一時期ご一緒しただけです。まあ、その時に少し口説くような事は言われましたけど、ジョバンニ殿下との事を気の毒に思っての事だと考えていましたから」
「ナディア、お前…やっぱ自分の事になると鈍感だな」
「は?」
呆れたように呟かれ、ナディアがきょとんとする。ずっと黙って聞いていたカルテも、何故かうんうんと頷いていた。
「サーシスの王子もコルトの大公も、最後にはお前にきちんと告げてるじゃねぇか。サーシスの王子は『また君に会いに来る』『次に会う時は違う立場で』か?それに手紙も定期的に来てたんだろ?コルトの大公ははっきりと『私は本気で貴女を気に入った』と言ってたんだろ?二人共お前にちゃんと惚れてるって事だ」
「それは…ですが、もう随分と前の事でしたので…」
「時間は関係ねぇよ。それに、会わない月日が長くても想いが消えないのは本気だと言う事だ」
「…でも、私はお二人に何の感情も持っていませんわ」
「なら俺は?」
「え?」
じっと見つめられ、ナディアが目を丸くする。
もしもナディアがエラディオに対して何も思う気持ちがないのなら、今の状況はとても酷な事をしている事になるだろう。
仮にも自分に好意を持っていて、求婚までしてくれている相手なのだ。それなのに、その好意を知っていて今こうして世話になっている。
それは自分自身が周囲や、それにエラディオにもそう思われても構わないと思っているからではないのか。
実際にエラディオに好きだと告げられてから、エラディオの事を考えない日はなかった。
今どうしているのだろう、何を思っているのだろうと、ふとした時に考えてしまう。
(それは恋じゃないの?)
そう自問自答してきた。
そして、エラディオの深緑の瞳に見つめられると心臓が早鐘を打つ。
「…エラディオ様と話していると、調子が狂いますわ」
「ほう?」
「いつものように強気で言えなくなりますし、笑顔を向けられると胸が苦しくなるんです。ぎゅっと掴まれてるような…、それに心臓の音も早くなりますし…顔も…あ、熱くなったりして、その、そわそわするんです。ですが近くにいらっしゃらないと気になってしまって…」
「ま、待て待て、ちょっ…」
「ジョバンニ殿下と一緒にいても何も感じませんでしたわ。ですがエラディオ様は…ただそこに居てくださるだけで、私を見て笑ってくださるだけで、し、幸せな気持ちになるんです…」
最後は段々と声が小さくなっていき、とうとうナディアは俯いてしまった。
空気のように黙ってその場にいたカルテは、空気を読んで静かに部屋から出て行く。そして、小さくパタンと扉の閉まる音がしたのと同時にエラディオが立ち上がり、ナディアの隣に腰を下ろした。
「ナディア」
「は、はい…」
そっと横髪をかき分け、ナディアの耳に触れる。ピクリとナディアが反応し、顔を赤くしてエラディオに視線を向けると、熱の籠ったような眼差しでエラディオがナディアを見つめていた。
ナディアがエラディオの別邸に滞在してから3日が経った。
エラディオはその間、ナディアとできるだけ時間を取るようにし、エルシオンに居た頃のように他愛もない会話を楽しみながらも、少しずつ距離を縮めていった。
だが、そんなエラディオの元に部下による報告書が届いた。
「…マジか」
届いた報告書の内容に、エラディオが表情を歪める。その時エラディオの執務室にノックの音が響き、返事をするとナディアがひょっこりと顔を覗かせた。
「エラディオ様、少しだけよろしいですか?」
「ああ、構わないぜ」
手に持っていた報告書を机の上に置き、ナディアに笑顔を向ける。だがナディアはどこか不安そうな顔をしたまま、カルテに促されてソファに腰を下ろす。エラディオもナディアの正面のソファに座り、カルテに目配せをした。
カルテは一つ頷くと、すぐにメイドにお茶とお菓子の用意をさせる。応接用のテーブルの上にお茶とお菓子が出されると、エラディオはカップを持ってナディアの様子を伺った。
「…」
だが、黙ったままのナディアは無言でお茶を手に取る。けれど飲むこともなくじっと眺めていた為、エラディオがようやくナディアに問いかけた。
「どうした?何か困ってる事があるのか?」
「…エラディオ様」
「言ってみろ。俺はお前の為なら助力は惜しまないぜ」
「…はい」
ようやく顔を上げ、困ったように微笑む。そしてスッとエラディオに一通の手紙を差し出した。
「見てもいいのか?」
「どうぞ」
差し出されたナディア宛の手紙に目を通す。
「サルトレッティ公爵からか」
「はい。一度戻って来いと」
「なるほど」
手紙には他国の王族から求婚が来ていて、ナディアはまだ誰とも縁を結んでいない事。それが原因で求婚者である王族の人達がドルフィーニ国へ訪問するとの事だ。
受けるにしても断るにしても、ナディアがいない事には話が進まないだろう。
しかも、求婚している王族の名前にはナディアも心当たりがあるのだ。
「…帰りたく、ありません」
「え?」
ポツリと零したナディアの言葉をしっかりと聞いてしまったエラディオは、驚いたようにナディアに視線を向ける。が、当の本人であるナディアはエラディオの方を向く事なく、手に持っているカップの中身を眺めながら、ずっと下を向いていた。
「私だって分かってはいるんです。自分の我儘でカークさんやチャドの負担になってる事も、エラディオ様に無理をさせている事も。ジョバンニ殿下から逃げるというのは口実で、好き勝手している自覚はあるんです。でも…」
「…」
「もう少し、エラディオ様と一緒にいたいと思ってしまって…」
「…っ」
顔を真っ赤にして告げるナディアを見たエラディオは、持っていたクッキーをポロリと落としてしまう。そしてじわじわと自分の顔も赤くなっている事を自覚し、思わずごまかすように咳払いをした。
「んんっ、ちょっと落ち着け。俺はお前がここに何日いようが構わねぇんだ。帰りたくねぇならずっといればいい。だが、それが難しいって事なんだろう?」
「はい…」
「一つ聞きたい」
「はい?」
エラディオが姿勢を正してナディアをじっと見つめる。ナディアもようやく顔を上げ、手に持っていたカップを一旦テーブルの上に置いてエラディオを見つめた。
「ナディア、お前はこの邸にいたいのか?それとも俺と一緒にいたいのか?」
「え…」
「どっちだ?」
「…それは、えっと…」
ナディアが視線を彷徨わせる。何となく帰りたくないと零したが、そこを追及されると思わなかったらしく、思案するように黙り込む。
そして、そっと右手を自分の口元に持っていき、カアッと一気に顔を赤くした。
「そ、そんな事は言えませんわ…!」
その仕草だけで一目瞭然だ。
ナディアは間違いなくエラディオと離れたくないのだろう。
思わずにやけそうになる顔を引き締め、エラディオがナディアに向かって優しく微笑む。
「なら簡単だ。お前がドルフィーニ国に戻るのなら、俺も一緒に付いていく」
「えっ、で、ですがこちらでお仕事があるのでは?」
「当面の仕事はこなしてきたと言っただろ。それに俺は本来公務なんてやらなくてもいいんだよ。大体俺はナディアに求婚してるってのに、ナディアが他の求婚者に会う為に国に帰るのを黙って見送るつもりはねぇよ」
「いいのですか?」
「俺がそうすると決めたんだ。それと、サーシス国の第一王子とコルト国の大公か。こいつ等を野放しにできねぇだろ」
「野放しって…」
エラディオの物言いにナディアは目を丸くし、そしてプッと小さく噴き出す。クスクスと笑い出したナディアをエラディオが優し気に見つめ、そして小さく微笑んだ。
「お前はそうやって笑ってろ。誰にも隙を見せないサルトレッティ公爵令嬢の名が廃るぜ」
「そんな名は持ち合わせておりません」
「よく言う。ドルフィーニ国でお前と渡り合える男はそういないさ。そういう意味では他国の王族が乗り出して来てもおかしくはねぇよ」
「あの二人はそういう感じではありません」
「知り合いなのか?」
「まあ、そうなりますね」
困ったように眉根を顰め、ナディアが溜息をつく。この様子からあの二人に好意を持っているのではないと分かり、エラディオが少しホッとしたのは秘密だ。
そしてナディアが二人との馴れ初めをポツリポツリと語り出し、話し終わった後に分かりやすく息を吐いた。
「…そういう訳ですので、ロイ…いえ、ローデウェイク第一王子殿下とは色めいた事は何もありませんでしたし、カイラモ大公殿下とも、公務で一時期ご一緒しただけです。まあ、その時に少し口説くような事は言われましたけど、ジョバンニ殿下との事を気の毒に思っての事だと考えていましたから」
「ナディア、お前…やっぱ自分の事になると鈍感だな」
「は?」
呆れたように呟かれ、ナディアがきょとんとする。ずっと黙って聞いていたカルテも、何故かうんうんと頷いていた。
「サーシスの王子もコルトの大公も、最後にはお前にきちんと告げてるじゃねぇか。サーシスの王子は『また君に会いに来る』『次に会う時は違う立場で』か?それに手紙も定期的に来てたんだろ?コルトの大公ははっきりと『私は本気で貴女を気に入った』と言ってたんだろ?二人共お前にちゃんと惚れてるって事だ」
「それは…ですが、もう随分と前の事でしたので…」
「時間は関係ねぇよ。それに、会わない月日が長くても想いが消えないのは本気だと言う事だ」
「…でも、私はお二人に何の感情も持っていませんわ」
「なら俺は?」
「え?」
じっと見つめられ、ナディアが目を丸くする。
もしもナディアがエラディオに対して何も思う気持ちがないのなら、今の状況はとても酷な事をしている事になるだろう。
仮にも自分に好意を持っていて、求婚までしてくれている相手なのだ。それなのに、その好意を知っていて今こうして世話になっている。
それは自分自身が周囲や、それにエラディオにもそう思われても構わないと思っているからではないのか。
実際にエラディオに好きだと告げられてから、エラディオの事を考えない日はなかった。
今どうしているのだろう、何を思っているのだろうと、ふとした時に考えてしまう。
(それは恋じゃないの?)
そう自問自答してきた。
そして、エラディオの深緑の瞳に見つめられると心臓が早鐘を打つ。
「…エラディオ様と話していると、調子が狂いますわ」
「ほう?」
「いつものように強気で言えなくなりますし、笑顔を向けられると胸が苦しくなるんです。ぎゅっと掴まれてるような…、それに心臓の音も早くなりますし…顔も…あ、熱くなったりして、その、そわそわするんです。ですが近くにいらっしゃらないと気になってしまって…」
「ま、待て待て、ちょっ…」
「ジョバンニ殿下と一緒にいても何も感じませんでしたわ。ですがエラディオ様は…ただそこに居てくださるだけで、私を見て笑ってくださるだけで、し、幸せな気持ちになるんです…」
最後は段々と声が小さくなっていき、とうとうナディアは俯いてしまった。
空気のように黙ってその場にいたカルテは、空気を読んで静かに部屋から出て行く。そして、小さくパタンと扉の閉まる音がしたのと同時にエラディオが立ち上がり、ナディアの隣に腰を下ろした。
「ナディア」
「は、はい…」
そっと横髪をかき分け、ナディアの耳に触れる。ピクリとナディアが反応し、顔を赤くしてエラディオに視線を向けると、熱の籠ったような眼差しでエラディオがナディアを見つめていた。
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